StockSunで、SEOを軸としたコンテンツマーケティング戦略と運用のご支援をしている山崎です。
「コンテンツマーケティングにSNSは活用できる?」
「コンテンツマーケティングでSNSを活用する方法を知りたい」
このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
コンテンツマーケティングでより高い成果を出すには、SNSの活用が有効です。この記事では、コンテンツマーケティング案件に100社以上取り組んできた私が、コンテンツマーケティングでのSNSの活用について解説します。
実際にコンテンツマーケティングでのSNS活用で成果が出た事例も解説するので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
本記事のサマリ
山崎翔太朗
SNSの活用でコンテンツマーケティングの効果を最大限に発揮するには、商材やコンテンツにあわせたSNS戦略が求められます。
コンテンツマーケティングに100社以上携わった経験から、貴社事業に最適なSNS活用方法をご提案いたします。
コンテンツマーケティング全般のご相談についても、ぜひ山崎指名でお問い合わせください。
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目次
SNSの活用がコンテンツマーケティングに重要な理由は、以下の5つです。
参考:SNS運用は代行できる?SNS運用代行をする方法やおすすめの会社をご紹介します。
それぞれの理由について、以下で詳しく説明します。
コンテンツマーケティングで利用される媒体のなかでも、SNSは拡散性がとくに高いことが特徴といえます。
SNSは「いいね」や「シェア」「リポスト(リツイート)」などの機能が利用できることが強みです。
ユーザーにコンテンツを気に入ってもらえれば、自身の所属するコミュニティ・属性の近いユーザーの間で拡散してもらえます。
SNSを用いてコンテンツが幅広く拡散されれば、短期間で多くのユーザーに自社の情報を届けられるでしょう。
もちろん、ユーザーが拡散したくなるような良質なコンテンツを作成することも欠かせません。
SNSはユーザーの反応が数値化されるため、効果測定がしやすいこともポイントです。
コンテンツマーケティングで成果を出すには、効果測定とそれにもとづく改善施策がかかせません。
SNSでは、次のような数値をもとにユーザーの行動が詳しく観測できます。
これらのデータをもとにアカウント運用の成果や投稿したコンテンツの反応をチェックできるため、素早い施策改善が可能です。
一度獲得したフォロワーに何度も接触できることも、SNSを活用するメリットです。コンテンツに興味を持ってくれた見込み顧客が、継続的にコンテンツに触れてくれる可能性が高まります。
たとえばSEO記事の場合、ある記事が高い評価を得たとしても、ユーザーはその記事に何度もアクセスするわけではありません。
対してSNSにはフォロー機能があり、アカウントから発信した情報に継続的に触れてもらえます。
ユーザーが定期的に情報を目にすることでエンゲージメントが高まり、コンテンツや商材に関心を持ち続けてもらえます。商材や企業に親しみを感じてもらい「ファン化」も期待できるでしょう。
他の媒体に比べてユーザーの声が聞きやすいこともSNSのメリットです。
LPやホワイトペーパー、メディア記事などは、企業側による一方的な情報発信になってしまいます。
対してSNSでは、コンテンツに対するコメントやリアクションをチェックすることで、ユーザーと双方向のコミュニケーションが可能です。ユーザーから集めたコメントや意見は、新しい商材・コンテンツの企画開発やマーケティングにも活用できます。
また、企業側から積極的に「いいね」や返信をすることで、ユーザーが企業・商材への愛着を抱きやすくなるでしょう。
SNSは、検索ニーズがなくても集客に活用できることも強みです。
従来のSEO対策は、具体的に悩みや課題を抱えている見込み顧客には有効ですが、必要性を感じて検索しない潜在顧客にはアプローチできません。また、日用品のように他社と差別化しにくく、競合が多い商材はSEO対策にかかるコストが大きくなります。
対して、SNSならば興味を持ったユーザーに拡散してもらうことで、検索ニーズが無い顧客にもコンテンツを届けられます。検索順位が上がりにくい場合でも集客につなげられるでしょう。
そもそもコンテンツマーケティングとはどういった手法かについては、こちらの記事で紹介しています。
参考:コンテンツマーケティングとは?メリットから成功事例までプロが解説
コンテンツマーケティングにおすすめのSNSは、次の5つです。
それぞれのSNSのユーザー数や特徴を解説していきます。
コンテンツマーケティングに用いるSNSとしてメジャーな選択肢がX(旧Twitter)です。世界の日別アクティブユーザー数は2億3,780万人(2022年7月時点)で、年齢・性別問わず幅広く利用されています。
国内の月間アクティブユーザー数については2017年の「4,500万人」以降発表がありませんが、「6,700万人」を超えている(2024年1月)という調査結果もあります。
参考:X「Japan」
参考:statistia「Leading countries based on number of X (formerly Twitter) users as of January 2023」
Xの基本機能は、フォロー・いいね・リポスト(リツイート)の3つで、他のSNSに比べると拡散性がとくに高いことが特徴です。
上記のように、Xならではの機能・ユーザー数を活かしたマーケティングも豊富にあります。
投稿の文字数は基本的に140文字に制限されていますが、「Blue」に登録すると文字数無制限で投稿可能です。企業アカウントでも固くならずに日常的な投稿をしたり、ユーザーと積極的に交流したりと親近感ある運用も多くみられます。
Twitterを使った集客については、以下の記事も参考にしてください。
参考:Twitter集客のコツ!今すぐ実践できる施策【フォロワー8,000人UPの成功事例!】
Instagramはとくに若者層を中心に人気の高いSNSとなっており、年齢別に見ると10代、20代が多く利用しています。国内のアクティブユーザー数は3,300万人(2019年9月時点)、利用者層は男性が43%、女性が57%です。
参考:Meta「Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」
参考:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
Instagramは画像や動画の投稿に特化しているため、とくにクリエイティブを活かした投稿で高い成果が見込めます。またXと同様にハッシュタグも効果的で、うまく活用すれば多くのユーザーに自社コンテンツを届けられるでしょう。
Instagramには他にも次のような特徴的な機能を活かしたマーケティングが可能です。
Instagramを使ったマーケティングについては、以下の記事も参考にしてください。
参考:「インスタグラムマーケティング」で効果的なマーケティングを!その特徴や他のSNSとの違いを解説
Facebookは実名登録が基本となっており、安心感を与えやすいことが特徴のSNSです。文字数の制限が緩いため投稿の自由度も高く、本格的なコンテンツが作成できます。
利用している年齢層は30代が45.7%、40代が41.4%と、他のSNSよりも高めになっています。そのぶん社内で決定権を持っている人にリーチしやすく、BtoB向けの商材を扱っている企業におすすめです。
参考:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
Facebookは企業としてのアカウントだけでなく、商材ごとのアカウントも作成可能です。Google検索結果上位にFacebookページが表示されることもあり、検索流入も見込めます。
国内のアクティブユーザーは2,600万人(2019年7月時点)ですが、近年はユーザー離れも起こり、一般消費者向けの商材を扱うには不向きです。
参考:CNET Japan「フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」–独占ロングインタビュー」
Facebookを使った集客について、以下の記事も参考にしてください。
参考:Facebook集客は今からでもやるべき!メリットとデメリット!【Facebook集客のプロが集客成功の秘訣を解説】
LINEは日本国内で7割が利用しているSNSです。ユーザー数は9,500万人(2024年6月時点)、年齢や性別なども偏りが少なく、どんな商材でも一定の成果が期待できます。
参考:LINE「LINE Business Guide」
LINEでのコンテンツマーケティングは、公式アカウントを使うのが基本です。基本的にはメルマガと同じようにコンテンツを配信する形式ですが、より機能が豊富で柔軟性が高くなっています。
特定のユーザー個人とのやり取り、来店時に使用できるクーポンの配布といった使い方が可能です。実店舗があるタイプの商材の場合、予約やポイントカードシステムも利用でき、顧客のリピートも見込めます。
LINE公式アカウントの活用については、以下の記事も参考にしてください。
参考:【2024年最新】LINE公式アカウントの活用法【成約率20%UP!貴社のビジネスに生かせる成功事例あり】
TikTokは、若者層を中心に現在利用が拡大している、15秒~3分程度の短時間の動画を投稿するSNSです。国内の月間アクティブユーザー数は950万人(2019年2月時点)と公開されていますが、現在はさらに拡大していると考えられます。
参考:ITメディアマーケティング「TikTokはコミュニケーションプラットフォームとして2019年の日本でどう進化するか」
とくに10~20代のユーザーが多く、人気の楽曲や振り付けを用いて注目を集められれば容易に拡散が狙えます。低単価で親和性の高い「ファッション」「飲食」などの業界とは相性が良いでしょう。
しかし、アプローチできるユーザーは若年層に大きく偏っており、投稿できるコンテンツの自由度も限られています。自社の商材が向いているかどうかは慎重に見極める必要があるでしょう。
TikTokを使ったマーケティングについては、以下の記事も参考にしてください。
参考:TikTokマーケティングのメリットとは?【集客方法と成功事例を解説】
コンテンツマーケティングでSNSを活用する方法は次の3つです。
それぞれのポイントや活用事例について、詳しく解説します。
最も基本的な使い方は、自社アカウントでのコンテンツの直接投稿です。各SNSの特徴にあわせて、自社の強みがアピールできるコンテンツを投稿しましょう。
たとえば、醸造酢や調味料を扱う株式会社ミツカンは、主婦層をターゲットにしたInstagram戦略を展開。「ポン酢」や「カンタン酢」を使った簡単レシピを画像つきで投稿し、人気を集めています。
参照:Instagram「ミツカン[公式]」
また、人気のアルコール飲料「ほろよい」を販売するサントリーでは、若者世代に刺さるキャンペーンを実施。CMに連動したクリエイティブと、フォロー&リポストキャンペーンで大きな反響を呼びました。
参照:X「サントリー ほろよい」
自社サイトやオウンドメディアのコンテンツと同じく、SNSでも良質なコンテンツを制作することがポイントです。コンテンツの質が低かったりターゲットとズレたりしていると、SNSで投稿しても十分な成果が見込めない可能性があるので注意しましょう。
コンテンツ内に設置されたシェアボタンを活用して、SNSでの拡散を促す方法もあります。
Youtubeやオウンドメディアを閲覧したユーザーに、自身のSNSでコンテンツを拡散してもらう戦略です。そのユーザーのフォロワーにも自社を認知してもらえるため、SNSの拡散力を活かして低コストでも高い効果が見込めます。
SNSのシェアボタンは、ユーザーのターゲットやコンテンツの特性にあわせて選択する必要があります。BtoB向けならFacebookやX、若者層向けならInstagramやTikTokのシェアボタンを設置するとよいでしょう。
コンテンツマーケティングでSNSを活用するには、目的にあわせた別チャネルとの連携がポイントです。全体の戦略立案・実行についてお悩みの企業担当者の方は、ぜひStockSunにご相談ください。
山崎翔太朗
コンテンツマーケティングにおけるSNS活用においては、コンテンツの接触からSNSでの拡散まで導線をいかにうまく設計できるかがカギになってきます。
ターゲットとするユーザーのことを正しく把握し、それにあわせたコンテンツマーケティングを展開する必要があるでしょう。
10年以上のWebマーケティング歴をフルに活かし、貴社事業にあわせたSNS戦略をご支援いたします。
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企業アカウントのSNSから自社コンテンツに誘導する方法もあります。SNS上ではオウンドメディア記事へのリンクなどを投稿し、本格的なコンテンツはメディア側で制作する方法です。
本格的なコンテンツはメディアやLPなので、SNSアカウントが成長しないと多くの人にリーチしにくいという注意点があります。
たとえば、BtoB向けに業務効率化ツールを販売する株式会社サイボウズは、オウンドメディア「サイボウズ式」を運営。「新しい働き方」や「新しいチームワーク」など、サイボウズの理念を伝えるコンテンツを発信し、各種SNSも多くのフォロワーを獲得しています。
参照:サイボウズ「サイボウズ式」
コンテンツへの誘導だけを意識してSNSに投稿するだけでなく、アカウント自体を育てるための運用もポイントといえます。
また、文具メーカーとして有名な株式会社コクヨもオウンドメディア「コクヨマガジン」を運営しています。Instagramではコンテンツの発信をしつつ、質問機能を活用してユーザーの意見をうまく汲み取るような運用が特徴です。
参照:Instagram「コクヨのぶんぐ」
山崎翔太朗
X(Twitter)、InstagramなどのSNS活用は多くの企業が取り組んでおり、コンテンツはむやみに量産してもユーザーにはなかなか届きません。
SNSアカウントを育てるためにも、ユーザーのニーズをおさえたコンテンツを発信するノウハウが必要になります。
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コンテンツマーケティングでSNSを有効活用するコツは、次の3点です。
それぞれのポイントついて、詳しく説明していきます。
SNSを使ったコンテンツマーケティングはたしかに効果的ですが、どのSNSでもいいわけではありません。自社がターゲットとするユーザー層と、商材の性質にマッチしているSNSを選ぶことが大切です。
Instagramのように若者向けでビジュアルに訴えるのが効果的なSNSもあれば、Facebookのように年齢層が高く投稿の自由度が高いSNSもあります。
toBなのかtoCなのかはもちろん、ターゲットとなるユーザーの年齢層や性別などの属性を踏まえて検討しましょう。
商材によってはそもそもSNSマーケティングと相性が悪く、SEOなどの別の手法が有効な場合もあります。
コンテンツマーケティングの種類については、以下の記事も参考にしてください。
参考:コンテンツマーケティングの種類は?それぞれの特徴と自社に最適な選び方を解説
コンテンツマーケティングにSNSを活用するうえで、とくに注意したいのは炎上のリスクです。炎上すると商材にマイナスイメージがついてしまうだけでなく、企業の評判にも影響します。
情報が拡散しやすいSNSには、批判的な意見やマイナスなコメントも拡散されやすいデメリットがあります。オウンドメディアなどよりも投稿できる情報が少なく、誤解を与えやすいこともその理由の一つです。
複数人で投稿内容をチェックできる体制を整えたり、事前に運用ガイドライン・マニュアルを作成したりといった予防策が必要でしょう。
ここまで解説してきたように、コンテンツマーケティングには専門的な知見が求められます。どのターゲットに向けて、どのSNSを活用して、どのようなコンテンツを制作するのかなど、知識と経験が必要です。
自社にはどんなコンテンツマーケティングが向いているのか、正しく判断できる専門的な会社に相談するのが確実です。
商材やターゲットによっては、SNSを活用したマーケティングが向いていない企業もあります。コンテンツマーケティング全般についての戦略立案・実行のノウハウを持った企業が望ましいでしょう。
コンテンツマーケティングを依頼する企業を検討する際には、以下の記事も参考にしてください。
参考:コンテンツマーケティングの外注を成功に導くコツ|メリット・デメリットと会社選定時のポイントを解説
参考:【2024年最新】コンテンツマーケティング代行会社おすすめ8選を比較!選び方と費用相場をプロのマーケターが徹底解説!
山崎翔太朗
SNSのアルゴリズムは定期的に変わり、トレンドの移り変わりもあるため年々難易度が高まっています。
さまざまな企業がコンテンツマーケティングに参入してきているため、専門的な知識を持ち合わせていないと効果を上げることは難しいでしょう。
10年以上コンテンツマーケティングに携わってきた私の経験から、継続的なフォローをさせていただきます。
SNSを利用しているものの効果が上がらず、改善したい方もぜひ山崎指名でお問い合わせください。
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本記事では、コンテンツマーケティングにおいてSNSを活用するためのポイントについて、事例を交えながら解説しました。SNSは拡散力の高さや効果測定のしやすさが魅力で、うまく活用できれば自社の商材を広くアピールできます。
代表的な5種類のSNS(X、Instagram、Facebook、LINE、TikTok)はそれぞれユーザー層や特徴が異なります。それぞれの特徴を踏まえて、自社の商材やターゲットに適したSNSを選ぶことが大切です。
SNSを活用して、コンテンツマーケティングで効果的に成果をあげたいと考える企業は、知見やノウハウを持った企業に相談しましょう。
山崎翔太朗
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
私のチームではペルソナの設定からカスタマージャーニーの設計、コンテンツの作成、最適なSNSの選定まで一気通貫した支援をご提供します。
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