「SEOのキーワード選定ってなに?」
「キーワード選定のやり方を知りたい!」
このように思っている方は多いのではないでしょうか。
SEO対策において、キーワード選定は欠かせない要素です。
本記事では、「キーワード選定の手順」や「キーワード選定におすすめのツール」について紹介しています。
本記事を読むとSEO対策におけるキーワード選定がしやすくなるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
SEO対策におけるキーワード選定とは一体どのようなものなのでしょうか。
SEOの意味からキーワード選定の必要性についても解説していきます。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略称で、「検索エンジン最適化」を意味します。
つまり、検索エンジンで上位表示させるための対策のことです。
SEO対策を行うと、狙った検索キーワードで記事を上位表示させられるようになります。
すると、自社が期待する潜在顧客と巡り会える機会がより多くなります。
SEOにおいてのキーワード選定とは、検索キーワードをSEO対策向けに選ぶことを指します。
キーワード選定は、自社のサイトの検索流入やコンバージョンの数を増やすために必要です。
誤ったキーワードを選定をすると、ユーザーが自社のサイトに訪れても、ユーザーを自社が目的とする結果に導きづらくなってしまいます。
例えば、スキンケア商品を販売している会社であれば、「化粧水」や「美容液」などのキーワードで検索するユーザーが自社が狙うべき層になるでしょう。
自社の商品が「どのような層に人気があるのか」「どのような悩みを解決できるのか」などを考えてキーワードを選ばなくてはなりません。
検索されたボリュームの数だけを参考にしてキーワードを選ぶのはやめましょう。
SEO対策のキーワード選定における、キーワードの種類は主に3つあります。
また、それぞれのキーワードの種類による例は、以下の表の通りです。
キーワードの種類 | キーワードの例 |
ビッグキーワード | 「スキンケア」 |
ミドルキーワード | 「化粧水 スキンケア」 |
ロングテールキーワード | 「化粧水 スキンケア 方法」 |
それぞれのキーワードについて詳しく解説していきます。
ビッグキーワードとは、月の検索ボリュームが10,000を超えていて、1〜2単語で構成されているキーワードのことを指します。
ビッグキーワードで上位表示できると、アクセス数が増えてユーザーから認知されやすくなるでしょう。
しかし、競合が狙いやすいキーワードでもあるので、ビッグキーワードでSEO対策をするのは非常に難しいです。
ミドルキーワードとは、月の検索ボリュームが1,000〜10,000のキーワードです。
ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間のキーワードといえます。
ロングテールキーワードとは、月の検索ボリュームが1,000以下の、3単語で構成されていることが多いキーワードのことを指します。
競合が少ないロングテールキーワードは、コンバージョンに繋がりやすいため、SEO対策が初心者という方にはおすすめのキーワードです。
また、3単語で構成されていることが多いため、キーワードの具体性が高くなっています。
SEO対策におけるキーワード選定を行う際のポイント3つは、以下の通りです。
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
まずは、どのような層のユーザーが自社のサイトを閲覧するのか、ペルソナを考えましょう。
ペルソナを考える際は、ユーザーの悩みを予想して言語化することが大切です。
SEOを対策するには、ユーザーそのものを考えるというよりは、ユーザーの「悩み」を軸に考えます。
ユーザーの年齢や性別などの他に、ユーザーが普段悩んでいることや心配していることなども考えるようにしましょう。
キーワード選定を行う際のポイントの2つ目は、ロングテールキーワードから狙うことです。
先述した通り、ロングテールキーワードは検索ボリュームや競合が少ないため、SEO初心者には狙いやすいキーワードとなっています。
また、ユーザーの悩みが深いこともロングテールキーワードの特徴です。
ユーザーの深い悩みが解決できるような記事が書けると、ユーザーがじっくりと記事を読み込んでくれやすくなります。
ロングテールキーワードは3単語で構成されていることが多いので、ユーザーの悩みを具体的に予想しやすくなっているのも、SEO対策がしやすいポイントです。
ロングテールキーワードでも1位をとれれば、アクセス数は多くなります。
ロングテールキーワードで上位表示される記事が多くなってきたら、徐々にビッグキーワードを狙った記事を作成するようにしましょう。
ユーザーが日常で使いそうな言葉をキーワードに設定しましょう。
例えば、カーペットのほこりや毛玉を取る時に使う「粘着カーペットクリーナー」は、世間では「コロコロ」と呼ばれることが多いです。
そのため、SEO対策をする際は、「コロコロ」関連をキーワードに設定した方が一般的なユーザーは認知しやすくなります。
「粘着カーペットクリーナー」は、どちらかというと業者が使いがちな専門的な言葉です。
業者に向けた記事であれば、「粘着カーペットクリーナー」関連をキーワードに設定しても良いでしょう。
SEO対策において「設定してはいけないキーワード」とは、一体どのようなものなのでしょうか。
それぞれ詳しく解説していきます。
設定したいキーワードで検索した時に、上位表示に大手企業のサイトや有名なサイトが多く載っていた場合、そのキーワードで記事を作成するのは控えましょう。
ユーザーが自社のサイトに流れにくくなってしまいます。
また、検索した時に上位表示に大手企業のサイトや有名なサイトが載りがちなキーワードは、ビッグキーワードやミドルキーワードである可能性が高いです。
自社のサイトが大手企業のサイトや有名なサイトと同等の知名度であれば、ビッグキーワードやミドルキーワードを狙っても問題ないでしょう。
しかしそうでない場合は、できるだけロングテールキーワードを狙うようにして、競合サイトが強いキーワードは避けるべきです。
設定したいキーワードで検索した時に、上位表示にデータベース型サイトが多く載っていた場合、そのキーワードで記事を作成するのは控えましょう。
Webサイトには「グルメサイト」「ECサイト」などの「データベース型サイト」や、記事などのコンテンツからなる「記事型サイト」など、さまざまな形態のサイトがあります。
キーワードによっては、ある1つの形態のサイトに集まることがあります。
例えば、「ヒートテック おすすめ」や「防寒 ブーツ」などのキーワードで検索すると、上位表示されるのはECサイトである場合が多いです。
このように、対策したいキーワードを検索した時に上位表示のほとんどが自社のサイトとは違う形態のサイトであった場合は、対策したいキーワードで上位表示させるのは難しいでしょう。
資格がないのにも関わらず、専門的なキーワードを使って記事を作成するのは避けましょう。
自社のサイトが上位表示される可能性が低くなってしまいます。
Googleの検索品質評価ガイドラインにおいて、専門知識を必要としたりユーザーのお金や人生に大きな影響を与えたりするコンテンツのことを「YMYL」といいます。
例えば、健康や医療、法律などのジャンルが挙げられるでしょう。
医療関係の資格を持っていないのにも関わらず医療に関する記事を作成しても、「E-E-A-T」を満たしていないため、その記事が上位表示されることはほとんどありません。
そのため、対策したいキーワードは「E-E-A-T」を満たしているか、必ずチェックするようにしましょう。
実際に対策したいキーワードを検索して、1ページ目に表示されるサイトをチェックする方法が、1番簡単な確認方法です。
キーワード選定の仕方は、以下の4ステップです。
それぞれのステップについて詳しく解説していきます。
まずは、軸となるキーワードを決めましょう。
自社の商品に関連するキーワードや、狙っている層のユーザーが検索すると予想できるキーワードを考え出します。
また、軸となるキーワードを決める際は、Googleサジェストやキーワード選定ツールを使うのがおすすめです。
上位表示を狙えそうなキーワードをいくつか考えたら、その中から軸となるキーワードを決めましょう。
次のステップで軸として決めたキーワードに関連するキーワードを挙げるため、軸となるキーワードは検索ボリュームが大きいものを選んでください。
次に、前のステップで決めた、軸となるキーワードに関連するキーワードを挙げましょう。
「ラッコキーワード」や「Googleキーワードプランナー」などのツールを使用して、よく検索されているサジェストキーワードを調べます。
例えば、「日焼け止め おすすめ」で調べると、以下のようなサジェストキーワードがでてきます。
また、ツールを使用してサジェストキーワードを調べる方法以外に、自社のリピーターにアンケートを取ったり営業担当に意見を聞いたりする方法もあります。
軸となるキーワードに関連するキーワードを挙げたら、それらのキーワードを分類していきましょう。
キーワードを分類することで、「カニバリゼーション」を防げるようになります。
「カニバリゼーション」とは、あるキーワードで作成した自社サイトの複数記事が、同じ検索結果のページ上にでてきてしまうことです。
検索ユーザーやGoogleからの評価が分散してしまうといったデメリットがあるので、「カニバリゼーション」にならないように対策しなければなりません。
例えば、「日焼け止め おすすめ」を軸とするキーワードとしたら、「日焼け止め ランキング」といったキーワードも同じ記事で対策できます。
また、キーワードを分類する際は、「キーワードグルーピングツール」という無料ツールを使うのがおすすめです。大量のキーワードの分類が簡単にできるようになります。
キーワードの分類ができたら、次にキーワードの優先順位を決めていきましょう。
キーワードの「検索ボリューム数」と「競合の数」をチェックして、優先順位をつけていきます。
「Keywordmap」などのキーワード調査ツールを活用して、分類したそれぞれのキーワードの「検索ボリューム数」や「競合の数」を調査しましょう。
SEO対策のキーワード選定におすすめのツールを6つ紹介します。
それぞれのキーワード選定ツールの特徴について解説していきます。
キーワード選定におすすめのツール1つ目は、「Googleキーワードプランナー」です。
「Googleキーワードプランナー」は、Googleが提供する公式のキーワード選定ツールになります。
「Google広告」のアカウントがあれば、無料で利用可能です。
キーワードの検索ボリューム数を確認したり、関連キーワードを調べたりなど、キーワード選定において基本的な機能が搭載されています。
元々はリスティング広告に使うためのツールですが、SEO対策においても応用できるツールです。
ただし、制限があって利用できない機能もあるので注意してください。
「Googleキーワードプランナー」の特徴や機能は、以下の通りです。
特徴 | 機能 |
リスティング広告のクリック単価やキーワードの競合性が表示できる | 関連キーワードを調べられる 検索ボリュームを確認できる |
キーワード選定におすすめのツール2つ目は、「ラッコキーワード」です。
「ラッコキーワード」は、ラッコ株式会社が提供するキーワード選定ツールです。
キーワードを抽出してくれたり類義語を提案してくれたりなど、キーワード選定におけるさまざまな機能が備わっています。
ID登録なしで1日20回、ID登録ありで1日50回を、無料で調査できます。
「ラッコキーワード」の特徴や機能は、以下の通りです。
特徴 | 機能 |
サジェストキーワードだけでなくサジェストのサジェストまでキーワードを抽出できる 有料版では、リスティング広告のクリック単価やキーワードの競合性が表示できる | サジェストキーワードを調べられる 有料版では、検索ボリュームを確認できる |
キーワード選定におすすめのツール3つ目は、「Keywordmap」です。
「Keywordmap」は、CINCが提供する有料キーワード選定ツールです。
コンテンツマーケティングに特化した優れた機能が豊富で、電話やチャットでのサポートも受けられるようになっています。
「Keywordmap」の特徴や機能は、以下の通りです。
特徴 | 機能 |
キーワードの検索ボリュームや競合性、クエリタイプが確認できる 競合サイトの流入キーワードが確認できる | 関連キーワードを調べられる 検索ボリュームを確認できる リスティングキーワードを調べられる |
キーワード選定におすすめのツール4つ目は、「GetKeyword」です。
「GetKeyword」は、パスワードを設定するだけで、誰でも無料で活用できるキーワード選定ツールです。
サジェストキーワード、関連キーワード、再検索キーワードなどのキーワード選定における基本的な機能が搭載されています。
「GetKeyword」の特徴や機能は、以下の通りです。
特徴 | 機能 |
リスティング広告のクリック単価やキーワードの競合性が表示できる | 関連キーワードを調べられる 検索ボリュームを確認できる |
キーワード選定におすすめのツール5つ目は、「Ubersuggest」です。
「Ubersuggest」は、マップのように関連キーワードを表示したり、競合を分析したりできるキーワード選定ツールです。
会員登録なしで無料で使えます。
また、有料版もあり、7日間のお試し期間がついています。
「Ubersuggest」の特徴や機能は、以下の通りです。
特徴 | 機能 |
サイトの問題箇所を抽出したり、被リンクを分析したりできる リスティング広告のクリック単価やキーワードの難易度が表示できる | 関連キーワードを調べられる 検索ボリュームを確認できる マップのように関連キーワードを表示できる 競合を分析できる |
キーワード選定におすすめのツール6つ目は、「Ahrefs」です。
「Ahrefs」は、キーワード選定における基本的な調査ができたり、被リンクを分析したりできる有料のキーワード選定ツールです。
「Ahrefs」の特徴や機能は、以下の通りです。
特徴 | 機能 |
サイトの問題箇所を抽出したり、被リンクを分析したりできる リスティング広告のクリック単価やキーワードの難易度が表示できる | 関連キーワードを調べられる 検索ボリュームを確認できる マップのように関連キーワードを表示できる 競合を分析できる |
SEO対策においては、キーワードの選定だけでなく、キーワードの入れ方も重要になってきます。
選んだキーワードをどこに入れるか、どんな使い方をするかを8つ紹介します。
それぞれのキーワードの入れ方について、詳しく解説していきます。
必ず「titleタグ」に、対策キーワードを入れるようにしましょう。
対策キーワードを「titleタグ」に入れないと、上位表示されにくくなってしまいます。
「titleタグ」とは、記事の内容はどのようなことが書かれているのかを、簡潔に表すためのHTMLタグのことです。
また、対策キーワードは前方に詰めて入れるようにしましょう。
「titleタグ」の文字数は、パソコンのGoogle検索結果では「30〜35文字程度」、スマホのGoogle検索結果では「36~41文字程度」となります。
そのため「titleタグ」は、「35文字以内」で入力するようにしましょう。
「meta descriptionタグ」の中に、対策キーワードを入れるようにしましょう。
「meta descriptionタグ」に対策キーワードを入れることで、ユーザーからのアクセス数が増えやすくなります。
「meta descriptionタグ」とは、「titleタグ」の下に表示される、記事の説明文のことです。
「titleタグ」と同様に、対策キーワードを出来るだけ文の前方に詰めて入れることが大切になります。
「hタグ」は、「titleタグ」と同様に文章のタイトルにあたるタグなので、対策キーワードを含ませるようにしましょう。
「hタグ」とは、記事内で表示される見出しのことです。
h2やh3などの「hタグ」に、文章の前後関係に違和感のない形で、入れるようにしましょう。
記事の最初の文章である、リード文に対策キーワードを含ませるようにしましょう。
リード文に対策キーワードが入っていることによって、タイトルを見て記事をクリックしたユーザーは、タイトルと同様の内容がリード文で説明されているとわかるようになります。
またリード文に、ユーザーの悩みや記事を読んでユーザーが得られることなどを書くと、ユーザーが記事から離脱するのを防げるようになります。
対策キーワードを記事の本文にも入れるようにしましょう。
ただし、キーワードを文章にたくさん含ませようと、文章に無理やりキーワードを組み込ませようとすると、文章の前後関係が不自然になってしまいます。
また、あまりにも過剰に文章にキーワードを入れると、Googleのウェブマスター向けのガイドラインに違反してしまいます。
そうすると、Googleからペナルティが課されて、サイトの評価が落ちたり検索順位が下がってしまったりしてしまう恐れがあります。
対策キーワードは、あくまでも自然に、文章に含ませましょう。
アンカーテキストである「aタグ」に、キーワードを入れましょう。
アンカーテキストとは、リンクが入るテキストのことです。
アンカーテキストにキーワードを含めると、サイトのクローラビリティが高まって、評価に影響をもたらします。
リンク先を表すキーワードを「aタグ」に含めるようにしましょう。
画像である「alt属性」にキーワードを入れましょう。
対策キーワードとの結びつきが高いと判定されて、Googleの「画像検索」にひっかかりやすくなります。
「alt属性」は、記事にある画像の内容を説明するためのものです。
「代替テキスト」とも呼ばれています。
URLにもキーワードを入れるようにしましょう。
ユーザーが、どのような記事であるか判断しやすくなります。
URLには、日本語ではなく数字やアルファベットを使いましょう。
タイトルをわかりやすい数字やアルファベットに変更して、キーワードを入れるのがおすすめです。
本記事では、キーワード選定の意味や重要なポイント、やり方などについて紹介しました。
キーワード選定を行う際のポイントとして、以下のことを心がけましょう。
本記事で得た情報を参考にして、ぜひ自社のサイトに活かしてください。
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