E-E-A-T(旧E-A-T)とは?Googleの評価基準で重要な理由とSEOの施策を紹介
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「YMYLって何?」
と疑問に思っている人もいるでしょう。
YMYLはGoogle独自のウェブサイトの評価基準で、「検索品質評価者向けガイドライン(Google General Guidelines)」に定められています。英語で150ページにもわたり記載されているため、この記事ではポイントを要約してお伝えします。
YMYLを理解していないと、いくら記事を増やしても上位表示が難しくなります。
逆に、YMYLを理解していると上位表示されをしやすくなります。
ここでは、YMYLの概要や対象ジャンルやSEOにおける対策を紹介します。
サイトを上位表示させたい人は、ぜひ参考にしてください。
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SEO対策の相談をする目次
YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略称です。
日本語に訳すと「あなたのお金、あなたの生活」となります。人生において大きな影響を与える領域のウェブサイトのことを指します。
例えば、お金に関する間違った情報を発信しているサイトは、読者の財産を失わせる恐れがあると考えられます。
他にも、医療に関する間違った情報を発信しているサイトは、読者の健康を害する恐れがあり、最悪の場合は、生死に関わる問題に発展する恐れもあります。
間違った情報を発信しているサイトを上位表示すると、大きな被害につながりかねなません。
そのため、Googleは特定のジャンルについて、より厳格に評価しているのです。
YMYLの対象ジャンルは、次のとおりです。
上記のジャンルでサイトを運営する場合は、他のジャンルに比べて厳密な専門性や信頼性が求められると覚えておきましょう。
それぞれ解説していきます。
病院の情報、医療系や健康に関するサイトが該当します。
健康は重要なジャンルであるため、病気の症状や治療法の情報などは、厳しく評価されます。
国際問題や時事問題などを扱うサイトが該当します。
例えば、「日本の消費税が20%になる」という誤情報が載っていたら、それを見た人の中には日本から離れる人も出るかもしれません。
スポーツやエンターテインメントに関するニュースは、該当しないとされています。国際問題や時事問題に比べて、生活に対する意思決定の影響が少ないからです。
市民の権利関係、政府関係、法律関係のサイトもYMYLに含まれます。
行政サービスは市民の権利なので、誤った情報では権利を使えない恐れがあるでしょう。
離婚や相続なども、人生に大きな影響を与えるため、正確な情報が求められます。
投資や投機などの金融情報のサイトが該当します。
クレジットカード、保険やFXや仮想通貨などお金に関係するサイトが該当します。
お金に関する誤った情報は、読者が財産を失ってしまう恐れがあるので、厳格な情報が求められるのです。
ECサイトが該当します。オンラインで商品やサービスを購入できるサイトも厳格に評価されます。
これは、大切なお金に関わるサイトだからです。
中でも、高額な商品・サービスを扱うサイトは特に厳しく評価されます。
人種、宗教団体やLGBTQAなどのサイトが該当します。
人種や宗教やLGBTQAなどテーマは差別につながるため、厳格な評価がされます。
例えば、「○○な人は、犯罪率が高い」というような誤った情報を発信すると、該当する人たちに被害が出てしまうからです。
そのほか、進学や就職など人生に大きな影響を与えるサイトも該当します。
人生に大きな影響を与えるジャンルはYMYLになると覚えておきましょう。
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SEO対策の相談をするYMYLが重要になった背景には、Googleが読者の生活を守るためです。Googleの基本的な考え方は、「ユーザーに質が高い情報を提供すること」「ユーザーに誤った情報を提供しないこと」です。
かつては、アルゴリズムの穴を突いて、低品質な記事でも上位表示がされていました。
2016年に「WELQ(ウェルク)問題」という事件が起きました。この事件では、医療情報サイト「WELQ」で、「肩こりは守護霊のせい」というような低品質な記事が上位表示されていました。
WELQでは、このほかにも医療系の知識がないライターの書いた記事が多数掲載されていました。「死にたい」と検索すると、転職のアフィリエイトサイトに誘導されるなど、低品質な記事が問題になりました。
WELQが上位表示できていた理由は、当時は8,000文字や10,000文字の記事など文字数が多い記事をGoogleが評価していたからとされています。
この事件を受けて、GoogleはYMYLをより重視して、YMYLの対象ジャンルの品質向上を目指したといいます。
「健康アップデート」とも呼ばれ、健康に関する分野は特に厳格に評価されるようになりました。
この影響で、健康に関するサイトの順位が落ちたり、閉鎖に追い込まれたりしました。
YMYLと合わせて覚えておきたい考え方にE-E-A-Tがあります。
E-E-A-Tとは、Google独自のウェブサイトの評価基準のことです。
E-E-A-Tは、Googleが低品質な記事を上位表示させないために作ったと言われています。
YMYLのジャンルで上位表示するには、高いレベルでE-E-A-Tを満たす必要があります。E-E-A-Tを満たしていない状態では、どれだけ記事数を増やしても上位表示は難しいです。
YMYLはこのE-E-A-Tがより重視される分野と覚えておきましょう。
E-E-A-Tについては以下の記事で、より詳しく解説しています。
YMYLの対象ジャンルのサイトは、他のジャンルよりも上位表示が難しいため、対策が必要です。
YMYLのSEOにおける効果的な対策のポイントは、主に次のとおりです。
一度にすべておこなう必要はないので、できるものから実践してください。YMYLはスコア化が難しいですが、これらのことを実践することで、上位表示がしやすくなります。
また、ユーザーにとっても利便性が高いサイトになりやすいです。
SSL化(https化)すると、安全なサイトであるとGoogleや読者にアピールできます。SSL化(https化)することによって、通信が暗号化されるため、個人情報を安全に取り扱えます。
プログラミングの知識がなくても、サーバーによっては簡単にSSL化(https化)の設定ができます。「契約しているサーバー名+SSL化」で検索すれば、設定方法が分かります。
SSL化していないと、ブラウザによっては「保護されていない通信」という警告が出てきて、アクセスされなくなる恐れがあるので、注意が必要です。
サイトを運営する際に、YMYL以外のジャンルを混ぜないように注意しましょう。
例えば、「医療とエンターテイメントのサイト」にしてしまうと、医療だけのサイトに比べて権威性が落ちてしまい、Googleから評価がされにくくなります。
医療のサイトの場合は、医療だけの情報を載せてほかのジャンルと混ぜないことが重要です。
YMYL以外の情報も発信したい場合は、サイトを分けるのが有効です。ジャンルを絞って、キーワードの網羅性を上げましょう。
いくら高品質な記事があっても、1記事や2記事では、Googleから評価されにくいです。
Googleからの評価を得るためには、サイトの情報を充実させる必要があります。
例えば、キャンセルポリシーや利用規約、よくある質問、問い合わせフォームなどの記載です。
なお、不正アクセスにより生成されたページがないか確認しておくことも大切です。
情報が古いとGoogleや読者からの評価が低くなります。
月に1回、3ヶ月に1回というように定期的に情報を見直し、情報を更新しましょう。
また、情報の更新日をサイトに記載することで、信頼性を担保できます。
例えば、以下の2つのサイトがあった場合、更新日が10年以上も新しいサイトBの方が評価されやすいでしょう。
特に、YMYLのジャンルでは、情報の新しさが重要なので、定期的に情報は更新しましょう。
更新日を新しくすることで、読者と検索エンジンの両方に最新情報であると伝えやすくなります。
YMYLでは、製作者のプロフィールを明記しましょう。
ただ、プロフィールを明記するだけでなく、ジャンルに関する経験や専門性を持っていることが分かるようにしましょう。
例えば、金融系のサイトなら「大手銀行に10年以上勤めており、1000人以上の資産運用の相談にのってきた」などと記載するといいでしょう。
専門性をアピールできることがあれば、記載しましょう。
そのほか、作成者のSNSへのリンクを貼っておくのも有効とされています。
ただし、金融系のサイトにもかかわらず、「趣味はドライブで愛車は国産車」など、ジャンルと関係のないことを記載しても意味がないので、注意が必要です。
また、サイトの責任者が分かるようにしておくのも有効とされています。
運営会社(会社のURL、資本金や社員数や設立年など)を明記しておきましょう。
サイトの記事の信頼性を担保できるような出典を明記しましょう。YMYLでは、根拠がない情報は評価されません。
各省庁や大学や論文など、信頼性が高いサイトからの出典を明記することをおすすめします。
根拠がある正確な情報を記載できるようにしましょう。
個人や法人のサイトは情報を自由に編集できるため、出典元としては不向きです。
信頼性を高めるために、専門家に監修を依頼しましょう。
例えば、医療系のサイトであれば医師の監修、法律系のサイトなら弁護士の監修をつけましょう。
なお、専門家への監修は基本的に有償になるため、費用対効果を考えて依頼しましょう。
監修者のプロフィールをサイトに明記して、「この人が監修しているのか」と読者が分かるようにしましょう。
専門家の監修を受けることで、コンテンツに間違いがあっても訂正できます。ただし、専門家の監修によっては、素人に分かりにくい表現になっている恐れもあるので、素人が読んでも分かる内容になっているか、記事の公開前に確認しておくと安心です。
被リンクを集めて、ドメインパワーを高めましょう。
そのために、被リンクをもらえるような役立つ内容にしましょう。
役立つ内容であれば、SNSで拡散されたり、他のサイトで紹介されたりして被リンクをもらえる可能性があります。
可能であれば、関連性が高いサイトからの被リンクが望ましいです。医療系なら病院や製薬会社からの被リンク、金融系なら銀行からの被リンクという形です。
「被リンクをもらうためには、どんな情報を記載したらいいか?」「この内容で被リンクがもらえるか?」と確認するようにしましょう。
また、良い評判(サイテーション)もサイトの評価に影響します。そのため、読者の生活のプラスになる情報を提供しましょう。
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YMYLは人生において大きな影響を与える領域のウェブサイトのことを指します。
YMYLの対象ジャンルは、次のとおりです。
YMYLのSEOにおける効果的な対策のポイントは、主に次のとおりです。
YMYLのサイトは、YMYL以外のサイトに比べて厳密に評価されるため、しっかりとコンテンツを作る必要があります。
YMYLを意識してサイト運営をおこない、上位表示を狙いましょう。
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