「そもそも検索エンジンってなに?」
「Google以上の検索エンジンってあるの?」
「GoogleやYahoo!を使って個人情報が取られるのが心配」
このように考えている方もおられるのではないでしょうか。
検索エンジンとは、GoogleやYahoo!などの検索する際に使われるシステムのことを指します。
しかし、一口に検索エンジンといっても、GoogleやYahoo!だけではなく何十種類もの検索エンジンがあります。
本記事では、検索エンジンのシェア率ランキングやそれぞれの検索エンジンの特徴を紹介していきます。
ぜひ本記事を参考に、検索エンジンについて詳しくなってください。
目次
検索エンジンとは、インターネット上に存在する無数の情報を検索する際に用いるシステムのことです。
もう少しわかりやすく説明すると、何か調べ物をしたい時に、皆さんの多くはGoogleやYahoo!などで検索したいキーワードを打ち込み情報を得ようとしますよね。
このとき用いるGoogleやYahoo!のことを検索エンジンと言います。
世界の検索エンジンランキングは、以下の表のようになっています。
日本の検索エンジンランキングやシェア率も合わせて記載しているため、参考にしてください。
「-」はランキング圏外
引用:Search Engine Market Share | Statcounter Global Stats
下記で、それぞれの検索エンジンについて世界シェア率ランキング1位から紹介します。
世界シェア率第1位はGoogleで、シェア率は92.90%です。
現在、世界で最も使われている検索エンジンです。
Googleは、1998年に設立され、2024年の現在、インターネットの代名詞と呼ぶべき巨大企業となりました。
Googleで検索することを「ググる(Google it)」と人々が呼ぶようになる程、人々の生活に根付いたサービスとなっています。
Googleの特徴として、独自の検索アルゴリズムがあり、検索意図を汲み取ることによって、ユーザーが求めている検索結果を上位表示するようになっています。
そのため、SEO対策するならば、自然にGoogleのアルゴリズムを優先することとなります。
世界でも、シェア率92.90%を記録するGoogleですが、中国ではGoogleにアクセスできません。
そのため、中国のようなGoogle以外の検索エンジンがシェアを占める国に対しては、対策を変える必要があります。
引用:https://www.bing.com/?cc=jp
世界シェア率第2位はbingで、シェア率は3.03%です。
米国のマイクロソフト社が運営しており、2009年にアメリカでリリースされ、日本では2010年からリリースされたGoogleと比べると、比較的新しい検索エンジンです。
bingの特徴として、動画検索した際にマウスを動画のサムネイルに合わせると、プレビューされるようになっています。
現在はGoogleと大差をつけられているbingですが、Bing AIの導入やWindowsのデフォルト検索エンジンとなっているため、今後利用者は世界的に増えて行くことが予想されます。
世界シェア率第3位はYahoo!で、シェア率は1.21%です。
Yahoo!には様々なニュースやサービスへのリンク、広告などが掲載されています。
Yahoo!の特徴として、Googleと検索アルゴリズムは同じなのですが、独自の技術を使い、画像や動画、地図を用いて検索することにより、ユーザーの利便性を高めています。
さらに、過去にユーザーが検索した情報をもとに検索結果を変更しているため、ユーザーによって検索結果が変わることも特徴の一つです。
世界シェア率第4位はYANDEXで、シェア率は0.85%です。
1997年にロシアのコンプテック・インターナショナル社が運営を開始し、2000年からYANDEXと社名を変更しました。
YANDEXの特徴として、ロシアにおいてGoogleと同等のシェア率を誇る検索エンジンであり、検索エンジンの他に、食事配達やタクシー配車サービスが提供されています。
また、英語の他にロシア語やトルコ語、キリル文字圏の諸言語に対応しており、ロシアやトルコ、ウクライナやカザフスタンなどで人気があります。
そのため、ロシアやトルコなどでSEO対策するならば要チェックの検索エンジンです。
世界シェア率第5位はBaiduで、シェア率は0.65%です。
Baiduは、2001年よりベータ版の提供が開始された中国で普及している検索エンジンです。
Baiduの特徴として、中国政府が監視の目を光らせており、民主化に関するコンテンツなどの画像や情報が検閲で削除されてしまいます。
しかし、中国でのシェア率は約70%を占めており、中国でSEO対策するならば確認すべき検索エンジンです。
世界シェア率第6位はDuckDuckGoで、シェア率は0.58%です。
DuckDuckGoは、米国に本社を置き、2008年よりサービスを開始した検索エンジンです。
DuckDuckGoの特徴として、ユーザーのプライバシーが保護されています。
2013年に米国安全保障局が、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから個人情報を収集していることが判明しました。
以後、利用者が増えており、個人情報の扱いに対してさらに敏感になっている現代において今後より利用者が増えていくことが予想されます。
世界シェア率第7位はNaverで、シェア率は0.21%です。
Naverは、韓国で人気の検索エンジンです。
Naverの特徴として、カテゴリーごとに検索結果を表示するようになっています。
Yahoo!の韓国版のような検索エンジンです。
韓国でSEO対策するならば、確認すべき検索エンジンです。
注意点として、カテゴリーごとに分けて検索結果を表示するため、一般的なSEO対策は有効ではないことを理解しておきましょう。
世界シェア率第8位はCocCocで、シェア率は0.13%です。
CocCocは、ハノイに本社を置き、2013年よりサービスを開始した検索エンジンです。
ベトナムではGoogleを抜いて1位のシェア率となっています。
CocCocの特徴として、ベトナム人向けに特化した検索アルゴリズムが使われています。
また、ベトナム語のスペルチェックや自動入力補助などの機能が搭載されており、完全にベトナム人に向けた検索エンジンとなっています。
世界シェア率第9位はSogouで、シェア率は0.12%です。
SogouはBaiduに次いで、中国でシェアが普及している検索エンジンです。
Sogouの特徴として、顔認識や音声認識、機械翻訳など様々な最先端のAI開発に力を入れています。
中国でSEO対策をするならば、こちらも要チェックな検索エンジンです。
世界シェア率第10位はEcosiaで、シェア率は0.10%です。
Ecosiaは、ドイツに本社を置き、2009年からサービスを開始した検索エンジンです。
Ecosiaの特徴として、「エコ」と名が入っている通り、検索すると間接的に植樹活動に貢献できます。
ユーザーが検索することにより、Ecosia社が得る収益の80%以上が非営利団体WFFに寄付され、植樹活動に使われます。
エコな考え方の人にはぴったりの検索エンジンとなっています。
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次に、日本の検索エンジンシェア率ランキングを紹介していきます。
以下の表が、日本の検索エンジンシェア率ランキングとなっています。
引用:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan
日本シェア率第1位はGoogleで、シェア率は76.62%です。
世界と共に、日本でも堂々のシェア率1位です。
Googleの全世界のシェア率は92.90%となっているため、世界と比較すると日本でのシェア率は少し低い印象がありますが、それでも2位のYahoo!と大きく差を付けての1位です。
Googleが日本でも、世界でもシェア率1位を譲る日はしばらくないと言えます。
日本シェア率第2位はYahoo!で、シェア率は14.29%です。
2015年の6月には、日本シェア率40%を誇り、Googleと並んで日本2大検索エンジンのひとつでした。
しかし、Googleとの競争に負けてしまい、現在のシェア率ではGoogleとは大きく差を開けられてしまいました。
引用:https://www.bing.com/?cc=jp
日本シェア率第3位はbingで、シェア率は8.15%です。
bingは、Windowsのデフォルトエンジンとなっているため、これからもっと日本でもシェアが広がるでしょう。
実際、ここ数年でYahoo!からシェアを徐々に奪いつつあるため、2位に駆け上がる日もそう遠くないかもしれません。
日本シェア率第4位はDuckDuckGoで、シェア率は0.32%です。
日本では知名度がなく、まだまだシェアが広がっていません。
しかし、昨今プライベートな情報の流出が問題となっている現代において、シェア率が伸びることが予想できる検索エンジンです。
日本シェア率第5位はCocCocで、シェア率は0.20%です。
ベトナム専用の検索エンジンのCocCocが5位になっているのは、日本の中で外国人労働者が増えている影響でしょう。
CocCocのような外国人向けの検索エンジンのシェアが、日本でも広がる日がそう遠くないのかもしれません。
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次に、検索エンジンの変更方法を紹介します。
スマホとパソコン、それぞれの変更方法について詳しく解説します。
スマホの既定の検索エンジンの変更方法は、以下のステップとなります。
スマホで用いたい検索エンジンがある場合は、このように変更してみてください。
パソコンの既定の検索エンジンの変更方法は、以下のステップとなります。
パソコンの既定の検索エンジンを変更したい場合は、このように変更しましょう。
ここからは、検索エンジンがWebページ順位を決める仕組みについて解説します。
SEO対策において、検索エンジンの仕組みを知っておくことは必須事項です。
検索エンジンは、下記の4ステップにて検索結果を表示しています。
それぞれのステップについて、詳しく解説していきます。
検索エンジンは「クローラー」というロボットでWebページを訪れて情報を集め、「クロール」をします。
「クロール」とは、WebページのHTMLソースコードを解析して、Webページの内容を理解することです。
クローラーは一度きりではなく、繰り返しWebページを訪れて情報を更新し、正確なデータを収集します。
SEO対策の観点からも、クローラーが訪れやすいウェブサイト構造が必要です。
価値ある情報を含むWebページは、次の「インデックス」というステップに進みます。
「クロール」によって重要と評価されたWebページは「インデックス」され、検索エンジンのデータベースに記録されます。
「インデックス」とは、Webページの情報を検索エンジンのデータベースに記録する過程です。
ただし、「クロール」されたとしても必ずインデックスされるとは限らず、内容の質が低いことやコンテンツが重複しているなどの理由で「クロール済み – インデックス未登録」と表示されることがあります。
効果的な「インデックス」のためには、質の高いコンテンツ作成が必須であり、ライターの選定や競合調査することが大切です。
またインデックスする際、Webページはただ保存されるのではなく、検索の意図に応じた形で整理されます。
これは後で必要な情報を容易に見つけられるようにするためです。
「インデックス」までが、検索エンジンの事前準備であるのに対し、「クエリプロセス」からはユーザーが検索語句を入力したときに検索エンジンで行われる作業です。
「クエリプロセス」とは、検索エンジンがユーザーの入力したキーワードを分析し、その意図や求めている情報を理解する過程を指します。
たとえば「渋谷 カフェ」という検索キーワードならば、
とこのようになります。
「ランキング」とは、Webページに順位をつけることを指します。
ユーザーのニーズを「クエリプロセス」で理解した後、「インデックス」された多数のWebページから検索結果に表示するべきものを選び出し、ランキングアルゴリズムによってその表示順を決定します。
Googleでは、ランキングを決めるために数百もの指標を用いる複雑な計算をします。
単純な文字数の多さではなく、新鮮さ、情報の正確さ、独自性など多岐にわたる要素がページの価値を数値化します。
Googleのランキングアルゴリズムの詳細は非常に複雑で、社内でも全貌を理解している人はほとんどいないとさえ言われています。
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検索結果の上位に表示されるためには、いくつかのコツを駆使することが重要です。以下では、検索順位を向上させるための7つのコツをお伝えします。
それぞれのコツについて詳しく解説します。
SEOとは?基本知識から上位表示をするための効果的な施策を紹介!
検索順位を向上させるには、適切なキーワードの選定が不可欠です。
ターゲットユーザーの検索傾向を特定し、そのキーワードを理解することがスタート地点となります。
キーワード選定する方法として、Googleのキーワードプランナーのようなツールを使います。
他には、競合調査をし、他社がどのキーワードを使っているかを分析するのも良い方法です。
また、上位表示されるWebページが利用しているキーワードを研究し、自社のコンテンツに適用することで、検索ランキングを改善するキーワードを特定しましょう。
これらのステップを踏むことで、WEbページの検索順位が向上します。
検索順位を向上させるには、内部リンクを対策することが効果的です。
内部リンクとは、あるWebページから同じサイト内の別のWebページへのリンクのことで、ユーザビリティの向上と検索エンジンによる効率的なインデックス化に寄与します。
例えば、サイトの記事に他の関連記事へのリンクを挿入するのが推奨されます。
さらに、Webページをカテゴリーに分け、それらの間に内部リンクを設けます。
カテゴリーを分けることにより、サイトの構造を明確にし、検索エンジンに理解させます。
このような内部リンクの最適化により、検索順位が向上します。
検索順位を向上させるには、コンテンツを定期的に新しくすることも有効です。
更新されたコンテンツは、検索エンジンによって再び評価されます。
また、新鮮なコンテンツはユーザーの関心を惹き、Webページへの訪問を促進します。
結果として、検索エンジンに新しい情報を提供し、検索順位が向上します。
既存記事の最新情報への更新も、同様に効果的です。
検索順位を向上させるには、コンテンツを定期的にリライトすることも効果的です。
リライトによってコンテンツは最新の状態に保たれることにより、上位表示される可能性が高くなるでしょう。
リライトは、新たなキーワードの組み込み、異なる視点の提供、最新情報の追加など多岐にわたります。
このリライトを通じて、読者に新鮮な情報を提供しましょう。
例を挙げると、企業の製品に関する記事を更新する場合、製品の新機能や更新された価格情報の追記や競合他社製品との比較を加えます。
リライトしたコンテンツが検索ランキングの向上に繋がります。
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検索順位を向上させるには、コンテンツの専門性を高めるのも重要です。
コンテンツの専門性を向上させるには、内容を明確にする必要があります。
つまり、タイトルやメタデータを適切に設定し、サイトのコンテンツをテーマに沿って整理することが検索順位の向上に繋がります。
検索順位を向上させるには、被リンクを獲得することも重要です。
被リンクとは、取得する外部リンク、つまり他サイトからのリンクのことを指します。
被リンクが多いほど、検索エンジンはサイトを高く評価し、検索順位を上げます。
被リンクを増やすには、自サイトを検索エンジンに登録することが第一歩です。
検索エンジンの登録サービスを利用して、サイトが検索システムに認識されるようにしましょう。
加えて、他サイトへの記事寄稿や自サイトの紹介を依頼することで、被リンクを効果的に獲得できます。
検索順位を向上させるには、SNSを利用してコンテンツを拡散することも必須です。
InstagramやX(旧Twitter)などのSNSプラットフォームを利用してコンテンツを共有することで、より多くの人に露出する機会が増えます。
さらに、フォロワーにコンテンツのシェアを促すことも有効です。
例えば、X(旧Twitter)でコンテンツを紹介し、ハッシュタグを使用してそのリーチを広げます。
フォロワーからのシェアを得ることにより、SNSを通じて検索順位の向上に繋がります。
ここからは、検索エンジンに関して、よく挙げられる質問を紹介していきます。
一般的に、使用すると危ない検索エンジンは存在しません。
この記事では10種類の検索エンジンを取り上げましたが、個人の好みに合ったものを選んで問題ありません。
ただし、マイナーな検索エンジンはセキュリティが弱い場合があり、情報漏洩やウイルスの危険が伴うこともあります。
そのため、特に理由がなければGoogleやYahoo!のような主要な検索エンジンの利用を推奨します。
検索エンジンを使う際は、危険なWebページへのアクセスを避けることで、安全性を保ちましょう。
Safariでは、以下の5つの検索エンジンを選ぶことが可能です。
この中で、個人が気に入った検索エンジンを用いれば良いと思いますが、おすすめはGoogleです。
Googleはユーザーの利便性を第一に考えており、ユーザーが求める検索結果を表示する可能性が一番高いからです。
それぞれ検索エンジンの仕組みを理解し、自分の目的にあったものを選びましょう。
検索エンジンの基礎を理解していないと、知識が乏しくなり、種類や特徴などがわかりません。
結果として、自分の望む機能を備えた検索エンジンに出会えなくなってしまいます。
このような不利な状況を避けるためにも、検索エンジンの基本をしっかりと理解し、自分の要望に応える検索エンジンを探し出しましょう。
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