美容室の集客とは、近くで美容室を探しているお客様に自店を見つけてもらい、予約・来店・再来店へと進んでもらうための取り組みです。
本記事では、美容室の集客方法13選に加えて、予約ポータルと自社集客の配分、検索データから見た告知の時期、新規客をリピーターにする方法を解説します。
この記事の結論(美容室 集客 早わかり)
StockSunの美容室向けの支援内容は、美容室の集客支援のページで施策の選び方や進め方とあわせて紹介しています。
目次
美容室の集客方法は、Webを使う施策が8つ、チラシや看板などのオフライン施策が5つあります。ここでは、13の手法の特徴を一覧にしたうえで、状況別にどれから始めるべきかを整理します。
13の手法を、主に効く相手(新規客か再来客か)・費用感・効果が出るまでの早さで比べました。
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| 区分 | 集客方法 | 主に効く相手 | 費用感 | 効果が出るまで |
|---|---|---|---|---|
| Web | ①ホームページ | 新規客・再来客 | 制作時にかかる | ほかの施策と連動して効く |
| Web | ②Googleビジネスプロフィール(MEO) | 新規客 | 無料で始められる | 比較的早い |
| Web | ③Instagram | 新規客・再来客 | 少額〜(主に人手) | 時間がかかる |
| Web | ④ショート動画(TikTok・YouTube) | 新規客 | 撮影・編集にかかる | 時間がかかる |
| Web | ⑤Web広告 | 新規客 | 出稿中は継続してかかる | 早い |
| Web | ⑥ブログ・SEO | 新規客 | 少額〜(主に人手) | 時間がかかる |
| Web | ⑦予約ポータルサイト | 新規客 | 掲載プランによる | 早い |
| Web | ⑧LINE公式アカウント | 再来客 | 無料プランから始められる | 来店後に効く |
| オフライン | ①チラシ・ポスティング | 新規客 | 配布のたびにかかる | 早い |
| オフライン | ②フリーペーパー・地域情報誌 | 新規客 | 掲載のたびにかかる | 早い |
| オフライン | ③看板・店頭の掲示 | 近隣の新規客 | 制作時にかかる | 時間がかかる |
| オフライン | ④紹介制度 | 来店客の友人・家族 | 特典の分だけ | 時間がかかる |
| オフライン | ⑤近隣のお店との相互紹介・地域イベント | 近隣の新規客 | 少額〜(主に人手) | 時間がかかる |
費用感は相対的な目安で、地域や店舗の規模、外注するかどうかで変わります。具体的な金額は、施策の範囲を決めてから見積もりを取って比べるのが確実です。
13の手法をすべて同時に始める必要はありません。開業したばかりなのか、新規客は来るのに再来が続かないのかによって、先に手をつけるべき施策は変わります。
美容室でよくある6つの状況ごとに、優先する施策と理由をまとめました。
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| # | こんな状況なら | まず取り組む施策 | 優先する理由 |
|---|---|---|---|
| ① | 開業前・開業直後で、地域でまだ知られていない | Googleビジネスプロフィール・予約ポータル・チラシ | 「地域名+美容室」で探す人に見つけてもらう入口になる |
| ② | 個人美容室・1人美容室で、手が回らない | Googleビジネスプロフィール・Instagram・LINE | 少ない費用で、新規の入口と再来の仕組みを両方作れる |
| ③ | 新規客の予約そのものが少ない | Instagramの作例・Web広告・MEOの口コミ | 探している人の目に触れる回数を増やすのが先 |
| ④ | 予約ポータル経由の新規客ばかりで、利益が残らない | LINE公式アカウント・ホームページの予約導線 | 来店した人を自店の接点に移すほど、次の予約を自店で取れる |
| ⑤ | 新規客は来るのに、2回目の来店が続かない | カウンセリングと次回提案・来店後のLINE | 集客を増やしても、初回で離れる人が増えるだけ |
| ⑥ | 平日や閑散期の予約枠が埋まらない | 既存客へのLINE配信・平日向けのメニュー | 新規の検索が落ちる時期は、既存客の来店を前倒しするほうが早い |
⑤の「新規客は来るのに2回目が続かない」状態は、集客施策を増やしても解決しません。具体的な改善方法は新規客をリピーターにする方法で解説しています。
来店と購買につなげる集客の全体設計は、StockSunが無料で配布している『〔完全版〕失敗しないための店舗集客攻略マニュアル』でも詳しくまとめています。
\何から始めるべきかを一緒に整理/
【無料】美容室の集客を相談する美容室を探す人は、Googleマップ・Instagram・予約ポータルを行き来しながら、仕上がりの写真と口コミを見比べて予約先を決めます。ここでは、美容室のWeb集客で使う8つの手法を、美容室ならではの使い方とあわせて解説します。
ホームページとは、Googleマップ・Instagram・広告など、ほかの施策から来た人が最後に確かめに来る受け皿です。おしゃれな見た目より、知りたい情報から予約まで迷わずたどり着けるかどうかが成果を左右します。
美容室を初めて予約する人が確かめたい情報は、ほぼ決まっています。最低限、次の4つはトップページから1クリックで届く位置に置きましょう。
なお、予約ポータルにしか予約窓口がない美容室もあります。ホームページから自店の予約システムやLINEで予約できるようにしておくと、ポータルを通さない予約の受け皿になります。
MEOとは、Googleマップや「地域名+美容室」の検索結果に出る地図枠で、自店の情報を上位に表示させるための施策です。Googleビジネスプロフィールへの登録は無料で、開業直後の美容室がまず取り組むべき施策といえます。
登録で押さえたいのは、次の2つです。
注意したいのが口コミの集め方です。
Googleのポリシーでは、口コミの投稿と引き換えに割引や無料サービスなどのインセンティブを提供する行為が禁止されており、「口コミを書いたら次回割引」といったお願いは口コミが削除される原因になります(出典:Googleマップ ユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー)。
正しい集め方は、次の2つです。
来店したお客様に口コミを「お願いするだけ」でも、意外と書いてくれる人は多くいます。StockSunの認定パートナーが支援したリラク系サロン(ヘッドスパ)でも同じでした(動画は④ショート動画で紹介)。
特典を付けず、消費者庁のガイドラインに反しない形で声をかけるだけでも結果は変わります。
Instagramは、仕上がりの写真や動画をそのまま見せられるため、美容室と相性の良いSNSです。髪型を探している人は、ハッシュタグや地域名で検索し、作例から予約先を選ぶことも少なくありません。
店のアカウントでは得意なスタイルの作例とメニューを発信し、スタイリスト個人のアカウントでは技術の解説や人柄が伝わる投稿をする、という役割分担が基本です。
美容師の個人アカウントは「この人に切ってほしい」という指名につながりやすく、店のアカウントより親しみを持たれやすい傾向があります。
プロフィール欄には、予約ページやLINEへのリンクを必ず置きましょう。投稿を見て興味を持った人が、その場で予約まで進めるようにするためです。
来店したお客様に投稿をお願いする場合は注意が必要です。
特典と引き換えに投稿してもらうなど、店が投稿内容に関わる場合は、広告であることが分かるように表示しないと景品表示法のステルスマーケティング規制に触れるおそれがあります(出典:消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」)。
店舗のInstagram集客と、お客様の投稿の活かし方は、StockSunのYouTubeチャンネルでも解説しています。
ショート動画とは、TikTok・Instagramのリール・YouTubeショートなどで配信する1分前後の縦型動画です。フォロワー以外にも表示されやすく、まだ自店を知らない人に見つけてもらうきっかけになります。
美容室なら、カラーや縮毛矯正の施術前後の変化、スタイリングのコツなど、変化が一目で分かる内容が向いた素材です。モデルではなく一般のお客様の変化を見せると、見ている人が自分に置き換えて考えやすくなります。
次の動画では、認定パートナーの高山太一が、リラク系サロン(ヘッドスパ)を含むショート動画集客の事例を話しています。
美容室そのものの事例ではありませんが、予約で席を埋める店舗型のサロンとして、美容室にも当てはめやすい内容です。
Web広告とは、検索結果やSNSに費用を払って自店の情報を表示させる施策です。出稿したその日から表示されるため、新規客を短期間で集めたい美容室におすすめです。
リスティング広告は「地域名+髪質改善」のように、施術名と地域名で今まさに探している人に表示する広告です。MEOと組み合わせると、検索結果の上部で自店を目にしてもらう機会が増えます。
SNS広告は、年齢・地域・興味関心で絞り込んで配信できる広告です。作例の写真や施術前後の動画をそのまま広告にできるため、まだ美容室を探していない人に「この髪型にしたい」と思ってもらうきっかけを作れます。
出稿の時期は、縮毛矯正や行事のヘアセットなど、需要が増える月に合わせるのが効果的です。月ごとの検索の動きは、美容室の集客は時期で変わるで検索データとあわせて紹介しています。
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SEOとは、「地域名+美容室」などのキーワードで検索したときに、自店のホームページを上位に表示させるための施策です。広告と違って掲載費がかからず、上位を取れれば予約の入口が増え続けます。
美容室のSEOで狙いやすいのは、地域名と得意な施術名を組み合わせた検索語です。大手の予約ポータルが拾いにくい細かな悩みに、専門店として答えられます。
狙いやすい検索語の例
「〇〇駅 縮毛矯正」
「〇〇市 白髪ぼかし」
一方、成果が出るまでに時間がかかるため、すぐに予約を増やしたい時期には向きません。キーワードの選び方や記事の作り方は、美容院向けのSEO対策の記事で詳しく解説しています。
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予約ポータルサイトとは、ホットペッパービューティーや楽天ビューティのように、地域や条件で複数の美容室を比べて予約できるサイトです。美容室を探している人が集まっているため、掲載したその月から予約が入ることもあります。
一方、近くの美容室と同じ画面で比べられるため、クーポンの安さだけで選ばれると再来につながりにくくなります。次の3つを充実させ、価格以外で選ばれる理由を見せましょう。
StockSunの認定パートナーが支援したリラク系サロンでは、ホットペッパーのすべての項目に写真を入れ、文面もきちんと書き込みました。写真が暗いだけで来店したい気持ちがわかないこともあるため、撮影した写真に差し替えています。
ポータルとの付き合い方は、予約ポータルと自社集客の配分で詳しく解説しています。
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LINE公式アカウントとは、友だち登録したお客様にメッセージを配信できる企業向けのアカウントです。新規客を集める施策というより、一度来店したお客様にまた来てもらうための施策といえます。
来店時に友だち登録をお願いしておけば、来店周期に合わせた案内や空き枠のお知らせを直接届けられます。予約ポータル経由の新規客も、LINEに登録してもらえば次からは自店で予約を受けられるようになります。
美容室のマーケティングを戦略から見直したい場合は、美容院(美容室)のマーケティング戦略の記事もあわせてご覧ください。
\自店に合う手法を見極める/
【無料】美容室のWeb集客を相談する美容室は通える範囲のお客様が中心になるため、地域に直接届くオフラインの宣伝も今でも有効です。ここでは、美容室で使う5つのオフライン集客を解説します。
チラシは、ネットで美容室を探さない層にも届けられる宣伝方法です。配り方には、各家庭のポストに直接入れるポスティングと、新聞に挟む新聞折込があります。
配布範囲は、来店してほしい人が無理なく通える範囲に絞るのが基本です。チラシには得意な施術とQRコードを載せ、予約ページやLINEに移れるようにしておくと、どのチラシから予約が入ったかを測りやすくなります。
地域のフリーペーパーや情報誌は、その地域に住む人がまとめて目を通す媒体です。子育て世帯向け・シニア向けなど媒体ごとに読者層が違うため、自店のお客様に近い読者を持つ媒体を選ぶのがポイントです。
掲載するときは、ホームページやInstagramと同じ作例の写真を使い、誌面を見て検索した人が同じ店だと分かるようにしておくと効果的です。
看板は、通勤や買い物で前を通る人に自店の存在を覚えてもらう宣伝方法です。店名だけでは、何が得意な美容室なのかが伝わりません。
「白髪ぼかしのハイライトが得意」「髪質改善の専門店」のように、誰にどんな施術をする店なのかを一言で示しましょう。店頭のブラックボードには、季節のメニューや当日の空き枠を書くと、立ち寄るきっかけになります。
紹介制度とは、来店客の友人や家族を紹介してもらう仕組みです。紹介された人は仕上がりや接客の評判を聞いたうえで来るため、初回から信頼関係を作りやすいのが特徴です。
紹介した人とされた人の両方に特典を用意し、会計時に紹介カードを渡す形が一般的です。
なお、紹介への特典とGoogleの口コミへの特典は別物です。口コミと引き換えに特典を渡すことはポリシーで禁止されているため、混同しないよう注意が必要です。
近くのカフェ・ネイルサロン・アパレル店などと、お互いのショップカードを置き合う方法もあります。客層が近いお店同士なら、自店だけでは届かなかった人に知ってもらえます。
地域のお祭りやマルシェにヘアアレンジのブースを出すのも、技術を直接見てもらえる宣伝方法です。その場でLINEに登録してもらえば、イベント後の予約につなげられます。
客層が近く、ショップカードを置き合う相手にもなるネイルサロンの集客は、ネイルサロンの集客方法の記事で解説しています。
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ネイルサロンの集客方法13選|客が来ない原因・季節のデザイン需要・リピーターを増やすコツ
美容室の集客で最も多い悩みの1つが、予約ポータル経由の新規客に頼りきりになっている状態です。ここでは、ポータルとGoogleマップ・Instagram・LINEなどの自社集客を、どう組み合わせればよいかを解説します。
まずは、集客の経路ごとの役割を整理しました。
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| 経路 | 主な役割 | 強み | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| 予約ポータル | 新規客の入口 | 美容室を探している人が集まっている | 近くの店と並べて比べられ、クーポン目当ての来店になりやすい |
| Googleマップ(MEO) | 近くで探す人の入口 | 登録は無料で、口コミと写真で選ばれる | 情報や写真が古いと比較で見劣りする |
| 作例で選んでもらう | 仕上がりとスタイリストの人柄が伝わる | 予約ページへのリンクがないと見られて終わる | |
| LINE公式アカウント | 再来店の案内 | 来店後のお客様に直接連絡できる | 配信が多すぎるとブロックされる |
ポータルをやめる必要はありません。ポータルは新規客の入口と割り切り、2回目以降の予約を自社の接点で受ける形にすると、両方の良さを活かせます。
店舗型のサロンでは、SNSだけを100点や80点にしても、ほかが0点や20点ではあまり意味がありません。
同じサロンでは、SNS・Googleビジネスプロフィール・ホットペッパー・店内のオペレーションを、まずすべて60点にそろえるところから始めました。
新規客向けのクーポンを大きく値引きすると、初回は予約が入っても、通常料金に戻った2回目で離れる人が増えます。値引きの幅を競うのではなく、自店の得意な施術を試してもらうメニューにするのが基本です。
たとえば、得意なカラーとトリートメントを組み合わせた初回メニューにすれば、価格ではなく仕上がりで選んでもらえます。値引きだけで集めたお客様は、より安い店が出てきたときに離れやすい点に注意しましょう。
ポータルから来た新規客には、会計時にLINEの友だち登録とInstagramのフォローをお願いしましょう。次回の予約をLINEや自店の予約システムで受けられるようになれば、再来のたびにポータルを通す必要がなくなります。
登録のお願いは、「次回の来店時期が近づいたらお知らせします」「空き枠をお知らせします」のように、お客様にとってのメリットとセットで伝えると受け入れてもらいやすくなります。
どの経路にどれだけ力を入れるかは、感覚ではなく記録で決めます。予約が入ったときに「何を見て来店したか」を聞き、経路ごとの新規客の数と、そのうち2回目に来た人の数を毎月記録するのが基本です。
新規客は多いのに再来が少ない経路は、クーポンの設計か来店後のフォローを見直す対象です。反対に、新規客は少なくても再来が多い経路は、力を入れる価値があります。
美容室の需要は1年中同じではありません。ここでは、行事のヘアセットや縮毛矯正を探す人が増える時期を実際の検索データで確認し、時期ごとにやるべき集客を解説します。
StockSunがAhrefsで美容室に関係する検索語の月間検索数を調べたところ、どの検索語も、ピークの2〜3か月前から検索が増え始めていました(Ahrefsの推定値・日本・2024年10月〜2026年9月/2026年10月17日取得)。
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| 検索語 | 増え始める月 | ピークの月 | ピーク月の検索数(推定) | 告知を始める目安 |
|---|---|---|---|---|
| 卒業式 ヘアセット | 1月(2026年1月:533回) | 3月 | 2025年3月:2,092回 2026年3月:2,052回 | 12月〜1月 |
| 入学式 髪型 | 1月(2026年1月:301回) | 4月 | 2025年4月:6,594回 2026年4月:6,295回 | 12月〜1月 |
| 縮毛矯正 | 3月(2026年3月:57,866回) | 6月 | 2025年6月:93,253回 2026年6月:74,420回 | 3月〜4月 |
| 七五三 ヘアセット | 8〜9月(2025年9月:587回) | 10〜11月 | 2024年11月:1,094回 2025年10月:915回 | 8月 |
| 成人式 ヘアセット | 10〜11月(2025年11月:516回) | 1月 | 2025年1月:2,588回 2026年1月:2,420回 | 9月〜10月 |
行事のヘアセットと髪型の検索数をグラフにすると、山の位置が毎年ほぼ同じだと分かります。グラフでは、検索数の桁が大きい縮毛矯正は除いています。
2年分のデータで、山の形はほぼ同じでした。行事の直前に告知を始めても、早く動く人はすでに予約先を決め始めています。
「美容室」そのものの検索数にも季節の波があります。2026年3月(82,788回)と4月(83,274回)が最も多く、2025年11月(61,955回)が最も少ない月でした(Ahrefs推定値)。
「卒業式 ヘアセット」は1月から増え始めて3月に、「入学式 髪型」は1月から増え始めて4月に山を迎えます。卒業式は袴に合わせたヘアセット、入学式は子どもと保護者のヘアセットやカットが中心です。
早朝の予約枠を用意できる美容室は、1月のうちにホームページ・Instagram・ポータルで受付を始めましょう。行事のヘアセットで初めて来店したお客様に、次のカットの案内まで届けられれば新規客の獲得につながります。
「縮毛矯正」は検索数そのものが大きい検索語です。2025年は1月(47,425回)から6月(93,253回)にかけて約2倍に増えており、湿気で髪がうねる梅雨の前に探す人が増えることが分かります。
縮毛矯正が得意な美容室は、検索が増え始める3月から4月に作例の投稿と広告を始め、5月までに予約枠を見せておきましょう。縮毛矯正は時間がたつと伸びた部分に癖が戻るため、施術時に次回の目安を伝えておくと再来にもつながります。
「七五三 ヘアセット」は8月から増え始めて10〜11月に、「成人式 ヘアセット」は10〜11月から増え始めて1月に山を迎えます。どちらも日にちが決まっている行事のため、早く予約を受け付けた美容室が選ばれやすくなります。
成人式は振袖の着付けとセットで探す人も多いため、秋のうちに受付を始めるのが理想です。年末は通常のカットやカラーの予約も集中するため、既存客にはLINEで早めに空き枠を案内しておくと安心です。
行事のヘアセットの検索は5月〜7月にほとんど動かず、縮毛矯正の検索は11月〜2月に落ち着きます(Ahrefs推定値)。
新しく美容室を探す人が減る時期は、新規客の獲得に予算をかけるより、既存客の来店を前倒しするほうが効率的です。この時期にやっておきたいことは次の3つです。
StockSun認定パートナー 小林 英樹
行事のヘアセットや縮毛矯正の告知は、予約が混み始めてから出せば十分だと思われがちです。しかし検索データを見ると、お客様はピークの2〜3か月前から予約先を探し始めています。告知の開始を早め、比較される候補に入る時期を逃さないことが季節集客の出発点です。
\需要の山に間に合う告知スケジュールを作る/
【無料】季節ごとの集客計画を相談する美容室の集客は、新規客が来店した時点で終わりではありません。ここでは、予約から定着までの途中でお客様が離れてしまう理由と、その対策を3つの段階に分けて解説します。
リピート率とは、来店したお客様のうち、再び来店した人の割合です。新規客を集める費用は来店のたびにかかるため、2回目・3回目と続けて来てもらえるかどうかで、集客にかけた費用が回収できるかが決まります。
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| 段階 | 離れてしまう主な理由 | 対策 |
|---|---|---|
| ①予約→来店 | 予約を忘れる・予定が変わって連絡しづらい | 前日のリマインド・LINEやWebで予約変更できる仕組み |
| ②初回来店→2回目 | 仕上がりが希望と違った・次に行く理由がない | カウンセリングの丁寧さ・次回の目安の提案・来店後のお礼 |
| ③2回目以降→定着 | なんとなく別の店を試す・来店の時期を逃す | 担当スタイリストの指名・来店周期に合わせたLINEの案内 |
予約が入っても、当日に来店がなければ売上になりません。前日にLINEやメールでリマインドを送り、予約日時と担当者をあらためて伝えるのが基本です。
予定が変わったお客様が、電話をかけなくても予約を変更できるようにしておくことも大切です。連絡しづらさから無断キャンセルになるのを防ぎ、空いた枠を別のお客様に回せます。
初回の来店で最も大切なのは、施術前のカウンセリングです。次の3つを丁寧に聞き取り、仕上がりのずれを防ぎましょう。
会計時には、髪の状態から考えた次回の来店の目安を伝えます。カラーの色持ちや縮毛矯正の伸び具合など、理由とあわせて提案すると押し売りに聞こえません。
来店後のアフターフォローには、LINEでのお礼とお手入れ方法の案内が効果的です。来店から数日たって髪の扱いに迷うタイミングに届けると、店を思い出してもらうきっかけになります。
前出のリラク系サロンでも、LINEに凝った条件分岐の配信は入れず、来店した方へ「ご来店ありがとうございます」とお礼のメッセージを送る変更を加えました。
複雑な仕組みを作る前に、お礼の一言から始めるだけでも来店後の接点は作れます。
お客様が別の店へ移る理由は、不満よりも「なんとなく」であることも少なくありません。担当スタイリストを決めて指名してもらう関係を作ると、ほかの店を試す理由が減ります。
LINEでは、全員に同じ案内を一斉に送るより、前回の施術と来店日から次の来店時期が近いお客様に絞って案内するのが効果的です。配信を必要な人に絞るほど、ブロックされにくくなります。
StockSun認定パートナー 小林 英樹
売上が伸びないとき、多くの美容室はまず新規客を増やす施策を探します。ところが実際には、初回の来店から2回目につながらず、集めたお客様が毎月入れ替わっているだけのことがよくあります。新規集客に予算を足す前に、初回から2回目への流れを点検するのが近道です。
\どの段階で離れているかを診断/
【無料】リピート率の改善を相談する個人美容室や1人美容室が、知名度と広告費のある大型サロンと同じやり方で戦うのは得策ではありません。ここでは、規模の小さい美容室が選ばれる理由を作るための5つのポイントを解説します。
商圏とは、お客様が無理なく通える範囲のことです。住宅地の美容室なら近所に住む人、駅前の美容室なら通勤や通学で駅を使う人が中心になります。
商圏が決まると、チラシを配る地域、広告を出すエリア、ホームページに書く地名がすべて決まります。そのうえで「20〜50代の女性」のような広い設定ではなく、どんな悩みを持つ人に来てほしいのかまで絞り込むことが欠かせません。
「丁寧なカウンセリング」「居心地の良い空間」は、どの美容室も使う言葉です。お客様が比べているのは、自分の悩みや理想の髪型に応えてくれる店かどうかです。
たとえば「白髪ぼかしのハイライトが得意」「髪へのダメージを抑えたカラー」「静かに過ごせる完全予約制」のように、得意な施術と過ごし方を具体的に書き出します。
強みが一言で言えると、作例・看板・ポータルの紹介文まで同じ軸でそろえられます。
美容室では、店よりも「この人に担当してほしい」という理由で予約先が決まることがあります。スタイリスト個人のInstagramで得意な施術や考え方を発信すると、指名での予約につながります。
個人の発信を店の集客につなげるには、プロフィール欄に店の予約ページを置き、店のアカウントからも各スタイリストを紹介しておくことが欠かせません。
スタイリストの得意分野が重ならないように役割を分けると、店としての対応範囲も広く見せられます。
予算が限られる個人美容室は、費用のかからない施策から始めるのが基本です。Googleビジネスプロフィール・Instagram・LINE公式アカウントは、いずれも無料で始められます。
まずはこの3つで「見つけてもらう→作例で選んでもらう→また来てもらう」の流れを作り、予約が安定してから広告や予約ポータルの有料プランを検討しましょう。費用をかける施策は、経路別の記録で効果を確かめながら広げるのが安全です。
口コミのお願いや作例の撮影は、オーナー1人では続きません。店舗ビジネスは、スタッフの協力が得られないと成果が上がりにくい業態です。外部の支援者が入る場合も、まずスタッフへの説明に力を入れることが欠かせません。
投稿や声かけを「やる意味があるのか」と思われないよう、目的とお店にとってのメリットを先に伝えることが出発点です。
店の中の人から頼むと業務が増えると受け取られることもあり、外部のコンサルタントから伝えることで「店のためにやろう」と受け止めてもらえる場合もあります。
StockSun認定パートナー 小林 英樹
個人美容室ほど、大型サロンに負けないよう値下げやクーポンで勝負しようとしがちです。しかし価格で選んだお客様は、より安い店が見つかればすぐに移ってしまいます。得意な施術を一言で言える状態にしてから、その強みを求めている人へ届けるのが確実な近道です。
施策を打っているのに予約が増えない場合、原因は手法の選び方以外にあることも少なくありません。ここでは、美容室の集客がうまくいかない代表的な原因を4つ解説します。
厚生労働省の衛生行政報告例によると、令和6(2024)年度末の美容所の数は277,752施設で、前年度より3,682施設(1.3%)増えています(出典:厚生労働省「令和6(2024)年度衛生行政報告例の概況」/2025年10月21日公表)。
令和2(2020)年度末の257,890施設から、4年間で約2万施設増えた計算です。美容所が増え続ける中で、同じ商圏のお客様を近くの店と取り合う状況は年々厳しくなっています。
新規客向けの値引きは予約を集めやすい一方、価格で選んだお客様は2回目に通常料金へ戻ったときに離れやすくなります。値引きを強めるほど、来店数は増えても利益が残りにくくなります。
初回クーポンは、自店の得意な施術を試してもらう内容にするのが基本です。設計の考え方は予約ポータルと自社集客の配分で解説しています。
予約の窓口がポータルだけになっていると、再来のたびにポータルを通すことになり、掲載内容の変更や掲載条件の見直しの影響をそのまま受けます。
Googleビジネスプロフィール・Instagram・LINEなど、自店で直接お客様とつながれる接点を少しずつ増やしておくことが、安定した集客の土台になります。
毎月の新規客の数だけを追っていると、来店したお客様がその後どうなったかが見えません。新規客は来ているのに売上が伸びない場合は、2回目の来店につながっていない可能性があります。
この場合、集客を増やしても売上は安定しません。先に新規客をリピーターにする3つの段階を見直しましょう。
StockSunでは、店舗集客・LINE・Instagramを得意とする認定パートナーを指名して相談できます。ここでは、本記事で触れた施策ごとに相談先となる5名を紹介します。
稲益仁の強みは、LINE公式アカウントの設計から運用までを、店舗の再来店につながる形で組み立てられる点です。
LINEヤフー社の認定講師制度「LINE Frontliner」に認定されており、累計400を超える公式アカウントを運用してきました。
理美容などの店舗ビジネス向けには、来店したお客様をLINEの友だちにし、再来店を促す配信を自動化する自社開発ツールも提供。予約ポータル経由の新規客をリピーターに育てたい美容室におすすめです(稲益仁のプロフィール)。
舘将志の強みは、自ら店舗を経営してきた経験をもとに、開業から集客までをオンラインとオフラインの両面で支援できる点です。店舗集客向けにMEOのSaaSツールを開発・提供しており、自社でもパーソナルジムを7店舗経営しています。
サイバーエージェント出身で、運用型広告の設計と運用も得意分野。開業前後の美容室や、Googleマップと広告で新規客を増やしたい美容室におすすめです(舘将志のプロフィール)。
富田竜介の強みは、フォロワー数ではなく売上から逆算してSNSの戦略を設計できる点です。InstagramやTikTokなどで累計300アカウントの支援実績があり、Instagramを活用した店舗の売上最大化にも取り組んできました。
中小企業向けのSNSマーケティングの書籍も出版。店やスタイリスト個人のInstagramを予約につなげたい美容室におすすめです(富田竜介のプロフィール)。
中上雄翔の強みは、集客はできているのに売上につながらない状態を、LINEを軸にした導線設計で改善できる点です。業種業態を問わず、150件を超えるLINEマーケティングを支援してきました。
実店舗のLTV向上も得意領域で、シュークリーム店の顧客のリピーター化も支援。新規客は来ているのに2回目の来店が続かない美容室におすすめです(中上雄翔のプロフィール)。
高山太一の強みは、SNSの運用代行ではなくマーケターとして、SNSが本当に合う施策かどうかから提案できる点です。大学在学中の20歳でSNS運用代行会社を創業し、InstagramとTikTokの運用に携わってきました。
社外CMOとして10数社のマーケティング戦略の策定も支援。SNSとGoogleマップ・予約ポータルをまとめて見直したい美容室におすすめです(高山太一のプロフィール)。
美容室向けの支援の流れや料金プランは、美容室の集客支援のページからも確認できます。
\店舗集客・LINE・SNSの認定パートナーが対応/
【無料】美容室の集客をプロに相談する最後に、美容室の集客についてよくある質問に回答します。
開業前のうちに、Googleビジネスプロフィールの登録とInstagramのアカウント作成を済ませましょう。開業日までに内装や作例の写真を投稿しておけば、オープン直後から「地域名+美容室」で探す人の候補に入れます。
開業直後は知名度がないため、予約ポータルやチラシで新規客の入口を作り、来店したお客様にLINEへ登録してもらう流れを最初から作っておくのが効率的です。
できます。1人美容室は施術できる人数に限りがあるため、新規客を大量に集めるより、来店したお客様に長く通ってもらうことを優先しましょう。
施術中に手が離せない1人美容室こそ、Web予約とLINEのリマインドを自動化しておくと、電話対応の負担を減らしながら予約を受けられます。
すぐにやめる必要はありません。予約ポータルは、美容室を探している人に見つけてもらえる新規客の入口として役に立ちます。
大切なのは、ポータル経由で来店したお客様をLINEや自店の予約システムに移し、2回目以降は自社の接点で予約を受けることです。経路別の新規数と再来数を記録し、費用に見合うかを定期的に確かめることが大切です。
Googleビジネスプロフィール・Instagram・LINE公式アカウントは、いずれも無料で始められます。オフラインでは、店頭の掲示や近隣のお店とのショップカードの置き合いも、少ない費用で始められる宣伝方法です。
費用をかけずに始めた施策でも、「何を見て来店したか」を記録しておけば、どの施策に時間をかけるべきかが分かります。
付けてはいけません。Googleのポリシーでは、口コミの投稿と引き換えに割引や無料サービスなどのインセンティブを提供する行為が禁止されており、該当する口コミは削除の対象になります。
特典を付けずに、仕上がりを喜んでもらえたタイミングで感想の投稿をお願いするのが正しいやり方です。友人を紹介してもらう紹介制度の特典は、Googleの口コミとは別の取り組みです。
メンズ向けのメニューを用意したうえで、得意なスタイルを具体的に打ち出すことが大切です。
「メンズカット全般」より、「フェードカット」「ニュアンスパーマ」のように特定のスタイルが得意だと伝えたほうが、その髪型にしたい人に選ばれやすくなります。
Instagramやショート動画で、メンズスタイルの施術前後を中心に発信するのも効果的です。
美容室の集客は、13の手法をすべて試すことではなく、見つけてもらう入口を作り、需要が増える時期に告知し、来店したお客様に2回目も来てもらうことが基本です。
まずは自店が予約・来店・再来のどこでつまずいているかを確認し、そこに合う施策から始めましょう。
予約ポータルは新規客の入口と割り切り、Googleマップ・Instagram・LINEなど自社の接点を育てることが、価格競争に巻き込まれない近道です。
何から手をつけるべきか迷う場合は、店舗集客の支援に対応するStockSunの認定パートナーに、無料相談で現状を見てもらうところから始めてみてください。
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StockSun認定パートナー 小林 英樹
SNSも広告もポータルも全部やらないと新規客は増えない、と考える美容室は少なくありません。実際に予約を左右するのは、作例や口コミを見た人が、迷わず予約まで進める導線です。手法を増やす前に、見つけてもらってから予約するまでの流れを整えるのが先です。