ステップ配信はLINE公式アカウントのメイン機能であり、LINEマーケティングの根幹です。適切に構築することで、顧客への訴求効果は何倍にもなります。
しかし、その構築難易度の高さから、「自社のマーケティングに有効活用できていない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、毎月40社以上のLINEコンサルを請け負う中上が、LINEステップ配信のやり方について、以下の3つの項目で徹底解説します。
ステップ配信を体系的に学べる記事になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むにあたり、私が監修した企業LINE向けの資料「LINE構築運用ガイドライン」があると、より理解が深まります。以下のバナーから無料配布しているので、ぜひダウンロードしておきましょう。
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ステップ配信は、LINE公式アカウントの機能の1つです。複数メッセージを事前に登録し、指定した順番・期間で自動配信する機能です。
配信時間やタイミングを指定し、訴求したいユーザーに合わせた配信ができるのが1番のメリットです。
ステップ配信により「30日間以上利用がないユーザーに対し、人気商品のクーポンを配布して再来店を促す」などの施策が可能となります。
LINEマーケティングの中核を担う機能であり、構築次第であらゆる企業にマッチしたマーケティング施策の実行に役立ちます。
LINEステップ配信のやり方を、以下の5つの手順で解説します。
「LINE公式アカウント」にログインし、サイドメニューの「ステップ配信」から「新規メッセージを作成」を選んでください。
ステップ配信の作成画面に移ったら、まず基本設定を行います。以下の項目をそれぞれ設定してください。
LINE公式アカウントのライトプラン以下だと、配信数上限に到達する可能性があります。この場合に配信数を抑えたいとき、上限を設定するとよいでしょう。
「メッセージ設定」に移り、開始条件を設定します。以下の項目をそれぞれ設定してください。
LINE公式アカウントの開始条件は、基本的に「友だち追加時」になります。すべての友だちに配信したくない場合は「追加日」や「追加経路」設定で対象を絞り込みましょう。
追加経路設定で使える流入経路は、以下のとおりです。
開始条件が設定できたら、メッセージ内容に進みます。
先に、メッセージ間の日数調整方法を解説します。
ルート上にある「◯日後」というアイコンをクリックすると、待ち時間の編集画面に入ります。ここで、日数を1~30日の間で調整してください。
調整できたら、画面下部の「保存」をクリックします。これで、日数が調整できました。
次にメッセージ配信や条件分岐を設定し、ルートを作成しましょう。個別に解説するので、参考にしてください。
ルート上にある「ステップを追加」から「メッセージを配信」をクリックします。
メッセージ作成欄が表示されるので、以下の項目をそれぞれ入力してください。
メッセージ欄で使えるコンテンツは、以下のとおりです。
テキストの場合、下にあるボタンから「友だちの表示名」と「アカウント名」の2種類の自動入力を利用できます。
ステップ配信では、1回の配信に最大3吹き出しまで送信が可能です。吹き出しを増やす際は、メッセージ欄左下の「+追加」をクリックしてください。
メッセージ配信画面の左上には「プレビュー」ボタンがあり、配信内容を実際の画面で確認できます。どのようなレイアウトや文面になるか確認しつつ、内容を決めていきましょう。
内容がすべて決まったら、最下部の「保存」を押せば完了です。
ルート上にある「ステップを追加」から「条件分岐を追加」をクリックします。
条件分岐は、以下の2つから設定が可能です。
条件 | 内容 |
---|---|
みなし属性 | 性別 年齢層 OS(使用端末) 地域(地方・都道府県別) |
オーディエンス | メッセージクリック メッセージインプレッション リッチメニュークリック リッチメニューインプレッション 友だち追加経路 チャットタグ ユーザーIDアップロード ウェブトラフィック |
「オーディエンス」は「チャットタグ」を除いて対象者が50人以上必要なので、LINE構築初期は、基本的に「みなし属性」で分岐を設定します。
設定が完了したら「保存」をクリックしましょう。
すべてのルートを設定できたら「利用開始」をクリックしてください。
これで条件に合う友だちにむけて、ステップ配信が開始されました。
ステップ配信は便利ですが、構築の際には以下6つの注意点があります。
1. 開始条件が2種類しかない
2. みなし属性とオーディエンス以外で条件分岐できない
3. 最大10通までのシナリオしか構築できない
4. 最短1日・最長30日間隔でしか配信できない
5. 配信時間を詳細に設定できない
6. 無料プランは月間配信数上限が厳しい
LINE公式アカウントのステップ配信では、配信開始条件を以下の2つから設定できます。
しかしながら、オーディエンス設定にある汎用性が高い項目を利用するには、対象者を「50人以上」分類しなくてはいけません。
50人未満でも使えるのは「チャットタグ」のみ。チャットタグをユーザーに付与するには、ユーザー側からのメッセージ送信が必要です。
もちろん作成直後の企業LINEには、それほど多くの登録者はいません。よって、使える条件は基本的に「友だち追加時」のみとなります。
柔軟に配信条件を設定したい場合、外部連携ツールを使う手段があります。おすすめの外部ツールは「Lステップ」と「エルメ」の2つです。
いずれのツールも、以下のような条件でステップ配信を開始できます。
LステップはLINE構築全体の自由度がトップクラスに高いため、とくにおすすめです。詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
Lステップでの効果的な集客方法は?使うべき7つの機能やメリット・注意点もプロが徹底解説
LINE公式アカウントのステップ配信では、あまり詳細な条件分岐ができません。分岐に使えるのは以下の「みなし属性」と、オーディエンス設定のみとなります。
特定のキーワードを送信したら分岐、といったこともできないので、外部連携ツールと比較して、自由度はかなり低くなります。
複雑な条件分岐が不要であれば問題ありませんが、商品ボタンタップや特定メッセージ送信を条件分岐に設定したい場合、LINE公式アカウントでは役不足といえるでしょう。
エルメのステップ配信作成ガイド|効果を最大化するコツもLINEのプロが徹底解説
LINE公式アカウントでは、初回配信から10通分までのルートしか構築できません。
10通以内で完結するシナリオであれば問題ありませんが、11通以上の長大なルートが必要となった場合、LINE公式アカウントでは対応しきれません。
もし11通以上のルートを構築する際は、外部連携ツールが必要です。エルメは完全無料から始められる高コスパなツールなので、ぜひ以下の記事を参考に利用開始してみてください。
エルメ(エルメッセージ)とは?プロLINEマーケターが徹底解説
LINE公式アカウントでは、2つのメッセージの配信間隔を1~30日の間でしか設定できません。
つまり、以下のような配信設定は不可能です。
そのため、飲食店の公式LINEでランチ・ディナーの内容を1日で送りたい場合、1通の配信でまとめる必要があります。
また、友だち登録された直後に送りたいときは「あいさつメッセージ」という別機能の利用が必須です。
業種によっては大きなデメリットとなりますので、注意してください。
LINE公式アカウントのステップ配信は、配信時間を1時間単位でしか設定できません。
つまり「11~12時」のような、幅のある時間設定になります。この場合、11時から12時までのいずれかのタイミングで、ユーザーにメッセージが送られます。
11時ぴったりにメッセージを送信するのは不可能なので、厳密な時間設定が必要なメッセージを送りたければ、外部連携ツールを使いましょう。
LINE公式アカウントの無料プランでも、ステップ配信は利用可能です。しかしながら、無料プランでは月間配信数の上限が200通と厳しいものになっています。
LINE公式アカウントの料金プランごとの月間配信数上限は、それぞれ以下の表のとおりです。
プラン名 | コミュニケーション プラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 0円 | 5,500円(税込) | 16,500円(税込) |
無料メッセージ 配信数上限 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 不可 | ~3円/通 |
本格的にLINEマーケティングで訴求を目指すならば、有料プランへの加入は必須な点に注意しましょう。
ステップ配信の効果を最大化するには、以下の7項目の内容を押さえる必要があります。
ステップ配信は、8~9通で構成するのが理想的です。これは、弊社によるA/Bテストの分析結果や試行錯誤をもとにしているため、信憑性が高い情報になります。
具体的には、以下のような流れで構成すると、効果的にCTAを示せます。
これは、いわゆる「コラム型配信」と呼ばれるものです。この構成では、1通目で必ず商品・サービスのセールスを行ってください。
一般的にステップ配信は、通数を重ねるごとに開封率が下がります。そのため、初回に商品訴求を行わないと、潜在顧客を逃す可能性があるためです。
一貫したコラム配信を作成し、顧客の購買意欲やサービスへの関心を高めましょう。
動画配信を活用すると、単なるメッセージ配信よりも効果的な訴求につながります。動画配信の主な優位性は、以下の4点です。
1度作った動画が自社サイトや展示会でも利用可能な点は、とくに魅力的です。動画撮影・編集のコストはテキストより高めですが、結果的に費用対効果が高くなります。
ただし動画型配信は難易度が高く、内製のみでセールス用動画を制作できる企業はごく限られるのが現状です。
もし「動画型配信をしたいけど自社にリソースがない…」という方は、ぜひとも中上にご一報ください。以下のリンクでは、LINEマーケティングに関する無料相談を実施しています。ぜひお気軽にご連絡ください。
メッセージ1つで行う行動訴求は、必ず1つに定めましょう。
ここでは具体例を出します。以下のメッセージをご覧ください。
いつも当店をご利用いただき、ありがとうございます。
より良いサービス提供のため、簡単なアンケートにご協力ください。
回答いただいた方には、次回使える500円クーポンをプレゼント!
▼アンケートに回答する
https://◯◯◯.com/survey
▼過去のクーポンを確認する
https://◯◯◯.com/coupons
上記の文面では「アンケートへの回答」と「クーポンの確認」という2つのCTAが混ざっています。これではユーザーの注意が分散し、本来の目的であるアンケートへの回答率も下がってしまうでしょう。
ステップ配信で顧客育成を行う際は、1つずつ丁寧に進めることが重要です。
配信の効果を高めるために、1つのメッセージで1つのCTAを示すことを意識してください。
LINE公式アカウントのステップ配信では、配信時間を1時間単位で調整できます。
メッセージを配信する時間帯は、自社のターゲット層に合わせるのが理想です。いくつか具体例を出しますので、参考にしてください。
ターゲット層 | 最適な配信時間帯 |
---|---|
学生 | 通学時間:7~8時 昼休み:12~13時 放課後:16~22時 |
サラリーマン | 通勤時間:7~8時 昼休み:12~13時 退勤後:18~22時 |
主婦 | 家事が一段落した昼前:10~12時 昼過ぎから子どもが返ってくるまで:13~16時 |
2023年のLステップの調査によると、ユーザーがもっともメッセージを確認しやすい時間帯は夜の場合が多く、最多が「21時」でした。
メッセージを確認しやすい時間帯は「21時」が最多でした。
ちなみに、21時と回答した人の中で「22時以降」にもチェックをつけているのは、195人(55%)です。
注意点として、LINE公式アカウントのステップ配信では、配信時間は1時間単位でしか設定できません。1分単位で設定したければ、Lステップなど外部連携ツールが必須です。
「自社LINEの配信時間設定はどうすればよいかアドバイスが欲しい」という方は、ぜひ以下の無料相談から中上にご相談ください。過去の事例を根拠に、的確なアドバイスをさせていただきます。
はっきりいってしまうと、ステップ配信におけるブロック率は、あまり気にする必要はありません。
理由としては、ブロックを恐れて配信頻度を下げてしまうと機会損失につながるためです。
配信しなければ、現在いる顧客に情報を届けられません。すると本来取れていたコンバージョンが取れず、結果的に売上を逃します。
とくにリピーター育成を兼ねている場合は、ブロック率はほぼ関係ありません。情報を絶やさず、顧客に届けることのほうが重要です。
シナリオの定期的な見直しは大事です。顧客情報を正確に測定して改善点を洗い出すことは、売上アップにつながります。
具体例として、開封率の変化で解説します。配信内容ごとの到達人数を確認し、一定の部分で開封率の低下を観測したとします。
このように、とあるメッセージから開封率が下がった場合においては、前のメッセージ内容に問題がある可能性が高いです。
この場合は、部分的にA/Bテストを行い、効果測定をして改善を図るのが効果的です。
シナリオを定期的に見直してPDCAを回すことで、コンバージョン率の飛躍的な向上が期待できます。
ステップ配信は自由度が高い分、構築の難易度も高くなります。効果的な配信を構築するには、マーケティング領域における高い専門性が必要です。
加えて、LINEマーケティングは使える機能や施策が無数に存在するため、それらを選定するのも一苦労です。覚えるべきことがとても多く、内製でうまく行っている企業は多くありません。
もし内製での構築に自信がなければ、外注を考えましょう。LINEマーケティングの専門家であれば、的確に自社LINEの問題点を洗い出し、最適なアドバイスをもらえます。
以下のリンクで無料相談を実施しているので、ぜひお気軽にご連絡ください。過去に300社以上の構築を支援した経験から、最適なLINEマーケティングの手法についてご提案いたします。
ステップ配信はLINEマーケティングにおいて、もっとも大きな部位を占めています。緻密な設計のステップ配信により、効率的な顧客育成が可能です。
効果的なステップ配信を実現するには、1通で1CTA、最適な配信数の厳守など、いくつか重要なポイントを押さえる必要があります。
ただし、LINE公式アカウントには条件分岐や配信時間の制限があるため、より複雑な戦略を練る際は、外部連携ツールの活用を検討してください。
ツールや情報を最大限駆使し、最適なステップ配信の構築を目指しましょう!
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