「自社でLINE公式アカウントを利用しているが、運用が大変なためLステップの導入を検討している」
Lステップを導入すれば多くの操作を自動・効率化できるため、マーケティングの負担を大幅に軽減可能です。ところが、どのような機能があるのかいまいちわからないという方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、毎月40社以上のLINE構築を担当し、過去に300件以上の構築実績のある中上が、Lステップについて以下の3項目で解説します。
ぜひ最後まで記事をお読みください。
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まずLステップの基本的な情報を、以下の4項目から解説します。
Lステップとは「LINE公式アカウント」と連携し、操作の自動化や高度なマーケティングが可能となる「MA(マーケティングオートメーション)ツール」です。
LINE公式アカウント単体でもマーケティングは可能ですが、より詳細な顧客情報の収集や分析、管理を行うにはLステップのような拡張ツールが必要です。
Lステップには、以下のようにLINE公式アカウントの標準機能を補助し、効率化するさまざまな機能が備わっています。
LINE公式アカウントを最大限活用するなら、Lステップはほぼ必須のツールと言って差し支えないでしょう。
Lステップ=LINE公式アカウント だと考えている方もいますが、まったく別のサービスです。
LINE公式アカウントは「LINEヤフー株式会社」が提供する、LINEの公式コミュニケーションプラットフォームです。友だち追加した顧客に情報を発信し、問い合わせ対応やクーポン配布などを目的として使われています。
一方Lステップは「株式会社Maneql」が提供する、LINE公式アカウントと提携できる機能拡張サービスです。導入によりLINE公式アカウントの運用自動化や、顧客情報の収集・分析が可能となります。
LステップはLINEの公式サービスではなく、利用にはLINE公式アカウントとLステップの両アカウントを開設する必要があります。
Lステップの主な料金プランは、以下の3種類です。
プラン名 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
初月費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用(税込) | 5,000円 | 21,780円 | 32,780円 |
月間配信数 | 5,000通まで | 30,000通まで | 50,000通まで |
プランに応じて1ヶ月間に配信できるメッセージ数が異なり、月間配信数は以下のように計算されます。
送付人数 × メッセージ数 = 月間配信数
ただし、LINE公式アカウントのメッセージ数上限より多くは送信できません。以下にLINE公式アカウントのプランごとのメッセージ数上限を記載します。
例えばLステップでスタンダードプラン(30,000通まで)を利用していても、LINE公式アカウントがライトプラン(5,000通まで)の場合、送信上限は5,000通です。
それぞれの配信上限数が同じになるようにプランを調整することで、無駄なくLステップを活用できます。
なお、プロプラン以上にメッセージを送信したい場合、以下の大量送信プランも用意されています。
プラン名 | 10万通プラン | 30万通プラン | 50万通プラン | 100万通プラン |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
Lステップ合計月額料金(税込) | 87,780円 | 131,780円 | 142,780円 | 197,780円 |
月間配信数 | 100,000通まで | 300,000通まで | 500,000通まで | 1,000,000通まで |
大量送信プランで利用できる機能は、通常の「プロプラン」と同等です。
Lステップでは、プランごとに使える機能は大きく異なります。例えば詳細な流入経路分析やスタッフ設定を行いたい場合、プロプランへの加入は必須です。
Lステップの各プランで使える機能を以下の表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
各機能 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
個別トーク | ◯ | ◯ | ◯ |
シナリオ配信 | ◯ | ◯ | ◯ |
一斉配信 | ◯ | ◯ | ◯ |
自動応答 | ◯ | ◯ | ◯ |
テンプレート | ◯ | ◯ | ◯ |
予約管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
回答フォーム | ◯ | ◯ | ◯ |
リマインダ配信 | ◯ | ◯ | ◯ |
友だち追加時設定 | ◯ | ◯ | ◯ |
対応マーク管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
URLクリック測定 | ✕ | ◯ | ◯ |
リッチメニュー | ✕ | ◯ | ◯ |
コンバージョン | ✕ | ◯ | ◯ |
サイトスクリプト | ✕ | ◯ | ◯ |
Lフレックス | ✕ | ✕ | ◯ |
クロス分析 | ✕ | ✕ | ◯ |
流入経路分析 | ✕ | ✕ | ◯ |
スタッフ設定 | ✕ | ✕ | ◯ |
LステップとLINE公式アカウントの違いで、とくに押さえておきたいポイントは以下の9点です。
Lステップは数あるLINEマーケティングツールの中でも、「3年連続累計導入者数No1(2024年1月現在)」を誇る、業界No1のLINEマーケティングツールです。
ぜひ機能の違いを理解し、公式LINE運用に役立ててください。
LINE公式アカウントは、友だちに追加された顧客の情報を確認できません。個別メッセージが来た際にユーザー名の確認は可能ですが、管理側から直接のアプローチは不可能です。
一方Lステップであれば、顧客のユーザー名などをすべて閲覧でき、かつ個別でメッセージの送信ができます。
相手からメッセージが来なくても友だちリストから登録ユーザーを確認できるのは、顧客情報の管理という面で非常に有用です。
Lステップを使えば、以下のような回答フォームを簡単に作成できます。
厳密に言えば、LINE公式アカウントで回答フォームを作ることは一応可能です。ですが機能は大きく制限されており、基本的に作成できるのはアンケートのみ。誰が回答したかの確認もできません。
Lステップの回答フォームでは、詳細なアンケートや申込みフォームを作成できます。項目も、以下のように自由に設定可能です。
入力された情報は自動で収集され累積するため、顧客情報をマーケティングに役立てたければ、Lステップの導入は必須です。
Lステップでは以下のように、さまざまな機能を用いて自動でタグ付けが可能です。
LINE公式アカウントでもユーザーへのタグ付けは可能ですが、すべて手動で行う必要があります。加えて、友だちリストに登録されていないユーザーにはタグ付けできないため、メッセージのやり取りがないユーザーには付けられません。
また登録者が数百人、数千人になると手動でのタグ管理は現実的ではありません。登録者数が多い公式LINEを運用している企業は、Lステップの導入を強くおすすめします。
Lステップでは、細かい条件を設定して絞り込み配信ができます。例えば、以下のような条件を付与することで、該当するユーザーのみにメッセージを配信可能です。
LINE公式アカウント単体でも絞り込み配信はできるものの、タグでしか限定できません。細かい条件設定ができないので、登録者数が多いとあっという間に配信数上限に達する可能性があります。
より詳細に絞り込み配信をしたい場合や、配信数を最適化して節約したい企業に、Lステップはおすすめです。
LINE公式アカウントのステップ配信は、Lステップでは「シナリオ配信」と呼ばれます。シナリオ配信とは、あらかじめ決められた配信スケジュールに則って、メッセージを送る機能です。
Lステップのシナリオ配信では、詳細に分岐を設定できます。例えば、自動タグ付けとの併用により、以下のような分岐が設定可能です。
一方、LINE公式アカウントのステップ配信機能は絞り込みの自由度が高くなく、以下の要素でしか配信対象を絞り込めません。
また、配信時間を1分単位で設定できるのもLステップの良い点です。LINE公式アカウントでは配信時間は1時間単位でしか決められないので、詳細な時間設定が必要なシナリオを配信する場合は、Lステップ一択と言えるでしょう。
なお「LINE構築運用ガイドライン」では、ユーザーに効果的に訴求するシナリオ配信の設定方法を詳しく解説しているので、ぜひ下記のページから無料でダウンロードしてみてください。
Lステップを導入すれば、すべてのアカウントで予約管理が可能です。
LINE公式アカウントでも「LINEで予約」という機能はあるものの、利用できるのは予約サービスと連携しているアカウントのみ。2025年現在、対応する予約サービスは飲食店のみなので、飲食業以外では利用できません。
Lステップであれば、以下の2パターンの予約システムで、簡単にユーザーの予約管理が可能です。
加えて、Lステップでは予約確認のリマインド配信も自動で行えます。予約前日や当日の朝などの時間帯の指定も細かく行えるので、適した時間にリマインド配信をすれば、CV率向上が期待できます。
リッチメニューとは、LINE公式アカウントの画面下に常に表示されているメニューです。強調されて表示され目立つため、多くの公式LINEで活用されています。
設定できるリッチメニューは通常1つですが、Lステップのスタンダードプラン以上に加入している方は、リッチメニューを複数設定可能です。ニーズに応じて、以下のようなカスタマイズも行えます。
リッチメニューをタグや属性によって使い分けたい場合、Lステップのスタンダードプラン以上へ加入しましょう。
Lステップのプロプラン以上になると、以下の分析機能が利用できます。
流入経路分析はYouTubeやXなど、ユーザーがどのメディアやSNSから友だち登録したのか分析できる機能です。
LステップではLINE登録のリンクを複数作成できるため、流入経路別にリンクを設定しタグ付けすれば、誰がどの経路から登録したのか一目瞭然となります。
タグごとに異なるアクションを設定すれば、配信するシナリオを経路ごとに変えられるのも魅力です。
もう1つの分析機能であるクロス分析は、2つの異なる要素をかけ合わせて分析する機能となります。
流入経路のデータと、クロス分析の相性は抜群です。以下のように情報をかけ合わせて分析すれば、非常に実用的なデータが取得できます。
クロス分析の情報はCSVファイルでエクスポートできるので、エクセルやGoogleスプレッドシートに読み込むことにより、さまざまなシーンで活用可能です。
応用的な公式LINE運用を考えている場合、Lステップの分析機能は必須と言えます。
スタッフ設定とはプロプラン以上で利用できる、Lステップアカウントにログインできるユーザーの権限を管理する機能です。
スタッフ設定を使うと従業員ごとに権限を割り当てられるため、複数人でアカウント運用が可能となります。ログインユーザーに割り当てられる権限は、以下の4種類です。
また、スタッフ設定には「オペレーター機能」というオプションがあり、こちらは個別トークの権限が設定できます。スタッフが複数人いる美容院などにおいて、どのスタッフがどの顧客とやり取りするかを簡単に設定できるため便利です。
オペレーター機能を使うには通常のLステップ利用料金に加え、以下のオプション料金がかかります。
オペレーター人数 | 月額料金(税込) |
10人まで | 6,600円 |
20人まで | 13,200円 |
50人まで | 30,250円 |
100人まで | 55,000円 |
Lステップを導入するには、以下の5つの手順を踏んで行ってください。
まずLステップの申込みページから、利用したいプランを選択します。以下の内容をよく確認し、大丈夫であれば「同意する」のチェックボックスをクリックしましょう。
最適なプランは企業ごとに異なります。プロプラン以上の送信量が必要であれば、下にある「大量送信プラン」を選択してください。
プランを選択できたら、次に進みましょう。
「お客様情報」のフォームに、以下の必要な情報を記載し、最後にクレジットカード情報を入力してください。
フォームすべてに入力が完了したら、次に進みます。
支払いが確認できたら、最後にLステップとLINE公式アカウントを連携します。事前にLINE公式アカウントを用意し、画面に従って連携作業を行ってください。
連携の設定が無事に完了したら、Lステップの利用が開始されます。スムーズに設定が完了すれば、申し込み当日から利用可能です。
最後に中上が携わったLステップ構築のプロジェクト実績の中から、代表的な事例を3つ紹介します。
弊社ではLINEマーケティングの活用方法の考案からシナリオの構築、運用までをまるっと代行するサービスを提供しております。
これらの実績をご覧いただき、LINE構築代行の依頼をご検討いただけるようでしたら、お気軽に以下の無料相談フォームからご連絡ください。
本事例は、公式アカウント と Lステップを活用し、 顧客のリピーター化を実現した例です。新規店舗オープン時の反響もあり、初月には3,000人前後の登録を獲得しました。
Lステップを用いた具体的な施策は、主に以下の4点です。
ポイントカードを実装することで、 Lステップ上で来店回数の測定を可能にしています。加えて、定期配信によりタップ率を測定し、反応の取りやすい配信の型を特定。
来店ごとに引けるおみくじクーポンは、ユーザーのアクティブ率を向上させるのに大きく寄与しています。
1度担当して終わりではなく、その後の継続来店施策も行っています。リピーターを確保するには、継続した情報の発信は必須です。
こちらはLステップの配信により、不動産売買で顧客を増やした事例です。
Lステップの「シナリオ配信」を活用し、ユーザーニーズの明確化から展示会集客までを自動化したところ、なんと成約率は約2倍、CV率は劇的増加を遂げました。
不動産業界は、LINEマーケティングを導入すべき業界の代表格です。住宅は結婚や出産など、ライフステージに応じて購入したいと考えている潜在客が非常に多いためです。
LINEを駆使すれば、今購入したい「顕在層」だけでなく、将来的に購入を考えている「比較検討層」も取り込めます。不動産企業でLINEを導入していない広報担当者の方は、ぜひ導入をご検討ください。
売買不動産の成功事例については、以下の記事でも紹介しているので参考にしてくださいね。
不動産会社のLINE活用術|商談化率倍増のテクニック【不動産会社のLINE活用事例7選】
こちらの事例はYouTube運営をしている中で、さらなるお問い合わせを獲得するため、公式LINE構築をさせていただいたものとなります。
具体的な施策としてLステップを使い、YouTubeチャンネル運用に活用できる資料特典を7つ配布しました。豊富な特典と同時に問い合わせのリンクを送信することで、導入後すぐに問い合わせを獲得しています。
登録することによるメリットを明示すれば、意欲が少し薄いリードであっても、問い合わせにつなげることが可能です。このYouTube運用代行は、その好例と言えるでしょう。
Lステップは、応用的なLINEマーケティングを行ううえで、なくてはならないツールです。
2024年1月における日本マーケティングリサーチ機構の調査によると、Lステップは3年連続でLINEマーケティングツールの累計導入社数1位に輝いています。それほど現在のLINEマーケティングにおいて、活用している企業が多いということです。
ただし、LINE公式アカウントやLステップの構築でお困りの方は、ぜひ弊社のLINE構築運用ガイドラインをご覧ください。LINE公式アカウントの初期構築で重要なポイントを明文化し、わかりやすくチェックできるような資料を無料でダウンロードできます。
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