「SEOツールを利用したいけど、どれを選べばよいかわからない」
「SEOツールにはどのような特徴があるか知りたい」
上記のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
SEOツールは、サイトのSEO対策やコンテンツ制作などをサポートしてくれるツールです。
一言でSEOツールといっても、その種類はさまざまです。そのため、どのような特徴があるか、どう選べばよいか悩んでしまうでしょう。
そこで、本記事ではおすすめのSEOツールを10個紹介します。さらに、使用目的や選び方も紹介しているため、ぜひSEOツール選びの参考にしてください。
目次
そもそもSEOツールとは、サイトのSEO評価を上げ、業務効率を向上させるために用いるサポートツールのようなものです。
SEOツールといっても、種類はさまざまです。そのため、自社サイトに必要なものはなにか、どのようなツールが適しているのかを知る必要があります。
そこで今回は、5種類のSEOツールの分野を紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
コンテンツSEOツールは、名前の通り新規コンテンツ制作やコンテンツのリライト時に役に立つSEOツールです。
新規コンテンツの制作や既存コンテンツのリライト時にあると便利なツールで、コンテンツ制作に不安がある方や思うように検索順位が上がらない方におすすめです。
具体的には、キーワード調査や順位チェック、エラーの発見や表示速度診断などの機能が挙げられます。コンテンツSEOツールには、他の種類のSEOツールに含まれている機能全般が含まれている場合が多くなっています。
内部対策ツールは、サイト内部でSEO対策が最適化されているかを確認・分析する際に役に立ちます。
内部のSEO対策とは、サイトの階層構造の最適化や内部リンク、リンク切れチェックなどが挙げられます。
SEOの内部対策は、ユーザーがサイトを使いやすいと感じるか、検索エンジンから高い評価を得られるかなどに大きく関わってきます。SEO対策の土台ともいえるため、しっかりと確認しておきましょう。
外部対策ツールは、主に外部サイトからの被リンク獲得時に効果を発揮します。
外部サイトからの被リンクの獲得は、SEO対策で重要な役割を果たします。悪質なサイトからの被リンクはないか、質のよい被リンクをどのくらい獲得しているかなどの確認が可能です。
被リンクの質や数は、検索エンジンからの評価やドメインパワーに大きく影響するため、注意しなければなりません。
キーワード選定ツールは、ユーザーのニーズや上位記事での出現回数、検索ボリュームの確認ができ、コンテンツ制作に最適なキーワードが選定できます。
多くのユーザーが検索しても、競合サイトが強いキーワードでは上位をとることが難しく、反対にほとんど検索されないキーワードでは上位をとれても効果があまり生じない可能性が高くなっています。
そのため、キーワード選定によって狙うキーワードを決めることはとても効果的でしょう。
対策すべきキーワードの選定は、コンテンツ制作で最初に実施します。そのため、多くのSEOツールにキーワード選定機能が備わっています。
検索順位ツールは、コンテンツ制作時に対策したキーワードで検索した際に検索結果として出てくる順位を調べられます。
SEO対策するうえで、検索順位の確認はとても重要になってきます。検索順位ツールを利用すれば、リアルタイムで検索順位の変動を把握できるため、自社コンテンツよりも上位と比較でき、何が足りていないかがわかります。
順位変動のデータを可視化し、順位が下がった場合にはすぐに対策を講じられるでしょう。
では、具体的にSEOツールにはどのようなものがあり、どれを選ぶべきなのでしょうか。
SEOツールには、無料で利用できるものと有料のものがあります。また、利用できる機能や会社ごとのサポート・サービス内容もさまざまです。
そのため、ひとつでも多くのSEOツールの情報を把握し、自分に合ったSEOツールを見つけましょう。
無料で利用できるSEOツールとして、下記の3種類が挙げられます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
Google Search Consoleを利用すると、自社コンテンツにどういったキーワードから流入してきたのか、キーワードで検索した結果の順位やクリック率など、さまざまな項目を確認できます。
また、サイト上で問題が検出された場合、メールで通知が届くようになっています。そのため、万が一エラーなどが発生しても、迅速な対応ができるでしょう。
サイトの内部対策・外部対策の両方で活用できる機能が多く搭載されているため、無料にも関わらずSEO対策に必要な機能が多く搭載されています。
Google Anaryticsは、サイトのセッション数やPV数、流入経路の分析などが無料でできます。サイトを訪問したユーザーの情報を可視化し、アクセス解析します。
また、Google Search Consoleとの連携も可能です。サーチコンソールはサイトにたどり着くまでのユーザーの動きや情報を分析します。対してアナリティクスはサイトに到達したユーザーの動きや情報を分析するため、これらをかけ合わせてサイト全体の評価や改善ができるでしょう。
Google Anaryticsはアップデートを繰り返しており、現在はGA4としてリリースされています。
Googleキーワードプランナーを利用すると、キーワードのボリュームや競合性の調査ができます。さらに、キーワードの競合性や広告出稿時の入札金額から、どれくらいの収益が生じるか予測できます。
キーワードプランナーを利用するには、Google広告へ登録し、一定数以上の広告費用を運用している必要があります。
SEO対策をする上で、キーワード選定は非常に重要です。キーワードプランナーを利用し、最適な対策キーワードの選定をしましょう。
ここまで紹介した3種類は、いずれも無料で使用できるSEOツールです。しかし、世の中には有料のSEOツールも多く存在します。
そこで、ここからは有料のSEOツールを7つ紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
参照:Pascal
Pascalの特徴は、分析に必要な時間が短く、多岐にわたって使いやすいことです。1サイトの分析にかかる時間はわずか1分ほどで、シンプルなため誰にでも使いやすくなっています。
また、競合分析や検索順位の確認、キーワード調査やコンテンツ診断など、多岐にわたったSEO対策が可能です。
Pascalの中でも特に優秀なのが、レポート機能です。分析した結果をそのままレポート出力でき、わかりやすくまとまっているため、どのような対策をすればよいかが一目でわかります。クライアントへの提案資料として活用もできます。
【価格】
参照:SEARCH WRITE
SEARCH WRITEは誰でも使いやすく、効率的に施策が進められます。戦略設計から分析、施策の実行、振り返りやプロジェクト管理など、全プロセスが効率的に実施できます。経験があまりない方でも、しっかりと使いこなせるでしょう。
また、すべてのプランで専属のコンサルタントが施策を伴走し、内製化を徹底支援してくれることも特徴の一つです。プロによるSEOのノウハウを無償で提供、サポートしてくれるため、とても魅力的です。
【価格】
参照:Emma Tools
Emma Toolsは、コンテンツに特化したSEOツールです。コンテンツSEO対策に必要な機能が揃っています。
SEO記事の品質を自動で分析し、スコアが可視化されます。そのため、SEO効果の高いコンテンツが一目でわかります。SEO経験が浅い方でも、プロレベルのライティングができるようになるでしょう。
また、「ITreviewカテゴリーレポート(2023 Fall)」の3部門で満足度1位を獲得しており、安心して利用できます。
【価格】
参照:TACT SEO
TACT SEOは、5,000社以上が導入しており、高い実績を誇っています。実績が豊富なため、信頼して利用できるでしょう。
また、キーワード選定や記事制作業務を大きく効率化できることに加え、経験・実績ともに豊富な担当者が施策の伴走支援プランでサポートしてくれるため、安心してツールを利用できます。
さらに、競合サイトの流入キーワードや関連キーワードなどを自動的に抽出してくれるため、課題点、改善点を自動的に洗い出してくれます。そのため、SEO対策初心者でも使いやすいツールでしょう。
【価格】
参照:MIERUCA
MIERUCAは、デジタルマーケティングのプロに直接相談できる相談フォーラムが設置されています。プロに直接相談できるため、迷う時間が短縮され、大きな安心感を得られるでしょう。
また、ユーザー意図や競合サイトからキーワードの自動分析やユーザー行動の可視化、検索意図の深掘りなど、さまざまなSEO対策が可能です。
1,700社が導入している豊富な実績を抱えており、17年以上の運営実績をもとにしたスタッフが最適な施策を伴走支援してくれるため、信頼性も高くなっています。
【価格】
参照:Ahrefs
Ahrefsは、世界で60万人が導入しているSEO分析ツールで、主に被リンク分析ができるSEOツールです。
自社サイトはもちろん、競合サイトの被リンク分析もでき、上位コンテンツや想定流入キーワード、SNSの反応も把握できます。
世界最大級の被リンクデータ量を保有しており、圧倒的な情報量を誇っています。さらに、アラート設定をしていれば、対象サイトの被リンクの増減をリアルタイムに把握できます。順位と照らし合わせたSEO対策が可能です。
【価格】
参照:GRC
GRCは、検索順位の分析に特化したSEOツールです。ボタン一つで全検索キーワードの順位を調査し、直近の順位変動はもちろん、過去のすべての順位もグラフ表示されるため、一目で把握できます。
また、複数のサイトや異なるキーワードが同時に調査・チェックできるため、自社サイトのみならず、競合サイトの順位確認も可能です。
料金も他のツールと比較して低いため、コスパを重視したい方にはとても適しているでしょう。
【価格】
ここまでおすすめのSEOツールを紹介してきましたが、実際にSEOツールを導入するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、下記の3つのメリットを紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
SEOツールを利用すると、キーワードのボリュームや検索順位、被リンクの数などさまざまな項目を客観的に分析できます。
自社サイトの分析ができるのはもちろん、競合サイトも分析できるため、自社サイトの課題点や必要な改善項目を把握できるでしょう。
SEOツールの利用によって、定量的なデータを共有でき、属人的な意思決定を削減できます。
SEOツールの指標をチームの共通言語とすると、SEO対策のスムーズな進行を実現できるでしょう。
人の手では時間や工数がかかってしまう業務でも、SEOツールを利用すれば効率的に進められます。AIなどによる業務の自動化によって、より細かく効率的な業務を実現できるでしょう。
また、人の手で進めると、業務にミスが出がちですが、SEOツールを利用すれば業務効率の向上に加えてミスの削減も可能です。
最後に、SEOツールの選び方を紹介します。SEOツールは世界中に多く存在しており、それぞれ特徴が異なるため、しっかりとポイントを押さえておきましょう。
SEOツール選びで押さえておきたいポイントは、以下の4つです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
SEOツールを選ぶ際には、目的はなにか、その目的を達成するにはどのような機能が必要かを考えてしっかり理解しておく必要があります。
それぞれのSEOツールで得意な分野や特化しているものは同じではありません。そのため、目的に合った機能があるか事前に確認しておきましょう。
SEOツールの使いやすさもしっかり確認しておきましょう。
ツールを導入しても使いこなせなければ意味がありません。できるだけ使いやすいツールを選択したほうがよいでしょう。
また、導入後のサポート体制も事前に確認しておきましょう。サポート体制もツールによってさまざまです。専門家やプロによるサポート体制がしっかりとられているツールを選ぶとよいでしょう。
本記事でも紹介したように、SEOツールには無料で利用できるものと有料で利用するものが存在します。そのため、自社の予算をしっかりと確認したうえでツールを選ぶようにしましょう。
例えば、成果が出るまでは無料のツールを利用し、成果が出て本格的にSEO対策をするとなったら有料のツールを利用する、などの使い分けも選択肢として考えられます。
SEOツールは自動で業務を進めてくれますが、施策のすべてをツールに任せるわけではありません。そのため、担当者のレベルに合ったSEOツールの選択が重要です。
担当者のレベルによって、ツールの使い方が変わります。より高いレベルを目指すのであれば、ワンストップ施策などが望ましく、社内に知見のある人材がいない場合は、最小限の施策実行を進めていくなど異なるため、しっかりと考えておきましょう。
本記事では、おすすめのSEOツールを10種類紹介いたしました。また、導入するメリットや選ぶ際のポイントもあわせて紹介いたしました。
SEO対策を進めていくうえで、SEOツールの利用は必要不可欠でしょう。SEOツールを利用すれば、レベルの高い業務を効率的に進められます。
自社サイトに必要な事項を洗い出し、最適なSEOツールを選択して課題の改善に向かっていきましょう。