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エンジニアの採用コストの相場とは?低コストで採用できる4つの手法をあわせてご紹介!【2025年最新版】

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エンジニアの採用コストの相場とは?低コストで採用できる4つの手法をあわせてご紹介!【2025年最新版】

「エンジニアの採用コストや採用単価の相場を知りたい」

「エンジニア採用にかかるコストを抑えるための方法を知りたい」

エンジニアの採用コストで、上記のようなお悩みはありませんか?本記事では、採用手法別のコストや、エンジニアを低コストで採用できる4つの手法などを解説します。

本記事を参考にすれば、優秀な人材を低コストで採用する方法を理解できるので、最後までご覧ください。

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宮地陸

この記事の著者

宮地陸

宮地陸

採用のスペシャリスト

東京大学法学部卒業後、2021年株式会社リクルートに入社。リクナビ事業部にて新卒最速で表彰を獲得後独立し、StockSunに参画。

最先端の採用データに基づき、媒体運用、スカウト、採用SNSを含めた、包括的な採用支援が得意。
トップクラスの採用特化フリーランスを束ね、採用戦略から実行支援まで一気通貫で行う。

現在進行形で数十社の採用支援をしており、効果的な採用手法を常にアップデートしていることが強み。
最速で結果を出し、数字にこだわる採用コンサルタント。

エンジニアの採用コスト(採用単価)とは? 

エンジニアの採用コスト(採用単価)とは?

エンジニアの採用コストとは、エンジニア1人を採用するために企業が支払う総費用を指し、外部コストと内部コストの2つの要素から構成されます。

外部コストは、採用活動のために外部サービスを利用した際にかかる費用です。具体的には、以下の科目が外部コストに該当します。

  • 求人広告費
  • 人材紹介サービスの成功報酬
  • 採用管理システムの利用料
  • 採用サイトやパンフレットの制作費

一方、内部コストは、採用関連業務で社内にかかる経費です。具体的には、以下の科目が内部コストに該当します。

  • 採用担当者の人件費
  • 面接業務に携わった従業員の人件費
  • 交通費
  • リファラル採用のインセンティブ

外部サービスの料金は、利用先やサービスで異なります。そのため、あらかじめ採用に支払える費用を具体的に予算組みしておくのが大切です。

エンジニアの採用におすすめの媒体について詳しく解説しているので、あわせてご参考にしてみてください。

参考:おすすめのエンジニア採用媒体30選!難しいと言われる理由や成功するためのコツを紹介

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エンジニアの採用手法ごとの平均採用コスト

エンジニアの採用手法ごとの平均採用コスト(採用単価)

エンジニア採用の代表的な手法は、以下の5種類です。

  • 人材紹介
  • 求人広告
  • 合同企業説明会
  • ダイレクトリクルーティング
  • 求人検索エンジン

エンジニアの採用手法は多岐にわたりますが、それぞれの手法で平均的な採用コストが異なります。上記5つの採用手法別に、平均採用コストを詳しく解説します。

人材紹介

人材紹介会社を通してエンジニアを採用する場合、平均コストは454.2万円です。2022年の平均コストは295.3万円でしたが、わずか1年で大幅に上昇しています。

なお、全業界の人材紹介の平均採用人数は3.48人で、他の手法と比べて多い傾向にあります。

ただし、人材紹介会社は届出制手数料を採用しているため、採用コストが高額になるケースが少なくありません。

企業やサービスによって違いはあるものの、人材紹介会社に支払う報酬は、エンジニアの年収の25%〜35%が相場です。

参考:中途採用状況調査2025年版(2023年実績)|株式会社マイナビ
参考:中途採用状況調査2023年版(2022年実績)|株式会社マイナビ

求人広告 

求人広告を活用した場合の、エンジニアの平均採用コストは273.6万円です。

2020年から2023年までの推移を見ると、1人あたりの採用コストが大きく変動しているのがわかります。

採用者1人あたりの求人広告費(ITエンジニア)
202051.3万円
202140.5万円
202255.9万円
202338.8万円

採用コストが大きく変動したのは、エンジニア採用の競争が激化しているのが理由です。

採用競争が激化すると、求人広告を掲載する期間が長期化するため、おのずと採用コストは高くなります。

一方、求人サイトには幅広く情報発信できるメリットがあり、短期間でエンジニアを採用できれば、コストを安く抑えられます。

参考:中途採用状況調査2025年版(2023年実績)|株式会社マイナビ

次の記事では採用におすすめの求人広告について詳しく解説しているので、あわせてご参考にしてみてください。

参考:採用におすすめの安い求人広告10選【厳選比較】掲載料金の費用相場も解説

合同企業説明会

合同企業説明会を通してエンジニアを採用する場合、平均コストは165.9万円です。2022年は平均104.8万円であったコストが、わずか1年で大幅に上昇しています。

しかし、合同企業説明会は、多数の候補者と短時間でコンタクトを取れるため、比較的コスト効率のよい採用手法です。

また、合同企業説明会での平均採用人数は2.19人で、採用手法全体のなかでは、採用人数が多い傾向にあります。

自社の魅力や求めるスキルセットを直接求職者に説明できるため、入社後のミスマッチが起こりにくい点も合同企業説明会のメリットです。

参考:中途採用状況調査2025年版(2023年実績)|株式会社マイナビ
参考:中途採用状況調査2023年版(2022年実績)|株式会社マイナビ

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングを利用した、エンジニアの平均採用コストは253.0万円です。

ダイレクトリクルーティングには、主に以下2つの料金体系が存在します。

  • 成功報酬型
  • 定額型

成功報酬型は、エンジニアの採用が決定するごとに費用が発生する料金体系です。一方、定額制は、求人の掲載期間に応じて費用が発生する料金体系です。

料金体系ごとの費用の目安を確認してみましょう。

料金体系新卒中途
成功報酬型30〜40万円/人年収の15%〜20%/人
定額型年間60〜150万円年間300〜400万円

ダイレクトリクルーティングは、求職意欲の高くない潜在層にもアプローチできる点が魅力です。

人材紹介ほどの高額報酬は発生しないため、コストを抑えつつ優秀な人材の獲得を狙える点もメリットです。

参考:中途採用状況調査2025年版(2023年実績)|株式会社マイナビ
参考:中途採用状況調査2023年版(2022年実績)|株式会社マイナビ

求人検索エンジン 

求人検索エンジンを利用したエンジニアの平均採用コストは、213.7万円です。2022年に78.7万円だった平均採用コストが、わずか1年で約3倍になっています。

しかし、求人検索エンジンを利用した採用は、採用手法全体のなかでは、比較的コストが低くなる傾向にあります。無料で求人掲載可能な、求人検索エンジンも少なくありません。

また、多くの求職者にリーチできる点もメリットです。求人検索エンジンの平均採用人数は2.17人と、採用手法全体のなかでも、比較的多い部類に入ります。

ただし、求人検索エンジンは多くの企業が利用していて競争が激しいため、広告キャンペーンを利用するなど、自社求人の露出を高める工夫が必要です。

参考:中途採用状況調査2025年版(2023年実績)|株式会社マイナビ
参考:中途採用状況調査2023年版(2022年実績)|株式会社マイナビ

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エンジニアの採用コスト(採用単価)が高騰している2つの理由 

エンジニアの採用コスト(採用単価)が高騰している2つの理由

エンジニアの採用コストが高騰を続けている背景には、主に以下2つの理由が存在すると考えられます。

  • 社会の需要に対するエンジニアの不足
  • エンジニアに求められるスキルの高度化

それぞれの理由を詳しく解説します。

社会の需要に対するエンジニアの不足

エンジニアの採用コストが高騰している理由として、まず社会の需要に対してエンジニアが圧倒的に不足している点が挙げられます。

近年、IT関連事業の急速な拡大により、さまざまな産業でデジタル化やIT化が進んでいます。

一方で、少子高齢化による労働力人口の減少により、ITエンジニアの絶対数が不足しているのが実情です。限られた人材を巡って企業間の競争が激化し、エンジニアの採用コストの上昇を招いています。

また、経済産業省の試算によると、2030年には最大で約79万人ものIT人材が不足するとされています。特に、AI開発やクラウドインフラ構築など、先端技術分野での人材不足は深刻な状況です。

需要と供給のアンバランスが長期化する中、エンジニアの採用難易度はさらに高まると予測されます。

参考:IT人材需給に関する調査|経済産業省

エンジニアに求められるスキルの高度化 

エンジニアの採用コストが高騰するもう一つの理由が、エンジニアに求められるスキルの高度化です。

近年、IT技術の急速な進歩により、エンジニアが習得すべきスキルセットが多様化・複雑化しています。

エンジニアに求められる、高度なスキルの具体例は以下のとおりです。

  • AI・機械学習
  • 深層学習やニューラルネットワークの設計・実装スキル
  • クラウドコンピューティング
  • AWS、Azure、Google Cloudなどのプラットフォーム運用スキル

高度な技術力を持つエンジニアは需要が高いため、今後も採用コストの高騰は続くと予測されます。

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エンジニアを低コストで採用できる4つの手法 

エンジニアを低コストで採用できる4つの手法

エンジニアを低コストで採用できる手法は、以下4つです。 

  1. ダイレクトリクルーティング
  2. リファラル採用
  3. SNSやオウンドメディアの活用
  4. 求人検索エンジンの活用

それぞれの手法の特徴を詳しく解説します。

ダイレクトリクルーティング 

ダイレクトリクルーティングは、企業が求めるスキルや経験を持つ候補者に、直接アプローチする採用手法です。

転職意欲の高くない潜在層にもアプローチできるため、他の採用手法では見逃しがちな優秀な人材を獲得できます。

また、無駄な応募者を減らし、効率的な採用活動を実現できる点もダイレクトリクルーティングのメリットです。

ダイレクトリクルーティングの成功例として、Sansan株式会社の新卒エンジニアの採用が挙げられます。

同社は、ダイレクトリクルーティングを活用した選考体験を通じて、応募者の辞退率を下げることに成功しました。20卒では8名のエンジニア採用を実現しています。

参考:地方企業こそスカウトを利用せよ。広島県福山市のホテル運営会社がWantedlyで県外人材8名を採用したワザとは

リファラル採用 

リファラル採用とは、自社の社員からの紹介で人材を採用する手法です。

従業員のネットワークを活用し、企業文化やスキル要件にマッチした候補者を効率的に見つけ出せる点がメリットです。

また、社員からの紹介であれば、入社後の定着率も高くなる傾向があります。その他、面接が不要で選考を簡略化できるため、採用コストを削減できる点も魅力です。

リファラル採用の成功例として、freee株式会社のエンジニア採用が挙げられます。

freee株式会社は、リファラル採用支援サービスを導入し、紹介プロセスの可視化・簡易化を推進しています。社員が友人を招待しやすい環境づくりが進んだ結果、リファラル採用の決定率が向上しました。

SNSやオウンドメディアの活用 

SNSやオウンドメディアの活用は、エンジニア採用で費用対効果の高い手法の一つです。

自社の魅力を発信し、就職・転職潜在層を含む幅広い人材へのアプローチを実現できます。また、SNSやオウンドメディアの活用は、採用コストを抑えられるのも大きな利点です。

長期的な視点で自社のブランディングに取り組めば、優秀なエンジニア人材が自然と集まる採用基盤を構築可能です。

SNSやオウンドメディアの活用の成功例として、株式会社ディー・エヌ・エーが挙げられます。

株式会社ディー・エヌ・エーでは、Xを活用し「インターン」や「エントリー」などの採用関連キーワードで就活生へのリーチを図っています

また、株式会社サイバーエージェントもオウンドメディアによる採用を実施している企業として有名です。

同社は、採用メディア「CA Guide」を運営し、社員インタビューや事業内容、カルチャーを紹介しています。企業カルチャーに共感する人材を集め、ミスマッチの少ない採用を実現しています。

求人検索エンジンの活用 

求人検索エンジンを活用すると、低コストなエンジニア採用を実現可能です。具体的には、Indeedなどの求人検索エンジンでは、無料で求人情報を掲載できます。

また、有料のオプションプランを利用すれば、より効果的な求人広告の配信も可能です。

クリック課金型の料金体系を採用しているため、予算に応じた柔軟な運用が実現できる点も、indeedのメリットです。

その他、Google for Jobsを活用するのも効果的です。自社の採用サイトがあれば、求人情報をGoogleの検索結果に無料で表示させられます。

参考:Indeed
参考:Google for Jobs

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【公式HP】https://stock-sun.com/

エンジニアの採用難易度・採用コストは年々上がり続けています

社会需要に対するエンジニアの不足や、エンジニアに求められるスキルの高度化は、続いていくと予測されるため、今後も採用に頭を悩ませる機会はなくならないでしょう。

そのため、従来の採用方法だけでなく、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用など、低コストで人材確保に期待できる採用手法を、積極的に取り入れましょう。

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