採用サイト制作会社は多く、費用も10万円台から1,000万円超まで幅があります。金額だけで比較すると、制作後に「写真や原稿は自社で用意」となり、思うように進まないケースもあります。
この記事では、採用サイト制作会社を目的別に比較し、費用相場や内訳、失敗しない選び方を解説。自社制作の方法から公開後の応募数を伸ばす運用まで紹介します(掲載各社の料金・サービス範囲は、2026年9月時点の公式サイトで確認した内容です)。
以下は、採用サイト制作会社を6カテゴリーに分類したカオスマップです。自社の課題・予算・目的に合ったカテゴリーを確認した上で、以降の詳細比較をご覧ください。
実際の費用や支援範囲は、採用サイト制作のサービスページで支援事例とあわせて掲載しています。
目次
11社を5つのカテゴリーに分けました。会社名をクリックすると、その会社の詳細までジャンプできます。
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| カテゴリー | 会社名 | 費用の目安 | 選ぶ理由 | |
|---|---|---|---|---|
| ① | 戦略設計から運用まで一気通貫 | StockSun株式会社 株式会社プラットイン | 要見積もり 150万円〜 | 採用サイト単体ではなく、求人媒体との役割分担から設計したいとき |
| ② | 採用ブランディング・デザインに強い | 株式会社ベイジ 株式会社スタイルメント 株式会社ゴマシオカンパニー | 300万円〜 60万円〜 要見積もり | 競合と横並びに見られている状態を抜け出したいとき |
| ③ | 制作実績が豊富 | 株式会社ONE 株式会社ジーピーオンライン | 100万円〜 250万円〜 | 実績数を重視し、進行の安定を優先したいとき |
| ④ | 動画・コンテンツ制作に強い | 株式会社GIG 株式会社SPC | 要見積もり 要見積もり | 社員インタビューや動画で魅力を伝えたいとき |
| ⑤ | 低予算・スピード重視 | 株式会社ハイファクトリ クーミル株式会社 | 198,000円〜 50万円〜 | 予算を抑えて、まず採用サイトを持ちたいとき |
※費用は各社の公式サイトに記載されている最低価格です。税込・税別の表記は会社によって異なるため、正確な金額は各社へお問い合わせください。(2026年9月時点)
StockSun株式会社の強みは、採用サイトの制作そのものより手前から入る設計。求人媒体との役割分担や、そもそも採用サイトが必要な状況なのかという段階から整理します。
社内で複数のコンサルタントによるコンペを実施し、最適な3名の提案と見積もりを比較したうえで選べるのが特徴です。他社との相見積もりも歓迎しているため、いま受け取っている見積もりが妥当かどうかの確認だけでもご利用いただけます。
採用サイトを作ったあとの運用まで含めて相談したい企業におすすめです。
| 費用感 | 要見積もり(社内コンペで最適な3名をご提案) |
| 対応範囲 | 採用サイト制作・戦略設計/SEO対策/Web広告運用/採用広報・SNS運用 |
| 実績 | 550社以上のWeb支援実績 |
| 所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目8番3号 新都心丸善ビル7階 |
| 公式HP | https://stock-sun.com/ |
\社内コンペで最適な3名をご提案します/
【無料】採用サイト制作について相談する株式会社ベイジの強みは、戦略設計から取材・撮影・開発までを自社で完結させる体制。BtoB企業のWeb制作で知られる会社で、採用サイト制作の専用サービスを持っています。
公式サイトに提示されている費用は300万〜1,500万円で、通常は700万〜1,500万円のレンジとされています。本格的な採用ブランディングに取り組む企業向けの価格帯です。
「採用サイト 制作会社」の検索結果で上位に表示されている会社でもあります。予算に余裕があり、競合との差別化を最優先したい企業におすすめです。
| 費用感 | 300万〜1,500万円(通常は700万〜1,500万円/公式サイト記載) |
| 対応範囲 | 採用サイト制作・採用ブランディング/BtoBサイト制作/UI設計 |
| 実績 | BtoB企業のWeb制作で多数の実績(公式サイト掲載) |
| 所在地 | 〒153-0061 東京都目黒区中目黒2-10-15 フロンティア中目黒5F |
| 公式HP | https://baigie.me/service/recruit-website/ |
株式会社スタイルメントの強みは、料金を公式サイトに明示している透明性。採用サイト制作の専用ページに加えて、専用の料金ページを公開しています。
基本プランは制作費60万円と月額管理費19,800円(税抜)で、今回の11社のなかで唯一、税抜であることを明記しています。フルカスタムはスタートアップ100万円から3段階が用意されています。
予算を抑えつつ、公開後の管理まで任せたい企業におすすめです。なお公式サイトに「参考価格」と注記があるため、正確な金額は見積もりで確認してください。
| 費用感 | 基本プラン:制作費60万円+月額管理費19,800円(税抜) フルカスタム:スタートアップ100万円〜/スタンダード150万円〜/プレミアム300万円〜(参考価格) |
| 対応範囲 | 採用サイト制作・運用/Webサイト制作 |
| 実績 | 採用サイト制作の実績を公式サイトで公開 |
| 所在地 | 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-16-1 原宿プラザ202 |
| 公式HP | https://www.stylement.co.jp/solution/recruit/ |
株式会社ゴマシオカンパニーの強みは、採用領域に特化したサービス設計。「採用おむすび」というブランドで、採用サイト・パンフレット・動画をまとめて依頼できます。
公式サイトにかんたん見積りという自動計算のツールがあり、条件を入力すると概算金額を確認できます。表示は税込で、あくまで概算という注記つきです。
採用ツール全体をそろえたい企業におすすめです。他社の比較記事でも複数回取り上げられています。
| 費用感 | 要見積もり(公式サイトの「かんたん見積り」で概算を確認可能・税込表示) |
| 対応範囲 | 採用サイト制作/採用パンフレット制作/採用動画制作/採用ブランディング |
| 実績 | 2009年11月設立。採用ブランディングの実績を公式サイトで公開 |
| 所在地 | 〒153-0052 東京都目黒区祐天寺2-13-4 Pointline Yutenji 505 〒321-0158 栃木県宇都宮市西川田本町2-6-18 |
| 公式HP | https://cresai.nashplan.jp/ |
株式会社ONEの強みは、公式サイトに記載されている1万社以上の採用サポート実績。採用サイト制作の専門サイトを別途運営し、企画・デザインから構築までワンストップで対応します。
オーダーメイドの採用サイト制作は初期費用100万円からで、取材・撮影費は別途、制作期間は3〜5か月とされています。別ページには制作費25万円からのプランと、月額5,000円からの運用保守も用意されています。
採用サイト以外に求人広告や動画まで扱うため、採用活動全体をまとめて相談したい企業におすすめです。
| 費用感 | オーダーメイド採用サイト制作:初期費用100万円〜(取材・撮影費は別途/制作期間3〜5か月) 別プラン:制作費25万円〜/運用保守 月額5,000円〜 |
| 対応範囲 | 採用サイト制作/求人広告/動画制作/漫画制作 |
| 実績 | 1万社以上の採用をサポート(公式サイト記載) |
| 所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-25 TOKYU REIT 新宿ビル4F(東京本社) 横浜・札幌・福岡・名古屋・大阪に拠点 |
| 公式HP | https://one-group.jp/creative/ |
株式会社ジーピーオンラインの強みは、2000年創業という制作会社としての年数と実績の蓄積。大阪と東京の2本社体制で運営し、採用サイト制作の専用ページを持っています。
公式サイトには採用サイトの制作費は250万〜500万円程度と記載があります。オリジナル制作で取材・撮影まで含める場合の、一般的なレンジに収まっています。
関西エリアで制作会社を探している企業におすすめです。他社の比較記事でも複数回取り上げられています。
| 費用感 | 250万〜500万円程度(公式サイト記載) |
| 対応範囲 | 採用サイト制作/コーポレートサイト制作/システム開発 |
| 実績 | 2000年11月創業・2001年5月法人設立。採用サイトの制作実績を公式サイトで公開 |
| 所在地 | 〒530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜2-2-28 堂島アクシスビル3F 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-6-3 新宿御苑フロント8F |
| 公式HP | https://www.gpol.co.jp/service/recruitment/ |
株式会社GIGの強みは、コンテンツマーケティングのノウハウを活かしたクリエイティブ制作。ペルソナ設計から流入経路、応募までの態度変容のプロセスまで考慮して設計します。
社員インタビューやプロジェクト紹介などの記事コンテンツ制作にも対応しているため、デザインだけでなく中身から作りたい場合に相談しやすい会社です。
なお渋谷区にも同名の「株式会社GIG」が別に存在します。問い合わせの際は、下記の公式URLから連絡してください。
| 費用感 | 要見積もり |
| 対応範囲 | 採用サイト・リクルートサイト制作/Web制作/SEO対策/SNSマーケティング |
| 実績 | 2017年設立。採用サイトの制作実績を公式サイトで公開 |
| 所在地 | 〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-11-8 |
| 公式HP | https://giginc.co.jp/service/creative/recruit |
株式会社SPCの強みは、採用ツール全体で一貫性を持たせるブランディング設計。公式サイトに採用サイト制作・採用パンフレット制作・採用ブランディングを明記しています。
採用サイト、パンフレット、動画をばらばらの会社に発注すると、トーンがそろわず伝わり方がぶれます。採用ツールの制作をワンストップ化できる点が利点になります。
新卒採用サイトの制作実績も公開されています。採用ツールをまとめて刷新したい企業におすすめです。
| 費用感 | 要見積もり |
| 対応範囲 | 採用サイト制作/採用パンフレット制作/採用ブランディング/Webプロモーション |
| 実績 | 2012年9月設立・社員数30名。新卒採用サイトの制作実績を公式サイトで公開 |
| 所在地 | 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-3-13 武田第一ビル302 |
| 公式HP | https://spc-jpn.co.jp/ |
株式会社プラットインの強みは、自社で運営する採用サイトのメディア「求人カタログ」で蓄積した知見。掲載企業1,000社以上、未掲載を含めて2,000サイト以上を分析した内容をもとに提案を行っています(公式HP記載)。
他社の採用サイトを大量に見ている会社という点は、企画段階で効いてきます。料金はスタンダード150万円から3プランが公開されています。
制作を外注に出さない自社完結の体制をとっており、戦略設計から運用まで同じチームが担当します。企画から任せたい企業におすすめです。
| 費用感 | スタンダード:150万円〜/レギュラー:190万円〜/アドバンス:250万円〜 |
| 対応範囲 | 採用サイト制作/採用ブランディング/企業ブランディング/動画制作 |
| 実績 | 2016年設立。自社メディア「求人カタログ」で2,000サイト以上を分析(公式HP記載) |
| 所在地 | 〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1-12-6 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-1-17 |
| 公式HP | https://www.platin.co.jp/service/recruitment-branding_marketing/recruit_site |
株式会社ハイファクトリの強みは、採用サイト専門ブランド「採用サイト制作ラボ」の価格設計。料金を3プランで公開しています。
スタンダードが198,000円からと、今回の11社のなかでは最も低い価格帯から始められます。ゴールド398,000円、プラチナ778,000円という構成です。
採用サイトの制作だけでなく、Indeedの運用代行や採用代行にも対応しています。サイトを作ったあとの集客までまとめて相談したい企業におすすめです。
| 費用感 | 採用サイト制作ラボ スタンダード:198,000円〜/ゴールド:398,000円〜/プラチナ:778,000円〜 |
| 対応範囲 | 採用サイト制作/Indeed運用代行/採用代行(RPO) |
| 実績 | 2006年4月に有限会社として設立、2010年6月に株式会社へ商号変更 |
| 所在地 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-29-10 クリプトメリア神宮前5F |
| 公式HP | https://www.recruitlabo.com/ |
クーミル株式会社の強みは、1ページ完結型の採用LPから対応できる柔軟さ。Basicプランは50万円からで、本格的な採用サイトを作る前にまず1ページで反応を見たい場合の選択肢になります。
徹底した競合調査から差別化できるコンセプトを提案し、Business 150万円〜、Enterprise 250万円〜では撮影・動画制作まで対応します。
公開後のヒートマップ分析による改善支援にも対応しています。作って終わりにせず、数字を見ながら手を入れていきたい企業におすすめです。
| 費用感 | Basic:50万円〜(1ページ完結型の採用LP)/Business:150万円〜/Enterprise:250万円〜(撮影・動画制作まで対応) |
| 対応範囲 | 採用サイト制作/採用LP制作/Webサイト制作/公開後の改善支援 |
| 実績 | 2021年7月創業。採用サイトの制作実績を公式サイトで公開 |
| 所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-1 新宿オークシティ日土地西新宿ビル8F |
| 公式HP | https://coomil.co.jp/service/recruitment-website/ |
採用サイト制作の費用は、10万円台から1,000万円超まで幅があります。同じ「採用サイト」でも、テンプレートに情報を流し込むだけのものと、取材・撮影から採用戦略の設計まで含むものでは、作業の中身がまったく違うためです。
まず料金帯ごとに何ができるのかを整理します。
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| 料金帯 | できること | 制作期間 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| 10〜50万円 | テンプレートを使った制作が中心 写真・原稿は自社で用意することが前提 ページ数は1〜3ページ程度 | 1か月程度 | とにかく早く形にしたい中小企業 |
| 50〜100万円 | パッケージプランでの制作 募集要項・社員紹介など最低限のコンテンツを掲載 ある程度のカスタマイズが可能 | 1〜2か月程度 | 初めて採用サイトを作る企業 |
| 100〜300万円 | オリジナルデザインでの制作 社員インタビューの取材・撮影を含む 採用ブランディングの設計から対応 | 2〜3か月程度 | 競合との差別化が必要な成長企業 |
| 300〜1,000万円 | デザイン性とページ数を重視した大規模サイト 採用戦略の上流工程から関与 動画・インタラクティブ要素を多数実装 | 3〜6か月程度 | 新卒採用に注力する大手・上場企業 |
最も多いのは100〜300万円の価格帯です。この範囲であればオリジナルの採用サイトを作れて、社員インタビューの取材・撮影まで含められます。
一方で、50万円以下のプランは「サイトを持つこと」が目的になりがちです。写真も原稿も自社で用意する前提のため、社内に手を動かせる人がいないと、結局は募集要項を並べただけのページになります。
見積もりを比較するときは、総額ではなく内訳で見てください。同じ150万円でも、取材・撮影が入っているかどうかで中身が大きく変わります。
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| 項目 | 相場 | 内容 |
|---|---|---|
| 企画・ディレクション費 | 10〜30万円 | 採用ターゲットのヒアリング、サイト全体のコンセプト設計、進行管理 |
| 取材・撮影費 | 5〜35万円 | 社員インタビューの取材と記事化(5〜10万円/1本) オフィス・社員の写真撮影 採用動画の制作(15〜35万円/1本) |
| コンテンツ制作費 | 5〜35万円 | インタビュー記事・数字で見る◯◯・社員紹介などの原稿作成 |
| デザイン・コーディング費 | 15〜40万円 | オリジナルデザインの作成とコーディング、スマートフォン対応 |
| 運用・保守費 | 月額3〜8万円 | サーバー・ドメイン管理、募集要項の更新、不具合対応、改善提案 |
見落とされやすいのが運用・保守費です。制作費だけを比較して契約し、公開後に月額が発生することを後から知るケースがあります。見積もりの段階で、公開後1年間にかかる総額を出してもらうと比較しやすくなります。
▼合わせて読みたい
ホームページ制作の見積もり金額は?費用項目や気を付ける4つのポイントを解説
StockSun 宮原 秀文
見積もりを3社から取ると、総額が2倍以上違うことは珍しくありません。その差はたいてい取材と撮影が含まれているかどうかで、デザイン費の差ではないというのが実感です。金額だけを横に並べず、何が含まれているかで比べるのが先だと考えています。
\自社に必要な範囲から適正な金額をお伝えします/
【無料】採用サイトの予算感を相談する採用サイトは、制作会社を間違えると100万円以上の投資が無駄になるだけでなく、採用の機会そのものを1年分逃すことになります。確認すべき点を6つに整理しました。
Web制作会社であれば技術的にはどこでも作れます。差が出るのは、求職者が何を見て応募を決めるかを理解しているかです。
採用に強い会社は、募集要項の書き方や、求職者が不安に感じるポイント(残業・評価制度・キャリアパス)の見せ方を提案してきます。逆にデザインの話しか出てこない場合は、コーポレートサイトと同じ作り方をされる可能性があります。
実績ページで、自社と近い業種・従業員規模の事例があるかを確認します。採用の課題は業種によって大きく違うためです。
実績数の多さより、1件でいいので「なぜ応募が増えたのか」を説明できるかを見てください。件数だけ多くて中身を語れない会社は、テンプレート制作の可能性があります。
採用サイトの成果を分けるのは、社員インタビューと写真の質です。ここを自社で用意する前提のプランは安く見えますが、実務としてかなり重い作業になります。
ライターとカメラマンが同行して取材してくれるか、それとも原稿と写真を支給する前提かを、見積もりの段階で確認してください。
採用サイトは作って終わりではありません。募集職種の追加、社員インタビューの更新、応募データの分析が継続して発生します。
「採用サイト制作一式 150万円」という見積もりを出す会社には、必ず内訳を求めてください。内訳を出せない会社は、後から追加費用が発生しやすい傾向があります。
前章の5項目(企画・取材撮影・コンテンツ・デザインコーディング・運用保守)に分解された見積もりであれば、他社と比較できます。
採用サイトは、自社の魅力を言語化する作業を伴います。ヒアリングの質がそのまま成果物の質になるため、担当者との相性は無視できません。
初回の打ち合わせで、こちらが話していない課題まで言い当ててくるかを見てください。その場で提案が出てくる会社は、同じ課題を何度も扱っています。
StockSun 宮原 秀文
発注側からよく聞くのは、実績数の多さで決めて後悔したという話です。実績が多くてもテンプレートを並べているだけの会社があり、そこは事例の中身を聞けば見分けがつきます。1件でいいので、なぜ応募が増えたのかを説明してもらうのが確実です。
\他社の見積もりを第三者目線で確認します/
【無料】制作会社の選び方を相談する予算が50万円に満たない場合や、まず小さく始めたい場合は、採用サイトを自社で作れるツールという選択肢があります。
制作会社に依頼するより費用を大きく抑えられますが、できることに上限がある点は理解しておいてください。
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| ツール | 初期費用 | 月額 | 特徴 | 限界 |
|---|---|---|---|---|
| engage(エン・ジャパン) | 無料 | 無料 | 求人票から採用サイトを自動生成。エン転職など複数媒体に同時掲載できる | デザインの自由度が低く、他社と似た見た目になる |
| 採用係長 | 要問い合わせ | 有料プランあり (無料プランあり) | 求人作成と応募管理をまとめて扱える。Indeedなど検索エンジンへの連携に対応 | 採用ブランディングの表現には向かない |
| Wix | 無料 | 無料プランあり 有料は月額課金 | テンプレートが豊富でデザインの自由度が高い。ドラッグ操作で作れる | 採用専用の機能はなく、応募管理は別途必要 |
| Jimdo | 無料 | 無料プランあり 有料は月額課金 | 操作が簡単で、Web制作の知識がなくても公開まで到達しやすい | ページ数が増えると管理しにくい |
| WordPress | 無料(テーマは有料あり) | サーバー代 月1,000円前後 | 拡張性が高く、後から本格的な採用サイトへ育てられる | 初期設定とセキュリティ対応を自社で行う必要がある |
※料金は各社の公開情報にもとづく2026年9月時点の情報です。ツール名のリンクから各公式サイトを確認できます。
ツールで始める場合の判断基準はシンプルです。
ツールで足りるか、制作会社に頼むべきかの分かれ目
なお、ツールで作った採用サイトを後から制作会社に作り直してもらうのは、無駄にはなりません。どのコンテンツが読まれたかというデータが残るため、次に作るときの設計材料になります。
採用サイトは、求職者だけを読み手に想定した自社運営のWebサイトです。会社案内でも求人票でもなく、応募するかどうかを判断してもらうための場所という位置づけになります。
混同されやすい3つを比較しました。
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| 採用サイト | コーポレートサイト | 求人媒体 | |
|---|---|---|---|
| 読み手 | 求職者 | 取引先・顧客・株主・求職者 | 求職者 |
| 目的 | 応募の獲得とミスマッチの防止 | 企業の信頼獲得 | 母集団の形成 |
| 掲載できる情報量 | 制限なし | 採用情報は1ページ程度 | フォーマットの範囲内 |
| 表現の自由度 | 高い(動画・インタビュー・数字) | 中 | 低い(他社と同じ枠) |
| 費用 | 制作費10〜1,000万円 +運用費 | - | 掲載ごとに課金 または成功報酬 |
| 情報の更新 | 自社でいつでも可能 | 自社で可能 | 掲載期間に依存 |
コーポレートサイトの「採用情報」ページは、多くの場合、募集要項と応募フォームだけです。取引先や株主も見るサイトのため、採用向けの情報を厚くしにくいという構造的な制約があります。
求職者が知りたいのは、事業内容よりも「誰と働くのか」「入社後どうなるのか」「なぜ前任者は辞めたのか」といった具体的な話です。これらはコーポレートサイトのトーンでは書きにくい情報にあたります。
求人媒体は母集団を作る力が強い一方、掲載できる情報がフォーマットに縛られます。同じ枠に同業他社が並ぶため、給与と勤務地で比較されやすくなります。
媒体で見つけてもらい、詳しい情報は自社の採用サイトで見てもらう。この2段構えが基本の形です。実際、求人媒体を見た求職者の多くは、応募前に企業名で検索します。そのときに出てくるものが募集要項だけだと、判断材料が足りません。
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求人媒体おすすめ35選|目的別の比較と掲載料金の相場
採用サイトを持つことで得られる効果を4つに整理します。
求人媒体だけで採用活動をしている場合、応募の入口は掲載枠しかありません。採用サイトがあると、企業名での検索、SNSからの流入、社員紹介経由といった導線が増えます。
また、掲載できる情報量が増えることで、媒体では伝わらなかった魅力が伝わり、応募に踏み切る人が出てきます。
採用サイトでは、良いことだけでなく実態も書けます。繁忙期の忙しさ、任される範囲の広さ、評価の基準といった情報を先に出しておくと、納得したうえで応募する人だけが集まります。
応募数は減っても、内定辞退と早期離職が減るという形で効果が出ることもあります。採用単価は応募数ではなく、入社に至った人数で見てください。
採用サイトは、求職者だけでなく、内定者や既存社員も見ています。自社が何を大事にしているかを言語化して外に出す作業そのものが、社内の共通認識を作ります。
制作の過程で社員インタビューを行うと、現場が何にやりがいを感じているかが可視化されます。この副次的な効果は小さくありません。
求人媒体は掲載のたびに費用が発生しますが、採用サイトは一度作れば資産として残ります。更新を続ければ検索からの流入も積み上がります。
初期費用は媒体より高くなりますが、3年、5年という単位で見ると1人あたりの採用コストは下がっていく計算になります。
StockSun 宮原 秀文
採用サイトを作れば応募が増えると期待されることが多いのですが、実際に先に変わるのは辞退率です。入社後に何をするかが具体的に書いてあるサイトは、応募の段階で相手の納得度が違います。母集団の数だけを指標にすると、この効果を取りこぼします。
\いまの採用課題から必要な打ち手を整理します/
【無料】採用サイトが必要かどうかを相談する発注してから公開までの流れを10ステップで示します。太字の工程は、制作会社に任せきりにできず、発注側の作業が発生する部分です。スケジュールを引くときの参考にしてください。
STEP1ターゲット(ペルソナ)の明確化
STEP2サイトの目的と役割の決定
STEP3情報の整理
STEP4サイトマップの作成
STEP5ワイヤーフレームの作成
STEP6デザインの決定
STEP7コンテンツ制作(取材・撮影)
STEP8コーディングと開発
STEP9テストと修正
STEP10公開と運用開始
獲得したい人材像を具体的に定義します。年齢・職務経験・現在の勤務先・転職を考えた理由・重視する条件まで落とし込みます。
ここが曖昧なまま進むと、以降のすべての判断がぶれます。「若手も欲しいしベテランも欲しい」という状態で始めないことが重要です。
応募数を増やしたいのか、ミスマッチを減らしたいのか、内定辞退を防ぎたいのかによって、載せるべき内容が変わります。
求人媒体との役割分担もここで決めます。媒体で母集団を作り、採用サイトで動機づけをするのが一般的な設計です。
求職者が知りたい情報をリストアップして体系化します。募集要項だけで済ませてしまいがちですが、実際には仕事内容・チーム構成・評価制度・キャリアパス・福利厚生・オフィス環境まで含めて洗い出します。
この工程で社内の各部署への確認が発生するため、発注側の工数が最もかかるのがここです。
サイト全体の構成を一覧図に落とします。必要なページに絞り、ページ数を増やしすぎないことが大切です。ページが多いほど更新の負担も増えます。
各ページのレイアウトを線画で確認します。デザインが入る前の段階で、情報の順番と導線をここで固めます。
応募ボタンをどこに置くか、募集要項へ何クリックで到達するかを、この段階で確認しておいてください。
採用したい人材が「ここで働きたい」と感じるデザインに仕上げます。自社の好みではなく、ターゲットが好むトーンを基準にしてください。
社員インタビュー、オフィス写真、動画などを制作します。スケジュールが遅れる原因の大半がこの工程です。
取材対象者の日程調整は発注側の仕事になるため、誰に何を話してもらうかを事前に決めておくと進行が早くなります。
デザインを実際のWebサイトとして構築します。スマートフォンでの表示と、応募フォームの動作は必ず確認してください。
公開前に、表示崩れ・リンク切れ・フォームの送信テストを行います。特に応募フォームは、実際に自分で送信して受信できるかを確かめてください。
公開して終わりではなく、ここからが本番です。アクセス数と応募数を計測し、どのページで離脱しているかを見ながら改善します。
▼合わせて読みたい
Webサイト制作の流れ7ステップ|費用相場と依頼先の選び方を発注者目線で解説
採用サイトの成果は、デザインよりも載せる内容で決まります。必須のコンテンツと、差がつくコンテンツに分けて解説します。
特に効果が大きいのは数字で見る自社です。残業時間や有給取得率を公開している企業は多くないため、それだけで比較優位になります。
StockSun 宮原 秀文
社員インタビューでは、良い話だけを載せたいという要望をよくいただきます。ただ実際に読まれているのは、入社前とのギャップや大変だった時期を語っているページのほうです。整えすぎた原稿は、求職者に広告として読まれてしまいます。
制作会社を正しく選んでも、進め方を間違えると成果は出ません。発注側で起きやすい失敗を3つ挙げます。
「若手も欲しいし経験者も欲しい」という状態で始めると、誰にも刺さらないサイトができあがります。
採用サイトは1つの人物像に向けて作るものです。複数の職種を採用する場合でも、職種ごとにページを分けるのが正しい形で、1ページに全部を詰め込むと情報量だけが増えて読まれません。
採用サイトの中身は、自社にしかない情報でできています。制作会社が用意できるのは構成とデザインまでで、誰にインタビューするか、何を伝えるかは発注側が決める必要があります。
丸投げした結果、どこかで見たような文言が並んだサイトになるケースが多くあります。打ち合わせに現場の社員を巻き込めるかどうかで、成果物の質が変わります。
採用サイトは公開時点が最も情報が古くなりにくい状態で、そこから何もしなければ情報は劣化していきます。
募集を終えた職種が残っている、社員インタビューに登場する人がすでに退職している、といった状態は求職者の不信につながります。更新を誰が担当するかを、制作の契約時点で決めておいてください。
採用サイトは、公開後に手を入れるほど応募が増えます。優先度の高い3つを挙げます。
採用サイト自体には集客力がありません。検索で「企業名 採用」と調べる人にしか届かないためです。
求人媒体の掲載文に採用サイトのURLを載せる、会社のSNSアカウントから社員インタビューを紹介する、採用イベントの資料にQRコードを入れる。人が来る場所から採用サイトへ送る導線を作るのが最初の打ち手です。
公開時に3本作ったインタビューを、半年に1本ずつでも追加していきます。職種や年次のバリエーションが増えるほど、求職者が自分に近い人を見つけられます。
あわせて、入社1年目の社員に「入社前に知りたかったこと」を聞いて記事にすると、そのまま応募前の不安に答えるコンテンツになります。
応募フォームまで来たのに送信されていない場合、原因はフォームの設計にあります。
アクセス解析でフォームページの到達数と送信数を比べれば、どれくらい取りこぼしているかが分かります。ここは制作費をかけずに改善できる部分です。
StockSun 宮原 秀文
公開してから半年で応募が伸びる会社と、そうでない会社の差は更新頻度です。月に1本、社員の話を足しているだけのサイトでも、1年経つと情報量がまったく違ってきます。更新を誰が担当するかは、制作を発注する時点で決めておくのが確実です。
\更新体制の作り方から改善設計までお手伝いします/
【無料】公開後の運用について相談するテンプレートを使った制作で10〜50万円、オリジナルデザインで社員インタビューの取材・撮影まで含めると100〜300万円が目安です。最も多いのは100〜300万円の価格帯になります。このほかに運用・保守費として月額3〜8万円がかかるため、見積もりの段階で公開後1年間の総額を出してもらってください。
自社で作るか、制作会社に依頼するかの2つです。募集要項を掲載して応募を受けられればよい場合は、engageや採用係長などの構築ツールで無料から始められます。自社の魅力を伝えて競合と差をつけたい場合は、取材・撮影に対応した制作会社への依頼が必要です。判断の分かれ目は、社内に写真と原稿を用意できる人がいるかどうかです。
テンプレート制作で1か月程度、オリジナル制作で2〜3か月、大規模なものでは3〜6か月かかります。遅れる原因の大半は社員インタビューの日程調整です。採用開始の時期が決まっている場合は、そこから逆算して3か月前には着手してください。
各種のWebデザイン賞やギャラリーサイトで、採用サイトの受賞・掲載事例を見られます。ただしランキング上位のサイトは大手企業のものが多く、予算規模が違います。参考にするなら、自社と同じ業種・同じ従業員規模の企業のサイトを探すほうが実用的です。
デザインとコーディングだけを切り出せば、制作会社より安くなります。一方で、採用戦略の設計、取材、撮影、公開後の運用まで一人でカバーできる人は多くありません。自社で企画と原稿を用意でき、制作部分だけを外注したい場合には選択肢になります。
作れます。engageは無料で採用サイトを作成でき、複数の求人媒体への掲載にも対応しています。ただしデザインの自由度が低く、他社と似た見た目になります。まず応募の受け皿を用意したい段階では十分機能します。
作っただけでは増えません。採用サイトは求人媒体やSNSから来た人が見に来る場所で、サイト自体が集客するわけではないためです。先に効果が出るのは応募数より内定辞退率で、入社後の仕事が具体的に書いてあるほど納得したうえで応募する人が増えます。
急いで採用したい場合は求人媒体が先です。掲載したその日から母集団を作れます。採用サイトは制作に2〜3か月かかるため、短期の採用には間に合いません。媒体で母集団を作り、詳しい情報は採用サイトで見てもらう二段構えが基本の形になります。
採用サイト制作の費用は10万円台から1,000万円超まで幅があり、その差は取材・撮影と戦略設計をどこまで含めるかで決まります。総額ではなく内訳で比較してください。
制作会社を選ぶときは、実績数の多さではなく、1件の事例について「なぜ応募が増えたのか」を説明できるかを確認するのが確実です。
StockSunでは、複数のコンサルタントによる相見積もりが可能です。課題をご相談いただければ社内でコンペを実施し、最適な3名をご提案します。他社との相見積もりも歓迎していますので、まずは現状をお聞かせください。
見積もりから依頼までの進め方は、採用サイト制作のサービスページで支援の流れとあわせて掲載しています。
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StockSun 宮原 秀文
制作会社を探すとき、いきなり相見積もりを取りにいく方が多いのですが、順番としては逆です。先に自社がどのカテゴリーを必要としているかを決めないと、比較の軸がそろわず金額だけの判断になります。予算感が近い2〜3社に絞ってから声をかけるほうが、提案の質も上がります。