「LPはSEOに弱い」とよく言われます。実際、広告用に作ったLPを検索で上位表示させようとしても、なかなか順位がつきません。
ただし弱いのはLPという形式ではなく、広告用に最適化した設計のほうです。理由が分かれば、検索から集めるための作り方も見えてきます。
この記事では、まず弱いと言われる理由を4つに分解します。そのうえで「サイト型LP」という現実的な打ち手を示し、今のLPに施せる対策8つ、SEO記事との使い分けまで整理しました。
そもそもLPがどういうページで、通常のWebサイトと何が違うのかを先に押さえたい方は、定義から解説した記事も用意しています。
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この記事の結論(ランディングページ SEO 早わかり)
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まず前提を確認します。GoogleがLPを不利に扱っているわけではありません。広告向けに最適化した結果として、検索エンジンが評価に使う材料が不足しているだけです。
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| 理由 | 何が起きているか | 広告では問題にならない訳 |
|---|---|---|
| ①テキスト量が少ない | 画像に文字を焼き込むため、検索エンジンが読めるテキストが極端に少ない | 広告の読者は画像を見て判断するので支障がない |
| ②内部リンクがない | 1ページ完結で回遊させない設計のため、クローラーが巡回する経路が乏しい | 離脱を防ぐには回遊させないほうが正しい |
| ③被リンクが集まらない | 売り込みのページは他サイトから引用・紹介されにくい | 広告費で流入を買うので被リンクは不要 |
| ④設計思想が検索と逆 | 「今すぐ買う人」に向けて作るため、情報収集中の検索意図に応えていない | 広告のターゲティングで買う気のある人だけを集めている |
LPは視覚的な訴求を優先するため、キャッチコピーや説明文を画像に焼き込むことがよくあります。デザインの自由度が上がる一方、検索エンジンはその文字を読み取れません。
見た目には情報が詰まっているのに、HTMLとして存在するテキストは数百字しかない。この状態では、何について書かれたページなのかを検索エンジンが判断できません。
Googleは、検索エンジンのためではなく人のために作られた、有用で信頼できるコンテンツを評価すると明示しています(出典:Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」)。文字数そのものが評価対象ではありませんが、内容が読み取れなければ評価のしようがありません。
自分のLPがどう見えているかは、簡単に確認できます。ブラウザでページを開き、キーボードで全選択してからコピーし、テキストエディタに貼り付けてみてください。そこに残った文字が、検索エンジンが読める内容のすべてです。
やってみると、想像よりずっと少ないことに気づくはずです。見出しもキャッチコピーもお客様の声も、すべて画像だったというケースは珍しくありません。
LPは1ページで完結させ、他のページへ移動させない設計が基本です。ナビゲーションを置かないのも、離脱を防ぐためでした。
ところがこれは、検索エンジンから見るとサイト内で孤立したページを意味します。クローラーがたどり着く経路が乏しく、サイト内での位置づけも伝わりません。
関連するページ同士がつながっていれば、そのテーマについて詳しいサイトだと判断されやすくなります。LPはその輪の外に置かれがちです。
加えて、広告用LPは検索結果に出したくないという理由で、意図的にインデックスを避ける設定にしていることがあります。この場合はそもそも検索対象になりません。
SEOを狙うつもりなら、まず自社のLPがインデックスされているかを確認してください。検索窓に「site:」とURLを入れて検索すれば、登録されているかどうかがすぐ分かります。
他サイトから紹介されるのは、たいてい役に立つ情報を提供しているページです。「この商品を買ってください」というページが引用されることは、ほとんどありません。
広告運用が前提なら、被リンクがなくても流入は確保できます。ただし検索で戦うとなると、この不足は効いてきます。
ここを無理に埋めようとして、被リンクを購入するのは避けてください。Googleのスパムに関するポリシーに反する行為で、サイト全体の評価を落とすリスクがあります。
現実的な打ち手は、紹介されやすい情報を別に持つことです。調査データ、業界の相場表、判断に使えるチェックリスト。引用される価値があるのは、売り込みではなく判断材料のほうです。
プレスリリースや業界メディアへの寄稿も、自然な形で被リンクを得る方法として機能します。いずれにせよ、LP単体で解決する問題ではありません。
4つのなかで最も本質的なのがこれです。LPは「今すぐ買う気のある人」に向けて作られています。広告のターゲティングで、そういう人だけを集めている前提だからです。
一方、検索から来る人の多くは情報収集の段階にいます。比較したい、判断基準を知りたい、失敗例を見たい。売り込みのページは、その問いに答えていません。
テキスト量やリンクの問題は技術的に埋められますが、この設計思想のずれだけは中身を書き換えないと解消しません。SEO対策の本丸は、施策よりも「誰に向けたページか」の再定義です。
具体的に見てみます。「LP制作 費用」で検索する人が知りたいのは相場と内訳です。ところが広告用LPには「弊社なら◯万円から」としか書かれていません。読者の問いに答えていないため、上位に出す理由がありません。
一方、相場を価格帯別に整理し、何が含まれて何が含まれないかまで書いたページなら、検索意図に応えています。同じ「費用」というテーマでも、書く内容がまったく違うのです。
この差を埋めようとしてLPに情報を足していくと、今度は広告から来た読者にとって長すぎるページになります。両立が難しいのは、このためです。
4つの理由のうち3つは、構造を変えれば解消できます。その答えがサイト型LPです。
サイト型LPとは、1ページ完結ではなく、LPを起点に関連ページを持たせる形です。「この商品を買う」というページの周りに、比較・使い方・よくある質問といったページを配置し、内部リンクでつなぎます。
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| 観点 | フォーム一体型LP | サイト型LP |
|---|---|---|
| 構成 | 1ページで完結 | 中心のLP+関連ページ数本 |
| ナビゲーション | 置かない | 関連ページへの導線を持つ |
| 主な流入 | 広告 | 広告+検索 |
| テキスト量 | 少ない(画像中心) | ページ単位で確保できる |
| 内部リンク | ほぼなし | 関連ページ間で相互に張れる |
| 向く商材 | 単価が低く即決される商材 | 検討期間が長い商材・BtoB |
| 制作の手間 | 1本で済む | ページ数だけ増える |
AI概要でも「関連コラム等のコンテンツ追加が有効」とされており、考え方は一致します。LPを厚くするのではなく、周りに読み物を置いて中心へ送るという発想です。
「テキストが足りないなら、LPに情報を足せばいい」と考えるのが自然です。ただしこれをやると、広告の成果が落ちます。
広告から来る読者は、すでに買う気があります。その人に対して比較情報や相場を長々と見せると、いったん検討モードに引き戻してしまうためです。決めていた人が「もう少し調べよう」と離脱します。
ページを分ければ、この衝突は起きません。広告から来た人は中心のLPだけを見て申し込み、検索から来た人は周辺ページで納得してからLPへ進む。読者の状態ごとに入口を分けるのが、サイト型の本質です。
周辺ページは、検索意図に沿って作ります。中心のLPが「申し込ませる」役割なら、周りは「調べている人に答える」役割です。
全部を一度に作る必要はありません。まず比較・選び方のページを1本作り、そこから中心のLPへ送る形が始めやすいです。効果が見えてから増やしてください。
作る順番は、検索需要の大きさではなく自社が書けるかどうかで決めてください。需要が大きくても、社内に材料がなければ薄いページにしかなりません。営業が日常的に説明している内容から選ぶのが確実です。
1本あたりの分量は、競合の上位ページを見て決めます。同じテーマで上位にいるページより明らかに短ければ、情報が足りていない可能性があります。ただし文字数を増やすこと自体が目的ではありません。
いま広告用のLPが1本ある状態から始める場合、次の順で進めます。
5番目だけ注意が要ります。広告で来た読者に回遊の選択肢を与えると、そのぶんCVRは下がります。導線を置く位置と数は、広告の成果を見ながら調整してください。
実装面では、周辺ページを同じドメイン内に置くことが前提になります。別ドメインで作ると内部リンクにならず、この施策の意味がなくなります。
URL構造も揃えておくと管理しやすくなります。サービスごとにディレクトリを切り、その配下に中心のLPと周辺ページを置く形が分かりやすいでしょう。
効果の確認は、周辺ページの検索順位と、そこから中心のLPへの遷移数の2つで行います。順位が上がっても遷移していなければ、導線の設計に問題があります。
StockSun 深井 嵐丸
サイト型に変えるとき、多くの会社が最初に既存LPを書き換えようとします。私はいつも止めています。広告で回っているLPは資産なので、触らずに周りを足すほうが安全です。周辺ページで検索流入が取れることを確認してから、必要なら中心にも手を入れる。この順番なら失敗しても失うものがありません。
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やること見出しと本文を画像から通常のテキストに置き換える
できるもの検索エンジンが読み取れる本文
つまずきデザインの都合で結局また画像に戻してしまう
最も効果が大きく、最も手間がかかる対策です。見出しと本文を画像から出すだけで、評価の材料が生まれます。
全部を戻す必要はありません。キャッチコピーは画像のまま、見出しと本文だけテキストにするという線引きが現実的です。デザインの印象を保ちながら、読み取れる情報を増やせます。
そもそも文字を画像化しないほうがよい理由は、SEO以外にもあります。公開後に文言を1つ変えるだけでデザイナーの手が必要になり、改善のテストが止まるためです。
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やることh1は1つ、以降はh2→h3と階層を飛ばさずに組む
できるものページの構造が伝わるHTML
つまずき見た目の大きさで見出しタグを選んでしまう
LPでは見た目のインパクトで文字サイズを決めるため、見出しタグの階層が崩れがちです。h1が複数あったり、h2を飛ばしてh3から始まっていたりします。
文字の大きさはCSSで調整できます。タグは意味で選び、見た目はCSSで作ってください。
確認方法は簡単で、ブラウザの検証ツールでページを開き、hタグを検索すれば一覧できます。h1が2つ以上ある、h2がないのにh3から始まっている、といった問題はここで見つかります。
やること狙うキーワードを含めたタイトルと、クリックしたくなる説明文を書く
できるもの検索結果での表示文言
つまずきサービス名だけのタイトルになっている
広告用LPのタイトルは、サービス名だけになっていることがよくあります。検索結果に出ても、何のページか分かりません。
狙うキーワードを前半に入れ、読者にとっての価値が分かる文言にします。メタディスクリプションは順位に直接影響しませんが、クリック率を左右します。
文字数の目安は、タイトルが30字前後、メタディスクリプションが120字前後です。長すぎると検索結果で途中が省略され、伝えたい部分が切れてしまいます。
なお、書いたとおりに表示されるとは限りません。Googleがページの内容に応じて書き換えることがあるためです。それでも、指定しておくことに意味はあります。
やること画像の圧縮と遅延読み込みを設定する
できるもの3秒以内に主要部分が表示される状態
つまずきファーストビューの画像が重いまま放置される
LPは画像が多いため、対策しないと読み込みが重くなります。Googleはページの読み込み速度を含む「ページエクスペリエンス」を評価に用いると説明しています(出典:Google 検索セントラル「ページエクスペリエンスの概要」)。
とくに効くのがファーストビューの画像です。ここが重いと、読者は白い画面を見ている時間ができてしまいます。最初に表示される1枚だけでも軽くしておくと、体感は変わります。
下部の画像は遅延読み込みにして、スクロールに合わせて読み込む設定にします。LPは画像点数が多いぶん、この設定の有無で初期表示の速さが大きく変わります。
速度の改善は、SEOだけでなくCVRにも効きます。表示を待たされた読者は、内容を見る前に閉じるためです。広告の成果と両立する数少ない施策になります。
やること実機で開き、崩れとタップのしやすさを確認する
できるものスマホで支障なく読める状態
つまずきPCのシミュレーターだけで確認を済ませる
検索流入も広告流入も、スマートフォンが中心の商材が多くあります。横並びの要素が縦に積まれて意図が崩れていないか、実機で確認してください。
文字サイズにも注意が要ります。本文が小さすぎると読みづらいだけでなく、入力欄をタップした瞬間に画面が拡大される挙動が起きることがあります。
ボタンの大きさも見てください。指がしっかり収まる高さがないと、押しにくいだけでなく押せるものだと認識されにくくなります。
やることすべての画像に、内容を説明するaltを入れる
できるもの画像の内容が伝わる状態
つまずきキーワードを詰め込んだaltにしてしまう
LPは画像が多いぶん、altの設定が効きます。画像に文字が焼き込まれている場合はとくに、その内容をaltで補ってください。
ただしキーワードを並べるだけのaltは逆効果です。目が見えない人に画像を説明するつもりで書くと、自然な文章になります。
装飾目的の画像には、空のaltを設定します。意味のない画像にまで説明を付けると、読み上げの妨げになるためです。説明すべき画像と、そうでない画像を分けるのがポイントです。
やること実際に聞かれる質問と回答をテキストで載せる
できるものロングテールの検索に応える本文
つまずき当たり障りのない質問だけ並べてしまう
FAQは、テキスト量を増やしながら検索意図にも応えられる数少ない要素です。営業の現場で実際に聞かれる質問を、そのまま載せてください。
「他社との違いは?」「解約はできますか?」のような、答えにくい質問ほど検索されています。正面から書いたほうが、検索にも信頼にも効きます。
質問の集め方は、営業の商談メモと問い合わせフォームの自由記述が近道です。実際に届いた言葉をそのまま見出しにすると、検索されている表現と一致しやすくなります。
なおFAQを載せる位置は、クロージングの直前が基本です。申し込む直前に残っている不安を消す役割だからです。フォーム周りの設計は専門記事で扱っています。
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やることコラムやサービスページからLPへリンクを張る
できるものクローラーが巡回する経路
つまずきLPから外に張ることばかり考えてしまう
LPから外へ張ると離脱の原因になりますが、外からLPへ張るぶんには何のリスクもありません。ここが見落とされがちです。
自社のコラムやサービスページに、関連する文脈があればLPへのリンクを置いてください。孤立していた状態が解消され、サイト内での位置づけも伝わります。
リンクのアンカーテキストは、リンク先の内容が分かる言葉にします。「こちら」ではなく「LP制作の費用相場はこちら」のように書くと、リンク先が何のページかが伝わります。
すべてを一度にやる必要はありません。手間と効果で整理すると、着手順が見えてきます。
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| 優先度 | 対策 | 手間 | 広告への影響 |
|---|---|---|---|
| まずここから | ⑧内部リンクを張る/③タイトルを整える | 小さい | なし |
| 次に | ⑥altの設定/⑦FAQの追加/④表示速度 | 中程度 | ほぼなし(速度は改善するとCVRも上がる) |
| 効果は大きいが慎重に | ①テキスト化/②見出しタグの整理 | 大きい | デザイン変更を伴うため要検証 |
| 常に確認 | ⑤スマホ表示 | 小さい | 崩れていれば広告の成果も落ちている |
上2段は、広告の成果を落とさずに実施できます。まずここまでをやり切ってから、テキスト化の判断に進んでください。
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8つ挙げましたが、1つだけ選ぶなら⑧です。手間が最も小さく、しかも広告の成果を落としません。既存のコラムからLPへリンクを張るだけなので、その日のうちに終わります。①のテキスト化は効果が大きい反面デザインの作り直しになるので、まず⑧から試して反応を見るのが順序としてきれいです。
そもそも両者は役割が違います。混同したまま「LPでSEOを」と考えると、どちらの目的も達成できません。
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| 観点 | SEO記事 | ランディングページ |
|---|---|---|
| 読者の状態 | 情報を探している。まだ買う気はない | 買うかどうかを決める段階にいる |
| 目的 | 疑問に答え、認知してもらう | 1つの行動をさせる |
| 成果指標 | 流入数・検索順位 | CVR |
| 構成 | 問いに答える。回遊させる | 説得の順に積む。回遊させない |
| 主な流入 | 検索 | 広告 |
使い分けの原則はシンプルです。検索から集めるのはSEO記事の仕事、集めた人を申し込ませるのがLPの仕事です。
この分担ができていれば、LPを無理にSEO対応させる必要はありません。SEO記事で流入を作り、その中から関心の高い人をLPへ送る。役割を分けたほうが、それぞれの精度が上がります。
「LPのSEOをやりたい」というご相談の多くは、実は「広告費を下げたい」という課題でした。それならLPを書き換えるより、検索用のページを別に用意するほうが早く着地します。
役割を分けたあとに問題になるのが、記事からLPへの送客です。ここが弱いと、流入は増えても問い合わせが増えません。
効くのは、記事の文脈に沿った位置にリンクを置くことです。費用を解説した章の直後に「見積もりを依頼する」を置く、選び方を説明した直後に「自社に合うか相談する」を置く。読者が次の行動を考えた瞬間に、選択肢を差し出す形が理想です。
逆に、記事の冒頭や末尾にだけバナーを置く形はあまり機能しません。冒頭はまだ読む前で関心が薄く、末尾まで到達する読者は限られるためです。
記事とLPで訴求がずれていないかも確認してください。記事で「安く抑える方法」を説明しておきながら、LPが高額プランの訴求だと、読者は違和感を持ちます。
StockSun 深井 嵐丸
記事とLPの分担で成果が出ている会社は、だいたい記事側に力を入れています。検索から来る人は、まだ買うと決めていません。その状態の人に売り込みを見せても進まないんです。記事で判断材料を渡し、決めた人だけLPへ送る。この順番を守るだけで、同じ流入数でも問い合わせの質が変わります。
どのLPでもSEOを狙うべきかというと、そうではありません。判断の基準を置きます。
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| 状況 | SEOを狙う | 広告に集中する |
|---|---|---|
| 検討期間 | 長い(BtoB・高額商材) | 短い(即決される商材) |
| 検索需要 | 関連KWに一定の検索量がある | そもそも検索されない商材 |
| 成果までの許容期間 | 半年以上待てる | 今月の数字が必要 |
| 社内の体制 | 記事を書ける人がいる | いない |
| 広告費 | 高騰していて下げたい | 問題なく回っている |
とくに注意したいのが3行目です。SEOは成果が出るまで時間がかかります。今月の問い合わせが必要な状況で着手しても間に合いません。
逆に、広告費が上がり続けていて中長期の対策が要る場合は、早く始めたほうが有利です。成果が出るまでの期間そのものが、着手を先延ばしにするコストになります。
そもそも検索されない商材もあります。新しいカテゴリの商品や、ニーズが顕在化していない領域では、検索需要がないため対策のしようがありません。この場合は広告やSNSで認知を作るほうが先です。
着手前に、狙うキーワードに検索需要があるかを確認します。無料で確認できる方法は2つあります。
2つ目のほうが実態をつかめます。検索ボリュームが小さくても、上位に企業サイトが並んでいるなら、そこに商談につながる読者がいるということです。逆にボリュームが大きくても、上位が個人ブログや辞書サイトばかりなら、買う気のある読者は少ない可能性があります。
あわせて、上位ページの中身も見てください。自社が同等以上のものを書けるかどうかが、勝てるかどうかの現実的な判断になります。
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LP制作の費用相場は3万〜200万円|8社の料金を実額検証【2026年最新】
\検索と広告のどちらに寄せるべきか整理します/
【無料】伴走LPの内容を見る順位が上がらないと、つい近道を探したくなります。ただし次の4つは、サイト全体の評価を落としかねません。
本文やaltに同じキーワードを繰り返し入れる手法です。かつては効果があったとされますが、現在は評価を下げる要因になります。
判断の基準は単純で、声に出して読んで不自然なら詰め込みすぎです。読者が読む文章として成立しているかを優先してください。
LPは被リンクが集まりにくいため、購入の誘いが来ることがあります。Googleのスパムポリシーに反する行為で、発覚すればサイト全体が評価を失います。
一度落ちた評価を戻すには、リンクの否認申請と長い時間が必要です。短期の順位より失うもののほうが大きくなります。
キーワードだけ差し替えたLPを複数作る手法です。地域名や業種名を入れ替えただけのページが並ぶ状態を指します。
中身が実質同じなら、評価されるのは1本だけです。むしろサイト全体の質が低いと判断されるリスクがあります。作り分けるなら、その地域や業種に固有の情報を入れてください。
4つのなかで最も損失が出やすいのがこれです。検索を狙って情報を足し、回遊導線を増やした結果、広告経由のCVRが落ちるケースがあります。
広告で成果が出ているLPは資産です。触るなら、まず周辺にページを足して反応を見てからにしてください。
何から着手するか迷う場合の進め方を示します。広告の成果を落とさない順に並べました。
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| 時期 | やること | 見る数字 |
|---|---|---|
| 1か月目 | 現状把握(インデックス確認・テキスト量の確認)/既存ページからLPへ内部リンク/タイトルとメタの整備 | インデックス状況・表示回数 |
| 2か月目 | 周辺ページを1本作る(比較・選び方から)/altの設定/表示速度の改善 | 周辺ページの表示回数・順位 |
| 3か月目 | 周辺ページを2本目・3本目へ/FAQの追加/LPへの遷移導線を調整 | 周辺→LPの遷移数・問い合わせ数 |
やることインデックス確認・内部リンク・タイトル整備
できるものいまどこにいるかの把握と、最低限の土台
つまずきいきなりテキスト化に着手して工数が膨らむ
最初の1か月は現状把握に充てます。LPがインデックスされているか、検索エンジンが読めるテキストがどれだけあるか、どのキーワードで表示されているか。
Search Consoleを見れば、意図しないキーワードで表示されていることに気づく場合があります。そこに需要のヒントが隠れていることも珍しくありません。
あわせて、手間の小さい対策を済ませます。既存ページからLPへの内部リンク、タイトルとメタディスクリプションの整備。どちらも広告の成果に影響しません。
やること比較・選び方のページを1本/altと表示速度の改善
できるもの検索から入れる入口が1つ
つまずきいきなり5本作ろうとして途中で止まる
2か月目から、サイト型への移行を始めます。まず1本だけ作り、検索から流入が取れるかを確かめてください。
テーマは比較・選び方から選ぶのが定石です。検索需要が大きく、かつ自社の知見を出しやすい領域だからです。
この時点で順位はまだ動きません。表示回数が少しでも出始めたら、方向は間違っていないと判断してよい段階です。
やること周辺ページを2〜3本追加/FAQの拡充/LPへの導線調整
できるもの検索流入からLPへつながる経路
つまずき流入だけ見て、LPへの遷移を確認しない
1本目の反応を見てから、2本目・3本目に進みます。ここで見るべきは検索順位だけではありません。
周辺ページから中心のLPへ、実際に何人遷移しているかを確認してください。流入があるのに遷移がなければ、記事の内容とLPの訴求がずれているか、導線の位置が悪いかのどちらかです。
3か月で問い合わせまで届くことは稀です。この段階で見るのは、検索から人が来る経路ができたかどうか。成果が数字になるのはその先です。
\自社の状況に合わせて優先順位を決めます/
【無料】3か月の進め方を一緒に組む理由は4つあります。画像に文字を焼き込むためテキスト量が少ないこと、1ページ完結で内部リンクがないこと、売り込みのページなので被リンクが集まりにくいこと、そして「今すぐ買う人」向けに作られており情報収集中の検索意図に応えていないことです。形式が悪いのではなく、広告向けに最適化した結果です。
役割が違います。SEO記事は情報を探している人に答えて流入を作るページ、LPは集まった人に1つの行動をさせるページです。成果指標も前者は流入数と検索順位、後者はCVRで異なります。検索から集めるのはSEO記事、申し込ませるのはLP、という分担が基本です。
意味がないわけではありませんが、優先度は商材によります。検討期間が長く関連キーワードに検索需要がある商材なら効果が期待できます。一方、即決される低単価商材や、そもそも検索されない新しいカテゴリでは、広告に集中したほうが成果は早く出ます。
1ページ完結ではなく、中心のLPの周りに比較・費用・事例などの関連ページを持たせ、内部リンクでつないだ構成を指します。テキスト量と内部リンクの不足が解消されるため、検索でも戦えるようになります。周辺ページで集めた読者を、中心のLPへ送る設計です。
広告用として機能しているLPは、そのまま残すことをおすすめします。検索向けに書き換えると広告の成果が落ちるためです。周辺に検索用のページを新しく作り、そこから既存のLPへ送る形にすれば、両方の目的を損ないません。
自社サイトの既存ページからLPへ内部リンクを張ることです。手間が最も小さく、広告の成果を落とさずに済みます。次に着手するなら、画像に焼き込んだ見出しと本文をテキストに戻す作業ですが、こちらはデザインの調整を伴います。
検索での順位変動には時間がかかるため、半年程度は見ておいてください。今月や来月の問い合わせが必要な状況であれば、SEOではなく広告で対応するほうが確実です。SEOは広告費を中長期で下げるための投資と捉えるのが実態に合います。
役に立つ情報を持つページを作り、自然に紹介される状態を目指すのが基本です。売り込みのページが引用されることはほとんどないため、周辺の情報ページを充実させるほうが現実的です。なお被リンクの購入はGoogleのポリシーに反する行為で、サイト全体の評価を落とすリスクがあります。
広告専用で、内容が他のページと重複している場合は検討の余地があります。同じ商材で複数のLPを作り分けているケースなどです。ただし検索流入を狙う可能性が少しでもあるなら、インデックスさせておいたほうが選択肢は広がります。
技術面の対策(タイトル・見出し構造・表示速度・スマホ対応)は共通です。違うのは、LPには「テキストが画像化されている」「内部リンクがない」という固有の弱点があることです。この2つを解消する作業が、LP特有の対策になります。
まず1本作って反応を見てください。本数より、狙うキーワードに対して十分に答えられているかのほうが重要です。目安として3〜5本あると内部リンクの網ができますが、薄い記事を10本並べるより、厚い記事が3本あるほうが機能します。
LPがSEOに弱いと言われる理由は4つです。テキスト量が少ない、内部リンクがない、被リンクが集まらない、そして設計思想が検索と逆を向いている。いずれも広告用に最適化した結果であって、LPという形式そのものの問題ではありません。
このうち3つは、サイト型LPにすることで解消できます。中心のLPはそのままに、比較・費用・事例といった周辺ページを作って内部リンクでつなぐ。周辺で集めた読者を中心へ送る形にすれば、広告の成果を落とさずに検索流入を足せます。
今のLPに手を入れるなら、まず自社サイトの既存ページからLPへ内部リンクを張ってください。手間が最も小さく、広告の成果にも影響しません。効果が見えてから、テキスト化や表示速度の改善に進むのが順序として無理がありません。
そして忘れないでいただきたいのが、SEOは時間のかかる打ち手だということです。今月の数字が必要な状況なら広告で、広告費を中長期で下げたいならSEOで。この判断さえ間違えなければ、手戻りは起きません。どちらに寄せるべきか迷う段階でしたら、商材と検索需要の整理からご相談ください。
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StockSun 深井 嵐丸
「LPのSEOをやりたい」というご相談で、まず伺うのは何のためかです。多くの場合、本当の目的は広告費を下げることでした。それなら、既存のLPをSEO対応させるより、検索用のページを別に作って送客するほうが速いです。1枚で両方を狙うと、どちらの読者にも中途半端になります。