2024/01/18
2024/01/18
StockSun株式会社
さまざまな企業のSEO対策を行なってきた
StockSunのSEOにおける品質評価基準を明文化したガイドラインです。
「SEOガイドライン | 100項目超の診断チェックリスト」から本資料をダウンロード可能です。
ソリューションごとのガイドラインを見てみる
2024 | 年 | 1 | 月 | 18 | 日 公開 |
2024 | 年 | 1 | 月 | 18 | 日 更新 |
StockSun株式会社
1.1 上位表示をさせたい対策キーワードに対応したページが存在しているか
対策キーワードの検索意図を満たすページがサイト内に存在しないと、上位表示は限りなく難しくなる。
そのため、対策キーワードの検索意図を満たすページをサイト内に必ず用意しておく。
1.2 対策ページのリンク階層は浅いか
主にトップページ等、評価が高いページからのリンク階層(何クリックでそのページに到達することができるのか)を浅くするようにする。
なお、ディレクトリ階層は、深くなっても問題がなく、必ずしも浅くする必要はない。
1.3 対策キーワードに対して、カニバリは発生していないか
「カニバリ」とは、1つのキーワードに対して、サイト内の複数ページが競合しており、評価が分散し、どちらも中途半端な順位になってしまっている状況のこと。
カニバリが発生している場合は以下のような対応を検討する。
・カニバリが発生しているページの一方を削除する。
・どちらのページも一定のアクセスや被リンクがある場合は、ページを統合し、統合元の記事から統合先の記事に対して、301リダイレクトを行う。
1.4 クロールさせる必要がないページを適切に制御できているか
robot.txtを適切に記述することで、クローラーの制御を行い、クロールが不要なページにクローラーが回ってこないようにすることができる。
上記を行うことで、特にページ数が多い中規模以上のサイトで、クロールしてもらいたいページに対してクロールを促すことができるため、メリットが大きい。
クロールさせたくないページ、ディレクトリは、「Disallow」で指定する。
なお、robots.txtで特定のページのクロール制御が正しくできているのかどうかは、「robots.txtテスター」で確認を行う。
1.5 クロールさせる必要があるページのクロールを制御してしまっていないか
本来クロールさせる必要があるページをdisallowで指定してしまっている場合、重要なページであってもインデックスされないことが起こりうる。
(robots.txtはクロールの制御であり、インデックスの制御ではないため、他のページからの内部リンクなどを辿って、インデックスされるケースもある。)
そのため、インデックスさせるべきページが、Disallowで指定されていないか、必ず確認する。
1.6 robots.txtは適切に設置されているか
robots.txtは、サイトのルートディレクトリに設置するようにする。
※全サイトでも必ずしも設置する必要はないが、クロールを制御する必要がある以下のようなサイトに関しては、正しく記述したrobots.txtを設置することが推奨される。
・中規模以上のサイト
・サーチコンソールの「ページのインデックス登録」の部分でエラーが多いサイト
1.7 XMLサイトマップは適切に生成されているか
XMLサイトマップとは、サイト内のページの情報を記載した検索エンジン向けのファイルのこと。
XMLサイトマップを適切に作成することで、クロールを促すことができる。
※XMLサイトマップは、小規模サイトでは必ずしも必須ではないが、中規模以上のサイトや被リンクが少ないサイト(クローラーがページを見つけられない可能性があるため)では、できる限り作成することが推奨される。
1.8 XMLサイトマップはサーチコンソールで送信されているか
XMLサイトマップを適切に作成した後は、サーチコンソールから送信されているかを確認する。
正しく送信できている場合は、送信されたサイトアップのステータスが、「成功しました」となっている。
1.9 noindexを適切に使用できているか
重複ページや低品質ページ、検索結果に表示される必要がないページなど、インデックスさせる必要がないページに対しては、noindexの設定を行う。
反対に、インデックスさせるべきページに、noindexタグの設定が行われていないかを確認する。
1.10 パンくずリストを設置できているか
「パンくずリスト」とは、ページの階層をリスト化したもののこと。パンくずリストを設置することで、「クローラーが回りやすくなる」、「ユーザーがサイト内のどの位置にあるページなのかを認識できる」といったメリットがある。
パンくずリストを設置する際は、以下に留意することが望ましいと考えられる。
・原則全ページに設置する
・パンくずリストの構造化マークアップに、エラーが出でいないかを確認する
1.11 対策ページはインデックスされているか
サイト内で何かしらのキーワードで上位表示させたいページが、インデックスされているか確認する。
インデックスされない原因としては、以下のようなものが挙げられる。
・該当ページにnoindexタグが設置されている
・robots.txtでクロール制御をしている
・新規で立ち上げたばかりのサイトで、他のページや他サイトからのリンクがない
1.12 対策ページに壊れた発リンク(リンク切れ)はないか
発リンクのうち、リンク切れとなっているものがある場合、修正を行う。
1.13 重要度が高い対策ページに対して、内部リンクを集めているか
重要度が高い対策ページの場合、関連性のある他のページから、内部リンクを集めるようにする。(関連性のないページから無意味なリンクを集めないように注意する。)
1.14 内部リンクを設置している場合、アンカーテキストは適切か
内部リンクのアンカーテキストには、遷移先の記事で狙いたいキーワードをできるだけ含めるようにする。(ただし、過剰に含めることがないように注意する。)
なお、画像にリンクが設置されている場合、アンカーテキストはalt属性の文言となるため、alt属性の文言にキーワードをできるだけ含めるようにする。(画像の内容とalt属性に設定した文言が矛盾しないように注意する。)
1.15 対処が必要な低品質ページが存在していないか
低品質ページがインデックスされている場合は、削除もしくはnoindexタグの設置(削除ができない場合)の対応を行う。
また、インデックスされていない場合でも、無駄なクロールを発生させる可能性があるため、可能な限り削除を行う。
1.16 対処が必要な重複ページは存在していないか
サイト内に重複ページがある場合、不要な重複ページを削除する。
また仕様上、サイトに残す必要がある場合は、canonicalタグを用いて、URLの正規化を行う。
1.17 URLに意味のない長いID番号は使用されていないか
GoogleにおけるURL構造のベストプラクティスを参照し、URLはできる限り、シンプルで分かりやすいものにする。
NG例の1つとして、「意味のない長いID番号をURLに使用する」ことが挙げられているため、使用を避けるようにする。
1.18 URLにアンダーバーは使用されていないか
URLにアンダーバー(_)の使用は非推奨とされている。代替として、ハイフン(-)を使用するようにする。
1.19 URLは単語同士が繋がれており、分かりづらいものになっていないか
URL内に複数の英単語を使用する場合、単語間を繋げないようにする。
例:サービスの特徴ページのURL
○:https://www.example.com/service-features
× :https://www.example.com/servicefeatures
1.20 URLが変更になった場合は、301リダイレクトで評価を引き継いでいるか
サイトリニューアル等でURLが変更になる場合、301リダイレクトの処理を行う。
301リダイレクトを行うことで、旧URLから新URLに対して、評価の引き継ぎを行うことができる。
なお、一時的にURLが変更になる場合は、301リダイレクトではなく、302リダイレクトを行う。
1.21 URLは正規化されているのか
「URLの正規化」とは、同じページに複数のURLでアクセスできる場合や、似たようなコンテンツが存在している場合などに、検索エンジンから評価されたいページのURLを1つに統合すること。
正規化を実施することで、「検索エンジンからの評価を統合できる」、「無駄なクロールを減らすことができる」などのメリットがある。
正規化を実施するためには、以下2点の方法がある。
1. canonicalタグで、正規URLを指定する
2. 301リダイレクトで重複ページから正規ページにリダイレクトをかける
1.22 サーチコンソールの「モバイルユーザビリティ」の項目でエラーが発生していないか
モバイルユーザビリティとは、「モバイル端末での操作性や使いやすさ」のことである。
サーチコンソールを利用することで、モバイルユーザビリティエラーの有無を確認することができ、具体的なエラー内容やエラーが出ているページを知ることができる。
サーチコンソールの「モバイルユーザビリティ」の項目でエラーが発生している場合、エラーの内容に従い、修正を行うことが必要となる。
1.23 モバイルページでの表示崩れが起こっていないか
PCページで適切に表示されている場合でも、モバイルページで表示崩れが起こっている場合がある。
対策ページをモバイルで見た際に、表示崩れが起こっていないかを確認する。
1.24 モバイルページとPCページで表示している内容に、乖離が大きすぎないか
モバイルページとPCページの表示内容は、大幅な違いがなければ問題がない可能性が高い。
ただし、乖離が大きい(例:検索意図を満たす重要なコンテンツが、モバイルページのみで省略されている)場合は、評価に影響がある場合があるため、注意する。
1.25 モバイルページとPCページのURLが異なっている場合、canoicalタグ、alternateタグを適切に設置できているか
PCページとモバイルページのURLが異なっている場合、各URLの関係性を正しく認識させるため、以下を実施する
・PCページに、alternateタグでスマホページのURLを指定する
・スマホページに、canonicalタグでPCページのURLを指定する
1.26 悪影響を及ぼす可能性のある広告はないか
インタースティシャル広告等、ユーザーが期待しているメインコンテンツへのアクセスを妨げる広告がページに設置されていないか、確認する。
1.27 クローキングを行っていないか
クローキングとは、検索順位の操作のために、検索エンジンとユーザーに表示されるコンテンツを異なるものにすること。
クローキングは、Googleウェブ検索のスパムに関するポリシーにおいて、スパムとされているため、行わないようにする。
1.28 不正なリダイレクトを行っていないか
Googleウェブ検索のスパムに関するポリシーに記載されている、不正なリダイレクトを行わないようにする。
全く異なる内容のページにリダイレクトを行う、モバイルページだけをスパムページにリダイレクトを行う等が、例として挙げられている。
1.29 隠しテキストや隠しリンクがサイト内に存在していないか
隠しテキスト・隠しリンクとは、ランキング操作を目的に、検索エンジンには認識させるが、ユーザーの目にはつきづらいようにしているテキストやリンクのことである。
例として、以下が挙げられる。
・文字色と背景色を同一にし、ユーザーから見えないようにする
・リンクを目立たない文字にのみ設置し、見えづらくする
・画像を文字やリンクの上に配置し、隠す
1.30 サイト全体が、内容の薄いアフィリエイトサイトになっていないか
アフィリエイトサイト自体は、ガイドライン違反ではありません。
しかし、独自の価値がないアフィリエイトサイトに関しては、「内容の薄いアフィリエイトサイト」と見なされる可能性があります。
アフィリエイトを実施する場合、サイト独自のテストやレビューなど、独自の付加価値を加えることで、有益なサイトになるようにする。
1.31 サーチコンソールの「手動による対策」の項目にメッセージは届いていないか
「手動による対策」とは、「手動ペナルティ」とも呼ばれており、ガイドライン違反をしているWebサイトに対して、課される対策のことである。
「手動による対策」が行われると、「検索順位の大幅な下落」、「インデックスの大幅削除」が行われ、トラフィックを大きく失うケースが多い。
「手動による対策」のメッセージが届いている場合、サーチコンソールに記載されているペナルティ理由を取り除き、サーチコンソールで、再度審査のリクエストを行うことが必要である。
1.32 サーチコンソールの「セキュリティの問題」の項目にメッセージは届いていないか
セキュリティの問題は、サイトにおいて、ハッキングやマルウェア等の問題がある場合に、通知される。
セキュリティの問題を解決するためには、サーチコンソールで通知されている内容を確認し、修正を行い、「審査リクエスト」を行う必要がある。
1.33 サーチコンソールで「解析不能な構造化データ」にエラーは出ていないか
「解析不能な構造化データ」とは、構造化データの記述ミスがある際に、発生するエラーのことである。
サーチコンソールで検出されたエラー内容を確認・修正し、修正後には、サーチコンソールで変更の検証を行う。
1.34 LCPのステータスは「良好」か
コアウェブバイタルとは、グーグルが設定しているウェブバイタルの中でも、重要な3つのUX指標のことで、LCP、FID、CLSの3種類がある。
そのうち、LCP(Largest Contentful Paint)とは、「読み込み速度」のことで、最も大きなメインコンテンツが読み込まれるまでの時間が2.5秒以内であれば、良いとされる。
サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」の部分で確認することができるため、「良好」ではない場合は、改善を行う。
1.35 FIDのステータスは「良好」か
FID(First Input Delay)とは、ユーザーが最初にしたアクションに対する反応速度のこと。
クリックなどのアクションをした際の応答時間が、0.1秒以内であれば、良いとされる。
サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」の部分で確認することができるため、「良好」ではない場合は、改善を行う。
1.36 CLSのステータスは「良好」か
CLS(Cumulative Layout Shift)とは、読み込み最中に発生するレイアウトのズレの大きさのこと。
サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」の部分で確認することができるため、「良好」ではない場合は、改善を行う。
1.37 グーグルアナリティクスの設定ができており、分析ができる状況であるか
グーグルアナリティクスの設定ができており、アクセス解析ができる状態になっているかを確認する。
記事単位での導線クリックの計測設定等が必要な場合は、個別に設定を行うようにする。
1.38 サーチコンソールに登録ができており、分析ができる状況であるか
サーチコンソールの設定ができており、サイトの分析ができる状態になっているかを確認する。
2.1 ガイドライン違反となっている被リンクはないか
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシーに記載されているリンクスパムを行っていないかを確認する。
リンクスパムの例として、以下のようなものが挙げられている。
・金銭や物品の見返りがあるリンク
・質の低いディレクトリサイトからのリンク
・過剰な相互リンク
2.2 リンク売買を行っていないか
被リンクを獲得する際に、リンクやリンクを含む投稿に対して、費用を支払いすることは、ガイドライン違反となるため、避けるようにする。
金銭の支払いだけではなく、物品やサービスの提供も含まれるため、注意する。
2.3 リンク交換のみを目的とした、過剰な相互リンクを行っていないか
リンク交換のみを目的とした過剰な相互リンクは、ガイドライン違反になり得るため、避けるようにする。
ただし、相互リンクが全てNGである訳ではなく、関連性があるサイト同士のリンク等、問題がないと考えられる場合もある。(過剰な相互リンクに関するルールや基準は、現在明瞭に提示されていない。
2.4 その他、ガイドライン違反になるリンクスパムを実施していないか
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシーに記載されている以下のようなリンクスパムを実施しないようにする
・質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク
・さまざまなサイトに配布されるウィジェットに埋め込まれている、大量のキーワードを含む非表示のリンクや低品質のリンク
・さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク
・フォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名の中に含まれる作為的なリンク
引用:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー
2.5 コーポレートサイトからリンクを貼っているか
対策サイトとコーポレートサイトが別である場合、コーポレートサイトから対策サイトに対して、リンクの設置を行う。
2.6 自社運営の他サイトからリンクを貼っているか
対策サイト以外に、自社で運営しているサイトがあれば、全く関連性がないものを除き、対策サイトに対して、リンクの設置を行うようにする。
2.7 業界の協会等に加盟している場合、会員一覧ページ等からリンクを貼ってもらっているか
加盟している協会が会員を紹介するページを作成している場合、当該ページからリンク設置がされているかを確認する。
もし他社サイトにはリンクがついており、自社サイトにはリンクがついていない場合は、協会に連絡し、リンク設置を依頼する。
2.8 (可能であれば)比較サイトやポータルサイトに掲載してもらっているか
比較サイトやポータルサイトに掲載してもらうことで、被リンクを獲得できる場合があるため、可能な限り掲載を依頼する。
ただし、金銭や物品の提供をしたうえで、リンクをもらうことはガイドライン違反となるため、注意をする。
2.9 競合が獲得している被リンクで獲得の余地があるものは存在していないか
競合サイトが獲得している被リンクを調査し、対策サイトでも獲得余地のあるものがないかを確認する。
例:ahrefsで競合サイトの被リンクを調査する
存在している場合、どのように獲得を行えば良いのかを検討する。
2.10 既に被リンクを獲得しているサイトからだけではなく、新たなサイトから被リンクを獲得できているか
既に獲得しているサイトからの被リンクだけではなく、これまで被リンクを獲得していなかった新たなサイトから被リンクを獲得できるように意識する。
2.11 nofollow属性を付与するべきではないにも関わらず、nofollow属性が付与されている被リンクはないか
nofollow属性が付与されている場合、原則、リンク先へのクロールやページの評価を渡されなくなる。
広告リンクなどnofollow属性が必須のものを除き、nofollow属性が付与されているものがある場合、dofollowリンクに変更できないか、検討を行う。(ガイドライン違反にならないように注意を払う。)
3.1 対策ページのタイトルタグが適切に設定されているか
特定のキーワードで上位表示を狙う対策ページがある場合、タイトルタグには、キーワードを含めるようにする。
この際、キーワードはなるべく完全一致で含める。(ただし、文脈的に不自然になる場合は除く)
3.2 1ページ目にきているページに関しては、CTRが高くなるような魅力的なタイトルになっているか
1ページ目にきたページに関しては、検索画面からのCTRが高くなるようなタイトルに設定することを検討する。CTR向上が見込めるタイトルは、以下が想定される。
・最新情報であることの明記
例:2023年最新、毎日更新中
・数値を含める
例:おすすめ20選
・【】墨付きカットの使用(視認性の向上)
3.3 対策ページのタイトルが、ページの内容を誇張しており、ユーザーに誤解を与えるものになっていないか
対策ページのタイトルを魅力的に見せようとするあまり、ページ内容を誇張するものになってしまわないように、注意を払う。
特定のキーワードを含めたいという意図で、記事内容と矛盾するタイトルにならないようにする。
3.4 対策ページにメタディスクリプションが設定されており、ページやサービスの魅力が伝わるものになっているか
メタディスクリプションは、検索順位に影響はないとされている。しかし、ページやサービスの魅力が伝わるものを設定することで、検索画面からのCTR(クリック率)にプラスの影響を与える可能性がある。
そのため、検索流入を狙うページでは、メタディスクリプションを設定することが望ましい。
3.5 対策ページのh1タグが適切に設定されているか
h1タグは、タイトルタグ同様に重要なタグである。(タイトルタグではなく、h1タグで設定した文言が、検索結果上でタイトルとして表示されるケースも見受けられる)
対策キーワードをできるだけ含めて設定するようにする。
3.6 4.h要素(H1~H6)を適切に使用しているか
コンテンツ内で見出しタグを使用する場合は、入れ子構造になるように使用する。
OK例
〈h2〉東京都〈/h2〉
〈h3〉世田谷区〈/h3〉
〈h4〉三軒茶屋駅〈/h4〉
NG例
〈h2〉東京都〈/h2〉
〈h3〉世田谷区〈/h3〉
〈h4〉渋谷区〈/h4〉
また、キーワードの詰め込み過ぎはNGであるが、自然に含められる見出しに関しては、対策キーワードを含めるようにする。
3.7 キーワードスタッフィングを行っていないか
キーワードスタッフィングとは、コンテンツやメタタグに、キーワードを詰め込むこと。
スパムとして見なされているため、キーワードを無理に詰め込むことがないようにする。
3.8 (データベース型サイトの場合)対策ページに掲載されている、データの数が競合と比較して少なくないか
特に、DB型(データベース型)サイトの場合、情報量が重要となるため、データ数(例:不動産ポータルサイトの場合、サイトに掲載されている「賃貸物件の数」)が競合と比較して、劣後していないかを確認する。
3.9 検索意図を満たすのに十分なコンテンツがメインコンテンツ内にあるか
特定のキーワードで検索するユーザーの検索意図を解決するコンテンツが、ページのメインコンテンツ内にあるかを確認する。
競合と比較し、不足しているコンテンツがある場合は追加を行う。
また競合が記載しておらず、自社ならではのオリジナル情報で、検索意図を満たせる内容がないかを検討し、ある場合は、追加を行う。
3.10 対策対象のキーワードと、検索意図が近しい関連キーワードは合わせて対策しているか
メインで対策を行うキーワードと検索意図が近しい、もしくは同じである関連キーワードが存在している場合、関連キーワードの検索意図も同時に満たすことで、複数キーワードでの上位表示が可能になる。
機会損失を防ぐため、検索意図が近しい関連キーワードも、必要であれば同じページで対策をするようにする。
3.11 ポゴスティッキングが発生しやすいコンテンツになっていないか
ポゴスティッキングとは、ユーザーを満足させることができなかったため、ユーザーが検索結果とサイトを行き来している状態のこと。
ユーザーの検索意図を十分に満たせていない、質が低いコンテンツである、UI、UXに問題がある等の場合、ポゴスティッキングが発生しやすい。できる限り、検索行動を完結させるコンテンツを目指す。
3.12 情報鮮度が重要な記事の場合、頻繁に更新しているか
「フレッシュネスアルゴリズム」を鑑みて、情報鮮度が重要な記事は、頻繁に更新するようにする。
フレッシュネスアルゴリズムとは、「鮮度が高い、新しい内容の情報が掲載されているページを上位表示させるアルゴリズム」のこと。
更新する際は、日付だけ更新するのではなく、記事内容のうち、情報鮮度が重要な部分を実際に更新する。
3.13 情報鮮度が重要な記事ページに、記事更新日を表示しているか
更新頻度が重要と推察される記事ページ(ニュース記事、キャンペーン記事など)の場合、記事更新日をページ内に表示することが望ましいと考えられる。
また、記事更新日を構造化マークアップし、よりグーグルに読み込まれやすくすることが推奨される。
3.14 公開日、更新日は構造化マークアップされており、読み込まれやすいようになっているか
記事の公開日、更新日は、構造化マークアップを実装し、読み込まれやすい状態になっていることが望ましい。
3.15 (可能であれば)一次情報を含んだコンテンツになっているか
コンテンツは、できる限り一次情報を含んでいるものが望ましい。
独自のアンケート調査、自社でしか出せない独自の情報などを、コンテンツに使用し、単なる競合サイトの網羅記事にならないようにする。
3.16 (可能であれば)オリジナル画像やインフォグラフィックなどを使用しているか
オリジナル画像やインフォグラフィックなどを用いて、より内容が分かりやすくなる記事の場合、オリジナルの図解画像等を作成し、記事内に挿入することが望ましい。
3.17 alt属性は画像を適切に表すものになっているか
記事内に画像が含まれる場合、alt属性は画像を表すものにすることが望ましい。
画像と関係のないものを設定することや、全く画像と関係のないものを設定することは避けるようにする。
3.18 他サイトからの引用部分は、引用タグで適切に囲えているか
他サイトから引用を行った場合、該当箇所を引用タグ(blockquote)で囲う。
また、合わせて出典元の明記も必ず行う。
3.19 ランキングを操作することが目的となっている自動生成コンテンツがサイト内に存在していないか
検索結果を操作することが目的となっている、自動生成コンテンツがサイト内に存在しないようにする。
ただし、自動生成コンテンツが全てNGである訳ではなく、AIを活用し、有用なコンテンツ作成に自動化を用いることは問題がないと考えられる。(AI生成コンテンツに関するGoogle 検索のガイダンス)
3.20 コンテンツに誤字はないか
コンテンツや記事内に誤字脱字がないようにする。
3.21 コンテンツに事実とは異なる内容が記載されていないか
コンテンツに事実と異なる内容の記載がないかの確認を行う。
専門性が高い領域の記事に関しては、できる限り専門の監修者をつけ、事実確認を行うことが望ましい。
3.22 複数の情報が羅列される場合、できる限り、表や箇条書き等を用いて、読みやすくしているか
コンテンツ内で複数の情報が羅列される箇所がある場合、文章ではなく、表や箇条書きを用いることで読みやすくなる場合がある。
tableタグやlistタグを活用し、できる限り読みやすいコンテンツになるように心がける。
3.23 記事公開前に必ずコピペチェックツールを使用し、コピペがないことを確認できているか
3.24 記事内に低品質な発リンクは設置されていないか
信頼性がないと考えられるサイトへの発リンクは、できるだけ設置しないようにする。
3.25 どうしても信頼できないサイトへ発リンクをする際は、nofollow属性を付与しているか
NG事例を紹介する際など、やむを得ない理由で、信頼できないサイトへ発リンクをする際は、nofollow属性をリンクに付与するようにする。
3.26 信頼できるサイトへ発リンクをする際は、dofollowリンクになっているか
信頼できるサイトへ発リンクをする際は、dofollowリンクになっていることを確認する。
外部リンクを全てnofollowにする等の対応は行わない。
3.27 他のページとのコンテンツの重複率が高すぎないか
エリアページや店舗ページ等、テンプレートで作成しているページの場合、他のページとの重複率が高くなりすぎないように注意をする。
重複率が高い場合は、そのページ独自のコンテンツを追加し、重複率を下げるように心がける。
例:店舗ページの場合、「当該店舗の店長の挨拶」をページに盛り込み、他の店舗ページとの差分を増やす
3.28 FAQの構造化マークアップは活用できているか
FAQの構造化マークアップを活用することで、検索画面からのCTR向上に寄与する可能性がある。(表示されない期間もあるため、注意が必要)
そのため、可能な限り設定を行い、CTR向上に努める。
3.29 SEO対策の目的に応じた、キーワード選定ができているか
SEOはあくまでの手段であるため、SEO対策の目的に合わせたキーワード選定を行う。
例:コンバージョン獲得が目的であるにも関わらず、コンバージョンから遠いキーワードばかり対策を行わないようにする。
3.30 上位表示が現実的ではないキーワードで、無理に対策をしていないか
競合性、自社のドメインの強さ等を考慮した際に、上位表示が現実的ではないキーワードでの対策は、できる限り避けるようにする。
(参考:上位表示されるキーワードの現実性を見る手順)
1.「Ahrefs SEOツールバー」の拡張機能をオンにする
2. 実際に狙いたいキーワードで、グーグル検索をしてみる
3. 上位されるサイトのDR※を確認する
※被リンクプロフィールが0〜100で数値化されたもの
※DRはあくまで第三者ツールが出している数値のため、絶対的なものではありません
(DRが低いサイトは高いサイトには、絶対に勝てないといったものではない)
4. 自社サイトとのDRの乖離が大きい場合は、差分を埋めるための被リンク獲得が難しい場合は、無理な対策を避けるようにする
3.31 競合の取得しているキーワードを調査できているか
キーワード選定をする際は、競合キーワードの調査も合わせて行う。
競合が上位を取得できるキーワードを調査することで、お宝キーワードが発見できることがある。
3.32 強調スニペットに表示されるように工夫をしているか
強調スニペットとは、検索画面の上部に表示される回答のこと。強調スニペットは、再現性高く狙って表示させることは難しいが、自社サイトが表示されるように、以下のような工夫をすることができる。
・なるべく簡潔にキーワードの検索意図への回答を作成する
・現在表示されている強調スニペットの形式に、回答部分の形式をなるべく合わせるようにする(箇条書きが表示されている場合、回答部分は箇条書きで記載する)
4.1 記事が存在するサイトの場合、コンテンツ制作ポリシーページが存在しているか
記事サイトの場合、可能であれば、「コンテンツ制作ポリシーページ」を作成する。
コンテンツ制作ポリシーページには、「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」ページに記載の以下の項目を記載することが、1つの方法として考えられる。
・誰が(コンテンツを作成したか)
・どのように(コンテンツが作成されたか)
・なぜ(コンテンツが作成されたか)
4.2 インターネット販売を行うサイトの場合、返金ポリシーページが存在しているか
インターネット販売を行うサイトの場合、返金のルール等が記載された「返金ポリシーページ」を作成する。
ユーザーに対して安心感を持ってもらいやすくなるというメリットがあり、サイトの信頼を高めることにも繋がりやすいと考えられる。
4.3 プライバシーポリシーページが存在しているか
個人情報の取り扱い等を明示した「プライバシーポリシーページ」を作成し、サイトの信頼性を高めることに繋げる。
4.4 連絡先情報が掲載されたページや、お問い合わせフォームが存在しているか
連絡先情報が掲載されたページや、お問い合わせフォームがなく、サイトに訪れたユーザーが連絡が取れないことは、サイトの信頼の低下に繋がると考えられる。
そのため、連絡先情報が掲載されたページや、お問い合わせフォームを作成し、サイト内の分かりやすい共通部分に設置することが望ましいと考えられる。
4.5 運営者情報ページは存在しているか
サイトの運営者情報ページがない場合、どういった人や組織が運営しているのか分からず、サイトの信頼性の低下に繋がる可能性がある。
そのため、会社概要、所在地、代表者、お問い合わせ先等の、運営者に関する情報を詳しく記載した「運営者情報ページ」をサイト内に設置するようにする。
4.6 利用規約ページは存在しているか
サイトの利用規約をまとめた「利用規約ページ」を作成し、ユーザーの安心感やサイトの信頼性を高めることに繋げる。
4.7 Whois情報を公開しているか
whoisとは、ドメインの保持者の各情報(名前、住所、メールアドレス、電話番号など)を確認できるサービスのこと。
プライバシー保護の観点から、whois情報代行を利用し、サーバー会社の情報を代わりに公開しているケースが散見される。
しかし、サイトの信頼性を高めるという意味では、サーバー会社の情報ではなく、ドメインの保持者の情報を公開するのが望ましい可能性があると考えることができる。
4.8 Googleビジネスプロフィールに登録しているか
Googleビジネスプロフィールとは、グーグルマップや検索結果で表示される店舗情報や企業情報を管理することができるツールのこと。
Googleビジネスプロフィールを活用し、サイトの運営者情報等を明確にし、信頼を高めるようにする。
4.9 SSL化を行っているか
SSL化とは、ホームページ上の通信を暗号化すること。SSL化されたホームページは、httpではなく、httpsで表示される。
暗号化されていないホームページは、セキュリティの観点からリスクが高くなるため、SSL化を行い、サイトの信頼を高めるようにする。
4.10 特にYMYL領域の場合、適切な著者・監修者を採用しているか
YMYL領域(お金と健康に関わる領域)の場合、当該領域において、十分な知識を有する著者・監修者を採用することが望ましいと考えられる。
5.1 (CVが目的の記事の場合)離脱防止バナーを設置しているか
ユーザーが離脱しようとした際に、離脱防止バナーを表示することで、CVRを高められる可能性がある。
参考:バナーにもよるが、0.3%〜1%以上のCTRを出せる場合がある。
5.2 (CVが目的の記事の場合)導入文直下等のページ冒頭に、CTAを設置できているか
最後まで記事を読了するユーザーは少ないと考えられる。
そのため、特に顕在系のキーワードでの流入がある記事の場合、導入文直下等のページ冒頭にCTAを設置し、ページ前半部分で、コンバージョンに繋げられるようにする。
5.3 (CVが目的の記事の場合)記事内の関連箇所にCTAを設置できているか
記事内で誘導できる箇所にCTAを設置することで、CVRを高められる可能性がある。以下のような箇所には、CTAを適切に設置するようにする。
・特定の商品やサービスを紹介する部分
・特定の商品やサービスが、ユーザーにとっての解決策となる部分
5.4 (CVが目的の記事の場合)モバイルフッターバナーを設置できているか
スマホの下部に固定で表示されるモバイルフッターバナーを設置することで、CVRを高められる可能性がある。
参考:バナーの種類にもよるが、0.5%以上のCTRを出せる場合がある。
5.5 (CVが目的の記事の場合)CTAのデザインは十分に目立つものになっているか
CTAのデザインが目立たないものになっている場合、クリック率が下がる可能性がある。
十分に目立つものになっているかを確認する。
5.6 (CVが目的の記事の場合)CTAボタンはクリックできることが分かるものになっているか
CTAボタンがクリックできることが分かりづらいものの場合、CTRが下がる可能性がある。
ボタンに影をつける等を実施し、できるだけクリックできることが伝わりやすいものにする。
5.7 (CVが目的の記事の場合)CTAボタンのラベルは分かりやすく、魅力が伝わりやすいものになっているか
ボタンのラベルは、簡潔で分かりやすく、クリックすることで何が起きるのかが分かるような文言を設定する。
また動詞を使用することで、アクションを促すことができる可能性がある。
5.8 (CVが目的の記事の場合)CTAボタンの上下に適切なマイクロコピーは設定できているか
マイクロコピーには、「ユーザーにとってのベネフィットが伝わるもの」、「行動ハードルを下げるもの」を設定することで、CTRを高められる可能性がある。
マイクロコピーの例:
・○秒で登録完了
・○%オフキャンペーン開催中
・〜が体験し放題
5.9 (CVが目的の記事の場合)CTAのクリック数を記事ごとに計測できるようにGTMを用いて、設定できているか
GTMの設定を行うことで、CTAのクリック数を記事ごとに計測できるようになる。
記事別のCTAクリック数が分かることで、「どの記事の順位向上に注力するべきか」、「新規で作成するとコンバージョンが出ると予測されるキーワード」を明らかにすることができる。
5.10 コンバージョンの成果地点は、可能な限りキーワードに合わせて最適化しているか
コンバージョンの成果地点は、キーワードに合わせて、適切なものをそれぞれ用意することが望ましい。
例えば、「知りたい」という意図が強いキーワードの場合、「お問い合わせ」、「購入」等ではなく、「お役立ち資料ダウンロード」等の成果地点を用意することを検討する。
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