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Meta広告のサイズ早見表|入稿規定・セーフゾーンから審査に通るクリエイティブまで解説【2026年最新】

更新日

Meta広告のサイズは、フォーマットと配信面の組み合わせで変わります。画像なのか動画なのか、フィードに出すのかストーリーズに出すのかで、推奨される比率も解像度も違ってきます。

ただ、実務でつまずくのは数値そのものではありません。「全部のサイズを作る余裕はないが、どれから手をつければいいのか」という優先順位の判断です。ここに答えている記事は多くありません。

この記事では、Meta広告の入稿規定を配信面別の早見表にまとめたうえで、限られた工数でどのサイズから作るべきかを解説します。あわせて、規定を満たしていても文字が切れてしまうセーフゾーンの考え方と、審査に通ったあとで成果を出すためのクリエイティブ設計まで扱います。

なお、本文に記載したサイズや文字数は、すべてMetaの公式ガイドから採取した2026年8月時点の値です。

この記事の結論(Meta広告 サイズ 早わかり)

  • まず作るべきサイズ:縦長の4:5(1,440×1,800)。現在のMeta公式は、画像・動画ともフィード面の推奨を4:5としています。1:1ではありません。
  • 次に足すサイズ:縦型の9:16(1,440×2,560)。ストーリーズとリールをカバーできます。この2本で主要な配信面はほぼ埋まります。
  • 1:1が必要な場面:カルーセル広告のみ。公式が1:1を推奨しているのはこのフォーマットだけです。
  • 見落としやすい点:セーフゾーン。上部14%・下部35%・両側6%にはロゴや文字を置かないよう公式が明記しています。
  • 迷ったら:規定を満たすことと成果が出ることは別の話です。クリエイティブの設計段階からStockSunの無料相談をご利用ください。
StockSun編集部

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目次

Meta広告の入稿規定とは|守らないと何が起きるか

Meta広告の入稿規定とは、広告として入稿できる画像や動画の仕様をMetaが定めたルールのことです。アスペクト比、解像度、ファイル形式、容量の上限、テキストの文字数などが含まれます。

たとえば、画像広告なら「JPGまたはPNGで、最大30MBまで」といった具合に決まっています。この範囲を外れると、そもそも入稿できません。

入稿規定を満たしていないと審査に通らない

Meta広告は、入稿後に審査を経てから配信が始まります。規定を外れたクリエイティブは、この段階ではじかれます。

配信開始日が決まっているキャンペーンでは、この差し戻しが致命傷になりかねません。修正して再申請すれば、そのぶん配信開始が後ろにずれます。

規定内でも「品質が低い」と判定されると配信が伸びない

見落とされがちなのがこちらです。審査に通ったからといって、十分に配信されるとは限りません。

Metaは広告の品質を評価しており、解像度が低い画像や、画面が文字で埋まったクリエイティブは評価が下がります。その結果、同じ入札額でも表示されにくくなります。

つまり入稿規定には、「守らないと落ちる最低ライン」と「守ると有利になる推奨値」の2層があります。推奨値のほうを狙って作りましょう。

Meta広告のサイズはフォーマットと配信面で決まる

サイズを考える前に、どのフォーマットをどの面に出すのかを整理しておくと迷いません。組み合わせによって推奨値が変わるためです。

フォーマットFacebookフィードInstagramフィードストーリーズリール
画像広告
動画広告
カルーセル広告
コレクション広告

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△は目的や設定によって利用できる場合を示しています。実際に配信できる面は広告マネージャの画面で確認しましょう。

Meta広告のサイズ早見表【配信面別】

ここからが本題の早見表です。以下の数値は、Metaの公式ガイドに記載されている推奨値です(出典:Meta広告ガイド/2026年8月時点)。

押さえるべきアスペクト比は3つだけ

配信面ごとに細かく見ていく前に、まず全体像を押さえます。Meta広告で必要になる比率は、実質的に次の3つに集約されます。

アスペクト比推奨解像度主な配信面公式が推奨しているフォーマット
4:5(縦長)1,440 × 1,800Facebookフィード/Instagramフィード画像広告・動画広告
9:16(縦型フル)1,440 × 2,560ストーリーズ/リール画像広告・動画広告
1:1(正方形)1,080 × 1,080以上Facebookフィード/Instagramフィードカルーセル広告

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ここで注意していただきたいのが、フィード面の推奨は1:1ではなく4:5だという点です。以前は正方形が標準的でしたが、現在の公式ガイドでは画像・動画ともフィード面の推奨アスペクト比を4:5としています。

1:1が推奨として明記されているのは、カルーセル広告だけです。「とりあえず正方形を作っておけばよい」という考え方は、現在の仕様とはずれています。

縦長のほうが画面の占有面積が広くなるため、スクロール中に目に留まりやすいという実務上の利点もあります。

画像広告のサイズと入稿規定

項目FacebookフィードInstagramフィードInstagramストーリーズ
ファイル形式JPG / PNGJPG / PNGJPG / PNG
アスペクト比4:54:59:16
推奨解像度1,440 × 1,8001,440 × 1,8001,440 × 2,560
最大ファイルサイズ30MB30MB30MB
最小幅600ピクセル500ピクセル500ピクセル
アスペクト比の許容誤差3%1%1%

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Facebookフィードは4:5のとき最小高さが750ピクセルと定められています。また、Instagramフィードには最小400×500・最大191×100というアスペクト比の範囲があります。

許容誤差にも差がある点は見落としがちです。Facebookフィードは3%まで許容されますが、Instagram面は1%しかありません。書き出し時の端数で弾かれることがあります。

動画広告のサイズと入稿規定

項目FacebookフィードInstagramリール
ファイル形式MP4 / MOV / GIFMP4 / MOV
アスペクト比4:59:16
推奨解像度1,440 × 1,8001,440 × 2,560
動画の長さ1秒〜241分0秒〜15分
最大ファイルサイズ4GB4GB
最小サイズ幅120 × 高さ120ピクセル幅250ピクセル(30秒未満)/500ピクセル(30秒以上)
キャプション・音声任意だが推奨任意だが強く推奨

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動画のエンコード設定についても公式に指定があります。H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮が推奨されています。

書き出し設定を一度テンプレート化しておくと、毎回悩まずに済みます。制作会社に依頼する場合も、この条件を最初に共有しておきましょう。

リール広告に使えない素材がある

リール面には、他の配信面にはない制約があります。公式に明記されているものだけでも次の6点です。

  • 2021年10月15日より前に公開されたリール動画
  • ライセンス音楽(オリジナル音源か、Metaサウンドコレクションの使用料無料の音楽が推奨されています)
  • 変身マスクやカメラエフェクトを使用したメディア
  • GIFを使用したメディア
  • 商品タグが付けられたメディア
  • ファイルコンテナに編集リストや特殊なボックスが含まれている動画

オーガニック投稿で反応がよかったリールをそのまま広告に転用しようとして、音楽が理由で入稿できないケースはよくあります。広告転用を前提とするなら、撮影段階から音源を選び直しておきましょう。

カルーセル広告のサイズと入稿規定

項目仕様(Facebookフィード)
ファイル形式画像:JPG / PNG 動画:MP4 / MOV / GIF
アスペクト比1:1
推奨解像度1,080 × 1,080ピクセル以上
カード枚数2〜10枚
最大ファイルサイズ画像30MB/動画4GB
動画の再生時間1秒〜240分
アスペクト比の許容誤差3%
リンク先URL必須

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カルーセルは、複数のカードを横にスワイプして見せるフォーマットです。ここだけは1:1が推奨されているため、フィード用の4:5素材をそのまま流用できません。

コレクション広告のサイズと入稿規定

コレクション広告とは、1枚のメイン画像または動画の下に商品画像を並べて見せるフォーマットです。タップすると全画面の商品一覧に切り替わります。

メインとなるクリエイティブの仕様は、画像広告・動画広告と同じ考え方で用意します。これに加えて、商品カタログに登録した画像が必要になります。

ECサイトのように商品点数が多い場合に向いており、1つの広告から複数の商品へ送客できます。逆に、扱う商材が1つしかないサービスでは無理に使う必要はありません。

Meta広告のサイズは工数が限られるときどれから作るべきか

ここまでの表を見て、「全部そろえるのは無理だ」と感じた方が多いはずです。実際、すべての配信面に最適化した素材を毎回用意できる企業はそれほど多くありません。

そこで、優先順位の考え方を整理します。

優先順位は「4:5 → 9:16 → 1:1」

作れる本数用意するサイズカバーできる範囲
1本だけ4:5(1,440 × 1,800)FacebookとInstagramのフィード。自動配置なら他面にも配信されますが、縦型面ではトリミングされます
2本4:5 + 9:16(1,440 × 2,560)フィードとストーリーズ・リール。主要な配信面をほぼ網羅できます
3本以上+ 1:1(1,080 × 1,080)カルーセル広告にも対応でき、フォーマットの選択肢が広がります

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1本しか作れないなら4:5を選びましょう。公式がフィード面の推奨としている比率であり、フィードは配信量が最も多い面だからです。

2本目に9:16を足すと、ストーリーズとリールが埋まります。直近はこの縦型面の獲得効率が高い傾向にあるため、費用対効果の面でも優先度が高い組み合わせです。

Meta広告のアスペクト比の優先順位と、それぞれがカバーする配信面
1本しか作れないなら4:5。1:1が推奨されているのはカルーセル広告のみ

自動配置に任せる場合も確認は必要

Meta広告には、配信面をMetaに任せる自動配置という設定があります。この場合、用意していないサイズはMetaが自動で調整して配信してくれます。

便利な機能ですが、自動トリミングによって文字やロゴが切れることがあります。プレビュー画面で配信面ごとの見え方を確認しておきましょう。

全サイズを揃えるより、当たった1本を横展開する

制作リソースの配分として現実的なのは、最初から全サイズを作り込まないことです。

まず4:5で複数の訴求パターンを試し、反応がよかった1本を9:16や1:1に展開する。この順番のほうが、無駄な制作費を抑えられます。当たらなかった訴求のために全サイズを用意しても、その工数は回収できません。

StockSun代表 岩野圭佑

StockSun代表 岩野 圭佑

サイズを完璧に揃えることに時間をかけすぎる企業は少なくありません。ですが成果を分けるのはサイズの網羅性ではなく、訴求が当たっているかどうかです。550社以上のご支援を通じて見てきた限り、伸びているアカウントほど1サイズで数多く試し、勝ったものだけを展開しています。まずは検証の回数を増やしましょう。

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Meta広告のセーフゾーン|サイズを守っても文字が切れる理由

入稿規定を満たしているのに、実際の配信画面では文字が読めない。この現象の原因がセーフゾーンです。

セーフゾーンとは

セーフゾーンとは、クリエイティブのなかで重要な要素を置いても隠れない安全な領域のことです。ストーリーズやリールでは、画面の上下にアカウント名やコールトゥアクションのボタンが重なって表示されます。

たとえば、画像の下端にキャッチコピーを配置すると、ボタンの下に隠れて読めなくなります。サイズの規定は満たしているため、審査には通ってしまう点が厄介です。

公式が指定している余白は「上14%・下35%・両側6%」

Metaは、確保すべき余白を具体的な割合で示しています。

アセットの最上部から約14%、最下部から約35%、および両側の約6%の範囲には、テキストやロゴなどの重要なクリエイティブ要素を配置しないでください。これらの要素が切り取られたり、プロフィールアイコンやコールトゥアクションで隠されたりしないようにするためです。

出典:Meta広告ガイド(2026年8月時点)

9:16(1,440×2,560ピクセル)で換算すると、上に約358ピクセル、下に約896ピクセルの余白が必要になります。下部の余白がかなり大きい点に驚かれるかもしれません。

実質的に使える範囲は、縦方向で全体の約半分です。この前提でレイアウトを組む必要があります。

Meta広告のストーリーズ・リール面におけるセーフゾーン(上部14%・下部35%・両側6%)
重要な要素を置けるのは、縦方向で全体の約半分だけ

セーフゾーンを外すと成果にどう響くか

影響が出るのは見た目だけではありません。伝えたい訴求が読まれないまま配信され続けることになります。

クリック率が伸びない原因を訴求内容だと考えて何度も作り直したものの、実際は文字が隠れていただけだった。そうしたケースは実際にあります。制作段階でガイド枠を敷いておけば防げる問題です。

StockSun代表 岩野圭佑

StockSun代表 岩野 圭佑

セーフゾーンの話をすると「そんなに余白を取ったら何も入らない」というご反応をいただきます。実際そのとおりで、縦型で自由に使える範囲は全体の半分ほどしかありません。ただ、詰め込めないという制約があるからこそ、伝える要素を1つに絞る判断ができます。結果的に訴求は研ぎ澄まされていきます。

Meta広告のテキスト規定|文字数と画像内テキスト

サイズと並んで規定があるのがテキストです。こちらは配信面ごとの差が大きいため、表で確認します。

配信面別の推奨文字数

配信面・フォーマットメインテキスト見出し説明
画像・動画/Facebookフィード50〜150文字27文字以内
画像/Instagramフィード125文字以内40文字以内
画像/Instagramストーリーズ125文字以内
動画/Instagramリール44文字
カルーセル/Facebookフィード80文字以内20文字以内18文字以内

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目を引くのはリールの44文字です。フィードの125文字と比べると3分の1近くまで削る必要があります。同じ文章を全面で使い回すと、リールでは途中で切れてしまいます。

なお、Instagramフィードではハッシュタグを最大30個まで設定できます。

画像内テキストの「20%ルール」は撤廃されている

かつてMeta広告には、画像内のテキストが占める面積を20%以下に抑えるというルールがありました。これを超えると配信が制限される仕組みです。

このルール自体はすでに撤廃されており、現在は面積比による明確な制限はありません。ただし、撤廃されたからといって文字を詰め込んでよいわけではありません。

テキスト量が多いクリエイティブは、ユーザーの反応が鈍くなりやすく、結果として品質評価が下がります。ルール上は問題なくても、成果の面では不利に働きます。コピーは絞り込み、伝えたいことを最小限の言葉でまとめましょう。

Facebook面は長文、Instagram面は短文が効きやすい

画像内のテキストとは別に、広告に添える説明文の最適な長さも配信面で変わります。

Facebookはニュースを読む感覚で滞在しているユーザーが多く、もともと文字を読む姿勢ができています。そのため説明文をしっかり書き込んだ広告のほうが成果につながるケースがあります。

一方、Instagramは視覚的な発見を求めて使われる媒体です。長文よりも、画像や動画で伝えきる設計のほうが向いています。

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Meta広告の審査に落ちる原因と対策

入稿後に差し戻された場合は、症状から原因を切り分けていきます。まずは以下の表で当たりをつけてください。

症状考えられる原因対処
審査で却下された広告ポリシー違反(誇大な表現・禁止カテゴリなど)該当箇所を修正して再申請する
画質が粗いと指摘された解像度が最小要件に届いていない推奨解像度で書き出し直す
アスペクト比のエラーが出る許容誤差を超えている(Instagram面は1%)指定比率ちょうどで書き出す
配信面で文字が切れるセーフゾーン外に配置している上14%・下35%・両側6%を空ける
リールで入稿できないライセンス音楽やGIFなど禁止素材の使用Metaサウンドコレクションの音源に差し替える
審査は通ったが配信が伸びない品質評価が低い(テキスト過多など)画像内の文字量を減らして再検証する

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審査に落ちたときの対応手順

差し戻された広告は、修正して再申請できます。手順は「却下理由を確認→該当箇所を修正→再申請」の3ステップです。

理由に心当たりがない場合は、審査結果への異議申し立ても可能です。ただし時間がかかるため、明らかな違反でなければ表現を変えて出し直すほうが早く配信を再開できます。

審査で引っかかりやすい表現

サイズや形式に問題がなくても、テキストの表現が理由で差し戻されることがあります。とくに引っかかりやすいのが次のような書き方です。

  • 効果や結果を断定する表現
    「必ず痩せる」「確実に成果が出る」など、結果を保証する言い方は避けます。
  • 根拠のない最上級表現
    「業界No.1」「日本一」などは、客観的な根拠を示せない場合に問題となります。
  • 個人の属性を決めつける表現
    健康状態や経済状況を言い当てるような書き方には制限があります。
  • ビフォーアフターの過度な強調
    美容や健康の分野では、施術前後の比較画像に制限が設けられています。

これらはMetaの広告ポリシーで定められており、業種によって基準が変わります。規制の厳しい分野では、入稿前に一度確認しておくと安全です。

審査時間を逆算して入稿する

審査は多くの場合24時間以内に完了しますが、これより時間がかかることもあります。医療、金融、美容など規制が厳しい業種では、差し戻しが発生する前提で考えておくと安全です。

配信開始日の前日に入稿するのは避けてください。再申請の時間を含めて、少なくとも2〜3営業日の余裕を持たせておくと安全です。

StockSun代表 岩野圭佑

StockSun代表 岩野 圭佑

審査落ちのご相談で多いのは、実は規定違反ではなく表現の問題です。「必ず」「No.1」といった言い切りが引っかかっているケースが目立ちます。クリエイティブを作り直す前に、まずコピーの表現を見直してみましょう。それだけで通ることは少なくありません。

入稿規定を満たした先|Meta広告で成果が出るクリエイティブの作り方

ここまでで、規定を満たしたクリエイティブは作れるようになります。ただし規定を守ることと成果が出ることは、まったく別の話です。

この章では、サイズの話から一歩踏み込んで、反応が取れるクリエイティブの設計を扱います。

動画広告はABCDフレームワークで組み立てる

ABCDフレームワークとは、動画広告で成果を上げるために必要な要素を4段階に整理した型です。もともとGoogleが提唱したもので、Meta広告でも同じ構成が有効に働きます。

要素役割入れる内容
A:Attract注意を引く誰に向けた動画かを冒頭で示す。「〇〇でお困りではありませんか」といった問いかけから入る
B:Brandブランドを示す課題を提示したうえでサービス名を出す。冒頭ではなくこの段階で見せる
C:Connect価値を伝える他社にない取り組みや、お客様の声などの根拠を重ねる
D:Direct行動を促す資料請求や問い合わせなど、してほしい行動を明確に呼びかける

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とくに重要なのがAの部分です。冒頭に社名やロゴを出してしまうと、知らない企業の広告だと判断されてスキップされます。自社の名前を知ってもらいたい気持ちは分かりますが、ここは我慢しましょう。

最後のDも抜けやすい要素です。行動を呼びかける一言があるかないかで、実際のアクション率が変わります。

テロップを入れない動画は成果が出にくい

フィードやストーリーズを見ているユーザーの多くは、音声をオフにしています。テロップがなければ、何を言っているのか伝わりません。

スタイリッシュに見せたいという理由でテロップを省く例がありますが、広告としては成立しにくくなります。Metaも公式に、動画キャプションの使用を推奨しています。

アニメーションより実写のほうが行動につながる

実体のないサービスを説明するとき、アニメーションを選びたくなります。分かりやすく表現できるためです。

しかし広告としての反応は、実写のほうが明確に優れます。当社が支援した事例では、同じ商材でアニメーションと実写を同時配信したところ、コンバージョン獲得単価に約3倍の差が出たことがありました。これは一事例であり、すべての商材に当てはまる数値ではありません。

背景には、アニメーションだと視聴が受け身になりやすいという傾向があります。最後まで見てもらえても、問い合わせという行動には結びつきにくいのです。

動画クリエイティブの作り方については、当社の動画広告支援を担当するコンサルタントが解説した動画があります。あわせてご覧ください。

静止画バナーは要素を3つまでに絞る

ここまでは動画の話が中心でしたが、静止画バナーにも設計の型があります。動画と違って時間軸がないぶん、一瞬で伝わるかどうかがすべてです。

フィードをスクロールしているとき、1枚の広告に視線が留まるのはごくわずかな時間です。その間に読み取れる情報量は限られます。

そこで、バナーに載せる要素は「誰に向けたものか」「何が得られるか」「次に何をすればよいか」の3つまでに絞ります。これ以上詰め込むと、どれも読まれません。

制作会社に依頼すると、伝えたいことをすべて入れた案が上がってくることがあります。情報量が多いほど親切に見えるためです。ただし広告としては逆効果になりやすく、削る判断は発注側が持っておく必要があります。

検証するときは変数を1つずつ変える

クリエイティブを改善するとき、コピーも背景もデザインも同時に変えてしまうと、何が効いたのか分からなくなります。次につながる学びが残りません。

検証は「コピー → 素材 → デザイン」の順に、1回につき1つの変数だけを動かします。まずコピーを複数パターン試し、勝ったコピーを固定したうえで背景画像を変える。この順番であれば、勝ち筋を再現できます。

コピーから始める理由は、この要素が最も枯れにくいためです。デザインや素材は繰り返し表示されるうちに飽きられますが、刺さる言葉は長く使えます。

UGC風のクリエイティブが効く理由

UGC風とは、一般ユーザーが投稿しているように見せたクリエイティブのことです。作り込まれた広告らしい映像より、こちらのほうが反応が取れることがあります。

理由は、広告だと認識された瞬間に情報が遮断されるためです。友人の投稿と同じように受け取ってもらえれば、内容を読んでもらえます。

制作のポイントは、スマートフォンの縦持ちで撮る、手持ちで多少の揺れを残す、照明を使わず自然光で撮る、字幕を一般的なフォントに寄せるといった点です。プロっぽさをあえて抑えましょう。

StockSun代表 岩野圭佑

StockSun代表 岩野 圭佑

入稿規定を調べている段階の方ほど、制作会社に「規定どおりに作ってください」とだけ依頼しがちです。ですが規定を満たした素材と、成果が出る素材はまったく別物です。発注の際は、サイズの指定だけでなく誰に何を伝えたいのかまで共有しましょう。そこが揃うだけで結果は変わります。

Meta広告の入稿から配信開始までの流れ

最後に、クリエイティブが用意できたあとの流れを確認します。

入稿前のチェックリスト

入稿の直前に、次の点を確認しておくと差し戻しを減らせます。

  • アスペクト比と解像度が推奨値どおりか
    とくにInstagram面は許容誤差が1%しかないため、端数が出ていないか確認しましょう。
  • セーフゾーンを空けているか
    縦型のクリエイティブは、上14%・下35%・両側6%に重要な要素が入っていないかを見ます。
  • ファイル形式と容量が範囲内か
    画像は30MB、動画は4GBが上限です。
  • テキストが配信面の文字数に収まっているか
    リールは44文字と短いため、別途用意が必要になります。
  • 断定的な表現が入っていないか
    「必ず」「No.1」などは審査で引っかかりやすい表現です。

広告アカウントの開設からキャンペーン作成までの手順は、別記事で詳しく解説しています。

▼合わせて読みたい Meta広告のやり方7ステップ|手順どおりでも成果が出ない5つの理由まで解説

計測設定も同時に済ませておく

クリエイティブの準備と並行して、コンバージョンの計測環境も整えておきましょう。配信を始めてから設定しようとすると、初期のデータが取れません。

▼合わせて読みたい Meta広告のコンバージョン設定|ピクセル・CAPIの設置から計測できない原因まで解説

他媒体の入稿規定もあわせて確認したい場合は、TikTok広告についてもまとめています。

▼合わせて読みたい TikTok広告の入稿規定を完全解説|2026年最新版

誰に配信するかの設計については、Meta広告のターゲティング一覧でまとめています。クリエイティブとターゲティングは連動させると効果が高まります。

Meta広告のサイズ・入稿規定に関するよくある質問

Meta広告で最初に作るべきサイズはどれですか?

4:5(1,440×1,800ピクセル)から作りましょう。Metaの公式ガイドが、画像広告と動画広告のフィード面における推奨アスペクト比として指定している比率です。フィードは配信量が最も多い面のため、1本しか用意できない場合でも効率よくリーチできます。

1:1と4:5はどちらが有利ですか?

フィード面に出す画像・動画であれば4:5です。公式が推奨としているのがこの比率で、縦に長いぶん画面の占有面積も広くなります。1:1が推奨されているのはカルーセル広告のみです。以前は正方形が標準でしたが、現在の仕様とは異なる点にご注意ください。

自動配置に任せればサイズは1種類でよいですか?

1種類でも配信自体はできます。用意していない面については、Metaが自動でトリミングして表示するためです。ただし自動調整の結果、文字やロゴが切れることがあります。配信前にプレビューで各面の見え方を確認し、可能であれば縦型の9:16は別途用意しておくと安心です。

画像内のテキストは何割まで入れてよいですか?

面積比による制限は現在ありません。かつて存在した20%ルールは撤廃されています。ただし文字量が多いクリエイティブはユーザーの反応が鈍くなりやすく、品質評価が下がる要因になります。ルール上は問題なくても、成果の面では不利になると考えて絞り込みましょう。

解像度はどれくらい必要ですか?

フィード面は1,440×1,800ピクセル、ストーリーズやリールは1,440×2,560ピクセルが推奨されています。最小要件はこれより低く、Facebookフィードの画像なら最小幅600ピクセルです。ただし最小要件ぎりぎりで入稿すると画質が粗く見え、品質評価にも影響します。推奨解像度で用意するのが安全です。

審査にはどれくらい時間がかかりますか?

多くの場合は24時間以内に完了します。ただし医療、金融、美容といった規制の厳しい業種では、より時間がかかったり差し戻されたりすることがあります。配信開始日から逆算し、少なくとも2〜3営業日の余裕を持って入稿してください。

審査に落ちた広告は修正して再申請できますか?

できます。却下理由を確認し、該当箇所を修正して再申請する流れになります。理由に心当たりがない場合は異議申し立ても可能ですが、結果が出るまで時間がかかります。明らかな違反でなければ、表現を変えて出し直すほうが早く配信を再開できます。

Instagram広告とFacebook広告でサイズは違いますか?

推奨アスペクト比と解像度は、フィード面であればどちらも4:5・1,440×1,800ピクセルで共通です。異なるのは技術的要件のほうで、最小幅はFacebookが600ピクセル、Instagramが500ピクセルです。またアスペクト比の許容誤差もFacebookが3%、Instagramが1%と差があります。Instagram面のほうが条件が厳しいと考えておくとよいでしょう。

まとめ|Meta広告のサイズは「揃える」より「優先順位」で考える

Meta広告のサイズは、フォーマットと配信面の組み合わせで決まります。現在の公式推奨は、フィード面の画像・動画が4:5(1,440×1,800ピクセル)、ストーリーズとリールが9:16(1,440×2,560ピクセル)、カルーセルが1:1(1,080×1,080ピクセル以上)です。かつて標準だった正方形が、いまはカルーセル専用の推奨値になっている点は押さえておきたいところです。

すべてのサイズを最初から揃える必要はありません。1本しか作れないなら4:5、2本作れるなら9:16を足す。この順番で用意すれば、主要な配信面はほぼカバーできます。まず1サイズで訴求パターンを多く試し、反応がよかったものを他のサイズへ展開するほうが、制作費を無駄にせずに済みます。

あわせて忘れたくないのがセーフゾーンです。上部14%・下部35%・両側6%には重要な要素を置かないよう公式が明記しています。規定内のサイズでも、この余白を確保していなければ文字が隠れて読まれません。クリック率が伸びない原因が、実は文字の見切れだったというケースは実際にあります。

そして最も大切なのは、規定を満たすことと成果が出ることは別だという点です。冒頭で社名を出さない、テロップを必ず入れる、実写を優先する。こうした設計の積み重ねが、同じサイズのクリエイティブでも結果を分けます。

StockSunでは、クリエイティブの設計から制作、配信後の改善までご支援しています。規定は満たしているのに成果が伸びないという段階でも構いませんので、まずは現在の状況をお聞かせください。

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