Lステップで使えるリッチメニューは、LINE公式アカウントのリッチメニューにはない、多くの独自機能を持っている点が特徴です。
企業の業態やユーザーの属性に合わせてメニューをカスタムすれば、コンバージョン率向上が望めます。
ところが、構築の自由度が高い分、どのように使えば良いかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、毎月20社以上のLINE構築を担当し、過去に250件以上の構築実績のある中上が、Lステップのリッチメニューについて以下の4項目で解説します。
自社に合わせたリッチメニューを作成したい担当者の方は、ぜひ最後までお読みください。
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Lステップのリッチメニューの特徴は、大きく分けて以下の5種類です。
Lステップのリッチメニューは、ユーザーの属性や行動にもとづいて、最適なリッチメニューを自動的に表示する設定ができます。
LINE公式アカウントのリッチメニューでは、使えるメニューは1つのみ。つまり、すべての登録ユーザーに同じリッチメニューが表示されます。
一方、Lステップでは男女別や流入経路別など、ユーザーに付与された属性に応じて個別にリッチメニューを設定可能です。
新規登録者にはアンケートを表示し、リピーターにはおすすめ商品を表示するなど、柔軟な設定をすることでコンバージョン率向上につながります。
Lステップのリッチメニューは、複数のメニューをタブで切り替えられます。
例えば、家電販売の企業の場合は2つのタブを以下のように設定すれば、万人にとって見やすいリッチメニューを構築可能です。
左タブ | 右タブ |
ホーム 商品一覧 新着情報 | マニュアル よくある質問 お問い合わせ |
情報を適切に整理して提供できれば、操作性が劇的に向上します。ユーザー目線でメニューを設定できれば、コンバージョン率の増加が狙えます。
Lステップのリッチメニューのボタンには、さまざまなアクションが設定できます。ボタンタップで連動できるアクションの一例を表にまとめたので、参考にしてください。
アクション設定を使えば購買意欲の高いユーザーには購入リンクを含むメニューを表示するなど、効果的なマーケティングが可能です。
Lステップのリッチメニューは最大20個のタップ領域を設定できるほか、位置を自由にカスタマイズできます。
最初から大小含めて10種のテンプレートが用意されているうえ、後からボタンの追加も可能です。
タップ位置やデザインを自由に変更できるので、企業やメディアに合わせたリッチメニューを設定しましょう。
自社のブランドイメージに合わせたオリジナルデザインのメニューが作れるので、他社との差別化も簡単に行えます。
Lステップのスタンダードプラン以上では、デザインテンプレートから好きなものを選ぶだけでリッチメニューを作成可能です。
利用できるテンプレートは多岐にわたり、業種ごとに最適な構成やデザインがあらかじめふんだんに用意されています。
作成工程も簡単で、マニュアルのとおりに構成やデザインを選択するだけ。自分で画像を用意するよりも、はるかに少ない手間でリッチメニューを用意できます。
用途や目的に合わせたテンプレートを利用すれば、よりユーザーの目を惹きつけるメニューが作れるでしょう。
Lステップのリッチメニューの設定方法を、以下の5ステップで解説します。
まず、リッチメニュー用の画像を準備します。リッチメニュー用の画像は、以下の規格に合わせて作成してください。
共通 | ファイル形式:JPG、JPEG、PNGのいずれか ファイルサイズ:1MB以下 |
フルサイズ | 2,500px × 1,686px |
ハーフサイズ | 2,500px × 843px |
画像を準備する方法は、大きく分けて以下の2つです。
デザインを外注する際は、デザイナーにかならず画像の規格と用途を伝えて依頼してください。
画像が用意できたら、次へ進みましょう。
Lステップの管理画面にログインし、サイドメニューから「リッチメニュー」を選んだ後、管理画面から「新しいリッチメニュー」をクリックします。
次に画像をアップロードするか、テンプレートから作成するかの選択になります。今回は画像からリッチメニューを作成するので「画像をアップロードして作成」を選んでください。
用意した画像をアップロードできたら「決定」をクリックします。
搭載するリッチメニューの基本的な情報を入力しましょう。入力する情報は、以下のとおりです。
入力できたら、次にボタンの設定に入ります。
次に、それぞれのボタンに対応するコンテンツを設定します。
ボタンの番号をよく確認し、どのボタンにどのコンテンツを付与するか、1つずつ設定してください。
以下の3つの機能は「その他」から選択可能です。
ボタンの設定が完了すれば、リッチメニューの設定はひとまず終わりです。
設定が完了したら「登録」をクリックして、リッチメニューを保存しましょう。
注意すべきは、リッチメニューは登録しただけではトーク画面に表示されない点。トーク画面に表示させるには、友だちごとに手動で設定するか、アクションなどと連動させる必要があります。
例として、ユーザーが「こんにちわ!」とメッセージを送信した際、自動応答でリッチメニューが切り替わるように設定してみました。
実際にLINE上でメッセージを送信してみると、確かに設定したメニューが表示されるのが確認できました。
これで、リッチメニューの設定は完了です。登録した際は、かならずきちんと動作するか確認しましょう。
どうしてもリッチメニューの設定方法がわからない人には、個別のコンサルも承っています。以下のリンクからお気軽に、無料相談をご利用ください。
Lステップのリッチメニューは大変便利ですが、活用するためにはいくつか注意点があります。
とくに大事な内容を3つまとめたので、ぜひ参考にしてください。
リッチメニューの画像サイズと形式は決まっているため、かならず以下の要件を守って作成してください。
共通 | ファイル形式:JPG、JPEG、PNGのいずれか ファイルサイズ:1MB以下 |
フルサイズ | 2,500px × 1,686px |
ハーフサイズ | 2,500px × 843px |
訴求するユーザー層によって、リッチメニューのサイズを使い分けるのが重要です。以下に一例を挙げるので、参考にしてください。
注意点として、いずれのサイズを採用する場合でも、画質はスマホで見たときに潰れないように調整してください。文字が小さすぎて潰れてしまうのも厳禁です。
リッチメニューには、メニューの表示・非表示の設定があります。こちらは基本的には「表示しない」設定にしておきましょう。
リッチメニューが表示しっぱなしだとトーク画面が圧迫され、メッセージの視認性が悪くなります。最悪の場合、メッセージ全文を見るためにスクロールを要する可能性が出てきてしまいます。
読者に余計な負担をかけないためにも、基本的にはリッチメニューは非表示にしてください。
ただし、常にリッチメニューを見てもらいたい場合は、表示し続けるのもアリです。表示設定もメニューごとに変更できるので、訴求する属性ごとに使い分けましょう。
リッチメニューにはコンテンツ設定でURLを直接貼れますが、基本的にやめたほうが無難です。
リッチメニューに直接リンクを貼ると、タップ率の測定ができません。つまり、Lステップの最大の強みであるタグ付けや分析が軒並みできなくなります。
Lステップのリッチメニューにリンクを貼る際は「URLクリック測定」で発行したURLを貼りましょう。
ただし、URLクリック測定であっても、全ユーザーのデータを正確に取得できません。正確なデータを収集したければ、メッセージ配信でのURL設置も併用するのがおすすめです。
リッチメニューの効果を最大化するには、以下の5つのコツを押さえましょう。
LINE構築の効果を上げるノウハウが詰まったガイドラインを弊社で配布しているため、こちらを合わせてお読みいただくのをおすすめします。
結論から言ってしまうと、リッチメニューの項目数は少なければ少ないほど良いです。
項目数が増えるとタップ率が分散し、利用するユーザーに迷いが生じてしまいます。リッチメニューは、ユーザーが直感的に使いやすいデザインにするのが重要です。
特段の事情がなければ、リッチメニューは4ボタンまたは6ボタンで構成してください。必要最低限の項目に絞ることで、ユーザーをスムーズにコンバージョンまで誘導できます。
リッチメニューのデザインで最優先すべきは「視認性」です。
デザインとは、見た目の豪華さではありません。分かりやすいユーザーフレンドリーなデザインを意識して、統一感をもたせることが訴求につながります。
とくに重要なのが、ボタンに最低限の立体感をもたせ、ボタンとして主張させること。理由は、リッチメニューを押すとアクションが起こることを理解できていないユーザーが一定数いるためです。
必要に応じてアイコンや画像も使用し、視覚的な訴求力を高めていきましょう。
リッチメニューの設計は、LINE導入の目的やターゲットの心理に基づいて行うことが重要です。例えば、飲食店における公式LINE導入の目的は、以下のような項目が挙げられます。
LINE導入の目的を洗い出したら顧客を誘導するため、ユーザーに心理的な動機付けを促せる構成を考えましょう。先ほどの飲食店の場合は、以下のような項目を設置するのが有効と考えられます。
ユーザーの行動を登録ベネフィット戦略に絡め、商品購入やサービス利用を促せるよう努めてください。
リッチメニューのタップ率の測定は、最低限でも毎月行ってください。
リッチメニューのタップ率を測定するには、サイドメニューの「共通情報」から測定用の情報を作成します。
次に作成した共通情報を、リッチメニューボタンのアクション設定に加算で追加しましょう。
これでユーザーが、ボタンをタップするたびに共通情報に+1されるため、タップ率が測定できます。
共通情報は各種分析に利用できるので、アクションごとにかならず設定しておきましょう。
リッチメニューには、明確なCTAを設定すべきです。ユーザーが次に取るべきアクションは、かならずこちらから提示しましょう。
ユーザーの行動を喚起するには、以下に挙げるような具体的な文言を使うのが有効です。
また、以下のように限定感を演出することでも、ユーザーのタップ率向上を期待できます。
ユーザーの行動フローを予測し、タップ後の導線を設計できれば、スムーズなコンバージョンにつながるでしょう。
このようなユーザー目線でのベネフィット戦略構築を行いたい方は、ぜひ中上にご一報ください。これまで毎月20社以上のLINE構築を担当し、過去に250件以上の構築実績のある私が、誠心誠意サポートさせていただきます。
Lステップのリッチメニューは、活用できればユーザーの訴求力アップに直結する要素です。
表示時間が長く目立つうえ、タップ後の行動がコンバージョンにつながりやすいのが大きな魅力です。公式LINEによるインプレッション増加を望むならば、確実にこだわり抜いて設計する必要があります。
しかし、重要度の分だけ設計難易度は高く、多くの企業が有効活用できていないのも事実。うまく扱えていない企業の方に、今回の記事が役立てば幸いです。
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