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【プロが解説】Lステップのリッチメニューとは?LINE公式アカウントとの違いも徹底解説

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【プロが解説】Lステップのリッチメニューとは?LINE公式アカウントとの違いも徹底解説

Lステップで使えるリッチメニューは、LINE公式アカウントのリッチメニューにはない、多くの独自機能を持っている点が特徴です。
企業の業態やユーザーの属性に合わせてメニューをカスタムすれば、コンバージョン率向上が望めます。

ところが、構築の自由度が高い分、どのように使えば良いかわからない方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、毎月20社以上のLINE構築を担当し、過去に250件以上の構築実績のある中上が、Lステップのリッチメニューについて以下の4項目で解説します。

  • Lステップのリッチメニューの特徴
  • Lステップのリッチメニューの設定方法
  • リッチメニューを活用する際の注意点
  • リッチメニューの効果を最大化するコツ

自社に合わせたリッチメニューを作成したい担当者の方は、ぜひ最後までお読みください。

またStockSunでは、LINE構築運用のためのガイドラインを無料で配布しています。興味があれば、ぜひ以下のリンクから資料をダウンロードしてください。

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中上雄翔

この記事の著者

中上雄翔

中上雄翔

【 売上直結型 】LINEマーケ領域のゼネラリスト

業種業界を問わないLINE領域のゼネラリスト。支援件数は150件を超える。

実店舗の業務改善やLTV向上、ECサイトやオンライン塾の成約率向上など公式LINEを軸にしたマーケティング支援を行っている。

2021年にNTTデータ関西にSEとして入社後、1年ほど在籍し独立。
”SEO×LINE”、”YouTube×LINE”といった掛け合わせでのマーケティングファネルのトータル的な設計により成果を実現していく。

Lステップのリッチメニューの特徴5選

Lステップのリッチメニューの特徴は、大きく分けて以下の5種類です。

  1. 複数のメニューを使い分けられる
  2. タブ分けして表示できる
  3. さまざまなアクションを設定できる
  4. ボタンの数や位置を自由にカスタマイズできる
  5. 多くのテンプレートが使える

1. 複数のメニューを使い分けられる

Lステップのリッチメニューは、ユーザーの属性や行動にもとづいて、最適なリッチメニューを自動的に表示する設定ができます。

LINE公式アカウントのリッチメニューでは、使えるメニューは1つのみ。つまり、すべての登録ユーザーに同じリッチメニューが表示されます。

一方、Lステップでは男女別や流入経路別など、ユーザーに付与された属性に応じて個別にリッチメニューを設定可能です。

新規登録者にはアンケートを表示し、リピーターにはおすすめ商品を表示するなど、柔軟な設定をすることでコンバージョン率向上につながります。

2. タブ分けして表示できる

Lステップのリッチメニューは、複数のメニューをタブで切り替えられます。

出典:Lステップ公式ブログ

例えば、家電販売の企業の場合は2つのタブを以下のように設定すれば、万人にとって見やすいリッチメニューを構築可能です。

左タブ右タブ
ホーム
商品一覧
新着情報
マニュアル
よくある質問
お問い合わせ

情報を適切に整理して提供できれば、操作性が劇的に向上します。ユーザー目線でメニューを設定できれば、コンバージョン率の増加が狙えます。

3. さまざまなアクションを設定できる

Lステップのリッチメニューのボタンには、さまざまなアクションが設定できます。ボタンタップで連動できるアクションの一例を表にまとめたので、参考にしてください。

  • URLを開く
  • 電話をかける
  • メッセージ送信
  • アンケートフォーム表示
  • QRリーダー起動
  • アカウントシェア
  • タイムライン表示
  • 他のリッチメニューへの切り替え
  • シナリオの移動や停止

アクション設定を使えば購買意欲の高いユーザーには購入リンクを含むメニューを表示するなど、効果的なマーケティングが可能です。

4. ボタンの数や位置を自由にカスタマイズできる

Lステップのリッチメニューは最大20個のタップ領域を設定できるほか、位置を自由にカスタマイズできます。

最初から大小含めて10種のテンプレートが用意されているうえ、後からボタンの追加も可能です。

タップ位置やデザインを自由に変更できるので、企業やメディアに合わせたリッチメニューを設定しましょう。

自社のブランドイメージに合わせたオリジナルデザインのメニューが作れるので、他社との差別化も簡単に行えます。

5. 多くのテンプレートが使える

Lステップのスタンダードプラン以上では、デザインテンプレートから好きなものを選ぶだけでリッチメニューを作成可能です。

利用できるテンプレートは多岐にわたり、業種ごとに最適な構成やデザインがあらかじめふんだんに用意されています。

作成工程も簡単で、マニュアルのとおりに構成やデザインを選択するだけ。自分で画像を用意するよりも、はるかに少ない手間でリッチメニューを用意できます。

用途や目的に合わせたテンプレートを利用すれば、よりユーザーの目を惹きつけるメニューが作れるでしょう。

Lステップのリッチメニュー設定方法を5ステップで解説

Lステップのリッチメニューの設定方法を、以下の5ステップで解説します。

  1. 画像を準備
  2. 管理画面からリッチメニューを作成
  3. 基本情報を入力
  4. ボタンの設定
  5. 「登録」からリッチメニューを反映

STEP1. 画像を準備

まず、リッチメニュー用の画像を準備します。リッチメニュー用の画像は、以下の規格に合わせて作成してください。

共通ファイル形式:JPG、JPEG、PNGのいずれか
ファイルサイズ:1MB以下
フルサイズ2,500px × 1,686px
ハーフサイズ2,500px × 843px

画像を準備する方法は、大きく分けて以下の2つです。

  • デザインツールで自分で作成する
  • デザイナーに外注する

デザインを外注する際は、デザイナーにかならず画像の規格と用途を伝えて依頼してください。

画像が用意できたら、次へ進みましょう。

STEP2. 管理画面からリッチメニューを作成

Lステップの管理画面にログインし、サイドメニューから「リッチメニュー」を選んだ後、管理画面から「新しいリッチメニュー」をクリックします。

次に画像をアップロードするか、テンプレートから作成するかの選択になります。今回は画像からリッチメニューを作成するので「画像をアップロードして作成」を選んでください。

用意した画像をアップロードできたら「決定」をクリックします。

STEP3. 基本情報を入力

搭載するリッチメニューの基本的な情報を入力しましょう。入力する情報は、以下のとおりです。

  • タイトル:リッチメニューのタイトル(管理用設定)
  • フォルダ名:分類するフォルダ
  • トークルームメニュー:トーク画面に表示されるテキスト(14文字以内)
  • メニューの初期状態:リッチメニューの表示・非表示設定

入力できたら、次にボタンの設定に入ります。

STEP4. ボタンの設定

次に、それぞれのボタンに対応するコンテンツを設定します。

ボタンの番号をよく確認し、どのボタンにどのコンテンツを付与するか、1つずつ設定してください。

以下の3つの機能は「その他」から選択可能です。

  • QRリーダーを起動
  • このアカウントをシェア
  • タイムラインを開く

ボタンの設定が完了すれば、リッチメニューの設定はひとまず終わりです。

STEP5. 「登録」からリッチメニューを反映

設定が完了したら「登録」をクリックして、リッチメニューを保存しましょう。

注意すべきは、リッチメニューは登録しただけではトーク画面に表示されない点。トーク画面に表示させるには、友だちごとに手動で設定するか、アクションなどと連動させる必要があります。

例として、ユーザーが「こんにちわ!」とメッセージを送信した際、自動応答でリッチメニューが切り替わるように設定してみました。

実際にLINE上でメッセージを送信してみると、確かに設定したメニューが表示されるのが確認できました。

これで、リッチメニューの設定は完了です。登録した際は、かならずきちんと動作するか確認しましょう。

どうしてもリッチメニューの設定方法がわからない人には、個別のコンサルも承っています。以下のリンクからお気軽に、無料相談をご利用ください。

Lステップのリッチメニューを活用する際の注意点3選

Lステップのリッチメニューは大変便利ですが、活用するためにはいくつか注意点があります。

とくに大事な内容を3つまとめたので、ぜひ参考にしてください。

  1. 画像のサイズや画質に注意する
  2. リッチメニューは表示し続けない
  3. 直接リンクを設定しない

1. 画像のサイズや画質に注意する

リッチメニューの画像サイズと形式は決まっているため、かならず以下の要件を守って作成してください。

共通ファイル形式:JPG、JPEG、PNGのいずれか
ファイルサイズ:1MB以下
フルサイズ2,500px × 1,686px
ハーフサイズ2,500px × 843px

訴求するユーザー層によって、リッチメニューのサイズを使い分けるのが重要です。以下に一例を挙げるので、参考にしてください。

  • 想定顧客の年齢層が高い:文字とボタンが大きいフルサイズ
  • 想定顧客が若年層:スマートでトーク画面が見やすいハーフサイズ

注意点として、いずれのサイズを採用する場合でも、画質はスマホで見たときに潰れないように調整してください。文字が小さすぎて潰れてしまうのも厳禁です。

2. リッチメニューは表示し続けない

リッチメニューには、メニューの表示・非表示の設定があります。こちらは基本的には「表示しない」設定にしておきましょう。

リッチメニューが表示しっぱなしだとトーク画面が圧迫され、メッセージの視認性が悪くなります。最悪の場合、メッセージ全文を見るためにスクロールを要する可能性が出てきてしまいます。

読者に余計な負担をかけないためにも、基本的にはリッチメニューは非表示にしてください。

ただし、常にリッチメニューを見てもらいたい場合は、表示し続けるのもアリです。表示設定もメニューごとに変更できるので、訴求する属性ごとに使い分けましょう。

3. 直接リンクを設定しない

リッチメニューにはコンテンツ設定でURLを直接貼れますが、基本的にやめたほうが無難です。

リッチメニューに直接リンクを貼ると、タップ率の測定ができません。つまり、Lステップの最大の強みであるタグ付けや分析が軒並みできなくなります。

Lステップのリッチメニューにリンクを貼る際は「URLクリック測定」で発行したURLを貼りましょう。

ただし、URLクリック測定であっても、全ユーザーのデータを正確に取得できません。正確なデータを収集したければ、メッセージ配信でのURL設置も併用するのがおすすめです。

Lステップのリッチメニューの効果を最大化するコツ5選

リッチメニューの効果を最大化するには、以下の5つのコツを押さえましょう。

  1. 項目を最適化する
  2. 視認性を改善する
  3. ユーザー心理に基づいた構成を考える
  4. タップ率を測定する
  5. 明確なCTAを設定する

LINE構築の効果を上げるノウハウが詰まったガイドラインを弊社で配布しているため、こちらを合わせてお読みいただくのをおすすめします。

1. 項目を最適化する

結論から言ってしまうと、リッチメニューの項目数は少なければ少ないほど良いです。

項目数が増えるとタップ率が分散し、利用するユーザーに迷いが生じてしまいます。リッチメニューは、ユーザーが直感的に使いやすいデザインにするのが重要です。

特段の事情がなければ、リッチメニューは4ボタンまたは6ボタンで構成してください。必要最低限の項目に絞ることで、ユーザーをスムーズにコンバージョンまで誘導できます。

2. 視認性を改善する

リッチメニューのデザインで最優先すべきは「視認性」です。

デザインとは、見た目の豪華さではありません。分かりやすいユーザーフレンドリーなデザインを意識して、統一感をもたせることが訴求につながります。

とくに重要なのが、ボタンに最低限の立体感をもたせ、ボタンとして主張させること。理由は、リッチメニューを押すとアクションが起こることを理解できていないユーザーが一定数いるためです。

必要に応じてアイコンや画像も使用し、視覚的な訴求力を高めていきましょう。

3. ユーザー心理に基づいた構成を考える

リッチメニューの設計は、LINE導入の目的やターゲットの心理に基づいて行うことが重要です。例えば、飲食店における公式LINE導入の目的は、以下のような項目が挙げられます。

  • リピーター獲得
  • オンライン予約の促進
  • 新規会員登録の促進
  • 新商品の情報発信

LINE導入の目的を洗い出したら顧客を誘導するため、ユーザーに心理的な動機付けを促せる構成を考えましょう。先ほどの飲食店の場合は、以下のような項目を設置するのが有効と考えられます。

  • 初回オファーを目立つ場所に設置
  • クーポンや会員限定特典の配布
  • 予約ボタンの設置
  • 季節限定メニューの表示

ユーザーの行動を登録ベネフィット戦略に絡め、商品購入やサービス利用を促せるよう努めてください。

4. タップ率を測定する

リッチメニューのタップ率の測定は、最低限でも毎月行ってください。

リッチメニューのタップ率を測定するには、サイドメニューの「共通情報」から測定用の情報を作成します。

次に作成した共通情報を、リッチメニューボタンのアクション設定に加算で追加しましょう。

これでユーザーが、ボタンをタップするたびに共通情報に+1されるため、タップ率が測定できます。

共通情報は各種分析に利用できるので、アクションごとにかならず設定しておきましょう。

5. 明確なCTAを設定する

リッチメニューには、明確なCTAを設定すべきです。ユーザーが次に取るべきアクションは、かならずこちらから提示しましょう。

ユーザーの行動を喚起するには、以下に挙げるような具体的な文言を使うのが有効です。

  • 今すぐ予約
  • クーポンを受け取る
  • 無料相談はコチラ
  • メニューを見る

また、以下のように限定感を演出することでも、ユーザーのタップ率向上を期待できます。

  • 期間限定メニュー
  • 先着1000名限定クーポン
  • 今だけ特価1,980円 → 980円

ユーザーの行動フローを予測し、タップ後の導線を設計できれば、スムーズなコンバージョンにつながるでしょう。

このようなユーザー目線でのベネフィット戦略構築を行いたい方は、ぜひ中上にご一報ください。これまで毎月20社以上のLINE構築を担当し、過去に250件以上の構築実績のある私が、誠心誠意サポートさせていただきます。

【まとめ】Lステップのリッチメニューを活用すれば訴求力アップに直結する

Lステップのリッチメニューは、活用できればユーザーの訴求力アップに直結する要素です。

表示時間が長く目立つうえ、タップ後の行動がコンバージョンにつながりやすいのが大きな魅力です。公式LINEによるインプレッション増加を望むならば、確実にこだわり抜いて設計する必要があります。

しかし、重要度の分だけ設計難易度は高く、多くの企業が有効活用できていないのも事実。うまく扱えていない企業の方に、今回の記事が役立てば幸いです。

弊社では、公式LINE全般の構築に役立つ「LINE構築運用ガイドライン」を配布しています。LINE公式アカウントにおける重要ポイントを明文化し、わかりやすくチェックできる資料を無料でダウンロードできます。

こちらをお読みになったうえで構築代行の依頼に興味があれば、ぜひ以下のリンクボタンから中上にご相談ください。

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