Lステップは、企業LINE運用を効率化するツールです。Lステップを導入すれば、LINE運用の自由度は大きく広がり、個々の業種に合った構築がしやすくなります。
しかし自由度が高く、うまく使いこなせず挫折する担当者も多いのが現状です。せっかくリソースを割いているのだから、Lステップを認知集客に役立てたいですよね。
そこでこの記事では、毎月40社以上のLINE構築を担当し、過去に300件以上の構築実績のある中上が、Lステップの管理画面について、以下の3項目で徹底解説します。
この記事を読めば、各メニューの操作がひと通り分かります。ぜひ、貴社のLINE運用の第一歩に役立ててください。
関連記事:LINE構築代行とは【料金相場・運用費用・やり方】ライン副業についても解説
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PC版のLステップへは、以下の専用URLを通じてアクセス可能です。
https://manager.linestep.net/account
URLにアクセスしたら、ユーザーIDとパスワードを入力し、ログインしてください。
LINE公式アカウント一覧から、構築したいアカウントを確認し「メイン画面を開く」をクリックすれば、管理画面に移行できます。
Lステップには、スマホ用の管理画面はありません。加えて、スマホで操作できるのは以下3つの機能のみです。
スマホのLステップは、あくまで出先での一斉配信や顧客対応用と考えたほうが良いでしょう。
スマホでLステップにログインするには、PC版のマイメニューから連携する必要があります。最初にPC版のマイメニューにアクセスし、サイドメニューから「スマートフォン連携」をクリックしてください。
次に「連携番号発行」をクリックし、出てくるQRコードをスマホのLINEで読み込み、友だち追加しましょう。
友だち追加できたら、リッチメニュー左上の「スマホ版Lステップログイン」から連携コードを入力する必要があります。連携コードは、PC版の連携画面をスクロールすると、画面下部に表示されています。
これにて連携が完了し、スマホ版Lステップが利用可能です。
最初に、Lステップ管理画面トップページの見方を、それぞれ以下のウィジェット別に解説します。
Lステップ管理画面左に表示されているサイドメニューからは、それぞれのメイン画面へ移行が可能です。
各機能については、こちらの項目からご覧ください。
トップ画面中央上部には、現在の友だち数やブロック数、ミュート数が表示されています。
ブロック数とミュート数は、以下3つの数が細かく見れるため、ぜひ参考にしてください。
トップ画面中央には、当月のLステップとLINE公式アカウントのメッセージ送信可能数が表示されています。
注意すべきは、メッセージを送信する際には両方の送信可能数を消費する点です。Lステップの送信数が余っていても、LINE公式アカウントの送信数がゼロだと送信できません。
Lステップの送信数を活かすには、LINE公式アカウントの有料プランへの加入が必要なことを覚えておきましょう。
アップグレードしたい場合は、LINE公式の送信数表示右の「アップグレードする」を押してください。
友だちには「対応マーク」を付けて、分かりやすく整理できます。
マークの文面や色は、対応マークのリストで管理できるので、自社に合わせてカスタムしてみてください。
友だち数の推移では、以下4つの実数で有効友だち数の推移が見れます。
右上の「さらに詳しく」をクリックすれば、期間を絞って細かく確認可能です。
最新受信メッセージ一覧では、友だちから受信したメッセージが一覧になっています。
個別配信をする際に便利なので、こまめに確認しましょう。
ここからはサイドメニューの各項目の内容を、それぞれざっくりと解説します。
使うべきタイミングが分からない機能があれば、参考にしてください。
「1対1トーク」で使える機能は、以下の3つです。
友だちリストでは、現在友だちになっているユーザーのリストが確認でき、友だち全員に対する一括操作も可能です。
友だちの名前をクリックで個別に詳細な設定に飛べます。こちらは、特に利用する機能です。
友だちのうち、トーク履歴があるユーザーを表示する機能です。
トーク一覧では、自動応答や設定されたトークは表示されません。手動送信された会話のみを表示するので、個別送信すべきユーザーを簡単に割り出せます。
友だちの名前をクリックすると、友だちの詳細設定に飛べる点も覚えておきましょう。
個別トークでは、トーク履歴がある友だちが画面左にリストになっており、それぞれのトーク画面を表示できます。
トーク画面では文面のやり取りのほか、個別操作の履歴も表示されるので、各友だちにどんな操作をしたかを一目で確認可能です。
画面右では、以下の個別設定を簡単にできます。
「メッセージ」では、以下の9つの操作が可能です。
Lステップの根幹となる部分なので、必ず内容を把握しておきましょう。
シナリオ配信は、特定のアクションに基づいて配信する機能です。LINE公式アカウントの「ステップ配信」とほぼ同等の機能となります。
シナリオ配信は「時刻で指定」と「経過時間で指定」の2種類の方法で配信可能です。
Lステップのシナリオ配信は、LINE公式アカウントのステップ配信より自由度の高い構築ができるため、全ユーザーが活用すべき機能です。
もし自社での構築に自信がなければ、Lステップの正式代理店に認定されている中上がお手伝いさせていただきます。無料相談も承っているため、ぜひ以下のリンクから気軽にご連絡ください。
一斉配信機能では、友だちに一斉送信する配信内容を設定できます。
一斉配信という名称ではありますが、配信先設定をすれば、タグや友だち情報などで配信先の限定も可能です。
配信日時も1分単位で細かく設定できるので、スポット的に配信する際にもお世話になる機能です。
自動応答機能では、特定キーワードがユーザーから送信された際、自動返信する内容を決められます。
マッチ条件で応答する内容を詳しく決められるほか、他の自動応答に追随して配信する、という設定も可能です。
応答時のアクションも自由に決められるので、特定キーワードを発したユーザーに、最適なシナリオを割り振るときなどに活用できます。
テンプレート機能では、シナリオ配信や自動応答などで使えるパターンを作成可能です。
パターンは「標準メッセージ」と「カルーセルメッセージ」の2種類を選択できます。「標準メッセージ」では、通常のメッセージパターンを構築可能です。
「カルーセルメッセージ」では、LINE上でアンケートに使えるカルーセルを作成できます。
テンプレートの「カルーセルメッセージ」は、通常メッセージの「ボタン・テンプレート」よりも自由度が高いカルーセルが作れます。
そのため特段の事情がなければ、テンプレートの「カルーセルメッセージ」からカルーセルを作成しましょう。
詳しいカルーセルの作成方法を以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
>>【図解付き】Lステップのカルーセル機能がすべてわかる!作り方から活用方法までプロが徹底解説
予約システムの構築はLINE公式アカウントでもできますが、使える業種がほぼ飲食店に限られます。
一方、Lステップの「予約管理」であれば、すべての業種で導入可能です。予約システムがあると便利な美容室やセミナーなどでは、導入をおすすめします。
予約システムの構築方法は、以下の2種類から行えます。
予約管理メニューの詳細は以下の記事で解説しているので、利用を考えている方は参考にしてください。
回答フォーム機能では、友だちから集計するアンケートや申込みフォームを作成できます。
回答フォームで作れるフォームの一例は、以下のとおりです。
回答フォームでは回答後アクションや、添付ファイルの有無も自由に設定可能です。背景カラーなどのデザインも、企業に合わせて変更できます。
詳細な設定方法は、以下の記事を参考にしてください。
リマインダ配信では、友だちへ送信するリマインダを設定可能です。リマインダは単純な時刻指定のほか、ゴール日時までの残り時間での指定もできます。
メッセージやアクション設定のほか、テンプレートの配信も可能な点を覚えておきましょう。
友だち追加時設定では、ユーザーを友だち追加した際に送信する内容を設定可能です。
設定できるのは「シナリオ」と「アクション」の2種類。両方の設定もできるので、自由な配信ができます。
新規友だちだけでなく「Lステップ導入前からの友だち」や「アカウントブロックを解除した友だち」への設定が可能な点も便利です。
アクション管理では「友だちリスト」で使えるアクションを設定できます。
ここで設定できるのは「友だちリスト」内でのみ使えるアクションである点に注意。友だちリスト以外で使うアクションは、それぞれ個別の項目で設定してください。
「友だち属性」では、以下4つの機能を使えます。
タグ管理では、新規タグ作成や既存タグの管理が可能です。
各タグにはアクションが付与でき、アクションを組み合わせることで以下のようなことができます。
タグは、より効果的かつ効率的なマーケティングを行うための必須機能です。適切にタグを作成し、友だちに付与していくことが、Lステップの効果を最大化するポイントになります。
基本的には、友だちのあらゆる動作にはタグを付与しましょう。データが集まりすぎて困ることはいっさいありません。
友だち情報欄管理では、友だちごとに個別に登録・管理したい内容を保存できます。
以下のような内容は、画面中央の「+新しい友だち情報欄」から項目を作り、記録できるようにしておきましょう。
顧客の個人情報が保存される部分なので、情報漏えいを起こさないよう気をつけてください。
カスタム検索管理では、友だち情報の絞り込み検索条件を管理できます。
友だちが多くなってきた際に、事業や配信内容に合った絞り込み条件を設定する際に役立つでしょう。
対応マーク管理では、友だちをソートする際に便利な「対応マーク」を管理できます。
カスタム検索管理機能と組み合わせて、多くなってきた友だちを一括管理する際に役立つ機能です。
「統計情報」では、以下の6つの機能が使えます。
いずれもスタンダードプラン以上で使える機能なので、利用したい場合はプランのアップグレードを行ってください。
URLクリック測定は、登録したURLへのクリック数やクリック率を測定する機能です。
クリック率は、以下の式で計算できます。
クリック数 ÷ 配信回数 = クリック率(CTR)
URLクリック測定のメリットは、登録したURLから短縮URL(外部用)を発行し、アクションを設定できる点です。
URLからアクセスしてきたユーザーにタグ付けをしたい場合などに、有効活用しましょう。
コンバージョンは、Lステップから商品を購入したユーザーを特定する機能です。
「+新しいコンバージョン」からコンバージョン名を登録すると、埋め込みコードが発行されます。
このタグを商品のサンクスページに埋め込むことで、商品が売れた日時と買った友だちを特定可能です。
特定した友だちに購入特典を配布したり、アップセル商品を紹介したりする際に役立つでしょう。
サイトスクリプトは、友だちのページ閲覧時間を計測する機能です。
サイトスクリプトから計測したいページのURLを登録すると、埋め込みコードが発行されます。コードを該当ページに埋め込めば、滞在時間を測定可能です。
滞在時間の長さを測定できれば、ユーザーの興味関心がどこにあるのか分析しやすくなります。
ファネル分析とは、計測対象からゴール(多くは成約)までのユーザーの行動を測定し、離脱率を測定する分析方法です。
「+ファネル分析を生成」から、以下の手順に沿って分析設定を行ってください。
ゴールに至るまでのプロセスは、細かく設定できます。各プロセスにおける目標も設定すれば、段階的な目標を作成可能です。
ファネル分析により離脱率の高いポイントが分かれば、具体的な改善案を出しやすくなります。自社のマーケティング施策全体の見直しに役立つでしょう。
クロス分析は、異なる2つ以上の要素をかけ合わせて分析する機能です。
Lステップのクロス分析では、タグや友だち情報欄、対応マークまで、あらゆる顧客情報を分析にかけられます。
具体例は、以下のとおりです。
クロス分析の情報はCSV形式でエクスポートも可能。エクセルやGoogleスプレッドシートに読み込めば、さまざまなシーンで活用できます。
流入経路分析は、YouTubeやXなど、ユーザーがどの経路から友だち登録したか分析できる機能です。
流入経路分析では、LINE登録用のリンクを複数作成できます。流入経路別にリンクを作成し、計測用のアクションを設定すれば、どの経路からの流入が多いか一目で分かります。
蓄積した流入経路のデータはクロス分析にもかけられるため、必ず各経路ごとのリンクを作っておきましょう。
「コンテンツ」で使える機能は、以下の3つです。
共通情報とは、アカウント共通で利用する情報を登録する機能です。
具体例を挙げると、以下のような情報を登録します。
共通情報はコードで書き出せるので、テンプレートなどに埋め込めば、すべてのページで同じ情報を表示可能です。
共通情報の値が変更されれば、すべてのページで値が変更されます。
また値を「数値」にすれば、アクションで加減算させられるため、簡単なクリック数の測定もできます。
使い方次第でかなり便利なので、ぜひ活用してください。
登録メディア一覧には、アップロードした画像や動画を一覧で表示されています。
不要なファイルは管理画面が重くなる原因になるので、使わないファイルを整理する際に役立つ機能です。
リッチメニューとは、トーク画面下部に表示される大きなメニューです。
Lステップのリッチメニューは、LINE公式アカウントのものと比較して、以下のメリットがあります。
とくに、タグやシナリオごとにリッチメニューを変えられるのは大きな魅力です。状況や商品に応じて、臨機応変に使い分けられます。
リッチメニューについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【プロが解説】Lステップのリッチメニューとは?LINE公式アカウントとの違いも徹底解説
「設定」で使える機能は、以下のとおりです。
LINE公式アカウント設定は「LINE Official Account Manager」のリンクになっています。
アカウントを新規作成する際や、設定を変更する際はこちらからアクセスしましょう。
アカウント設定では、Lステップアカウントの設定を確認・変更できます。
あまり使わない機能ですが、プランの変更やセキュリティ設定を行う際に利用する可能性があります。
スタッフ設定では、アカウントにアクセスするユーザーの権限を管理できます。
スタンダードプラン以下は管理者以外アカウントにアクセスできないため、プロプラン以上のみ使える機能です。
権限の種類は、以下の4つです。
スタッフ設定では、個別トーク以外の設定を自由に付与できます。複数人でLステップを運用する際は、必ず権限を設定してください。
データ移行では、タグやシナリオ、テンプレートを、他のアカウントに移行できます。
画面中央の「新規データ引き継ぎコードを発行する」から、引き継ぎコードを発行可能。引き継ぎ先の同ページから引き継ぎコードを入力すれば、引き継ぎが簡単に行えます。
何らかの事情で、データベースを移行する必要が出てきた際に便利な機能です。
マイページでは、登録ユーザーのさまざまな情報を確認・変更できます。
スマートフォン連携やセキュリティ設定を行う際は、ここから行いましょう。各項目の説明は、後述の項目をご覧ください。
通知機能では、友だちからのメッセージや回答フォームへの回答があった際、LINEアプリへ通知するための設定を作れます。
通知設定を使うには、連絡先をマイページから設定する必要があります。以下の手順で連絡席を登録したのち、通知を設定してください。
通知設定を行えば、メッセージが来た際に素早く返信が可能です。
新規アカウント発行をクリックすると、マイページの未登録アカウント追加ページにアクセスできます。
新たなLステップアカウントが必要になった際には、こちらから発行しましょう。
「サポート」は、以下6つの各種サポートページへのリンクになります。
Lステップの「よくある質問」や「機能一覧」を確認できるマニュアルへアクセスできます。
なにか困ったことがあれば、ひとまずマニュアルを確認してみましょう。
LINE活用ブログは、Lステップ公式が運営しているLINE運用の基礎やお役立ち情報を発信しているブログです。
各種資料や説明会に関する情報もこちらから見れるので、ぜひチェックしてみてください。
「LIGET(リゲット)」は、Lステップ公式が運営する口コミ集客サービスです。
LIGETを利用すれば、アフィリエイターに口コミを依頼し、集客を行えます。
「自分たちだけだと集客できるか不安…」という方は、ぜひ導入を検討しましょう。
セミナーページにアクセスすると、現在Lステップ公式が開催を予定しているセミナー一覧を確認できます。
定期的にセミナーは行われているので、こまめにチェックしてみてください。
スポットコンサルは、認定サポーターがマンツーマンで、構築の際の悩みを解決してくれるコンサルです。
スポットコンサルは以下のように、プランごとに無料回数が異なります。無料回数を使い切った後は、1回11,000円(税込)のコンサル料がかかるので注意しましょう。
※_契約後90日間は毎月1回無料
構築のサポートをしてほしい方は、ぜひ利用してみてください。
また、以下のリンクではLINE運用のコンサルを受け付けています。興味があれば、ぜひご連絡ください。
初心者向け動画のリンクからは「Lステップスタート講座」というLステップ初心者向けの学習コンテンツにアクセスできます。
Lステップの操作に慣れない方には有益な教材なので、ぜひ覗いてみてください。
ここでは、マイページにある項目の解説を表にまとめたので、参考にしてください。
項目 | 説明 |
LINE公式アカウント一覧 | 運用しているLINE公式アカウント一覧を開く |
LINE公式アカウントを追加する | LINE公式アカウントを追加する |
スマートフォン連携 | スマホと連携してスマホ版Lステップを使えるようにする |
(旧)受信通知設定 | 古い受信通知設定で現在は使う必要はない |
連絡先一覧 | 受信通知する連絡先を追加する |
ユーザー情報 | アカウントのユーザー情報を確認する |
ユーザー情報の変更 | アカウントのユーザー情報を変更する |
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ご利用マニュアル | マニュアルを開く |
スマホ連携や二段階認証の設定は、マイメニューからしか行えない点に注意しましょう。
Lステップの管理画面からは、さまざまな機能にアクセスできます。
各項目の内容をあらかじめ理解しておけば、効率的にLステップを構築できるでしょう。
「この機能の意味が分からない…」となったときに、この記事を参考に理解を進めてもらえれば幸いです。
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