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ブランド戦略とは?ブランディングとの違いや気を付けるべきポイントを徹底解説!

更新日

「ブランド戦略」「ブランディング」を同じものだと思っていませんか?

ロゴやデザインだけを整えても、戦略の裏付けがなければ “なんとなく良さそう”で終わり、売上や指名買いには直結しません。逆に、ブランドの核となる“戦うフィールドと勝ち筋”を明確にしてからブランディングを行えば、価格競争に巻き込まれず、顧客が自発的に選び続けてくれる強いブランドへと成長します。

本記事では、

  • ブランド戦略とブランディングの本質的な違い
  • ブランド戦略を形づくる7つの要素
  • 知覚品質を継続的に高めるためのチェックリスト

を体系的に解説いたします。

吉松誠二

この記事の著者

吉松誠二

吉松誠二

マーケ戦略設計のプロフェッショナル

新卒でシーエー・モバイルに入社後、 サイバーエージェントのインターネット広告事業本部に配属(のちに転籍)。 デジタルマーケティングの営業・コンサルタントとして従事し、 不動産・人材・金融・電子書籍・比較サイトなど多岐に渡る顧客を担当。

2020年4月に独立し、現在までで 延べ300社以上の経営コンサル・マーケティングコンサルを担当。 BtoB・BtoC問わず幅広い支援を行っている。

日本一の店舗数を誇るパーソナルジムのCMOの経験や、 日本一の留学エージェント(年商規模)へ成長させた経験など多岐に渡り、 自身も億以上のバリエーションでM&A経験あり。

ブランド戦略とブランディング

ブランド戦略とブランディング

ブランドとは?

ブランドとは、顧客が持つ企業・商品・サービスに対するイメージのことです。

ブランドは、名前・ロゴ・パッケージなどの目に見える要素と、世界観・安心感などの目に見えない要素で構成されています。

「ブランド品」という言葉から、“ブランド=有名企業や高価な製品だけのもの”と思われがちですが、中小企業や個人、安価な製品にもブランドは存在します。

ブランド戦略とブランディングとの違い

ブランドに関する言葉で混同されやすいのが、「ブランド戦略」と「ブランディング」です。

ブランド戦略はブランドのポジションを定め、どう伸ばしていくかを決める戦略設計のこと、ブランディングはブランド戦略に基づき、ブランドを育て、広めていくことを指します。

顧客が商品・サービスに対して認識する品質を「知覚品質」と言い、製品の機能・性能など定量的な指標だけでなく、信頼性・雰囲気・ブランドイメージなど定性的な印象や価値観を含みます。

「何を目指し、どう戦うか」の設計図であるブランド戦略を形にするために、知覚品質を高め、他社との違いを明確にするブランディングは、極めて重要です。

知覚品質を高めるには

知覚品質を高めるには、顧客に「違い」を認識してもらうことが必要不可欠です。

<「違い」を認識する例>

お腹が痛くなり、自宅から同じ距離にあるX病院・Y病院のどちらかに行きたい

  • X病院の医師:A大学の医学部出身、消化器系に精通している
  • Y病院の医師:A大学の医学部出身、消化器系に精通している

    →同じキャリアを辿っており、どちらがよいか分からないまま選ぶ
  • X病院の医師:A大学の医学部出身、消化器系に精通している
  • Y病院の医師:A大学の医学部出身、消化器系に精通している、Google Mapsの口コミ「先生が本当に親身になってくれるいい病院」「アフターフォローも手厚い」「施設が綺麗」

    →「Y病院はいい病院だ」と違いを認識したうえで、Y病院を選ぶ

ブランド戦略の7つの要素

ブランド戦略の7つの要素

1.ブランドアイデンティティ

ブランドアイデンティティとは、企業や商品・サービスの核となる存在意義・個性・哲学などブランドの人格のことです。

【主な構成要素】

  • Mission(ミッション、使命):何のために存在するのか
  • Vision(ビジョン、未来像):実現したい社会・状態
  • Value(バリュー、価値観):判断や行動の基準となる信条

ブランドアイデンティティを定めると「一貫した軸」が生まれ、ブランドの迷走を防ぐことができます。

2.ターゲットペルソナ

ターゲットペルソナとは、ブランドが誰に向けて価値を届けるかを明確化した顧客像のことです。

【主な構成要素】

  • 年齢、性別、職業、業界、役職
  • 顧客の課題、ニーズ、欲求
  • 情報収集行動(SNS、検索、口コミなど)
  • 感情(何に困っていて、どうなりたいのか)

ターゲットペルソナを定めることで、顧客に響く訴求の立案、顧客と接点を持ちやすいチャネルの選定などに繋がります。

3.ポジショニング

ポジショニングとは、市場・競合の中でブランドがどの位置を占める(または目指す)かを明確化することです。

【主な構成要素】

  • 機能軸:スピード、価格、品質など
  • 感情軸:信頼、共感、安心感など
  • 差別化軸:競合にない独自の価値・視点など

ポジショニングによって、顧客に「〇〇といえばこのブランド」と印象づけ、商品・サービスの第一想起を獲得することができます。

また、ポジショニングにはSTP(Segmentation, Targeting, Positioning)やポジショニングマップなど代表的なフレームワークが多数存在しているため、これらを用いて進めるのがおすすめです。

4.ブランドバリュー

ブランドバリューとは、ブランドが顧客に提供する価値で、「ブランドから何を得られるか」を示すものです。

【主な構成要素】

  • 機能的価値:成果、スピード、利便性など
  • 情緒的価値:信頼、誇り、安心、共感など
  • 社会的価値:SDGs(持続可能な開発目標)、ESG(環境・社会・ガバナンス)、文化への貢献など

ブランドバリューを明確にすると、顧客の意思決定の後押し、価格競争からの脱却(「高いけれど買う価値がある」と思わせられる)などを図ることができます。

5.ブランドパーソナリティ

ブランドパーソナリティとは、ブランドを擬人化したときの人格イメージで、顧客が無意識のうちに受け取る印象のことです。

【ブランドパーソナリティの例】

  • 誠実:真面目で信頼できる
  • 知的:専門性が高くロジカル
  • 親しみやすい:フレンドリーで共感的
  • 革新的:新しい発想を持っている
  • 高級感:プレミアム、洗練されている

ブランドパーソナリティは、知覚品質の定性面に影響を与え、ブランドと顧客との「感情的なつながり」を作ることができます。

親しみやすさや「なんとなく好き」は、ブランドが選ばれる強力な理由となるのです。

6.ブランドストーリー

ブランドストーリーとは、ブランドが生まれた理由、現在に至るまでどのように成長してきたのかなどの物語のことです。

【主な構成要素】

  • 課題や問題の発見
  • 原体験、創業エピソード
  • 挑戦と失敗
  • 気づきと再起
  • 今、社会とどのように関わっているか

ブランドパーソナリティと同様に、共感という「感情的なつながり」を作り、理性ではなく共感からの購買行動を促進します。

7.ブランドエクイティ

ブランドエクイティとは、認知・信頼・好感度・購入意欲など「無形のブランド資産」のことです。

【主な構成要素】

  • ブランド認知:ブランドを知っている人の割合
  • ブランド想起:特定ジャンルで一番に思い浮かぶ
  • ブランドロイヤルティ:継続率、紹介意向など
  • 感情的な好意:NPS(商品・サービスに対する信頼・愛着を測る指標)、好感度調査など

ブランドエクイティは、マーケティング投資の成果を可視化する評価指標として用いられています。

ブランディングで気を付けるべきポイント

ブランディングで気を付けるべきポイント

知覚品質を高め続ける

たとえば、現在は口コミでの評価が顧客行動に大きな影響を与えるため、口コミで知覚品質を高めることができますが、10年後、20年後も同じとは限りません。

また、ブランド戦略を作成した時点では唯一無二の独自性を持っていても、とくに機能・性能など定量的なものは他社も取り入れやすく、他社との同質化が起こります。

そのため、時代の変化に合わせて違いを作り続けることで、1歩抜きん出たブランドとなるのです。

ブランディング チェックリスト

ブランディングにおいて重要な10つのポイントを、チェックリストにしました。

【チェックリスト】

  1. ロゴ・デザインなど見た目だけに頼らず、ブランドの価値や理念を明確にしているか
  2. 社員全員がブランドを理解し、体現できているか
  3. ブランドのターゲットを明確にしているか
  4. Webサイト・SNS・サービス資料など、すべての接点でブランドの一貫性が保たれているか
  5. ブランドの理念と、実際の顧客体験が一致しているか
  6. ブランドの成果を短期で判断せず、中長期で育てる視点を持てているか
  7. ブランド設計や表現を、社内の理想だけでなく「顧客の視点」で評価できているか
  8. ブランドの価値を、言葉ではなく体験として提供できているか
  9. 他社と差別化された、独自のブランドらしさを表現できているか
  10. 社会や顧客の変化に合わせて、ブランドを柔軟に見直し、進化させているか

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