競合が多様化し、商品やサービスが機能だけでは差別化しづらくなった今、企業の価値を一貫したイメージとして伝える「ブランディング」の重要性は年々高まっています。
しかし、多くの中小企業から「ブランディングのやり方がわからない」「ロゴ作りと何が違うの?」「プロに頼むとどこまでやってくれるの?」といった声が寄せられています。
そこで注目されるのが、ブランド戦略を専門に扱うブランディング会社の存在です。
本記事では、ブランディング会社の役割から、依頼すると何が得られるのか、そして選び方までをわかりやすく解説します。
吉松誠二
マーケ戦略設計のプロフェッショナル
新卒でシーエー・モバイルに入社後、
サイバーエージェントのインターネット広告事業本部に配属(のちに転籍)。
デジタルマーケティングの営業・コンサルタントとして従事し、
不動産・人材・金融・電子書籍・比較サイトなど多岐に渡る顧客を担当。
2020年4月に独立し、現在までで
延べ300社以上の経営コンサル・マーケティングコンサルを担当。
BtoB・BtoC問わず幅広い支援を行っている。
日本一の店舗数を誇るパーソナルジムのCMOの経験や、
日本一の留学エージェント(年商規模)へ成長させた経験など多岐に渡り、
自身も億以上のバリエーションでM&A経験あり。
ブランディング会社について
ブランディング会社とは?
ブランディング会社とは、企業や商品の「ブランド価値」を高めるための戦略立案から、ビジュアル・メッセージ開発、施策実行までを支援する専門企業です。
扱う領域は企業によって幅広く、
- ブランド戦略立案
- 企業理念・ミッション/ビジョン策定
- ロゴ・デザイン開発
- Webサイト制作
- 広告・PR設計
- CI(コーポレートアイデンティティ)/VI(ビジュアルアイデンティティ)
など多岐にわたります。
単なる見た目のデザインにとどまらず、「企業が何者なのか」を明確にし、それを持続的に伝える仕組みづくりを支援するパートナーと言えます。
ブランディング会社が行うこと
ブランディング会社が提供する主なプロセスは、以下の4点です。
- 調査・分析(リサーチ)
- 市場・競合・顧客の調査を通じて、企業の立ち位置を整理。
- ブランド戦略立案
- ブランド理念、コンセプト、ターゲット、価値提案(バリュープロポジション)などを言語化。
- クリエイティブ制作
- ロゴ、キービジュアル、コピー、Webサイト、パンフレットなどを制作。
- 施策実行・運用
- 広告、SNS運用、PR、採用広報など、ブランドを体現する施策を展開。
ブランディング会社に依頼するメリット
1.独自性の発見と再定義
企業の強みや価値は、自分たちでは気づきづらいもの。
ブランディング会社は第三者の視点で企業を分析し、差別化のポイントを言語化します。
2.一貫性のあるブランドイメージを構築
ブランドは統一感が命です。
ロゴ、Web、広告、営業資料など、すべてに「ブランドらしさ」を反映することで、顧客の信頼が高まります。
3.社内の意識を揃える
ブランディングは外への発信だけではありません。
社員が同じ方向を向くために、理念設計やブランド理解のワークショップを実施する会社も増えています。
4.中長期的な企業価値の向上
- 価格競争からの脱却
- 優秀な人材採用
- 顧客ロイヤルティの向上
など、ブランド力が高まることで長期的な経営メリットが生まれます。
ブランディング会社の選び方
良いブランディング会社の条件
良いブランディング会社の条件は、以下の4つです。
- 戦略から実行まで一貫支援できるか
- 過去の事例が自社と近いか
- 自社の業界・規模・課題に近い企業を成功へ導いた実績があるか。
- 経営に踏み込んだ提案があるか
- ブランディングは経営戦略に直結するため、課題の本質を深く理解した提案ができる会社が望ましい。
- 担当者のコミュニケーション力
- ブランディングは長期プロジェクトになりやすいため、担当者との相性は非常に重要。
まとめ
まとめ
ブランディング会社は、企業の「らしさ」を見える化し、それを顧客へ一貫して伝えるための強力なパートナーです。
ブランド力が向上すれば、価格競争から脱却し、企業の価値を長期的に高めることができます。
中小企業やスタートアップが市場で頭一つ抜けるためにも、戦略とデザインの両輪で支援してくれるブランディング会社の活用は大きな価値があります。
目的や課題に応じて、最適なパートナー選びを行いましょう。