StocksSunのリブランディングにあたり、新規VIの策定を担当しました。
StocksSunのリブランディングにあたり、新規VI(ビジュアルアイデンティティ)の策定を担当しました。企業の理念やブランドメッセージをビジュアルに落とし込む思考プロセスをご紹介いたします。
初動で伝えられたキーコンセプトは「シゴトを透明化し、顧客の不安をゼロにする」。
「意志の強さ」と「価値の高さ」といった高いレベルのプロフェッショナル集団であることを表現しつつ、「透明感」をテーマとしたロゴデザインを提案しました。
StockSunの「S」を、クリスタルやダイヤモンドをイメージさせる幾何学的な鉱石のモチーフでシンボル化。全体のシルエットの他、色がついていない白いラインで、透明な「S」の文字を隠しています。純度の高い鉱石の持つ「透明感」「意志の強さ」「価値の高さ」をメッセージとしています。
A案とコンセプトは同じく、強い意志、透明感、高い価値を持った信用の象徴をカッティングされた宝石のモチーフで「S」を表現しています。ロゴマークや「O」などを線で途切れさせて閉じられた部分がないデザインとしています。これは顧客にとってもオープンで、透明性の高いシゴトを行う意志を表しています。
輝く星の集まりは「プロフェッショナルの集団」を表し、レベルの高い「英知の集団」がStockSun(=Sの字)を形作っているという仕組みと関係性を表現。実線の形状がない(=透明)状態でSの形が浮かび上がるデザインとし、A案・B案とは違った切り口で透明性を表現しました。
上記コンセプトに加え、リブランディングに伴い同時進行で策定されていた新たなミッション・ビジョン・バリューもビジュアルに表現することとなりました。より抽象度の高いキーワードをどのようにしてシンボリックなビジュアルに落とし込むかが課題となりました。
特徴的な色などでごまかさず、洗練された形状で「透明感」を表現するというコンセプトで、カラーを使用しないモノクロベースをテーマカラーとすることをこのタイミングで決定しました。
ポジティブスペース(色)で「S」の文字を、ネガティブスペース(白場)に透明なSが二つで構成されたデザイン。左の縦のカラーは「!」で形造られ、不安が解消されて驚きや喜びに変わる瞬間を象徴しています。右の縦のカラーは「i」で形造られ、人、お客様自信を表す「I」を表します。その間にあるのは「=」です。StockSunの「S」で形造られた「=」は、すなわち会社・仕組みを表し、StockSunに依頼をすることで、不安が解消されて喜びが生まれることを表します。
規律性の高いシンプルな幾何学模様で、洗練された仕組みと会社の姿勢を表します。線で繋がった9つの四角には様々な意味を込めています。
webの領域でブラックボックスされている暗闇をスポットライトで照らし、ごまかしのない、不安を与えない姿勢を表現したデザインです。5つの箇所から照らしたスポットライトは「誠実さ」「凡事徹底」「メタ認知」「システム思考」「人間的魅力」の5つのバリューを表現し、それらが合わさることで、照らし出されるホワイトスペースで「0(顧客の不安をゼロにする)」を形づくっています。
ホワイトスペースを大胆に使ったシンボルのロゴデザインです。外側に配置された要素は「誠実さ」「凡事徹底」「メタ認知」「システム思考」「人間的魅力」の5つのバリューであり、それらを徹底することで、顧客の悩みがなくなっていき(色が薄くなっていき)、全てが合わさると、真っ白 = 悩みや不安がない状態になることを表現しています。カメラの絞りをイメージさせる形状は「どんなに細かいことにフォーカスを当てる」という決意を込めています。
最終的にB案と決定し、そこからさらにブラッシュアップを重ねて現在の形になりました。
「ネガポジ反転時」「濃淡のない1色のみの場合」など、さまざまなケースを想定して最終系のロゴパターンを複数作成します。
ロゴ制作にて策定したコンセプト、テーマカラー、デザインエレメントをサイトデザインや名刺などに展開していきます。ブランドメッセージを形としているため、どんな媒体に展開しても一貫したビジュアルを維持することができ、より強固にブランドイメージをユーザーに伝えることができます。
StockSunのロゴデザインとサイトリニューアルについては、デザイナーを交えての振り返り動画もございますので、合わせてご覧ください。