MEDU株式会社様のブランドイメージ策定・ロゴデザイン・サイト制作を担当しました。
事業方針及びコンセプトの変更に伴い、ロゴとサイトの見せ方を変えたいとのご相談をいただきました。コンセプトの言語化まで実施いただいていたため、弊社ではクリエイティブへの落とし込みとコンテンツ設計を中心にご支援しました。
種別 | BtoB, コーポレートサイト |
スコープ | ロゴデザイン/要件定義/サイトマップ作成/コンテンツ編集/ワイヤーフレーム制作/デザイン/HTMLコーディング/システム開発/プロジェクト管理 |
担当認定パートナー | 楢本浩太 |
新しいコンセプトのキーワードとして「医療への接点」を持ってもらい「診療に対する不安を取り除く」といったものがありました。そのため、高尚さよりもカジュアルさを重視し、医療らしい信頼感・クリーンな印象を同居させる必要がありました。特に柔らかさと親近感を要視し、医療とユーザーが繋がるイメージを形とするデザインが求められました。
ロゴの方向性は4つ、全10パターンを提示しました。一部をご紹介します。
「医療との適切な出会いの場」として同じ目線で対話している様子を、「薬のカプセル」「十字マーク」「吹き出し」を組み合わせてシンボル化しました。ロゴタイプ(文字)は人と医療とのつながり・めぐりあいを意識してオリジナルのフォントでデザインしています。
適切な医療で「人」と「人」がつながり、「笑顔」になる「場」をシンボルマーク化したデザインです。色の重なりから診療の「透明度」、左右対称の形からは医療の質の「均質化」を伝えます。こちらのロゴタイプも人と医療とのつながり・めぐりあいを意識したオリジナルフォントデザインです。
SNSの動画発信やオンライン診療を通じ、医療との適切な出会いを「発信する」場であることをわかりやすくシンボルマーク化しました。四葉のクローバーに似た十字マークからは、ユーザーに起こり得る不幸を防ぎたいという想いを込めてデザインしています。ロゴタイプは親しみやすさと親近感を意識して、少しカジュアルなフォントを選択しています。
ユーザーが、適切な医療(お医者さん)と巡り会えた様子をシンボルマーク化したデザインです。幾何学的なロゴタイプは、親しみやすさと専門性の両立を印象づける意図でデザインしています。
最終的に「相互のコミュニケーション」という部分まで落とし込まれていたA案をブラッシュアップして決定となりました。赤・青のカラーも、動脈・静脈をイメージさせ「医療」らしさを付与する形となりました。
ロゴが決定されると、サイトデザインの方向性の軸が定まります。
コンセプトである「カジュアルさと信頼性の同居」は共通とし、バランスを変えてトンマナを3案策定します。
ロゴデザイン自体をデザインベースとして、カジュアルな印象を強く与えるデザインとしました。 コンテンツのデザインにもロゴのテーマカラーである2色を用い、ロゴのコンセプトイメージをサイト全体に落とし込んだようなデザインを展開しています。
A案より少しカジュアルな要素を削り、医療と人との繋がりをイメージさせる写真を押し出してより信頼感を付与しました。 少し自由度の高いレイアウトにすることで、硬くなりすぎない印象になるよう工夫しています。 写真の透明度を調整して背景とブレンドし、奥行き感を出すのと同時に、「コンテンツと人の融合」を表現しています。
医療 × テクノロジーをイメージした写真を背景に敷き、安定感のあるセンターレイアウトで、信頼性を強調しています。硬くなりすぎない書体を使うなど、バランスには配慮しつつ、遊びすぎないシンプルなレイアウトで信頼感のあるデザインを目指しました。
最終的にはB案に決定し、ロゴのカラーをテーマとして信頼性と親近感を両立させたデザインでブラッシュアップしました。
コンセプトを形とするロゴデザインの策定を行うことで、サイトデザインにも一貫したメッセージ性をブレずに落とし込むことができました。
前提として、サイトへの流入経路としてYouTubeの予防医学chやMEDUヘルスケアメディアでの認知獲得がメインで想定され、事業内容までを認知していないユーザーからの閲覧が多く想定されました。
初見ユーザーが直感的に理解できる事業内容ではないため、しっかりと読んで理解いただく必要がありました。
そこで、視覚的にわかりやすいコンテンツ構成を意識し、リストを有効的に用いることで読み疲れしないコンテンツを目指しました。また、事例を絡めて見せることで、具体的なイメージが湧きやすくなる工夫をしました。