コーポレートサイト制作におけるデザインの進め方事例【株式会社AGT GROUP様】

ライバーマネジメントやメディアプロモーションをおこなっている株式会社AGT GROUP様のサイト制作を担当しました。自社のコンセプトやサービス内容をわかりやすく伝えるコンテンツ設計はもちろんのこと、クリエイティブが重要な事業内容を表現するデザインを目指しました。

デザイン与件

ライバーや代理店に対して信頼性を担保できるサイトを持っておきたいとのことでご相談いただきました。

サイトデザインを通して伝えたいコンセプトは企業の「透明性」と「信用性」。コーポレートカラーはブルー。

訪れたユーザーに対して「信頼できる企業である」と感じさせつつ、エンタメ系の事業らしいクリエイティブを表現する必要がありました。

トンマナ提案

コンセプトは共通としつつ、切り口を変えて3案のデザイン方針を提示しました。

A案：コーポレートイメージ重視

コーポレートカラーのブルーを基調としたグラデーションをテーマカラーとし、全面に使ったデザインとしました。清潔感のあるライバーの写真をメインビジュアルとしています。 toB向けに企業イメージを伝える意図で、清潔感や信頼性を担保しつつ、企業カラーを全面に押し出したデザイン案です。

B案：「透明性」「革新的」にフォーカス

ライバーのイメージ写真を大きく見せたデザイン案です。メインカラーは黒と白でハッキリと見せつつ、コーポレートカラーのブルーをアクセントカラーとしました。 四角で区切られたオーソドックスなレイアウトにはせず、斜めのラインを特徴的に使ったデザインとし、シンプルなだけではない、新しさを感じさせるレイアウトを目指しました。

文字が罫線なのは、コンセプトの「透明性」を表現しています。ビジュアルに落とし込む際には、必ず意味を持たせたデザインとして配置いたします。

C案：「エンタメ」重視

A案、B案とは方向性を変え、白を基調としながらカラフルな配色を用いて、toBのバランスを保ちながら若々しい、少しカジュアルな雰囲気を持たせました。 toBサイトらしく、ポップになりすぎないように、文字周りのレイアウトは遊び過ぎずに、しっかりとしたレイアウトでの展開を目指しました。

コンセプトは共通しつつも、コーポレートサイトらしい信頼性とのバランスをどこに設定するかで、全く異なる方向性の3案を提示しました。

決定案

最終的にはA案をベースとしつつ、より「革新的」「新時代」をイメージさせるビジュアルを用いて、企業コンセプトに近づける形でブラッシュアップをしました。

弊社では、見た目だけでなくコンセプトを固めてデザインのトンマナを策定することで、より強固にブランドイメージを伝えることを目指しています。