LPの構成を調べると、どの記事も「3ブロック」「7要素」と同じことを書いています。ところが、そのとおりに要素を並べても成果が出ないLPはいくらでもあります。
理由は単純で、要素を「入れたかどうか」ではなく「どの順で置いたか」で読まれ方が変わるからです。同じ7要素でも、順番を入れ替えるとCVRは動きます。
この記事では基本の型を押さえたうえで、並び順の考え方を3パターンに整理します。さらに、弊社が実際に制作したLPを2本持ってきて、どの要素をどの順に置いたのかを画像つきで分解しました。
この記事の結論(LP構成 早わかり)
そもそもLPがどういうページなのか、通常のWebサイトと何が違うのかを先に押さえたい方は、定義から解説した記事を用意しています。
▼合わせて読みたい
LPとは?ホームページとの違いと、LPが向いているケース・向かないケースを解説
対応できる範囲と体制は、LP制作コンサルティングのサービスページで料金体系とあわせて掲載しています。
\問題点がまる見え!無料サイト分析実施中/
プロに無料相談する目次
LPは1ページで完結するぶん、上から下への流れがそのまま説得の順番になります。大きく3つのブロックに分かれ、それぞれ役割がはっきり違います。
「LP 構成」を実務に落とし込むうえで要点になるLP設計の基本からデザイン、効果測定、改善施策までの品質基準を、StockSunでは『ランディングページ制作ガイドライン』として無料で配布しています。
》【無料DL】「LP 構成」の設計でCVRを上げる方法|『ランディングページ制作ガイドライン』をダウンロードする
← 横にスクロールできます →
| ブロック | 役割 | ここで離脱する理由 | 目安の分量 |
|---|---|---|---|
| ファーストビュー | 「自分に関係あるページだ」と3秒で判断させる | 誰向けか分からない/ベネフィットが読み取れない | 画面1枚分 |
| ボディ | 悩みに共感し、解決できる理由を示して信じさせる | 説明が長い/根拠がない/自分ごとにならない | 全体の7割前後 |
| クロージング | 迷いを消して行動させる | 申込方法が分からない/不安が残る/入力が面倒 | 全体の2割前後 |
ファーストビューは、訪問者が最初に目にする画面1枚分の領域です。ここで興味を持たれなければ、その下に何を書いても読まれません。
上の実例は、弊社が制作した美容サロンのLPです。「誰に」「何が得られるか」「今申し込む理由」の3つを、スクロールせずに読み取れる位置に置いています。順番としては、対象を絞る要素をいちばん上に持ってくるのが基本です。
逆に、ここでよく失敗するのが、自社の理念や沿革から始めてしまうパターンです。読者はまだ興味を持っていないので、送り手の事情には関心がありません。
もうひとつ多いのが、キャッチコピーが抽象的すぎて誰向けか読み取れないケースです。「あなたらしく、輝く」のような言葉は、どの業種のLPにも置けてしまいます。他社のLPに貼り替えても成立する言葉は、機能していないと考えてください。
ファーストビューだけで判断されてしまうぶん、ここは最も時間をかけるべき場所になります。設計の詳細は専門記事にまとめています。
▼合わせて読みたい
LPのファーストビューとは?3秒で離脱を防ぐ構成要素と改善手順【事例あり】
ボディはLPの中心で、全体の7割前後を占めます。ここでやることは、悩みへの共感と、それを解決できる理由の提示の2つです。
実例では、効果の説明だけでなく、その根拠となる情報を並べています。「効きます」と書くより、なぜ効くのかを示すほうが信じてもらえます。ここで顕在化しているニーズだけを追うと、比較検討中の読者を取りこぼします。
ボディの構成でよく相談を受けるのが「どこまで書くべきか」です。判断の目安は、営業担当が商談で話す内容をすべて載せることです。対面なら10分かけて説明することを、LPでは読者が自分のペースで読む形に置き換えます。
長いから離脱するのではありません。関係のない話が続くから離脱します。読者の悩みに対応した情報であれば、スクロールは続きます。実際、成果の出ているLPほど縦に長い傾向があります。
並べる順番は、悩みの深さに沿わせます。浅い悩みから入って徐々に核心に近づけると、読者は自分の状態を確認しながら読み進められます。いきなり最も深い悩みを突くと、痛いところを突かれたと感じて閉じられます。
クロージングは最後のひと押しです。ここまで読んだ人は関心を持っているので、あとは迷う理由を消すだけになります。
実例のコーチングサービスでは、最後にもう一度サービスの立ち位置を1文で言い直したうえで、申込ボタンを置いています。ここで新しい情報を追加すると、読者は再び検討モードに戻ってしまいます。クロージングは足すのではなく削る場所です。
削る対象になりやすいのが、関連サービスの案内やコーポレートサイトへのリンクです。親切のつもりで置いた導線が、そのまま離脱口になります。クロージングでは行動の選択肢を1つに絞ってください。
もうひとつ有効なのが、申し込まなかった場合に起きることを一言添える方法です。「今の状態のまま来月を迎える」と気づかせるだけで、先送りの判断を止められることがあります。ただし過度に不安を煽る表現は逆効果になるので、事実の範囲にとどめます。
3ブロックの中に配置する要素は7つです。ここからは弊社が制作したコーチングサービスのLPを使って、実物がどうなっているかを見ていきます。
← 横にスクロールできます →
| # | 要素 | 置く場所 | 果たす役割 |
|---|---|---|---|
| ① | キャッチコピー・アイキャッチ | ファーストビュー | 対象を絞り、ベネフィットを伝える |
| ② | CTAボタン | ファーストビュー | 今すぐ動きたい人を取りこぼさない |
| ③ | 導入文(悩みの言語化) | ボディ | 「自分のことだ」と思わせる |
| ④ | 商品・サービス情報 | ボディ | どう解決するのかを具体化する |
| ⑤ | 実績・お客様の声 | ボディ | 第三者の言葉で裏づける |
| ⑥ | Q&A・導入の流れ | クロージング | 残った不安と手続きの疑問を消す |
| ⑦ | 入力フォーム・最終CTA | クロージング | 行動のハードルを下げる |
役割対象を絞り、ベネフィットを伝える
置く場所ファーストビュー
外すと誰向けのページか分からず、3秒で離脱される
キャッチコピーは、ベネフィットとオファーの2つが同時に伝わる形にします。実例では、サービスの立ち位置を1行で示したうえで、手書き風の文字で読者側の変化を言い表しています。
その下に「完全オンライン」「1on1」「無料トライアル」の3点を丸型で並べているのは、読まずに目に入る情報として機能させるためです。文章を読む前に、条件が3つ分かる状態を作っています。
アイキャッチ画像は、ベネフィットそのものを視覚化したものを選びます。売れているLPでは、キャッチコピーだけで100案以上出してから絞り込むことも珍しくありません。
ここで避けたいのが、無料素材のオフィス風景をそのまま使うことです。どの業種のLPでも見たことのある画像は、読者の記憶に何も残しません。商材そのものか、利用シーンか、利用後の状態のいずれかを写したものを選んでください。
キャッチコピーが思いつかないときは、次の3つの型から出発すると早く形になります。
どの型を使うにせよ、決め手は読者が使っている言葉かどうかです。社内用語や業界用語が入った瞬間、読者にとっては他人事の文章になります。書いたあと、その分野を知らない人に読んでもらうと判定できます。
役割もう決めている読者を取りこぼさない
置く場所ファーストビュー
外すと申し込みたい人を最後まで待たせてしまう
青枠で囲んだ2箇所がCTAボタンです。ヘッダーとファーストビュー下部の2箇所に置いてあり、どちらもスクロール前に見えます。
CTAは最後にだけ置けばよいと考えられがちですが、それでは「もう決めている人」を取りこぼします。広告から流入する読者には、比較検討を終えてから来る人が一定数いるためです。
実例ではボタンをLINE申込に寄せています。フォーム入力より心理的なハードルが低く、スマートフォンからの流入が多い商材と相性がよい設計です。
ボタンの文言も設計対象です。「お問い合わせ」より「無料で相談する」、「送信」より「資料を受け取る」のほうが押されます。ボタンを押した先で何が起きるかが読めると、クリックの心理的コストが下がるためです。
設置数の目安は、ファーストビューに1つ、ボディの区切りごとに1つ、クロージングに1つです。読者が申し込みたいと思った瞬間に、視界のどこかにボタンがある状態を作ります。
役割「自分のことだ」と思わせる
置く場所ボディの前半
外すと他人事のまま読み飛ばされる
導入文でやるべきは、サービスの説明ではなく読者の悩みの代弁です。実例では「こんな方におすすめ!」として、6つの状態をチェックリスト形式で並べています。
ここで自分に当てはまる項目が1つでもあれば、読者はその先を読みます。逆にサービスの機能説明から入ると、まだ関心の薄い読者は離脱します。悩みを先に置くのはそのためです。
悩みの書き方には注意点があります。作り手が想像した悩みではなく、実際に顧客が口にした言葉をそのまま使ってください。商談の録音、問い合わせフォームの自由記述、既存顧客へのヒアリングが素材になります。
社内で考えた悩みは、どうしても整った言い回しになります。読者が実際に感じているのは、もっと生々しく具体的な不満です。ここの解像度が、共感されるかどうかを分けます。
役割どう解決するのかを具体化する
置く場所ボディの中盤
外すと利用後の姿が想像できず、検討が止まる
ここでは「何をしてくれるのか」を具体化します。実例では、担当者とのやり取りを図解と会話形式で見せることで、利用後の体験を想像できるようにしています。
形のないサービスほど、この章が薄くなりがちです。抽象的なメリットだけを並べたLPは、読者の頭のなかで具体像に変換されないまま終わります。実際のやり取りを1本見せるだけで、伝わり方が変わります。
StockSun 深井 嵐丸
LP改善の相談で最初に見るのが、この④の章です。だいたい「選ばれる理由3つ」で終わっています。ただ読者が知りたいのは理由ではなく申し込んだあと自分に何が起きるかで、やり取りの流れを1本見せるだけで問い合わせの質まで変わります。
役割第三者の言葉で主張を裏づける
置く場所ボディの後半
外すと書いていることの根拠がなくなる
お客様の声は、書き手ではない第三者の言葉として機能します。実例では顔写真と属性を添えており、読者が自分に近い人を見つけられるようにしています。
選ぶ基準は、良いことが書いてあるかどうかではありません。読者の悩みと同じ状態から始まっている声を選びます。絶賛だけの短い声を10本並べるより、経緯の分かる声を3本置いたほうが効きます。
掲載にあたっては、実在する利用者の許諾を取ったうえで載せてください。事実でない声を作るのは景品表示法上の問題になります。
数値の実績を載せる場合も、出典と条件を明示します。「満足度98%」とだけ書かれていても、いつ・何人に・どう聞いた結果なのかが分からなければ、読者は信じません。むしろ疑いを生みます。
お客様の声が集まっていない立ち上げ期は、無理に作らず別の要素で代替します。担当者の経歴、扱ってきた案件数、保有資格など、事実として書けるものに置き換えてください。
役割残った不安と手続きの疑問を消す
置く場所クロージング
外すと申込の直前で迷いが残る
実例では、申込の流れを3ステップに分けて示したあと、FAQを続けています。この順番には意味があり、先に手続きの軽さを見せてから、残った不安を潰す構造になっています。
FAQに入れるべきは、営業の現場で実際に聞かれる質問です。「他社との違いは?」「続かなかったら?」のような、契約前に必ず出る問いを拾います。
逆に、当たり障りのない質問を並べても効果はありません。答えにくい質問ほど、正面から書いたほうが信頼されます。
導入の流れは、ステップ数を3〜4に抑えるのが目安です。実態が5工程あっても、読者にとっての作業だけを数えれば3つに収まることがほとんどです。工程が多く見えるだけで、申し込みは重く感じられます。
あわせて、各ステップにかかる時間を添えると効果的です。「アンケート回答(3分)」のように所要時間が分かると、今やるかどうかを判断できます。
役割行動のハードルを下げる
置く場所クロージング
外すと納得しても行動する場所がない
最後は行動導線です。入力項目が多いほどCVRは落ちるため、必須項目は絞り込みます。氏名とメールアドレスだけで受け付けられるなら、それが最短です。
ここで注目したいのは、実例のLPには入力フォームそのものが存在しない点です。申込をすべてLINE登録に寄せており、フォーム入力という工程を丸ごと省いています。
BtoCでスマートフォン流入が中心の商材では、この判断が効くことがあります。一方BtoBでは、社内稟議に使う資料を渡す必要があるため、フォームで情報を取るほうが向いています。7要素は必ず全部入れるものではなく、商材に応じて置き換える対象です。
フォーム自体の最適化(EFO)は、構成とは別の専門領域です。項目数や入力補助の設計はこちらにまとめています。
▼合わせて読みたい
【フォーム決定版】LP制作でフォームを作成してコンバージョン率UP!?おすすめツール9つの比較や選び方を紹介!
\構成の設計から相談できます/
【無料】LP制作の相談をするここまで見てきた2本を、要素の登場順で並べてみます。どちらも弊社が制作したLPですが、商材が違えば順番も変わることが分かります。
← 横にスクロールできます →
| 登場順 | コーチングサービス | 美容サロン |
|---|---|---|
| 1 | キャッチコピー+条件3点 | キャンペーン告知 |
| 2 | CTAボタン | キャッチコピー+対象の限定 |
| 3 | 悩みの言語化(6項目) | 得られる効果の提示 |
| 4 | サービスの3つの強み | 効果の根拠 |
| 5 | やり取りの流れ(図解) | 体験価格とCTA |
| 6 | お客様の声 | 特典の案内 |
| 7 | 申込の流れ+FAQ | CTA |
違いは3番目に表れています。コーチングは悩みの言語化から入り、美容サロンは得られる効果から入っています。前者は「まだ迷っている人」に、後者は「すでに興味がある人」に向けた設計です。
美容サロンのほうが早く条件を出しているのは、比較検討されやすい商材だからです。同じ7要素を持ちながら、読者の状態に合わせて順番だけを入れ替えているのが分かると思います。
もうひとつの違いはCTAの位置です。コーチングは2番目、つまりファーストビューの直後に置いています。無料トライアルという軽い入口があるため、迷う前に押してもらう設計です。
一方の美容サロンは、効果と根拠を示したあとの5番目にCTAを置いています。来店を伴うぶん判断が重く、先に納得を作る必要があるためです。申し込みの重さとCTAの位置は連動します。
自社のLPを見直すときは、まずこの表と同じものを作ってみてください。要素を上から書き出すだけで、順番が読者の状態と合っているかが見えてきます。抜けている要素にも同時に気づけます。
ここからがこの記事の本題です。7要素を揃えたLPは世の中にいくらでもありますが、成果に差が出るのは並び順のほうです。
順番を決める基準はひとつだけで、広告をクリックした瞬間、その人が何を知っている状態かです。
← 横にスクロールできます →
| パターン | 並び順 | 向いている状況 | 向かない状況 |
|---|---|---|---|
| 悩み先行型 | キャッチ → 悩みの言語化 → 解決策 → 根拠 → 声 → CTA | 商材が知られていない/潜在層に広く配信する | 指名検索で来る人には遠回りに感じる |
| オファー先行型 | キャッチ+オファー → CTA → 理由 → 根拠 → 声 → CTA | 価格や特典が強い/他社と横並びで比較されている | 高単価・検討期間の長い商材 |
| 権威先行型 | キャッチ → 実績・導入社数 → 課題 → 解決策 → 事例 → フォーム | BtoB/決裁者が複数いる/信頼が購買条件 | 衝動購入に近いBtoC商材 |
どれを選ぶかは、次の順で確認すると迷いません。まず主要な流入元を1つに絞ります。次に、その流入元から来る読者が商材を知っているかを判断します。最後に、決めるのが本人か社内かを確認します。
知らない相手なら悩み先行型、知っていて比較中ならオファー先行型、決裁者が別にいるなら権威先行型です。3つの質問に答えるだけで、並び順はほぼ自動的に決まります。
SNS広告やディスプレイ広告から来る読者は、その商材の存在を知りません。いきなり商品説明を始めても、自分に関係があると思ってもらえません。
そこで悩みの言語化を先に置き、共感してから解決策に進みます。前章のコーチングサービスのLPがこの型で、「こんな方におすすめ」を前半に置いています。
この型の弱点は、結論までが遠いことです。すでに商材を知っていて価格だけ確認したい読者には、回りくどく感じられます。そのぶんファーストビューのCTAで、急ぐ人を先に受け止める設計が必要になります。
広告文との連動も重要です。悩みを提起する広告から流入させると、LPの入口と広告の言葉が揃って読者の理解が途切れません。
上は、記事の冒頭で紹介した美容サロンのLPと同じ商材で、訴求を変えたファーストビューです。キャンペーンの案内を最上部に置き、条件を先に見せる形になっています。
同じ商材でも、流入元が変われば最適な並び順は変わります。比較サイト経由のように、すでに複数社を見ている読者には、条件を先に出すほうが速いためです。
ただし高単価商材でこれをやると、値段だけで判断されて離脱します。使いどころを間違えないでください。
BtoBでは、読者は自分のために選んでいません。社内で通すための材料を探しています。そのため導入社数や実績を早い段階で示す並びが有効です。
クロージングもフォームにして、資料を渡せる形にします。担当者が持ち帰れるものがないと、その場で検討が止まってしまうためです。
実績の見せ方は、社数よりも「自社と近い企業がいるか」が効きます。同業種・同規模の導入例が1件あるだけで、読者は自分ごととして読み始めます。ロゴを並べるなら、業種でグルーピングしてください。
また、BtoBでは読者と決裁者が別人です。読者が社内で説明するための言葉を、LP側で用意しておくと通りやすくなります。導入によって何のコストが下がるのかを、数字で言い切れる形にしておくのが理想です。
\流入元から逆算して並び順を設計します/
【無料】自社に合う構成パターンを相談するStockSun 深井 嵐丸
3パターンのどれを選ぶかは、既存顧客に「何がきっかけで申し込んだか」を3人聞けば分かります。悩みを解決したくて探していたのか、条件を比べて決めたのか、会社を信用したのか。その答えがそのまま並び順の正解になります。
並び順の考え方を、よくある3つの商材タイプに当てはめます。自社に近いものから見てください。
← 横にスクロールできます →
| 商材タイプ | 推奨パターン | 特に厚くする要素 | 削ってよい要素 |
|---|---|---|---|
| BtoC単品通販 | オファー先行型 | ビフォーアフター・お客様の声・返金保証 | 導入の流れ(申込が単純なため) |
| BtoCサービス(サロン・スクール) | 悩み先行型 | 悩みの言語化・体験までの流れ・FAQ | 詳細スペック |
| BtoB | 権威先行型 | 導入実績・課題の整理・資料請求フォーム | 感情に訴えるコピー |
BtoBとBtoCでは、読者の頭のなかにある判断基準がそもそも違います。BtoBは「投資として妥当か」、BtoCは「自分が満足できるか」で見ています。同じ言葉づかいで書くと、どちらにも刺さりません。
健康食品や化粧品のように、同じような商品が並んでいる市場では、読者はすでに何社かを見ています。そのため商品説明を丁寧にするより、選ぶ理由を早く示すほうが効きます。
厚くするのはビフォーアフターとお客様の声です。加えて、返金保証や初回価格のような失敗したときのリスクを下げる情報を、クロージング直前に置きます。買わない理由の多くは「効かなかったらどうしよう」だからです。
逆に削ってよいのが導入の流れです。カートに入れて決済するだけなら、工程を説明する必要はありません。書くと、かえって手続きが複雑に見えます。
サロン、スクール、コーチングのように形のないサービスは、申し込む前に中身が分かりません。読者の不安は「自分に合うかどうか」に集中します。
そこで悩みの言語化を厚くし、体験や初回相談までの流れを具体的に示します。いきなり本契約を求めず、体験を挟む構成にすると申込のハードルが一段下がります。本記事で分解したコーチングサービスのLPも、無料トライアルを入口にした設計です。
詳細なスペックの列挙は不要です。読者が知りたいのは仕様ではなく、通ったあと自分がどうなるかです。
BtoBのLPを読んでいるのは、多くの場合現場の担当者です。その人が申し込みを決めるわけではなく、社内の誰かに説明する必要があります。
そのため実績と課題の整理を前半に置き、資料請求フォームでクロージングします。感情に訴えるコピーはBtoBでは逆効果になることがあります。社内会議で読み上げられる前提の言葉づかいにしてください。
BtoB特有の設計については、専門記事で詳しく扱っています。
▼合わせて読みたい
BtoB企業がLPで成果を上げるポイント6選!メリットや事例もご紹介
LP制作会社おすすめ35選【2026年最新】目的別カオスマップ・費用相場・失敗しない選び方
型と並び順が決まったら、あとは細部です。実務で失敗しやすいポイントを7つ挙げます。
このうち実務で最も見落とされるのが、1つ目の広告との連動です。LPの構成だけを単体で考えてしまい、広告文と入口の言葉がずれるケースが頻繁に起こります。
広告で「初回無料」と言っておきながら、LPのファーストビューに無料の文字がなければ、読者は同じページに着いた確信を持てません。広告のクリエイティブとLPは、同じ担当者がセットで見るべきです。
4つ目の「他社事例を真似しすぎない」も補足しておきます。参考にするのは構成の骨格までにして、コピーや訴求までなぞらないでください。売れているLPは、その会社の強みと顧客に最適化された結果です。骨格だけ借りて、中身は自社の材料で埋めます。
StockSun 深井 嵐丸
7つのうち1つだけ選ぶなら、最後の「計測を仕込む」です。構成の正解は公開してみるまで誰にも分からず、私も初稿で当てられることは多くありません。当てにいくより、外れたときに気づける状態で出すほうが早く成果に届きます。
最後に、実際の制作現場で繰り返し見てきた失敗を3つ挙げます。どれも構成の段階で防げるものです。
1つ目は、社内の合意形成を優先して要素が増えることです。各部署の要望を足していくと、伝えたいことが5つも6つも並びます。読者が受け取れるメッセージは1つだけなので、優先順位を先に決めてから構成に入ってください。
2つ目は、デザインから先に決めてしまうことです。参考LPの見た目を気に入って、そこに文言を当てはめる進め方をすると、必要な要素が入りきらなくなります。構成が先、デザインが後という順序は動かせません。
3つ目は、公開日から逆算して構成を圧縮することです。スケジュールが厳しいとリサーチが省かれ、想像で構成を書くことになります。ここを削ると公開後に作り直しが発生し、結局は遅くなります。
\作り始める前のチェックが最も効きます/
【無料】構成案を一度見てもらう公開後の改善で何から手をつけるべきかは、改善専門の記事に整理しています。構成を作り終えたら次はこちらです。
▼合わせて読みたい
LP改善方法のチェックポイント10選!LPOで成功するための手順や役立つツールもご紹介!
← 横にスクロールできます →
| 次にやること | 内容 | 参照先 |
|---|---|---|
| 作図する | 決めた構成をワイヤーフレームに落とす。ツール選びと共有方法 | LP ワイヤーフレームの記事 |
| 全体の段取りを組む | ライティング・デザイン・実装・公開までの工程と担当 | LP制作の流れの記事 |
| 予算を決める | 依頼範囲別の費用と、外注先の選び方 | 費用相場・依頼先の記事 |
構成が固まったら、それを画面のレイアウトに落とす作業に移ります。ここから先は本記事の範囲外なので、専門記事へ引き継ぎます。
StockSunが提供する「伴走LP」では、過去5,000件のテスト結果をもとに、初回の設計段階からCVRの高い構成を組み立てます。公開後もヒートマップから課題を抽出し、CVR改善レポートを毎月お渡しする形です。
▼合わせて読みたい
LP(ランディングページ)のワイヤーフレームとは?ポイントや作り方を解説
LP制作の流れ8ステップ|各工程で発注側が準備するものとつまずきポイント
LP制作の依頼先はどこがいい?フリーランス・制作会社・クラウドソーシングを実額比較
\5,000件のテスト結果から設計します/
【無料】伴走LPの内容を見るワイヤーフレームに進む前に、この10項目を確認してください。1つでも埋まらない箇所があれば、そこが公開後につまずくポイントになります。
特に3番目と4番目は、埋めるのに社外の情報が要ります。社内だけで完結させようとすると、この2つが想像で埋まります。顧客への確認を挟んでください。
LPに載せる情報を、どの順番でどう配置するかの設計を指します。ファーストビュー・ボディ・クロージングの3ブロックに分け、その中へ7つの要素を置くのが基本の型です。構成が決まってから、ワイヤーフレームやデザインの作業に進みます。
広告をクリックした瞬間に読者が何を知っているかで決めます。商材を知らない相手なら悩みの言語化を先に、条件で比較している相手ならオファーを先に、BtoBなら実績を先に置きます。同じ7要素でも、この順番でCVRは変わります。
基本は7つです。キャッチコピー・アイキャッチ、CTAボタン、導入文、商品サービス情報、実績とお客様の声、Q&Aと導入の流れ、入力フォームです。ただし全部入れる必要はなく、商材によっては入力フォームをLINE登録に置き換えるなどの判断をします。
目的とターゲットを決め、競合と既存顧客をリサーチし、構成を組み、ワイヤーフレームに落として、ライティング・デザイン・実装へ進みます。公開後は計測データをもとに改善します。工程ごとの詳細はLP制作の流れの記事にまとめています。
構成は「何を、どの順で載せるか」という中身の設計です。ワイヤーフレームは、それを画面のどこに配置するかを図にしたものを指します。構成が先で、ワイヤーフレームが後です。順序を逆にすると、見た目だけ整った意味のないレイアウトになります。
予算が許すなら2パターン作り、ファーストビューだけでも出し分けてテストする価値はあります。特に流入元が複数ある場合、広告ごとに最適な並び順が違うためです。1本しか作れない場合は、主要な流入元に合わせて決めてください。
変えるべきです。BtoBの読者は社内で通すための材料を探しているため、実績や導入社数を早めに示し、資料を持ち帰れるフォームを置きます。BtoCは自分の満足を基準に判断するので、悩みへの共感と利用後のイメージを厚くします。
できます。構成案の作成のみを受ける制作会社やフリーランスは存在します。デザインと実装は自社で行える場合、費用を抑えつつ設計の質だけ担保する方法として有効です。依頼先ごとの対応範囲は依頼先比較の記事を参照してください。
決まった正解はありませんが、商材の検討期間が長いほど長くなります。数千円のBtoC商材ならスマートフォンで10スクロール前後、BtoBの高額商材ならその2倍以上になることもあります。短くまとめること自体が目的にならないよう注意してください。
制作全体の工数のうち、3割前後を構成とその前段のリサーチに充てるのが目安です。デザインと実装は構成が固まっていれば手戻りが起きません。逆に構成が曖昧なまま進めると、デザイン段階で何度も差し戻しが発生します。
できます。デザインの資産を活かしたまま、要素の順番と文言だけを入れ替える改修は現実的な選択肢です。特にファーストビューと導入文の差し替えは、比較的少ない工数で効果が出やすい範囲になります。まずは現状のLPを要素の登場順に書き出し、読者の状態と合っているかを確認するところから始めてください。
LPの基本構成はファーストビュー・ボディ・クロージングの3ブロックで、その中に7つの要素を配置します。ここまではどの解説記事にも書かれている型のとおりです。
差がつくのはその先で、同じ要素をどの順に置くかで読まれ方が変わります。判断基準は、広告をクリックした瞬間に読者が何を知っている状態かというひとつだけ。商材を知らない相手には悩みから、条件で比べている相手にはオファーから、BtoBの決裁者には実績から入ります。
構成は後から差し替えのきかない土台です。公開してから直そうとすると、デザインも実装もやり直しになります。並び順に迷う段階でしたら、設計に入る前にご相談ください。流入元とターゲットから逆算して、どの型を採るべきかを整理できます。
相談してから依頼するまでの進め方は、LP制作コンサルティングのサービスページで費用の目安とあわせて掲載しています。
\流入元から逆算して構成を組み立てます/
【無料】LP構成の設計を相談する













StockSun 深井 嵐丸
3ブロックの分量配分について補足します。ボディが7割と聞くと長すぎると感じるかもしれませんが、実際に成果が出ているLPは例外なくボディが厚いです。削るならボディではなく、クロージングの余計な導線からになります。