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【プロが解説】ShopifyでECサイト構築|費用・事例・メリットから成功の秘訣まで

更新日

「自社のECサイトを立ち上げたいが、どのプラットフォームが良いか分からない」「Shopifyが良いと聞くけれど、具体的に何ができて、費用はどれくらいかかるの?」

ECサイト構築を検討する中で、このような疑問や不安を抱えていませんか?数あるECプラットフォームの中でも、現在世界175カ国、数百万以上の店舗で利用され、圧倒的なシェアを誇るのが「Shopify(ショピファイ)」です。

しかし、その多機能さや自由度の高さから、「自社に本当に合っているのか」「どうすれば成功できるのか」を判断するのは簡単ではありません。

この記事では、EC/D2C領域のコンテンツマーケティングを専門とする株式会社StockSunが、Shopifyに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。基本的なメリット・デメリットから、具体的な構築費用、業界別の成功事例、そして最も重要な「作った後に失敗しないための秘訣」まで、プロの視点から徹底的に掘り下げます。

この記事を最後まで読めば、Shopifyが自社のビジネスに最適な選択肢かどうかが明確になり、ECサイト成功への具体的な道筋が見えるはずです。

戸田峻太郎

この記事の著者

戸田峻太郎

戸田峻太郎

EC事業を年商10億以上に育てるプロ

ECグロースの専門家。
DeNA・スリーミニッツ・ココナラで 15年/年商数百億規模のECを指揮 し、年間10億円超のマーケティング投資を統括。
スリーミニッツ時代のeimy istoireでは 月商1,500万→2億円 へ急成長を2年間で牽引。その他複数D2Cブランドを数億規模に成長させる。

2023年11月に独立後は 「EC構築~集客〜サイト改善~CRM」を一気通貫コンサル を提供し、売上とROIを同時に最大化。
EC企業のマーケティング支援・企業の生成AI活用顧問を務める。
2024年には世界的なMAツール「Braze」で日本の年間No.1 を個人で受賞(Marketing Leader of the Year)
2025年より StockSun認定パートナーとして活動領域を拡大中。

目次

Shopifyとは?世界No.1シェアのECプラットフォームが選ばれる理由

Shopifyは、誰でも手軽に本格的なECサイトを開設できる、カナダ発のECプラットフォームです。専門的なプログラミング知識がなくても、デザイン性の高いオンラインストアを構築し、商品の販売から在庫管理、決済、マーケティングまで、EC運営に必要なあらゆる機能を一元管理できます。

なぜ今、多くの企業がShopifyを選ぶのか?

Shopifyが世界中の事業者から支持される背景には、近年のEコマース市場の大きな変化があります。特に「D2C(Direct to Consumer)」という、メーカーが仲介業者を介さずに顧客へ直接商品を販売するビジネスモデルの隆盛が、Shopifyの需要を大きく後押ししました。

D2Cでは、自社のブランドの世界観を顧客に直接伝え、顧客データを活用して深い関係性を築くことが成功の鍵となります。Shopifyは、まさにこのD2Cモデルを実現するための最適な機能を備えています。

  • 高いデザイン自由度: ブランドの世界観を細部まで表現できる。
  • 豊富なアプリ: サブスクリプション、顧客レビュー、SNS連携など、必要な機能を自由に追加できる。
  • データ分析機能: 顧客の購買行動を分析し、マーケティング施策に活かせる。

これらの特徴により、小規模なスタートアップからナショナルブランドまで、多くの企業が自社のブランド価値を最大化するプラットフォームとしてShopifyを選んでいます。

BASEやSTORES、楽天市場との違いは?【比較表】

日本国内にも多くのECプラットフォームが存在します。ここでは代表的な「BASE」「STORES」、そしてECモールの「楽天市場」とShopifyを比較し、その違いを明確にします。

項目ShopifyBASESTORES楽天市場
種類ASPカート(SaaS型)ASPカートASPカートECモール
月額費用33ドル〜0円〜0円〜19,500円〜
販売手数料なし(決済手数料のみ)3% + サービス利用料3%5%(フリープランの場合)2.0%〜7.0%
デザイン性非常に高い。HTML/CSS編集も可能。テンプレートが中心。比較的シンプル。テンプレートが中心。シンプルで使いやすい。モール内の規定に沿う必要あり。
拡張性非常に高い。8,000以上のアプリで機能追加可能。公式Add-onで追加。限定的。アドオンで追加。限定的。モール内の機能に限られる。
集客自社で行う必要あり(SEO、広告など)自社で行う必要あり自社で行う必要ありモールの集客力を活用できる
こんな企業におすすめ本格的なECで事業を成長させたい企業。D2C、越境EC、中〜大規模事業者。初めてECを始める個人・スモールビジネス。初期費用を抑えたい場合。初めてECを始める個人・スモールビジネス。実店舗との連携も視野に入れている場合。知名度の高い商品を扱う企業。モールの集客力を活かして売上を伸ばしたい企業。

簡単にまとめると、BASEやSTORESは「手軽さ」を重視し、楽天市場は「集客力」が最大の武器です。一方、Shopifyは「本格的な自社ECサイトを構築し、ブランドを育てながら事業をスケールさせていく」ことに最も長けています。初期の集客は自社で行う必要がありますが、その分、顧客との関係性を直接築き、長期的な成長を目指せるのが大きな違いです。

ShopifyでECサイトを構築する7つのメリット

Shopifyがなぜこれほどまでに支持されるのか。その具体的なメリットを7つのポイントに絞って詳しく解説します。

1. 低コストかつ短期間で本格的なサイトを構築できる

ゼロからECサイトをスクラッチ開発(独自開発)する場合、数百万円から数千万円の開発費用と、半年以上の期間がかかることも珍しくありません。しかし、Shopifyを利用すれば、サーバーの構築や複雑なプログラミングは不要です。月額33ドル(ベーシックプランの場合)からという低コストで、最短数週間という短期間で、世界水準のセキュリティと機能を備えた本格的なECサイトを立ち上げることが可能です。これにより、事業者は開発コストを抑え、商品開発やマーケティングといったコア業務にリソースを集中させることができます。

2. デザインの自由度が高く、ブランドの世界観を表現しやすい

Shopifyには、プロのデザイナーが作成した高品質なデザインテンプレート(テーマ)が豊富に用意されています。無料のテーマでも十分に美しいサイトが作れますが、有料テーマを使えばさらに多様なデザインから選ぶことが可能です。さらに、HTML/CSS(LiquidというShopify独自の言語)を直接編集できるため、テンプレートをベースにしながらも、細部にまでこだわった完全オリジナルのデザインを実現できます。これにより、ブランドの世界観を余すことなくサイト上で表現し、顧客の購買意欲を高めることができます。

3. 豊富なアプリで機能を自由に拡張できる(OMO、サブスクなど)

Shopifyの最大の強みとも言えるのが、8,000を超える「Shopifyアプリ」の存在です。これらはスマートフォンのアプリのように、必要な機能をECサイトに簡単に追加できる仕組みです。例えば、以下のような機能をアプリで実現できます。

  • サブスクリプション: 定期購入モデルを簡単に導入。
  • OMO(Online Merges with Offline): 店舗在庫の表示や、店舗受け取りサービスを実現。
  • 顧客レビュー: 商品ページにレビュー機能を追加し、信頼性を向上。
  • SNS連携: InstagramやFacebookの商品を直接サイトに表示・販売。
  • マーケティングオートメーション: カゴ落ちメールの自動送信や、顧客セグメント別のメルマガ配信。
  • 配送・物流連携: 配送伝票の自動発行や、外部倉庫との連携を効率化。

これらのアプリを組み合わせることで、自社のビジネスモデルや成長フェーズに合わせて、ECサイトを柔軟に進化させ続けることができます。

4. 越境EC(海外販売)に標準対応している

Shopifyはカナダ発のサービスということもあり、グローバル展開を強力にサポートする機能が標準で備わっています。多言語・多通貨表示はもちろん、国別の税率設定、海外発送に対応した配送設定などが簡単に行えます。これにより、国内市場だけでなく、世界中の顧客に向けて商品を販売する「越境EC」へのハードルが劇的に下がります。人口減少が進む日本において、海外に販路を拡大できることは、ビジネスの持続的な成長にとって非常に大きなメリットとなります。

5. SNS連携機能で販売チャネルを拡大しやすい

現代のECにおいて、SNSは重要な販売チャネルです。Shopifyは、InstagramやFacebook、TikTok、Pinterestといった主要なSNSとの連携機能が充実しています。例えば、Instagramの投稿に商品をタグ付けし、ユーザーがタップするだけでShopifyの購入ページに直接遷移させることができます(ショッピング機能)。これにより、SNSのフォロワーをシームレスにECサイトへ誘導し、新たな顧客接点と売上機会を創出することが可能です。

6. 在庫や顧客管理など、運営を効率化する機能が充実

ECサイトは立ち上げて終わりではありません。日々の受注処理、在庫管理、顧客からの問い合わせ対応など、運営業務は多岐にわたります。Shopifyはこれらのバックオフィス業務を効率化するための機能が標準で搭載されています。ダッシュボード画面では、売上、注文件数、訪問者数などの重要な指標をリアルタイムで確認可能。また、顧客情報や注文履歴も一元管理できるため、マーケティング施策や顧客サポートにデータを活用しやすくなります。

7. SEO対策にも強く、集客しやすい構造

自社ECサイトで売上を伸ばすためには、検索エンジンからの集客(SEO)が不可欠です。ShopifyはSEOに強いとされる技術的な要件を標準で満たしています。

  • タイトルタグやメタディスクリプションの個別編集
  • サイトマップ(sitemap.xml)の自動生成・送信
  • ページの表示速度の最適化
  • 常時SSL(https)対応によるセキュリティの確保
  • ブログ機能によるコンテンツマーケティングの実践

これらの機能により、専門的な知識がなくても基本的なSEO対策を施すことができ、検索エンジン経由での集客を有利に進めることが可能です。

知っておくべきShopifyのデメリットと注意点

多くのメリットがある一方で、Shopifyを導入する前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。これらを理解し、対策を講じることが成功への近道です。

1. 構築・運用には一定のWeb知識が必要になる

BASEやSTORESと比較すると、Shopifyは機能が豊富な分、設定項目も多く、使いこなすにはある程度のWeb知識(HTML/CSSの基礎、マーケティング用語など)が求められます。特に、デザインを細かくカスタマイズしたり、複数のアプリを連携させたりする際には、専門的な知識が必要になる場面も出てきます。この点を解決するためには、自社で学習コストをかけるか、初期構築や運用を専門家に依頼することを検討する必要があります。

2. 日本語の情報や対応アプリが限定的な場合がある

Shopifyは世界中で使われているプラットフォームですが、元々は英語圏のサービスです。管理画面やサポートは日本語に完全対応していますが、最新の情報やサードパーティ製のアプリのドキュメントは、英語でしか提供されていないケースも少なくありません。特にニッチな機能を追加したい場合、日本語に対応したアプリが見つからず、代替案を探すのに苦労する可能性があります。問題解決のために英語の情報を読むことに抵抗がないか、事前に考慮しておくと良いでしょう。

3. ECサイトは「作るだけ」では売れない(集客戦略が必須)

これはShopifyに限った話ではありませんが、最も重要な注意点です。楽天市場のようなECモールとは異なり、自社ECサイトはオープンしただけでは誰も訪れてくれません。美しいサイトを作ったとしても、そこに顧客を呼び込むための「集客戦略」がなければ、売上は絶対に立ちません。

具体的には、以下のような集客施策を継続的に行う必要があります。

  • SEO(検索エンジン最適化): 検索結果で上位に表示されるための対策。
  • Web広告: リスティング広告やSNS広告への出稿。
  • SNS運用: InstagramやX(旧Twitter)での情報発信とファン作り。
  • コンテンツマーケティング: ブログ記事や動画などで役立つ情報を提供し、見込み客を集める。

ECサイトの構築はスタートラインに立ったに過ぎません。その後の集客と、訪れた顧客をファンにするための運用こそが、ビジネスの成否を分けるのです。

【目的別】Shopify ECサイトの構築費用はいくら?料金プランと費用相場

ShopifyでECサイトを構築・運用する際の費用は、主に「Shopifyの月額プラン料金」「構築方法(自作か外注か)」「運用フェーズの費用」の3つに分けられます。

Shopifyの3つの公式料金プランを徹底比較

Shopifyには、事業規模に応じて選べる3つの主要な料金プランがあります。2025年時点での主なプランは以下の通りです。

プラン名月額料金(米ドル)オンライン決済手数料(国内)特徴・対象
ベーシック33ドル3.4%これからECを始める個人事業主や小規模事業者向け。基本的な機能は全て揃っている。
スタンダード92ドル3.3%ビジネスが成長軌道に乗ってきた中規模事業者向け。より詳細なレポート機能やスタッフアカウント数の増加。
プレミアム399ドル3.25%大規模な取引を行う事業者向け。決済手数料が最も安く、高度な分析機能や関税・輸入税の計算機能が付帯。

※料金は変動する可能性があります。最新の情報はShopify公式サイトをご確認ください。

これらに加え、さらに大規模なビジネス向けの「Shopify Plus」というエンタープライズプランも存在します。

【構築パターン別】費用相場(自社制作 vs 制作会社)

Shopifyサイトの構築費用は、どこまでこだわるかによって大きく変動します。

最低限の機能でスモールスタートしたい場合(〜50万円)

自社制作、または一部をフリーランスに依頼するケースです。無料または有料の既存テーマを使用し、基本的な設定(商品登録、決済設定、配送設定など)を行います。デザインのカスタマイズは最小限に留め、まずは販売を開始することを最優先します。この価格帯で制作会社に依頼する場合、テンプレートをほぼそのまま使い、軽微な修正のみを行う形になるでしょう。

オリジナルデザインでブランドを表現したい場合(100万円〜300万円)

多くの企業が選択する、制作会社への依頼が中心となる価格帯です。ブランドのコンセプトに合わせてオリジナルのデザインを作成し、コーディングで実装します。また、マーケティング施策に必要なアプリの選定・導入や、ブログ機能、会員機能などの実装も含まれます。企業の顔となる本格的なECサイトを構築したい場合は、この予算感を見ておくと良いでしょう。

大規模なECサイトやシステム連携をしたい場合(300万円〜)

商品点数が非常に多い、または外部の基幹システム(在庫管理、会計システムなど)との連携が必要な場合の価格帯です。独自の機能をアプリ開発で実装したり、Shopify Plusを導入して大規模なトラフィックに耐えられるインフラを構築したりします。越境ECのための複雑な設定や、BtoB向けの卸売機能の実装などもこの領域に含まれます。

忘れがちな運用フェーズの費用(アプリ月額、広告費など)

見落としがちですが、ECサイトは運用を開始してからも継続的にコストが発生します。

  • Shopifyアプリ利用料: 多くのアプリは月額課金制です。利用するアプリの数やプランによって、月々数千円〜数万円の費用がかかります。
  • 広告宣伝費: Web広告やインフルエンサーマーケティングなど、集客のために必要不可欠な費用です。売上目標に応じて変動しますが、最低でも月々数万円〜数十万円は確保しておくべきでしょう。
  • その他: 独自ドメインの維持費、サイトの保守・更新を外注する場合はその費用などがかかります。

構築費用だけでなく、これらのランニングコストも事前に計画しておくことが重要です。

【業界・目的別】Shopifyで構築されたECサイトの成功事例20選

ここでは、実際にShopifyを活用してビジネスを成功させている国内企業の事例を、業界・目的別に詳しくご紹介します。自社のビジネスに近い事例を参考に、成功のイメージを具体化してみてください。

アパレル・ファッション業界の成功事例

1. 土屋鞄製造所

高品質な革製品で知られる老舗ブランド。元々は別のシステムでECサイトを運営していましたが、柔軟なマーケティング施策の実施や運用の内製化を目指し、Shopify Plusへ移行しました。豊富なアプリを活用し、顧客体験の向上とデータに基づいた施策をスピーディーに展開しています。
URL: https://tsuchiya-kaban.jp/

2. COHINA(コヒナ)

身長155cm以下の小柄な女性をターゲットにしたD2Cアパレルブランド。Instagramのライブ配信などを通じて顧客と密にコミュニケーションを取り、その声を商品開発に活かすことで熱狂的なファンを獲得。Shopifyの高いSNS連携機能を最大限に活用し、急成長を遂げた代表的な成功事例です。
URL: https://cohina.net/

食品・飲料業界の成功事例

3. オリオンビール

沖縄を代表するビールメーカー。ShopifyでECサイトを全面リニューアルし、単に商品を販売するだけでなく、「沖縄の魅力を届ける」というブランド体験の提供を目指しました。美しいデザインとコンテンツでブランドの世界観を表現し、ファンとのエンゲージメントを高めています。
URL: https://shop.orionbeer.co.jp/

4. 日清食品グループ

「カップヌードル」などで知られる大手食品メーカー。D2C強化の一環として、短期間でのサイトリニューアルとスケーラビリティを求め、Shopify Plusを導入。オンライン限定商品の販売やユニークなキャンペーンを次々と展開し、売上とリピーター数を大幅に増加させました。
URL: https://store.nissin.com/

5. BAKE the ONLINE

「BAKE CHEESE TART」や「PRESS BUTTER SAND」など、人気スイーツブランドの公式オンラインストア。各ブランドの持つ洗練された世界観をShopifyの高いデザイン性で表現。季節限定商品の販売やギフト需要に対応する機能も充実させ、オンラインでの売上を大きく伸ばしています。
URL: https://bake-the-online.com/

6. Minimal -Bean to Bar Chocolate-

カカオ豆からチョコレート作りまでを一貫して行うBean to Barブランド。サブスクリプションアプリを導入し、毎月異なるチョコレートが届く定期便サービスを展開。安定した収益基盤を構築するとともに、顧客のLTV(顧客生涯価値)向上に成功しています。
URL: https://mini-mal.tokyo/

雑貨・インテリア業界の成功事例

7. KANADEMONO(カナデモノ)

サイズや素材を自由にカスタマイズできるテーブルなどを販売するD2C家具ブランド。Shopifyの高いカスタマイズ性を活かし、複雑な商品オプションの設定を実現。顧客一人ひとりのニーズに応えることで、高い顧客満足度とブランドロイヤリティを獲得しています。
URL: https://kanademono.design/

8. anker japan

スマートフォン関連製品で圧倒的な人気を誇るAnkerの日本公式サイト。新製品の先行予約や公式サイト限定セールなど、Shopifyを活用して顧客に直接アプローチする施策を展開。Amazonなどのモールと並行して、自社ECでの売上も着実に伸ばしています。
URL: https://www.ankerjapan.com/

D2Cブランドの成功事例

9. KOREDAKE(コレダケ)

完全栄養プロテインを販売するD2Cブランド。ターゲット層である女性に響く、洗練されたパッケージとウェブサイトデザインが特徴。Shopifyのサブスクリプション機能を活用し、顧客の継続的な健康習慣をサポートすることで、安定したビジネスモデルを構築しています。
URL: https://koredake.co.jp/

越境ECの成功事例

10. とらや

室町時代後期から続く老舗和菓子ブランド。Shopifyの多言語・多通貨対応機能を活用し、パリに構える店舗と連携したグローバルサイトを構築。日本の伝統的なブランドが、デジタルを通じて世界中の顧客にその魅力を届け、販路拡大に成功している事例です。
URL: https://global.toraya-group.co.jp/

11. Go Go Curry(ゴーゴーカレー)

金沢カレーブームの火付け役。アメリカで店舗展開を進める中で、Shopifyを利用してECサイトを開設。レトルトカレーなどの商品をオンラインで販売し、店舗のない地域に住むファンにもブランドを届けることで、グローバルな認知度向上と売上拡大を実現しています。
URL: https://gogocurry.com/

失敗しないShopifyのECサイト構築|自作と外注、どちらを選ぶべき?

Shopifyサイトの構築を進めるにあたり、多くの事業者が悩むのが「自社で作る(内製)か、プロ(制作会社)に外注するか」という問題です。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社の状況に合った選択をすることが失敗を避けるための第一歩です。

自社で構築(内製)するメリット・デメリット

  • メリット:
    • コストを抑えられる: 外注費がかからないため、初期費用を大幅に削減できます。
    • スピーディーに修正できる: 商品の追加やデザインの軽微な修正など、自社の判断で迅速に対応できます。
    • 社内にノウハウが蓄積される: 構築・運用を通じて、EC運営に関する知識やスキルが社内に溜まります。
  • デメリット:
    • 時間と手間がかかる: 担当者が他の業務と兼任する場合、学習しながらの作業となり、サイト公開までに想定以上の時間がかかることがあります。
    • デザインや機能のクオリティに限界がある: 専門知識がない場合、ありきたりなデザインになったり、実現したい機能が実装できなかったりする可能性があります。
    • トラブル発生時に自力で解決する必要がある: システムエラーなどが発生した際に、原因の特定や解決に時間がかかり、販売機会を損失するリスクがあります。

制作会社に外注するメリット・デメリット

  • メリット:
    • 高品質なサイトが構築できる: プロのデザイナーやエンジニアが、ブランドイメージに合ったデザインと、ビジネスに必要な機能を高いクオリティで実装してくれます。
    • 時間とリソースを節約できる: 構築作業を専門家に任せることで、自社は商品開発やマーケティング戦略の立案に集中できます。
    • 専門的な知見に基づいた提案が受けられる: 過去の豊富な実績から、売上を最大化するための導線設計や、効果的なアプリの選定など、専門的なアドバイスが期待できます。
  • デメリット:
    • 費用がかかる: 当然ながら、数十万〜数百万円の初期費用が発生します。
    • コミュニケーションコストがかかる: 自社の要望を正確に伝え、イメージをすり合わせるための時間が必要です。
    • 制作会社選びが難しい: 会社によってスキルや得意分野が異なり、良いパートナーを見つけられないと、期待通りの成果物が得られないリスクがあります(いわゆる「ガチャ問題」)。

【重要】制作会社選びで失敗しないための3つのチェックポイント

外注を選択する場合、パートナーとなる制作会社選びが成功の9割を決めると言っても過言ではありません。以下の3つのポイントを必ずチェックしましょう。

  1. Shopifyの構築実績が豊富か? 「Webサイトが作れる」ことと「売れるShopifyサイトが作れる」ことは全くの別物です。その会社が過去にどのようなShopifyサイトを構築してきたか、具体的な実績(ポートフォリオ)を必ず確認しましょう。自社の業界や目指すサイトの方向性に近い実績があれば、より安心です。
  2. 「作るだけ」でなく、その後の集客・運用まで見据えているか? 前述の通り、ECサイトは作ってからが本番です。構築段階からSEOを考慮した設計になっているか、公開後の集客施策(広告運用、SNSマーケティングなど)についても相談に乗ってくれるか、という視点は非常に重要です。サイト制作だけでなく、マーケティング全般に知見のある会社を選びましょう。
  3. 担当者のスキルとコミットメントは信頼できるか? 最終的にプロジェクトの成否を左右するのは、担当者のスキルと熱量です。会社の看板だけでなく、「誰が担当してくれるのか」を事前に確認できるのが理想です。実績や専門性はもちろん、自社のビジネスを深く理解し、成果にコミットしてくれる担当者かどうかを見極めましょう。

Shopifyでの売上最大化ならStockSunのECコンサルティングへ

ここまで読んでいただき、「Shopifyは魅力的だが、自社だけで成功させるのは難しそうだ」「信頼できるパートナーを見つけるのが一番の課題だ」と感じた方も多いのではないでしょうか。

そんな課題を解決するのが、私たち株式会社StockSunのWebコンサルティングサービスです。

なぜ「作るだけ」の制作会社ではダメなのか?EC成功の9割は”構築後”の戦略で決まる

多くの制作会社は、美しいECサイトを「作ること」をゴールとしています。しかし、ビジネスのゴールはサイトを作ることではなく、「売上を上げること」です。ECビジネスの成功は、サイト公開後の集客戦略、顧客体験の向上、リピート施策、データ分析と改善といった、日々の運用にかかっています。

StockSunは、単なるサイト制作会社ではありません。貴社の事業を成功に導くための「戦略パートナー」です。サイト構築はもちろんのこと、その後のSEO、広告運用、SNSマーケティング、CRM(顧客関係管理)まで、ECサイトの売上を最大化するために必要なあらゆる施策を一気通貫で支援します。

StockSunが「担当者ガチャのリスクゼロ」で成果を出せる5つの理由

1. 貴社の課題に最適なコンサルタントを実績で選べる・指名できる

従来の制作会社やコンサル会社では、どんな担当者がアサインされるか分からない「担当者ガチャ問題」が常に存在しました。StockSunでは、総勢64名の認定パートナー全員の実績や得意分野をWeb上で公開。貴社はそれを見て、ShopifyやECの知見が豊富なコンサルタントを直接指名することが可能です。ミスマッチのリスクを完全に排除し、最高のパートナーと事業を推進できます。

2. 通過率1%・経営者レベルのプロが「売れる」戦略を立案・実行

StockSunの認定パートナーは、累計5,000名との取引実績から厳選された、わずか1%未満のトッププレイヤーのみで構成されています。その多くは自ら事業を経営する実践者であり、机上の空論ではない、現場で成果を出してきた生きたノウハウを持っています。彼らが、サイト構築から集客まで、貴社の「売上」という結果に徹底的にコミットします。

3. サイト構築〜SEO・広告・SNS運用までワンストップで対応可能

「サイト制作はA社、広告はB社、SEOはC社…」といった煩雑なやり取りはもう不要です。StockSunには、Webマーケティングの各領域のスペシャリストが揃っており、ECサイトに関するあらゆる課題をワンストップで解決します。領域を横断した包括的な戦略をスピーディーに実行し、機会損失を防ぎます。

4. 継続率90%超!独自の品質担保システムで成果にコミット

StockSunは、利益ランキングの公開や降格・除名制度など、一般的な企業では不可能な厳しい競争環境と品質担保システムを構築しています。担当者は常に最高のパフォーマンスを発揮し続けることを求められるため、全力で貴社の成果に向き合います。継続率90%超という数字が、その品質と顧客満足度の高さを証明しています。

5. 累計1,910社の実績から導き出す、貴社だけの最適解

創業から7年で累計1,910社との取引実績。上場企業から中小企業まで、あらゆる業界・規模のECビジネスを支援してきた豊富な成功ノウハウがStockSunには蓄積されています。過去の膨大なデータと成功事例に基づき、貴社の課題に最適なソリューションを提案します。

まとめ

本記事では、Shopifyの基本的な知識からメリット・デメリット、費用、成功事例、そして成功のための重要な考え方まで、網羅的に解説してきました。

  • Shopifyは、本格的な自社ECサイトを構築し、ブランドを育てながら事業をスケールさせたい企業にとって最適なプラットフォームである。
  • 高いデザイン性、豊富なアプリによる拡張性、越境ECへの対応などが大きなメリット。
  • 一方で、成功のためには「作るだけ」でなく、構築後の「集客・運用戦略」が何よりも重要である。
  • 自社にノウハウがない場合、サイト構築から集客まで一気通貫で支援でき、信頼できる担当者を選べるパートナーを見つけることが成功の鍵となる。

Shopifyという強力なツールを最大限に活用し、ECビジネスを成功に導くためには、正しい知識と戦略、そして信頼できるパートナーが不可欠です。

「自社の場合はどうすれば売上を伸ばせるのか」「まずは何から手をつけるべきか、専門家の意見を聞きたい」
もし少しでもこのようにお考えでしたら、ぜひ一度、StockSunの無料相談をご活用ください。貴社の現状の課題をヒアリングさせていただき、ECビジネス成功への最適なプランをご提案します。

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