「従業員エンゲージメントを高めたい」と考えていても、何から始めるべきかわからない。サーベイ(調査・アンケート)を導入したものの、結果を施策に活かせていない。そもそも、自社のエンゲージメントが高いのか判断できない——。こうした悩みを抱える人事担当者は少なくありません。
近年は人的資本経営への注目が高まり、従業員エンゲージメントは企業成長を左右する重要指標として注目されています。一方で、「満足度との違いがわからない」「どの施策が有効かわからない」と課題を感じる企業も多いのが現状です。
そこで本記事では、従業員エンゲージメントの定義から日本企業の現状、高める方法・施策までをわかりやすく解説します。さらに、サーベイの設計・運用ポイントや成功事例も紹介するので、組織改善の参考にしてください。
目次
「エンゲージメント」という言葉は、マーケティングや採用、組織開発など幅広い文脈で使われるため、社内で認識がズレがちな概念です。施策を動かす前に、まず定義と関連用語を整理しておきましょう。
「エンゲージメント(Engagement)」は、日本語で「関与」「積極的な参加・関わり」を意味する英単語です。ビジネスの文脈では、大きく「顧客エンゲージメント」と「従業員エンゲージメント」の2種類に分けられます。
顧客エンゲージメントは、消費者がブランドや製品に対して抱く愛着・関与の深さを指します。一方、従業員エンゲージメントは、社員が自分の所属組織に対して抱く貢献意欲と信頼の度合いを指す概念です。単に「会社が好き」「仕事が楽しい」という感情的な満足度とは異なり、組織の方向性を理解したうえで自発的に成果へ向かう状態を意味します。
厚生労働省(愛媛労働局)およびワークエンゲージメント特設ページでも、組織への貢献意欲に着目する概念として解説されています。人事部門の内部指標にとどまらず、国の政策でも重視される重要テーマとなっています。
人事領域で広く用いられる考え方では、従業員エンゲージメントは主に以下の3要素で構成されます。
これら3つの要素は独立して存在するものではなく、相互に影響し合っています。そのため、どれか一つだけを強化しても、十分な成果につながりにくいのが特徴です。
たとえば、行動意欲が高くても理解度が低ければ、努力の方向性が組織の目指す方向とズレてしまう可能性があります。反対に、会社への愛着があっても行動意欲が伴わなければ、成果には結びつきません。
現場マネージャーが「行動意欲は高いが理解度が不足している」「帰属意識はあるが主体的な行動につながっていない」といった形で部下の状態を整理できるようになると、1on1や評価面談の質も大きく向上します。
「従業員エンゲージメント」と似た言葉に「ワークエンゲージメント」と「組織エンゲージメント」があります。それぞれ着目する対象が異なるため、整理しておきましょう。
| 用語 | 着目する対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 従業員エンゲージメント | 個人と「組織」の関係 | 組織への貢献意欲・信頼。採用・定着・業績に直結 |
| ワークエンゲージメント | 個人と「仕事」の関係 | 仕事への没頭・活力・誇り。組織への帰属とは別軸 |
| 組織エンゲージメント | チーム・部門全体の状態 | 組織レベルで集計・分析する際に使う概念 |
3つは重なり合う概念ですが、サーベイ設計や施策設計の場面では「何に着目しているか」を区別して使うことで、スコアの解釈や改善アクションがブレにくくなります。
「満足度を上げればエンゲージメントも上がる」と考えがちですが、両者は別物です。以下の比較表で違いを確認しておきましょう。
| 用語 | 着目する対象 | エンゲージメントとの違い |
|---|---|---|
| 従業員満足度 | 労働条件・人間関係への受動的評価 | 「快適か」を測る指標。業績への直結度は弱い |
| モチベーション | 個人の心理的動機 | 個人差・短期変動が大きく、組織との関係を含まない |
| ロイヤリティ | 組織への忠誠心 | 一方向の忠誠で、双方向の信頼関係は前提としない |
満足度が高くても、組織への貢献意欲が低い「ぬるま湯型」の社員は珍しくありません。この違いを社内で共通言語化しておくと、サーベイ結果の解釈や施策の優先順位づけがスムーズになります。
近年、従業員エンゲージメントは「人事施策の一部」ではなく、企業価値を左右する重要な経営テーマとして注目されています。
背景にあるのが、経済産業省が推進する「人的資本経営」(参考:経済産業省「人的資本経営」)の流れ。経済産業省が公表した「人材版伊藤レポート」では、企業価値向上のためには人的資本への投資と従業員エンゲージメントの向上が重要であると示されました。これにより、エンゲージメントは人事部門だけでなく、経営戦略の中核として位置づけられるようになっています。
さらに、2023年3月期決算以降、上場企業では有価証券報告書における人的資本情報の開示が義務化されました。従業員エンゲージメントに関する指標を開示する企業も増えており、投資家との対話においても重要なテーマになっています。
現在は、単にスコアの高低を示すだけでなく、「どのような組織を目指し、そのために何を改善しているのか」まで説明することが求められる時代です。人事データが経営指標として扱われるようになったことで、従業員エンゲージメントの重要性はさらに高まっています。
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ギャラップ・ジャパンが2025年9月に発表した最新調査では、日本のエンゲージメント率は7%にとどまっています。なお、同時期のグローバル平均は21%(2024年データ:State of the Global Workplace 2024)であり、日本はその3分の1程度にすぎません。
さらに深刻なのが「アクティブ・ディスエンゲージ層」(組織目標に積極的に反対する層)が24%にのぼり、エンゲージ層の4倍に達している点。同調査では、日本の労働者の41%が前日に強いストレスを感じ、33%が転職機会を探していることも報告されています。
労働者の3人に1人が「次の場所」を意識して働いている状態は、採用と育成への継続投資を空回りさせる大きな要因になります。
ギャラップ調査では、従業員エンゲージメントの低さによる日本企業の生産性損失は、年間約5,240億ドル(約78兆円)と推計されています(2025年ギャラップ・ジャパン調査)。自社の事業規模に置き換えて考えるだけでも、経営インパクトの大きさが直感できる数字です。
低エンゲージメントが企業経営に与える影響は、主に以下の3つに集約されます。
このように、エンゲージメント施策は単なる「働きやすさ向上」の取り組みではありません。人件費効率や事業成長、競争優位性に直結する重要な経営施策として捉えることが重要です。
サーベイを実施する前でも、日常の観察から組織のエンゲージメント低下を察知できます。以下のサインに心当たりがないか確認してみてください。
| # | サイン | 背景にある状態 |
|---|---|---|
| ① | 遅刻・欠勤・体調不良の報告が増えている | 心理的安全性の低下・慢性的なストレス |
| ② | 会議での発言が減り、提案・改善意見が出なくなった | 行動意欲の低下・「言っても変わらない」感覚 |
| ③ | 「指示待ち」「やらされ感」の社員が目立ち始めた | 理解度・帰属意識の両方が低下している状態 |
| ④ | 優秀な中堅社員・ハイパフォーマーの退職が続いている | 組織の方向性への共感喪失・他の選択肢との比較が始まっている |
| ⑤ | 残業を嫌がる傾向は強まったが、業務効率は改善していない | コンプライアンス意識はあるが、自主的な生産性改善への意欲がない |
| ⑥ | 社内イベント・自主参加型研修の参加率が下がっている | 組織への帰属意識・一体感の希薄化 |
| ⑦ | 上司への相談・報告が減り、1on1が業務確認だけになっている | 信頼関係の希薄化・心理的安全性の低下 |
3つ以上当てはまる組織は、エンゲージメントの低下が既に進行しているサインとして捉えてください。早期に対処するほど、回復コストは小さく済みます。
人的資本情報の開示義務化以降、従業員エンゲージメントは「社内サーベイの指標」から、「外部に説明責任を果たす経営指標」へと位置づけが変化しています。現在では、投資家や取引先、求職者などが、企業の人的資本データを比較・評価する時代になりました。
そのなかで重要なのは、単にスコアを開示することではなく、経営戦略と結びつけて説明できるかどうかです。
たとえば、「自社の成長戦略において、どのエンゲージメント要素を重視しているのか」「そのためにどの施策へ投資し、いつまでに何を実現するのか」といったストーリーまで含めて示すことが求められています。
単なる数値の公開だけでは、投資家やステークホルダーの期待には応えられません。人的資本経営では、“なぜその指標を重視し、どう改善していくのか”まで語れることが重要になっています。
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【無料】組織課題の相談をするエンゲージメントを高める施策は数多くありますが、リソースが限られる中で「全部いっぺんに」は現実的ではありません。「重要度・実装難度・成果が見えるまでの期間」の3軸で整理し、着手順序を決めることが大切です。
施策の優先順位は、以下の3軸で評価すると判断しやすくなります。
| 評価軸 | 内容 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 重要度 | エンゲージメントの3要素(理解度・帰属意識・行動意欲)に直接効くか | 3要素のどれかに直結する施策を優先 |
| 実装難度 | 予算・人員・既存制度との兼ね合い | 難度が高い施策は中長期で並走させる |
| 成果が見える期間 | スコアや行動変化に反映されるまでの時間 | 3〜6ヶ月で動く施策を先行させる |
この3軸を社内で共有しておくと、「なぜこの施策を先にやるのか」を経営層や現場に説明しやすくなります。
理念を額装して掲示したり、イントラネットに掲載したりするだけでは、従業員の理解度は高まりません。重要なのは、現場が日々の意思決定で判断基準として活用できるレベルまで理念を具体化し、経営層自身が繰り返し発信することです。
特に効果的なのが、動画を活用した経営メッセージの発信です。決算発表後や期初、組織改編時などのタイミングで、5〜10分程度の動画を全社配信し、あわせてQ&Aの場を設ける運用を継続している企業では、理念浸透に関するスコアが高い傾向があります。
動画施策の強みは、文字資料だけでは伝わりにくい「経営層の本気度」や「温度感」を、リモート環境でも全社員へ均一に届けられる点にあります。
また近年では、採用ブランディング用に制作した動画を、インナーブランディングにも活用する企業が増えています。カルチャーや価値観を伝えるコンテンツを「外向け=採用」「内向け=定着」の両方で活用することで、入社前後のギャップが減少し、初年度離職率やエンゲージメントスコアの改善につながるケースもあります。
▼採用動画の制作会社選びについては、以下の記事も参考にしてください。
採用動画制作会社の選び方と費用相場を徹底解説
評価制度はエンゲージメントの土台です。「自分の仕事が組織の成果に貢献している」という実感は、評価とフィードバックを通じてしか生まれません。評価結果と理由を本人へ丁寧に説明するだけでも、納得感は大きく変わります。
ただし、制度改革は影響範囲が広く、成果が見えるまで12〜24ヶ月を要する中長期施策と心得ておくことが必要です。他の施策を先行させながら、評価制度の見直しを中長期で並走させる順序が現実的。
制度改革に着手できない段階でも「フィードバックの質を上げる」だけで効果は出ます。評価面談で「なぜこの評価か」「次の期間に何を期待しているか」を具体的に伝えるだけで、行動意欲に直結する実感が生まれます。
最も着手しやすく、効果が早く立ち上がる施策が1on1(週次〜隔週の個別面談)です。週次〜隔週で30分の対話を構造化するだけで、3〜6ヶ月で職場の空気が変わるケースが多く報告されています。
1on1がうまく回らない現場の多くは「業務進捗の確認」に時間が偏り、キャリアや感情面の対話が不足しているという共通点を持ちます。以下のアジェンダ配分を目安にしてみてください。
| アジェンダ | 配分目安 | 扱うテーマ例 |
|---|---|---|
| 業務進捗・課題の確認 | 30%(約10分) | 今週のボトルネック・優先タスク |
| コンディション・モチベーション | 30%(約10分) | 体調・職場の人間関係・やりがいの有無 |
| キャリア・成長の対話 | 40%(約15分) | 半年後・1年後にやりたいこと・伸ばしたいスキル |
マネージャー側の対話スキルを底上げする研修や運用ガイドを併走させると効果が安定します。1on1のスコアをサーベイのドライバー指標として継続観測できる体制も整えておきましょう。
リスキリング(新しいスキルの習得)や社内公募制度は、行動意欲を支える強力なエンジンです。本人の希望を尊重した配置やジョブローテーションを実施している企業ほど、働きがいが高い傾向があると厚生労働省の調査でも報告されています。
短期成果は出にくい施策ですが、3〜5年スパンの人材ポートフォリオ強化に効きます。学び直しを「自由参加の研修メニュー」で終わらせず、キャリア面談やジョブポスティングと連動させることで、「会社が自分の成長に投資してくれている」という実感が生まれます。
帰属意識と行動意欲を同時に押し上げる点で、費用対効果の高い施策といえます。
リモートワーク定着で「会社の物語」が共有されにくくなった今、社内向け動画・社内報・社内SNSの重要性は急速に高まっています。経営トピック、現場ストーリー、社員インタビューを月次で発信し続けることで、帰属意識と理解度の双方を底上げできます。
効果的な発信スケジュールの一例は以下のとおりです。
視聴自体が組織のリズムに溶け込むことで、「会社の方向性を常に把握している」という感覚が社員に根付きます。動画と文字を組み合わせたインナーブランディングは施策間の連携も取りやすく、費用対効果の高い領域です。
健康維持や心理的安全性、柔軟な働き方の整備は、従業員エンゲージメントを高めるうえでの重要な前提条件。ストレスケアや長時間労働の是正、リモートワークと出社のバランス最適化などは、単体でエンゲージメントを大きく向上させる施策ではありません。
しかし、これらは他の施策効果を最大化する“土台”として重要な役割を果たします。たとえば、心理的安全性が低い職場では、1on1を実施しても本音の対話は生まれにくく、改善提案や挑戦行動も活性化しません。
そのため、ウェルビーイング施策は「福利厚生」ではなく、組織パフォーマンスを支える基盤施策として捉えることが重要です。他のエンゲージメント施策と並行して、継続的に整備していきましょう。
6施策を「重要度・実装難度・成果が見える期間」で整理した早見表です。着手順序の参考にしてください。
| 施策 | 重要度 | 実装難度 | 成果が見える期間 | 推奨着手順 |
|---|---|---|---|---|
| ③上司部下の関係強化(1on1) | 高 | 低 | 3〜6ヶ月 | ① |
| ①企業理念・ビジョンの浸透 | 高 | 中 | 6〜12ヶ月 | ② |
| ⑤社内コミュニケーションの発信 | 高 | 中 | 3〜9ヶ月 | ③ |
| ⑥ウェルビーイング・働き方の柔軟化 | 中 | 中 | 6〜12ヶ月 | ④ |
| ②公正な人事評価とフィードバック | 高 | 高 | 12〜24ヶ月 | ⑤ |
| ④学び直し・キャリア支援 | 中 | 中 | 12ヶ月以上 | ⑥ |
成果が早く出やすい1on1から始め、理念浸透と社内発信を並走させながら、評価制度改革を中長期で進める順序が現実的です。
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【無料】施策の優先順位を相談する「サーベイを導入したものの、結果を改善施策につなげられていない」——これは多くの企業で共通する課題です。重要なのは、サーベイを“測定して終わり”にしないこと。
単なる現状把握ではなく、改善サイクルを回す起点として設計することで、サーベイは組織改善を支える重要な経営ツールになります。
エンゲージメントサーベイで一般的に用いられる指標は、大きく3層で整理できます。
| 指標の種類 | 設問例 | 役割 |
|---|---|---|
| 総合指標 | 「この会社で働き続けたいか」「会社を友人に勧めたいか」 | エンゲージメントの全体感を把握する |
| ワークエンゲージメント指標 | 「仕事に活力を感じる」「仕事に没頭できる」 | 個人と仕事の関係に焦点を当てた設問群 |
| ドライバー指標 | 「理念に共感できる」「上司からのフィードバックに納得感がある」 | 総合スコアを動かす要因変数を特定する |
3層を分けて取得すると、スコアが下がった原因をドライバー単位で特定でき、施策の打ち手が明確になります。
ドライバー指標を四半期で追いかけ、年次の総合指標で着地を確認する二層運用が、サーベイを意思決定の道具に変える近道です。
「なんとなく設問を並べて年1回実施する」という運用では、結果が施策に結びつきません。以下の3ステップで設計の骨格を固めてから実施しましょう。
サーベイで追いたいKPIを先に決めることがスタートです。「離職率を下げる」「新入社員の定着率を上げる」「管理職の1on1品質を上げる」など、ビジネスゴールから逆算してKPIを選びます。
KPIが決まると、設問の選択基準が明確になります。「この設問はどのKPIに紐づくか」を問い続けることで、不要な設問が削ぎ落とされ、回答者の負担も下がります。
設問数は多すぎると回答率が落ちます。設問数と頻度の目安は以下のとおりです。
| サーベイの種類 | 設問数の目安 | 実施頻度 | 用途 |
|---|---|---|---|
| パルスサーベイ(短期) | 3〜5問 | 週次〜月次 | コンディション・モチベーションのリアルタイム把握 |
| エンゲージメントサーベイ(中期) | 10〜15問 | 四半期〜半期 | ドライバー指標の変動追跡・施策効果の確認 |
| 総合サーベイ(長期) | 30〜50問 | 年1回 | 全体スコアの年次比較・経営報告・人的資本開示 |
設問数は、10〜15問が回答離脱率を抑える目安。長い設問を詰め込むより、答えやすい短い設問を繰り返す設計の方が継続率が高くなります。
サーベイで最も重要なのは「実施後のフィードバック」です。回答した社員が「結果がどう使われたか」を知らないまま次のサーベイが来ると、回答率は確実に下がります。
フィードバックのルールとして以下の3点を固定しておきましょう。
結果のフィードバックと現場主導の改善計画がなければ、サーベイは単なるアンケートにとどまります。形骸化を防ぐための運用3原則を押さえておきましょう。
このサイクルが回り始めると、サーベイは「測る道具」から「変える道具」に変わります。
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【無料】サーベイ設計の相談をするすべての施策を内製で抱え込むのは、人事リソースの観点でも品質の観点でも現実的ではありません。自社で持つべき機能と外部に委ねる機能を切り分けることで、施策のスピードとクオリティを両立できます。
何を自社でやり、何を外部に任せるかの判断軸を整理しておきましょう。
| 機能 | 自社運用が向くケース | 外部活用が向くケース |
|---|---|---|
| 戦略設計・方針決定 | 自社の事業理解が必須 | 外部の視点を入れたい場合は伴走支援を活用 |
| サーベイの解釈・現場フィードバック | 現場との信頼関係が必要 | 設計・集計・ツール選定は外部委託可能 |
| 動画・SNSコンテンツの企画・制作 | 社員インタビューなど内部素材の収集 | 企画・撮影・編集・配信運用は外部が速い |
| 採用ブランディング・インナーブランディング | 発信するカルチャーの確認・承認 | コンテンツ設計・制作・効果測定は外部委託が効率的 |
特に動画とインナーコミュニケーション領域は、企画・撮影・編集・配信運用に専門知見が要るため、外部の力を借りた方が立ち上がりが圧倒的に速く、質も安定します。
外部パートナーを選ぶ際は、以下の3点を確認しておきましょう。
この3点を満たすパートナーに出会えると、施策の実装スピードと品質が同時に上がります。
従業員エンゲージメントを高めるには、理念浸透や採用、定着施策まで一貫して設計することが重要です。StockSun株式会社は、SEO・Web広告・SNS・LP制作・動画活用まで、Webマーケティング全体を横断して支援できる体制を強みとしています。
特に、採用ブランディングやインナーブランディング支援に強みがあり、経営メッセージ動画やカルチャー発信コンテンツの企画・制作から効果測定まで一気通貫で対応可能です。
また、社内コンペ制度を採用しており、複数のコンサルタント提案を比較したうえで、自社課題や担当者との相性に合うパートナーを選べます。採用動画・インナーブランディング領域では300社超の支援実績があり、採用単価80%削減(50万円→9万円)やYouTube経由で年間110名採用などの成果事例もあります。
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【無料】エンゲージメント施策の相談をする施策の種類によって異なります。1on1の構造化や社内コミュニケーションの改善は3〜6ヶ月で職場の空気の変化として現れることが多く、サーベイのドライバースコアにも反映されやすい施策です。
一方、人事評価制度の見直しや学び直し制度の整備は、スコアへの反映まで12〜24ヶ月かかります。「早く動く施策」と「じっくり育てる施策」を組み合わせて、短中長期で並走させる設計が現実的です。
必要性は規模に関係しません。むしろ小規模組織ほど、1人の離職が事業に与えるダメージが大きいため、エンゲージメントの維持は経営直結のテーマ。
50名以下であれば、大がかりなサーベイよりも1on1の構造化と月次の経営メッセージ配信から始めるだけでも効果が出ます。コストをかけずに着手できる施策から積み上げていきましょう。
代表的なツールとして、Wevox・モチベーションクラウド・HRBrain・タレントパレットなどがあります。
選定の基準は「設問のカスタマイズ性」「ダッシュボードの見やすさ」「コスト」の3点。まず重視するKPIを決め、そのKPIに対応する設問やレポート機能が揃っているかを確認してから導入を判断しましょう。ツールよりも「実施後のフィードバックと改善アクションの設計」の方が成果に直結します。
まずドライバー指標を確認し、「何が低いのか」を特定することが先決です。上司との関係スコアが低い場合はマネージャー向けの1on1研修が有効で、理念理解スコアが低い場合は経営層との対話セッションが効果的です。
スコアが低い部門のマネージャーを責める文化にしてしまうと報告が上がらなくなるため、「スコアの低い部門には支援リソースを優先投入する」というルールを人事側が明示しておくことが重要です。
上げられます。評価制度を変えなくても「フィードバックの質を上げる」だけで効果が出るケースは多くあります。
具体的には、評価面談で「なぜこの評価か」「次の期間に何を期待するか」を明確に伝えること。制度の改革には時間がかかりますが、フィードバックの運用改善はすぐに着手できます。まずは「伝え方」から変えていきましょう。
リモート環境でエンゲージメントが下がりやすいのは「帰属意識」と「理解度」の2要素。対策として有効なのは、以下の3点です。
テキストのみのコミュニケーションより、顔が見える動画・ビデオ会議を積極的に使うことで、温度感が伝わりやすくなります。
複数の調査で相関が確認されています。ギャラップの調査では、エンゲージメントの高い組織は低い組織と比べて離職率が大幅に低い傾向が報告されています。また、エンゲージメントスコアの低下はその後6〜12ヶ月の離職率上昇の先行指標になりやすいため、定期的なサーベイを「早期離職アラート」として活用することも可能です。
最も響くのは「自社の離職コストの試算」と「競合他社との比較」。中途採用1名あたりのコストを年収の20〜30%と設定し、年間離職数を掛け合わせると損失額を可視化できます。
それに加え、ギャラップが算定した「低エンゲージメントによる日本全体の損失78兆円超」というデータを引用しながら、「自社規模で換算すると年間〇〇円の機会損失」という試算例を添えると経営会議での提案が通りやすくなります。
施策の種類と規模によって大きく異なります。1on1の構造化やフィードバック文化の改善は、マネージャー研修費(1回数十万円〜)と時間コストが中心でツール不要のケースも多いです。
サーベイツールは月額数万円〜数十万円が相場。動画を使ったインナーブランディングは、月次配信なら月10〜30万円程度から設計できます。いずれも「何を解決したいか」によって費用対効果が変わるため、まずは課題を整理してから投資の優先順位を決めることをおすすめします。
最も多い失敗は「提案は受けたが実行が進まない」パターン。外部に依頼する際は、以下の3点を確認しておきましょう。
契約前にスコープと責任範囲を書面で明確にしておくことも、後から「聞いていなかった」が起きない予防策になります。
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【無料】疑問・悩みを相談する従業員エンゲージメントは、もはや人事部門だけの指標ではなく、経営戦略や人的資本経営を支える重要テーマになっています。日本のエンゲージメント水準は世界的に見ても低い状況にあり、対策の遅れは採用力や生産性、顧客LTVの低下につながりかねません。
まずは、「理解度」「帰属意識」「行動意欲」の3要素を軸に自社の現状を把握し、1on1の改善や社内コミュニケーション強化など、着手しやすい施策から始めることが重要です。
また、サーベイは単なる測定で終わらせず、ビジネスKPIと紐づけた改善サイクルまで設計してこそ意味があります。現場主導で改善アクションを継続できる体制を整えることで、エンゲージメント施策は経営成果へとつながっていきます。
施策設計や動画活用、サーベイ運用まで一貫して進めたい場合は、外部パートナーを活用するのも有効です。エンゲージメント向上を経営成果につなげたい場合は、ぜひStockSunへの無料相談をご活用ください。
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