「SEO内部対策って何から手をつければいいの?」「チェックリストはあるけど、どれを優先すればいいかわからない」——SEO内部対策の相談でよく聞く声です。
SEO内部対策とは、Googleがサイトを正しく認識・評価するための土台のこと。どれだけ良いコンテンツを書いても、内部の設計が崩れていると検索エンジンには届かず、順位はついてきません。
そこで本記事では、「SEO内部対策の基本から20項目のチェックリスト」「優先順位・実装難易度の整理」「よくある失敗」まで解説します。記事の末尾では、SEO専門コンサルタントが実際の支援で使用しているオリジナルチェックシートも無料で配布しています。ぜひ最後まで読んで、自社サイトの課題を洗い出してみてください。
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SEO内部対策とは、自社サイトの内部構造をGoogleが理解しやすい状態に整える施策のこと。英語では「オンページSEO(On-Page SEO)」とも呼ばれます。
Googleは「クロール→インデックス→ランキング」という3段階でサイトを評価します。内部対策の目的は、この3段階をスムーズに進められるよう、サイトの状態を整えることです。
SEO内部対策は、大きく2つに分けて考えると理解しやすくなります。
コンテンツSEOは、ユーザーにとって有益な記事を継続的に投稿し、Googleから評価を得る施策。タイトルタグや見出し(Hタグ)の最適化、内部リンクの設計なども含まれます。
テクニカルSEOは、Googleのクローラー(サイトを巡回するロボット)がサイトを正確に読み取れるよう、技術的な環境を整える施策のこと。サイトの表示速度やSSL化、XMLサイトマップの送信などが代表的です。
どちらが欠けても上位表示は難しくなります。この2つをセットで取り組むことがSEO内部対策の基本です。
SEO対策は内部対策だけでなく、外部対策・コンテンツSEOを組み合わせて行うのが一般的です。それぞれの役割の違いを以下の表で整理していきます。
| 施策の内容 | 主な担当者 | 順位向上につながる理由 | |
|---|---|---|---|
| 内部対策 | サイト内の構造・技術的な要素を最適化する | エンジニア・SEO担当者 | クローラーが巡回しやすくなり、ページが正しくインデックスされる |
| 外部対策 | 外部サイトから被リンクを獲得する、自社について言及してもらう | 広報・マーケティング担当者 | 信頼性・権威性の高いサイトと評価され、Googleからの評価が上がる |
| コンテンツSEO | 対策キーワードを設定したコンテンツを継続投稿する | ライター・編集者 | ユーザーにとって有益なサイトとGoogleが判断し、評価が高まる |
SEO内部対策は「土台」です。外部対策でどれだけ被リンクを集めても、内部の設計が崩れていると評価は正しくGoogle側に伝わりません。まず内部を整え、その上で外部・コンテンツ施策を積み重ねていくのが王道の進め方です。
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SEO内部対策がなぜ検索順位に直結するのか。その理由は、GoogleがWebサイトを評価する仕組みにあります。
Googleがあなたのページを検索結果に表示するまでには、「クロール」「インデックス」「ランキング」という3つのステップを必ず経由します。
まず、クローラー(Googlebot)がサイト内を巡回する「クロール」。次に、巡回したページを検索データベースに登録する「インデックス」。そして、登録されたページを関連性や品質に基づいて順位付けする「ランキング」です。
ここで重要なのが、インデックスされていないページは、どれだけ質が高くても検索結果に一切表示されないという点。
つまり、SEO内部対策の本質は「クロールされやすく、正しくインデックスされる状態を整えること」にあります。これが整って初めて、コンテンツの質が検索順位に反映されるのです。
SEO内部対策が不十分なサイトには、いくつかの典型的な課題があります。これらを放置すると、検索順位に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。
1つ目は「クロール漏れ」。サイト内のリンク構造が複雑で階層が深すぎる場合、クローラーが重要なページまでたどり着けないことがあります。一般的に、トップページから4クリック以上かかるページはクロール頻度が低下し、十分に評価されにくくなる傾向があります。
2つ目は「インデックス肥大化」です。低品質なページや重複コンテンツが増えると、クロールバジェット(Googleがサイトごとに割り当てるクロール量)が無駄に消費されてしまいます。その結果、本来優先してクロール・評価されるべき重要ページにリソースが回らなくなります。
3つ目は「評価の分散」です。同一または類似した内容のページが複数のURLで存在する(URLの正規化が不十分な)状態では、被リンクや評価シグナルが分散し、特定のページの検索順位が上がりにくくなります。
これらの問題は、適切なSEO内部対策を実施することで未然に防ぐことが可能です。内部構造を最適化することが、検索エンジンに正しく評価されるための土台となります。
以下の動画でもこの仕組みをわかりやすく解説しているので、理解を深めたい方はぜひあわせてご覧ください。
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【無料】SEOの相談をするクローラー最適化の施策6項目を、優先度と実装難易度とともに整理していきます。エンジニアが不要なものから着手し、エンジニアが必要なものは優先順位をつけて依頼しましょう。
| 施策 | SEO効果 | 優先度 | 実装難易度 |
|---|---|---|---|
| ①リンク構造を浅くする | 高 | 高 | エンジニア要 |
| ②パンくずリストを設定する | 高 | 高 | エンジニア要 |
| ③内部リンクを戦略的に設計する | 高 | 高 | エンジニア不要 |
| ④robots.txtで不要なクロールをブロックする | 中 | 中 | エンジニア要 |
| ⑤XMLサイトマップをサーチコンソールに送信する | 高 | 高 | エンジニア不要 |
| ⑥SSLを適用してhttps化する | 高 | 高 | エンジニア要 |
Googleは明確に「3クリック以内」を公式ガイドラインとして定めているわけではありませんが、一般的にトップページからできるだけ少ないクリック数で各ページにたどり着ける構造が望ましいとされています。なぜなら、クリック数が多いページはクロール頻度が低下し、結果として重要度が低いページとして扱われる可能性があるからです。
確認方法としては、実際に自社サイトのトップページから各ページへの導線をたどり、どの程度のクリック数が必要かを把握すること。もし4クリック以上かかるページがある場合は、グローバルナビゲーションやサイドバーへのリンク追加など、内部リンク構造の見直しを検討しましょう。
また、リンクを設置する際はアンカーテキスト(リンクの文言)も重要なSEO内部対策の一つ。「こちら」や「詳細はこちら」といった抽象的な表現ではなく、リンク先の内容が具体的に伝わる文言にすることで、クローラーにページ内容を正確に理解させることができます。
パンくずリストとは、「トップ > カテゴリ > 現在のページ」のように、サイト内の階層構造を示すナビゲーションのこと。ユーザーが「今どこにいるか」を把握しやすくするだけでなく、クローラーがサイト構造を正確に理解するためにも重要な役割を果たします。
StockSunのサイトを例にあげると、記事ページの上部に「ホーム > コラム > SEO内部対策とは」と表示されているのがパンくずリストです。
WordPressを使用している場合、「Yoast SEO」や「Rank Math」などのプラグインでパンくずリストを簡単に設定できます。プラグインなしで実装する場合は、HTMLとCSSで組み込むことになるため、エンジニアへの依頼が必要です。
パンくずリストに構造化データ(BreadcrumbListスキーマ)を追加すると、Google検索結果のURLの代わりにパンくずが表示される「リッチリザルト」を狙えます。クリック率の向上にも寄与するため、設定を推奨します。
内部リンクとは、自サイト内のページ同士をつなぐリンクのこと。関連性の高いページ同士を内部リンクでつなぐことで、クローラーが効率よく巡回できるようになり、ページの評価も向上します。
内部リンクの種類は、「記事本文中の関連リンク」「フッターやサイドバーの関連記事」「パンくずリスト」の3種類が代表的です。
内部リンク設計で特に効果的なのが「トピッククラスター戦略」です。検索ボリュームの大きいキーワードを扱う「ピラーページ」と、その周辺キーワードを扱う「クラスターページ」を相互にリンクでつなぐ手法で、グループ全体の順位向上を狙えます。
たとえば「SEO対策」をピラーページとした場合、「SEO内部対策」「SEO外部対策」「コンテンツSEO」「キーワード調査」などをクラスターページとして作成し、それぞれを相互にリンクでつなぎます。
これにより、単体では難しい競合性の高いキーワードでも、クラスター全体の評価を積み重ねながら順位を狙えるようになります。
内部リンクの設計を見直すだけで、検索順位が大きく改善するケースがあります。実際に、内部リンクを最適化したことで検索順位が5〜6位向上した事例も報告されています。
その背景には、Googleがユーザーの行動データ(クリックや回遊など)をもとにページの重要度を評価している点があります。ユーザーの導線上にあるページはクローラーも巡回しやすくなるため、重要なページへの内部リンクを目立つ位置に設置することで、評価シグナルの向上につながります。
また、記事下部(いわゆるフッター直前)や関連記事セクションに内部リンクが十分に設置されていないケースも少なくありません。こうした箇所に関連性の高いページへのリンクを追加するだけでも、SEO内部対策として一定の効果が期待できます。
内部リンクのアンカーテキストは、リンク先のページで狙っているキーワードを自然な形で含めるのが基本。「こちら」「詳細はこちら」などの汎用表現を避け、「SEO外部対策のやり方」「キーワード調査の手順」のように具体的な文言にしましょう。
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SEO内部対策として内部リンクを整備する際は、以下のステップで進めると効率的です。
まず、サイト内のすべての記事・ページを一覧化します。スプレッドシートなどで「URL・タイトル・対策キーワード・カテゴリ」を整理することで、各ページの役割や関係性が可視化され、どのページ同士を内部リンクで結ぶべきかを俯瞰できるようになります。
次に、トップページから重要なサービスページへ適切に内部リンクが設置されているかを確認します。この導線は見落とされがちですが非常に重要です。記事のコンバージョン最適化に注力するあまり、記事から直接フォームへ遷移させる設計になっているケースも多く、その結果サービスページへの流入が不足していることがあるから。まずはサービスページ自体の内容を充実させたうえで、記事からサービスページへ内部リンクを通し、サービスページ内でコンバージョンを促す設計にするのが理想です。
最後に、記事同士の関連性を洗い出し、本文中に自然なアンカーテキストで内部リンクを設置していきます。すべての記事に一度に対応しようとすると工数が膨大になるため、まずは1つのカテゴリに絞って内部リンクを整備し、効果検証を行ったうえで全体へ展開していく進め方が現実的です。
画像引用元:Google検索セントラル
robots.txtとは、Googleクローラーに「このページはクロールしないでください」と指示するテキストファイルです。クロールさせたくないページの例として、キーワードが重複している低品質コンテンツ・リンク切れのページ・広告専用ページ・サイト内検索結果ページなどが挙げられます。
robots.txtを適切に設定することで、クロールバジェットを重要なページに集中させられます。結果として、インデックスされるべきページが正しくインデックスされる速度が上がり、内部対策の効果が早く現れます。
注意点としては、robots.txtでブロックしたページはクロールされないためインデックスから除外されやすくなりますが、完全に除外するにはnoindexタグのほうが確実。用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
robots.txtの記述ミスは、意図しないページのクロールブロックや、重要ページへのアクセス遮断につながる場合があります。設定後は必ずGoogleのrobots.txtの検証ツールや、サーチコンソールのURL検査機能で動作を確認しましょう。
また、robots.txtはサイトのルートディレクトリ(例:https://example.com/robots.txt)に配置する必要があります。WordPressではプラグインから設定・確認できます。
XMLサイトマップとは、サイト内のすべてのページURLをGoogleに伝えるためのファイルのこと。サイトマップを送信することで、新しく公開したページがGoogleに発見されるまでの時間を短縮できます。
WordPressを使用している場合、「Yoast SEO」「Google XML Sitemaps」などのプラグインで自動生成・送信が可能です。Googleサーチコンソールの「サイトマップ」メニューからURLを送信すれば設定完了です。
サイトマップに含めるべきページは、インデックスさせたいページのみ。noindexを設定しているページをサイトマップに含めてしまうと、Googleに矛盾した指示を送ることになるため要注意です。
また、サイトマップには複数の種類があります。記事や固定ページを対象とする「XMLサイトマップ」のほかに、「画像サイトマップ」「動画サイトマップ」も存在し、それぞれ対象のコンテンツをGoogleに効率よく伝えるために使います。
画像検索での表示を狙っているサイトは、画像サイトマップの設定も検討しましょう。サイトの規模が大きくなりページ数が5万件を超える場合は、カテゴリーや種類ごとにサイトマップを分割するのがおすすめです。
SSL(Secure Sockets Layer)とは、Webサイトの通信を暗号化し、セキュリティを高める仕組みのこと。SSLを適用するとURLは「http://」から「https://」に変わり、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されるようになります。
このSSL化は、SEO内部対策の中でも基本かつ重要な施策の一つです。Googleはhttps化をランキングシグナルとして扱っており、未対応のサイトは検索評価の面で不利になる可能性があります。また、「保護されていない通信」と表示されることでユーザーに不信感を与え、離脱につながるリスクもあります。
SSL化を行うにはサーバー側での設定が必要となるため、エンジニアやサーバー管理者へ依頼するのが一般的です。あわせて、httpからhttpsへのリダイレクト設定も必ず実施しましょう。
さらに、SSL化の際に注意すべきなのが内部リンクや各種リソースのURL。画像・CSS・JavaScriptなどの参照先が「http://」のままになっていると、「混在コンテンツ(Mixed Content)」として扱われ、鍵マークが正しく表示されない場合があります。
SSL化後は、サイト内のすべてのURL(内部リンク・画像・スクリプトなど)が「https://」に統一されているかを必ず確認しましょう。これもSEO内部対策における重要なチェックポイントです。WordPressであれば「Really Simple SSL」などのプラグインで一括変換できます。
クロールされたページを正しくインデックスさせるための施策6項目を解説します。こちらもエンジニア不要のものから優先的に取り組みましょう。
タイトルタグは、検索結果で最も大きく表示される要素で、ユーザーがクリックするかどうかを決める最重要の要素です。Googleがページ内容を判断する際にも最初に参照する要素なので、対策キーワードを必ず含める必要があります。
効果的なタイトルタグを作成する際は、以下の4点を押さえておきましょう。
メタディスクリプションは、検索結果のタイトル下に表示されるページの説明文のこと。直接的なランキング要因ではありませんが、クリック率(CTR)に大きく影響するため、丁寧に作成することが大切です。
表示できる文字数の目安は、スマートフォンで70文字程度・PCで90〜120文字程度です。対策キーワードを自然に含めながら、「この記事を読むと何がわかるか」をユーザーに伝える文章を作成しましょう。
Googleが自動で書き換えるケースもありますが、空白のままにしておくよりも意図を持って設定したほうがクリック率の向上に寄与します。
Hタグ(見出しタグ)は、ページの構成をGoogleとユーザーの両方に伝える要素です。H1が大見出し・H2が中見出し・H3が小見出しと階層が決まっており、この階層を正しく保つことがインデックス精度の向上につながります。
Googleはページをクロールする際、本文の内容より先にHタグを読み込んでコンテンツの概要を把握します。そのため、対策キーワードや関連キーワードをHタグに自然な形で含めることが重要です。
H1タグはページに必ず1つだけ設置します。H2以下は複数設置できますが、階層をとばす(H2の下にH4を置くなど)設定は避けましょう。
Googleのクローラーは画像の内容を直接「見る」ことができません。そこで活用するのがalt属性(代替テキスト)です。画像に適切なalt属性を設定することで、Googleはその画像が何を示しているか把握できるようになります。
alt属性を記述する際のポイントは2つです。1つ目は対策キーワードを含めること。2つ目は画像の内容を具体的に説明すること。
良い例として「SEO内部対策においてパンくずリストの設定方法を説明した図解」のような記述が挙げられます。一方、「画像」や「SEO対策」のような汎用的すぎる記述は避けましょう。Google検索セントラルのガイドラインでも、alt属性の適切な設定を推奨しています。
構造化データとは、ページのコンテンツ情報をGoogleが理解しやすい形式(JSON-LDなど)で記述する仕組みのこと。構造化データを設定すると、検索結果でFAQの回答やレビューの星評価が直接表示される「リッチリザルト」を獲得できる可能性があります。
リッチリザルトは通常の検索結果より視覚的に目立ち、クリック率の向上が期待できます。特にFAQスキーマはWordPressのプラグインで設定できるため、エンジニア不要で導入できます。
他にも、パンくずリスト・記事・商品・求人情報など、さまざまな種類のスキーマが用意されています。自社サイトのコンテンツに合ったスキーマを選んで設定しましょう。
構造化データの実装が正しく行われているかは、Googleが提供する「リッチリザルトテスト」で確認できます。URLを入力するか、コードを直接貼り付けるだけで、構造化データが正常に読み取られているかチェックできますよ。実装後は必ず動作確認を行いましょう。
なお、構造化データを設定すれば必ずリッチリザルトが表示されるわけではありません。Googleはサイトの品質や信頼性も含めて総合的に判断します。まずはコンテンツの質を高めることが前提であり、構造化データはその品質をGoogleに正確に伝えるための手段と捉えましょう。
同じ内容のページが複数のURLで表示されてしまう状態を「重複コンテンツ」と呼びます。この状態が放置されると、被リンクの評価が分散し、どのページを検索上位に表示すべきかGoogleが判断できなくなります。
URLの正規化には2つの方法があります。1つは、headタグ内にcanonicalタグ(正規URLを示すタグ)を記述する方法。もう1つは、HTTPヘッダーで正規URLを指定する方法です。
「URLとカノニカルだけは必ず確認する」というのはSEOの現場で広く共有されている原則。特に複数のCMSで運用していたり、パラメーター付きURLが発生しやすいECサイトや大規模メディアは、定期的に確認する習慣をつけましょう。
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【無料】SEOの相談をするテクニカルSEO(Technical SEO)とは、サイトの技術的な環境を整えることで検索エンジンに評価されやすくする施策のこと。特に重要な2項目を解説していきます。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは、GoogleがWebサイトを評価する際に、PC版ではなくスマートフォン版のページを基準とする仕組みのこと。現在はすべてのサイトに対してMFIが適用されており、スマートフォン版の最適化はSEO内部対策として必須となっています。
なお、「スマートフォン対応」と「MFI対応」は必ずしも同義ではありません。単にレスポンシブデザインを採用しているだけでは不十分なケースもあり、特にPC版とスマートフォン版でURLが異なるサイトでは、スマートフォン版にPC版と同等のコンテンツが掲載されているかを確認する必要があります。
また、スマートフォン版で重要なテキストやキーワードが省略されていたり、PC版と表示内容に差異があったりすると、MFIの評価に悪影響を及ぼす可能性があります。両デバイスでコンテンツの整合性が取れているか、定期的にチェックしましょう。
WordPressでレスポンシブ対応のテーマを使用している場合、多くは自動的にMFIに対応できています。ただし、「PCでのみ表示されるウィジェット」や「スマートフォンで非表示にしているコンテンツ」がある場合は要注意。これらが重要な情報を含んでいると、スマートフォン版では評価対象から外れてしまう可能性があります。
自サイトがMFIに対応しているか確認するには、Googleサーチコンソールの「URL検査」機能を使います。以下の手順で確認してみましょう。
「スマートフォン用Googlebot」と表示されていれば、MFIに対応できています。
Googleはページの表示速度をランキング要因の1つとして採用しています。また、表示速度が3秒を超えると約40%以上のユーザーが離脱するとされており、SEO評価だけでなくユーザー体験にも直結する重要な指標です。
Googleが無料提供しているPageSpeed InsightsにサイトのURLを入力すると、表示速度のスコアと改善箇所を確認できます。スコアの目安は、90点以上が「良好」・50〜89点が「改善が必要」・50点未満が「不良」です。
表示速度が遅い場合、以下の4つのアプローチから対処しましょう。
Googleサーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」では、表示速度に問題のあるページを確認できます。「不良」や「改善が必要」に分類されているページがあれば、SEO内部対策の優先事項として早めに対応しましょう。
また、Googleは2021年以降「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」と呼ばれる指標をランキング要因の一つとして採用しています。これは、ユーザー体験を数値化したもので、「表示速度」「操作性」「視覚的安定性」の3つの観点から評価されます。
具体的には、「LCP(最大コンテンツの表示時間)・INP(次のペイントへの応答時間)・CLS(累積レイアウトシフト)の3指標」で構成されており、それぞれページの読み込み速度や操作のしやすさ、レイアウトの安定性を測るものです。
これらの指標は、PageSpeed InsightsやGoogleサーチコンソールで確認できます。数値を定期的にチェックし、改善の目安として活用することで、検索順位だけでなくユーザー満足度の向上にもつながります。
Googleは「ユーザーにとって使いやすいサイト」を高く評価します。ユーザビリティに関わる4項目を解説します。
文字サイズは、PCとスマートフォンの両方で読みやすい大きさに設定しましょう。一般的に本文の文字サイズは16px、最低でも12px以上が必要です。行間(line-height)は1.6〜1.8程度が読みやすい基準です。
PCで作業することが多いため見落としやすいですが、スマートフォンで実際に自分のサイトを確認してみると、文字が小さすぎたり行間が詰まりすぎていることに気づくケースが多くあります。定期的にスマートフォンで確認する習慣をつけておきましょう。
404エラーページとは、存在しないURLにアクセスされた際に表示される「ページが見つかりません」というページのことです。発生原因として、ページを削除した・URLを変更した・リンク先がリンク切れになっているなどが考えられます。
エラーメッセージだけが表示されるページにユーザーが訪れると、そのまま離脱してしまいます。404ページには、トップページや関連ページへの導線を設置し、ユーザーが次の行動を取りやすい設計にすることが重要です。また、404が多発している場合はGoogleサーチコンソールで検出されるため、定期的に確認して301リダイレクトで修正しましょう。
削除・移動したページに対しては、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定することで、被リンクの評価を引き継げます。ページを削除した際にリダイレクト設定を忘れると、せっかく獲得した被リンクの評価が無駄になってしまいます。ページ削除・URL変更時には必ずリダイレクト設定をセットで行うオペレーションを整えておきましょう。
ファーストビュー(スクロールせずに最初に見える範囲)に何が表示されるかは、ユーザーの滞在時間と離脱率に直結します。ファーストビューでコンテンツが少ししか見えないと、ユーザーはそのページに価値があるか判断できずに離脱してしまいます。
特にスマートフォンでは画面が小さいため、著者情報やプロフィール画像が大きく表示されて肝心のコンテンツが画面外に押し出されているサイトを見かけます。ファーストビューでコンテンツの入り口が少し見える状態が理想的です。
StockSun自身もこの点を実際に改善した経験があります。スマートフォンでのファーストビューを確認し、著者情報やヘッダーの占有面積を見直すだけでも、ユーザーの回遊率改善が見込めます。
以下の動画でもこの仕組みをわかりやすく解説しているので、理解を深めたい方はぜひあわせてご覧ください。
アイキャッチ画像は、検索結果やSNSでの第一印象を決める要素。フリー素材をそのまま使いまわしているだけでは、ユーザーの目を引くことができず、クリック率も上がりません。
Canvaなどのツールでオリジナルのアイキャッチを作成することが理想です。記事タイトルや訴求内容をアイキャッチに入れ込むことで、クリック率と記事への期待感が高まります。
また、スマートフォンで見た際にアイキャッチ画像が大きく表示されてコンテンツまでスクロールが必要な場合は、スマートフォン版では画像を非表示にする設定も選択肢の一つ。表示速度の改善にも寄与します。
SEO内部対策を実施したら、Googleサーチコンソールで正しく機能しているか確認する習慣をつけましょう。特に重要な2つのチェック方法を紹介します。
サーチコンソールは、Googleが無料で提供しているサイト管理ツールで、クロールエラーやインデックス状況・検索パフォーマンスを確認できます。まだ設定していない場合は、Googleサーチコンソールにアクセスしてプロパティを追加し、サイトの所有権を確認しましょう。WordPressであれば「Site Kit by Google」プラグインで簡単に連携できます。
Googleサーチコンソールの左メニュー「インデックス作成」→「ページ」を開くと、エラーページ数・警告ページ数・有効ページ数を確認できます。エラーが発生していれば、インデックスされるべきページが除外されている可能性があります。
確認の頻度は週1回〜月1回が目安。エラーを放置するとクロール効率が下がり、新規ページのインデックスが遅れる原因にもなります。
主なエラーの種類と対処法は以下の通りです。
サーチコンソールの「設定」→「クロールの統計情報」→「レポートを開く」で、Googlebotが過去90日間にどのようにサイトを巡回したかを確認できます。
「1日あたりのクロールされたページ数」が長期的に上昇傾向にあれば、Googlebotがサイトを積極的に巡回しているサイン。
反対に、長期的に下落し続けている場合は、サイトの品質やリンク構造に問題が生じている可能性があります。カバレッジエラーと合わせて原因を確認しましょう。
「ページのダウンロード時間」は、クローラーがページを取得するのにかかった平均時間を示します。この数値が急増している場合、サーバーの応答速度が低下しているか、ページの容量が大きくなりすぎている可能性があります。エンジニアに相談して原因を調査しましょう。
内部対策を進める中で、現場でよく見られる失敗パターンを3つ紹介します。いずれも「やってはいけない」とわかっていても陥りやすいものです。チェックリストとして活用してください。
「記事数を増やせばSEOに強くなる」と考えて、品質の低い記事を大量に投稿してしまうケースです。
記事数が増えるとクロールバジェットが分散し、重要なページへのクロールが減少します。また、薄いコンテンツや重複コンテンツが多いサイトはGoogleのアルゴリズム更新で評価を下げられるリスクがあります。
「記事の量より質」という原則は内部対策においても変わりません。既存記事の品質を高めながら、カテゴリーやページ間の内部リンク構造を整備することを優先しましょう。不要なページはnoindexやリダイレクトで整理することも有効です。
特に、記事が100本を超えてくるとインデックスの管理が難しくなります。「どのページをGoogleに評価してほしいか」を明確にしたうえで、それ以外のページはnoindexを設定するかリダイレクトで統合するといった整理が必要。
一度サイトマップと現在のインデックス状況をサーチコンソールで比較し、不要なページがインデックスされていないか確認してみましょう。
コンテンツ制作に注力するあまり、内部リンクの整備を後回しにしているサイトは多くあります。記事が孤立した状態(他のページからリンクされていない状態)では、クローラーがページにたどり着きにくく、インデックスされない可能性が高まります。
また、サービスページや問い合わせページに記事からの内部リンクがない場合、流入はあっても問い合わせにつながらないという事態が起きます。
内部リンクの整備は地道な作業ですが、内部リンクを整備しただけで複数のページが5〜6位上昇した事例があるほど、効果の大きい施策です。コンテンツ制作と並行して、定期的に内部リンクを見直す運用を整えましょう。
運用面では、新しい記事を公開する際に「関連する既存記事からリンクを貼る」「新記事から関連する既存記事へのリンクを設置する」という2方向のチェックをルーティン化することをおすすめします。記事制作の最終確認フローにこの工程を組み込むだけで、内部リンクの抜け漏れを大幅に減らせますよ。
URLの設計を曖昧にしたまま運用を続けていると、同じ内容のページが複数のURLで表示される状態が発生します。具体的には、「https://」と「http://」の混在・末尾スラッシュあり・なしの混在・wwwあり・なしの混在などが代表的なケースです。
こうした設定ミスは、Googleのログを確認しないと気づきにくい点が危険。メンテナンス時にエンジニアが誤って404ステータスを返してしまうケースも現場では頻繁に発生しています。メンテナンス時は503ステータス(一時的に利用不可)を返すよう設定しておくことが正しい対処です。
これらのミスを防ぐには、新しいページをリリースする前にSEO担当者がURLとcanonical設定を確認するフローをオペレーションとして組み込むことが重要です。
こうした技術的なオペレーションの整備は、社内のリソースだけでは難しいケースも多くあります。専門家の視点でサイト全体を診断し、優先度の高い施策から順に改善提案を受けることが、最も効率的なSEO内部対策の進め方です。
内部対策の状態を効率よく確認するために、無料で使えるおすすめのチェックツールを3つ紹介します。
分析したいページのURLと対策キーワードを入力するだけで、タイトルとメタディスクリプションの評価・Hタグの構成・SSL対応の有無・ページのファイルサイズを瞬時に確認できる無料ツール。内部対策のチェックを手早く行いたいときに便利です。
https://www.htmllint.net/html-lint/htmllintl.html
HTMLの文法を無料でチェックできるツール。URLを入力するだけで、エラーの件数と詳細を確認できます。エラーの重要度は0〜9の数値で表示されるため、優先して修正すべき箇所が一目でわかります。サイトのHTMLが正しく記述されているか定期的に確認するのに役立ちますよ。
検索インデックスの状況やページのHタグ構造を無料で確認できるツール。タイトルや見出しの文言を見直したいとき・Hタグの階層が正しく設定されているか確認したいときに活用できます。URLを入力するだけで手軽に使えます。
本記事で解説したSEO内部対策20項目を一覧にまとめました。優先度と実装難易度も記載しているので、自社の状況に合わせて取り組む順番を判断してみてください。
| SEO内部対策チェック項目 | 優先度 | 実装難易度 | 確認 |
|---|---|---|---|
| リンク構造を3クリック以内に浅くする | 高 | エンジニア要 | |
| パンくずリストを設定する | 高 | エンジニア要 | |
| 内部リンクを戦略的に設計する | 高 | エンジニア不要 | |
| robots.txtで不要ページをブロックする | 中 | エンジニア要 | |
| XMLサイトマップをサーチコンソールに送信する | 高 | エンジニア不要 | |
| SSLを適用してhttps化する | 高 | エンジニア要 | |
| タイトルタグにキーワードを左寄せで含める | 高 | エンジニア不要 | |
| メタディスクリプションを設定する | 中 | エンジニア不要 | |
| Hタグを正しい階層で設定する | 高 | エンジニア不要 | |
| 画像にalt属性を記述する | 中 | エンジニア不要 | |
| 構造化データをマークアップする | 中 | エンジニア要/プラグイン可 | |
| canonicalタグでURLを正規化する | 高 | エンジニア要 | |
| モバイルファーストインデックスに対応する | 高 | エンジニア要 | |
| ページの表示速度を改善する | 高 | エンジニア要 | |
| 文字サイズ・行間を読みやすく設定する | 中 | エンジニア要 | |
| 404エラーページを設定する | 中 | エンジニア要 | |
| ファーストビューでコンテンツが見える設計にする | 中 | エンジニア要 | |
| アイキャッチ画像を最適化する | 中 | エンジニア不要 | |
| カバレッジエラーがないかチェックする | 高 | エンジニア不要 | |
| クロールの統計情報を確認する | 中 | エンジニア不要 |
上記に加えて、SEO支援の現場で実際に使用している独自チェックシートを無料で配布しています。各項目の確認手順・改善方法・判断基準までまとめた、実務で即使えるシートです。以下からダウンロードしてご活用ください。
【完全版】内部SEOチェックシートで自社の課題を洗い出そう!分かりやすい改善策を一挙公開!【資料ダウンロード】 | StockSun株式会社
SEO内部対策とは、自社サイトの内部構造をGoogleが認識・評価しやすい状態に整える施策の総称のこと。コンテンツSEO(質の高い記事の投稿・Hタグ最適化など)とテクニカルSEO(表示速度・クロール最適化など)の2種類に分けられます。
内部対策は自社サイト内の構造や技術的な要素を最適化する施策で、エンジニアやSEO担当者が主に担います。外部対策は他サイトから被リンクを獲得したり、自社について言及してもらう施策で、広報・マーケティング担当者が担うことが多いです。
どちらかだけでは効果が限られるため、組み合わせて取り組むことが重要です。
テクニカルSEOとは、サイトの技術的な環境を整えてGoogleに評価されやすくする施策のこと。「ページの表示速度改善」「モバイルファーストインデックス対応」「URLの正規化」「robots.txtの設定」「XMLサイトマップの送信」などが代表的な施策です。コンテンツの品質向上を目的とするコンテンツSEOと対になる概念です。
本記事の中でStockSunが独自に作成したチェックリスト(20項目)を掲載しています。また、SEO支援の現場で実際に使用しているより詳細なチェックシートを無料配布しています。こちらからダウンロードしてご活用ください。
まずエンジニア不要で即実装できるものから着手しましょう。
「タイトルタグへのキーワード配置」「メタディスクリプションの設定」「Hタグの整備」「画像へのalt属性記述」「XMLサイトマップの送信」「サーチコンソールでのカバレッジエラー確認」は、今日からでも取り組める施策です。
エンジニアが必要な施策(SSL化・URL正規化・表示速度改善など)は優先度順に依頼しましょう。
明確な「正解の本数」はありませんが、記事内に関連するページへのリンクが1〜3本程度あることが一般的です。重要なのは「ユーザーにとって自然な動線になっているか」という点。無理やり詰め込みすぎると読みにくくなり、ユーザー体験が低下するリスクがあります。
また、サービスページや問い合わせページへの導線も記事内に設置することで、コンバージョン改善にもつながります。
施策の内容によって異なります。XMLサイトマップの送信やカバレッジエラーの修正などは、数日〜数週間でインデックス状況が改善するケースがあります。
一方、内部リンク整備やサイト構造の見直しは、Googleが再評価するまでに1〜3ヶ月かかることが一般的です。即効性を求めるより、継続的に取り組む姿勢が大切です。
robots.txtはクローラーの「巡回」を制御するファイルです。一方、noindexはページの「インデックス登録」を禁止するタグです。robots.txtでブロックしたページはクロールされないためnoindexタグを読み取れず、意図せずインデックスが残ることがあります。完全にインデックスから除外したいページには、noindexタグを使うのが確実です。
同じ内容のページが複数のURLで表示される可能性がある場合に設定します。
具体的には、URLのパラメーター(例:?page=1)が付加されるケース・wwwあり・なしの両方でアクセス可能なケース・https・httpの混在ケースなどが代表的です。正規URLをGoogleに明示することで、被リンクの評価が分散するのを防げます。
可能です。テクニカルSEOの施策(表示速度改善・構造化データ・サイト構造の見直しなど)はエンジニアの知識が必要なため、専門家に依頼するほうが確実で効率的。
StockSunでは初回無料相談を受け付けており、まずは現状のサイトを診断したうえで最適な施策をご提案しています。クライアント記事の85%以上が検索10位以内という実績を持つコンサルタントが複数在籍しており、社内コンペ制度によって最適な担当者を選べる仕組みも整えています。
内部対策を先に行うことをおすすめします。外部対策で被リンクを集めても、内部の設計が崩れていると評価が正しく伝わりません。まずサイトの土台となる内部対策を整えてから、外部対策やコンテンツ施策を積み重ねていくのが効果的な順序です。
SEO内部対策とは、Googleがサイトを正しくクロール・インデックス・評価できるよう、サイトの内部構造を整える施策のこと。タイトルタグやHタグの最適化・内部リンクの設計・URLの正規化・表示速度の改善など、取り組むべき施策は多岐にわたります。
大切なのは「何から手をつけるか」を明確にすることです。本記事でまとめたチェックリストを参考に、まずエンジニア不要で即日取り組めるもの(タイトルタグ・Hタグ・alt属性・サイトマップ送信)から着手し、次にエンジニアと連携が必要なもの(SSL化・URL正規化・表示速度改善)を優先順位をつけて進めていきましょう。
内部対策は一度やれば終わりではありません。Googleのアルゴリズム更新やサイト規模の拡大に合わせて、定期的に見直すことが必要です。サーチコンソールのカバレッジエラーとクロール統計を月1回チェックする習慣を持つだけでも、問題の早期発見・早期対処につながります。内部対策の土台が整うことで、外部対策やコンテンツ施策の効果も最大限に発揮されます。内部対策の進め方に不安がある方は、ぜひStockSunへの無料相談をご活用ください。
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