「被リンクのペナルティってなに?」
「被リンクでペナルティを受けた際の対処法が知りたい!」
このように悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
被リンクとは、別のサイトに自社サイトへのリンクが貼られることです。被リンクはSEO対策において重要ですが、中にはペナルティを受けてしまう場合もあります。
本記事では、被リンクのペナルティについて詳しく解説します。
記事の後半では被リンクでペナルティを受けた場合の対処法やそもそもペナルティを受けないための方法についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
被リンクのペナルティとは、検索エンジンのSEO対策の中で重要な要素である被リンクが、逆にサイトの評価を下げる原因となることを指します。
被リンクとは、他のウェブサイトから自分のサイトにリンクされたものであり、その品質や内容は検索エンジンの評価に大きな影響を与えます。
Googleからペナルティを受けてしまうと、記事のインデックスが外されたり順位が低下したりと大きなデメリットがあります。
ペナルティを受けた場合、「不自然なリンクが検出された」とGoogle search consoleに警告が届きます。
ペナルティを知らせる警告が届いた際は、速やかに原因を排除しましょう。
はじめに、SEOでペナルティを受けやすい被リンクの種類を5つ紹介します。
それぞれのタイプについて詳しく解説するので、参考にしてください。
相互リンクを集めているようなサイトからの被リンクは、ペナルティを受けやすいです。
相互リンクとは、お互いのサイト同士にリンクを貼り合うことを指します。
また、相互リンクが多すぎると、検索エンジンからは価値が低いと判断されてSEO効果が下がってしまう場合もあります。
以前は、相互リンクは有効な方法だったものの、現在はデメリットの方が大きいことが多いため注意が必要です。
掲示板の投稿欄にコメントと共にリンクを貼る行為は、ペナルティを受けやすいです。
特に、スパム的な書き込みや無関係なサイトからのリンクは、SEOの評価に悪影響を与える可能性が高いと考えられます。
また、最悪のケースとして掲示板からの訴訟問題に発展することも考えられるため、避けた方が無難でしょう。
リンクファームやスパムサイトからの被リンクは、ペナルティを受けやすいです。
リンクファームやリンクスパムサイトとは、大量のリンクを生成する目的で作られたウェブサイトです。リンクファームやリンクスパムサイトでは、1つのページに大量のリンクを設置し、さまざまなサイトに飛ばす方法が取られます。
リンクファームやリンクスパムサイトからのリンクは、価値が低いとみなされ、効果が見込めません。
さらに、コンテンツと関係のないサイトから大量に被リンクを受けている場合はGoogleからペナルティを受ける可能性が高いと考えられます。
しかし、今でもSEO会社の間では未だに使われる手法のため、注意が必要です。
スパムサイトや違法なコンテンツを提供するサイトからの被リンクは、ペナルティを受けやすいです。
スパムサイトや違法コンテンツを扱っているサイトとは、収益を目的にGoogleのガイドラインを守らず運営しているサイトを指します。
例えば、違法薬物やアダルトな内容を扱っているようなサイトが当てはまります。
スパムサイトや違法なコンテンツを提供するサイトから被リンクを受けると、Googleからペナルティを受ける可能性が高いため注意が必要です。
低品質なコンテンツを提供しているサイトからの被リンクは、ペナルティを受けやすいです。
低品質なコンテンツを扱っているサイトとは、大量のコピーコンテンツやオリジナルの要素が少ないコンテンツを扱っているサイトを指します。
Googleは、コピーを不正行為と認識しているため、低品質なコンテンツを扱っているサイトからの被リンクはペナルティを受けやすくなるため注意が必要です。
また、不適切な内部リンクに関して下記記事で解説しているため、ぜひ参考にしてください。
参考:内部リンクとは?SEOに効果的な貼り方のコツや設置場所を解説
次に、ペナルティを受けづらい被リンクを集める方法を4つ紹介します。
それぞれについて詳しく解説します。
被リンクを増やす方法は、以下記事でも詳細を解説しております。
参考:被リンクを増やす方法とは?被リンク獲得のSEO効果や増やす上での注意点も徹底解説
読者にとって魅力的でオリジナルなコンテンツを制作していると、ペナルティを受けづらい被リンクの獲得に繋がります。
被リンクを獲得するためには、他のサイトから引用されやすいような価値あるコンテンツを提供することが重要です。
特に、オリジナリティのある情報や魅力的なコンテンツは、他のウェブサイトからの被リンクを獲得するための強力な要素となります。
例えば、独自に行ったアンケートや調査結果の掲載やインタビュー記事の制作などはオリジナリティが高い上に他のサイトで引用されやすいため、効果的です。
SNSを積極的に運用することも、ペナルティを受けづらい被リンクを獲得することに繋がります。
SNS上に貼られたリンクは、「Nofollow」属性が付与されており、直接サイト評価を向上させる効果はありません。
しかし、SNS上で自社サイトやサービスの認知度を拡大することによって、優良なサイトから引用される機会を増やせます。
SNSでは、定期的な投稿やユーザーに役立つ情報の発信などの積極的な参加が必要です。
読者にとって有益な情報を記載することも、ペナルティを受けづらい被リンクの獲得に繋がります。
自分のサイトには、他のウェブサイトでの自然な引用を増やすために有益な情報を提供するようにしましょう。
信頼性のある情報や専門的な知識を提供することで、他のサイトからのリンクを獲得しやすくなります。
特に、ハウツー記事や業界の最新情報などは読者の関心を集めやすく、効果的です。
ペナルティを受けるような、低品質なリンクが付いた時は否認することでもサイトへのペナルティを防げます。
自社サイトに向けられた低品質なリンクは、検索エンジンからの評価を下げる可能性があります。低品質なリンクは否認することで、ペナルティを回避できます。
リンクは、Googleが無料で提供しているSEO解析ツール「Google search console」で否認できます。
次に、SEOにおける被リンクの効果やメリットを2つ紹介します。
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
被リンクを獲得すると、Googleなどの検索エンジンで上位表示されやすくなります。コンテンツの質やサイトの内部データと同じように、検索エンジンのアルゴリズムでの評価に大きく影響を与える要素のひとつです。
被リンクの量によって、自社サイトの「ドメインパワー」と呼ばれるSEO評価が向上します。
他のウェブサイトからのリンクが多ければ多いほどドメインパワーが向上し、自分のサイトが上位表示される可能性が高くなります。
なお、ドメインパワーはSEO解析ツール「Ahrefs」で確認が可能です。
参考:Googleで検索上位にする方法を9つ紹介!表示順位が決まる仕組みや重要な要素も解説
被リンクを獲得すると、クローラビリティが向上します。
検索エンジンは、クローラーと呼ばれるbotがWeb上にあるサイトを確認し、評価をするのが特徴です。クローラーはWeb上にあるリンクを辿って移動するため、リンクが多ければ多いほど自社サイトを訪れる頻度が高まり、インデックスの更新がスムーズに行われます。
また、被リンクが多ければクローラーの巡回頻度も高まるため、サイトを更新した際にページの評価を見直す期間も短くなります。
次に、ペナルティを受けそうな被リンクを受けた時に取るべき3つの対処法を紹介します。
それぞれの対処法について詳しく解説します。
ペナルティを受けそうな被リンクを受けた際は、まず「GoogleSearch Console」を使って被リンクのチェックをしましょう。
Google Search Consoleの「リンク」にアクセスし、被リンクの一覧を取得します。
一覧を取得できたら、実際に否認の候補となるようなリンクをチェックしましょう。
主に以下のようなサイトは否認候補です。
低品質・違法なコンテンツを扱っているサイト
リンクファーム・リンクスパムサイト
ただし、誤って優良な被リンクを否認しないよう注意しましょう。
GoogleSearch Consoleから被リンクの一覧を取得できたら、テキストファイルにて否認するリンクのリストを作成しましょう。
テキストファイルで否認するリストを作成する際は、以下の点に注意が必要です。
先頭に「#」をつければコメントの追加もできるので、メモしたい場合は活用しましょう。
否認する被リンクのリストが作成できたら、実際にリストをアップロードします。
リストは、以下の手順でアップロードが可能です。
エラーがある場合は、アップロード時に表示されるため、修正して再度送付しましょう。
次に、被リンクでペナルティを受けないための3つの対策を紹介します。
それぞれの対策について詳しく解説します。
ペナルティを受けないためにも、被リンク先となるサイトは信頼性や関連性の高いものを選ぶことが重要です。
被リンクが設置されているサイトの質が高ければ、ペナルティを受けるリスクも低くなります。
被リンク先を選定するときには、競合サイトが獲得している被リンクをチェックする必要があります。次の記事で紹介を解説しているため、合わせてご確認ください。
参考:被リンクの調べ方を徹底解説!無料・有料のおすすめのチェックツール13選と確認ポイントも紹介
ペナルティを受けないためにも、被リンクの付き具合は定期的に確認しましょう。
被リンクの急増や急減は、不自然なリンクと認識されてしまう可能性があります。
Googleから自然なリンクと判断されるためにも、適切なペースで獲得することが重要です。
ペナルティを受けないためにも、被リンクだけに依存せず、他のSEO対策も総合的に行いましょう。
コンテンツの質の向上や内部データの最適化など、外部施策以外の要素もGoogleの評価に影響を与えます。
参考:SEOとは?基本知識から上位表示をするための効果的な施策を紹介!
最後に、被リンクのペナルティについてよくある質問を紹介します。
それぞれの質問に回答します。
自治体や公的機関からの被リンクは、信頼性が高いためペナルティを受けることはほとんどありません。
むしろ、信頼性が高まりサイトの順位向上に繋がる可能性があります。
ただし、あまりにも関連性が低いサイトは効果が期待できない場合もあるので、注意が必要です。
被リンク営業をすることでペナルティを受けることはほとんどありません。
被リンク営業とは、信頼性や関連性が高いサイトへリンクの設置を依頼することです。
ただし、被リンク営業を行う際には、自然な形でリンクが設置されるように気をつけましょう。
大量の低品質なリンクを獲得するような行為は、ペナルティを受ける可能性があります。
本記事では、被リンクでペナルティを受けないための方法やペナルティを受けた際の対処法について解説しました。
被リンクはSEO対策において重要な要素ですが、ペナルティを受けるリスクもあるため慎重に取り組む必要があります。
また、被リンクの獲得代行をSEO会社に依頼することもできますが、その場合はリンクファームやリンクスパムサイトから被リンクを獲得していないか十分に注意しましょう。