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株式会社Faber Companyの企業分析やマーケティング戦略を解説

更新日

「高校中退からアフィリエイター、そして東証上場企業の社長へ」
「初報酬1,600円から年商22億円企業を築いた古澤社長の経営哲学とは?」
「SEOツール業界のトップランナー、ミエルカシリーズの実力を知りたい」

本記事では、StockSunのWebマーケティングTV番組で放送された株式会社Faber Company 古澤社長への独占インタビューの内容を記事化しました。

2024年7月に東証スタンダード市場に上場を果たした同社の創業ストーリーから、主力サービス「ミエルカSEO」の実力、そして気になる年収や働き方まで、古澤暢央社長への独占インタビューを通じて明らかになった情報をお届けします。

StockSun編集部

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StockSun株式会社は、一定以上のスキルを持つフリーランスを集めたフリーランス組織。
各業界で目覚ましい実績を上げているパートナー陣が品質担保し、クライアントの事業課題解決を目指してサポートしている。

株式会社Faber Companyとは?2024年上場企業の全体像

アフィリエイターから始まった創業ストーリー

古澤社長の創業のきっかけは、2005年1月16日に得た初めてのアフィリエイト報酬1,600円でした。30歳で退職勧奨を受けた古澤社長は、当時まだ黎明期だったSEOの世界にのめり込みます。

千葉県の端っこの安いボロアパートで、寝ても3時間起きに順位を確認する日々。まるでゲームのような感覚にドはまりした」と古澤社長は当時を振り返ります。その情熱が、現在1,700社以上が導入するミエルカシリーズへと繋がっていきました。

東証スタンダード市場上場(証券コード:220A)の背景

2024年7月31日、Faber Companyは東証スタンダード市場への上場を果たしました。初値は公開価格の19%高となる1,190円をつけ、その後34%高まで上昇するなど、市場からの期待の高さが伺えます。

古澤社長は上場の理由について、「デジタルマーケティング市場の成熟に伴い、業界の合従連衡が必要。そのための資金調達として100億、200億円規模の資金が必要だった」と語ります。グロース市場ではなくスタンダード市場を選んだのは、「プライム市場への移行を見据えた戦略的判断」とのことです。

共同代表制による攻めと守りの経営体制

Faber Companyの特徴の一つが、古澤社長と稲次正樹氏による共同代表制です。古澤社長が事業戦略や新規開発といった「攻め」を担当し、稲次氏が人事やガバナンスといった「守り」を担当する役割分担が明確になっています。

項目詳細
会社名株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)
設立2005年10月24日
資本金1億円
従業員数65名(2024年9月末)
上場市場東京証券取引所スタンダード市場(証券コード:220A)
代表者代表取締役 古澤暢央、代表取締役 稲次正樹

ミエルカSEOの実力:1,700社が選ぶ理由と導入効果

職人の暗黙知を形式知化するプロダクト開発

古澤社長は動画内で、ミエルカ開発の背景について「自分たちがコンサルティングで頭の中でやっていることを、6割か7割でも機械ができないか」という発想から始まったと語ります。

特徴的なのは、「ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)」という言葉を使わないという同社の姿勢です。「私たちはソリューション・アズ・ア・サービスだ」と古澤社長は強調し、ツールだけでなく人的サポートも含めた課題解決を重視しています。

ユーザーから高評価を得る5つの機能

実際のユーザーレビューから、特に評価の高い機能をまとめました:

  • 競合分析機能:競合サイトとの比較を常に最新の状態で把握
  • キーワード分析:検索意図が近いキーワードをバブルチャートで可視化
  • コンテンツ改善提案:AIによる具体的な修正指示
  • ヒートマップ分析:ユーザー行動の可視化(現在AI自動分析機能をベータテスト中)
  • コピーチェック機能:著作権侵害を未然に防ぐ

驚異の導入効果事例

ミエルカSEOの導入により、以下のような成果が報告されています:

  • 自然流入1.7倍増加を実現した事例
  • 年賀状注文が前年比114%を達成した事例
  • 月の問い合わせ件数が6〜7倍にアップした事例

これらの成果の背景には、現場主義を貫く「ラボチーム」の存在があります。週に何件も実際の顧客相談に同席し、現場のニーズを直接吸い上げて機能開発に反映させているのです。

年収・福利厚生・働き方のリアル【転職検討者必見】

職種別年収レンジ(300万円〜700万円)の実態

OpenWorkやIndeedなどの口コミサイトによると、Faber Companyの年収は以下のような幅があります:

職種年収レンジ
ディレクター332万円〜500万円
営業職500万円〜720万円
エンジニア427万円〜600万円
法務〜747万円

平均年収は約500万円程度とされていますが、グレード制のボーナスにより、目標達成時には最大30万円の追加報酬が得られる仕組みになっています。

働きやすさを示す具体的な数値

OpenWorkのデータによると:

  • 月間残業時間:25.8時間
  • 有給休暇消化率:88.5%
  • 年間休日:121日程度

これらの数値は、IT業界の中でも非常に良好な労働環境を示しています。

職人文化が生む成長環境

Faber Companyの特徴的な文化として「職人文化」があります。古澤社長は動画内で、「毎月『職人会議』を開催し、ノウハウを全社で共有している」と語っています。

同社には、SEOの第一人者である鈴木謙一氏(Google Gold Product Expert)や、Webアナリストの権威である小川卓氏など、業界のトップランナーが在籍。彼らから直接学べる環境は、若手の成長にとって大きなメリットとなっています。

投資家向け:業績分析と成長戦略

2024年9月期の業績見通し

2024年9月期の業績予想は以下の通りです:

  • 売上高:22.6億円(前期比3.5%増)
  • 営業利益:3.09億円(前期比0.3%増)
  • 経常利益:2.8億円(前期比9.2%減)

経常利益の減少は上場関連費用によるもので、事業自体は堅調に推移しています。

KPIに見る成長戦略

古澤社長は動画内で、同社が重視するKPIについて詳しく説明しています:

  • 顧客単価の3層管理:月額3万円未満、3-30万円、30万円超の3つのレンジで管理
  • 大手企業へのシフト:高単価層(30万円超)の顧客を積極的に開拓
  • 決裁者との面談率:営業・CSチームが決裁権限者と会う比率を重視

営業チックなKPIを公開している同業他社はほとんどない」と古澤社長は語り、業績向上への強いコミットメントを示しています。

M&A戦略と将来展望

上場で調達した資金の使途について、古澤社長は「業界の合従連衡を進めるためのM&A」を挙げています。ただし、「慎重な経営」を掲げ、いきなり大型買収をするのではなく、まずは業務提携から始めて文化の適合性を確認する方針です。

SEOの未来とAI時代への対応戦略

検索行動の変化への見解

「ChatGPTの登場により、私自身のGoogle検索も減っている」と古澤社長は認めます。しかし、その上で以下のような未来像を描いています:

2-3年後には、スマートフォンがクエリを投げる前に提案してくれる世界が来る。例えば、赤坂で夜7-8時にフラフラしていたら、『焼き鳥と焼酎が好きでしょ?こんな新しい店がありますよ』とレコメンドしてくれる

情報発信の重要性は変わらない

一方で、「AIが学習するデータの元は、企業が発信するホームページや動画」であり、様々なプラットフォームでの情報発信の重要性はむしろ高まると予測。SEOという言葉は使われなくなっても、情報発信支援というビジネスは形を変えて残ると考えています。

StockSunからの改善提案:5つのマーケティング施策

動画の後半では、StockSunのマーケティングチームから古澤社長に対して、以下の5つの施策提案が行われました:

  1. SEOリアルイベントの開催増加:若い層への鈴木謙一氏・小川卓氏の認知度向上
  2. 営業代行サービスの強化:レピュテーションリスクのない範囲でのアウトバウンド営業
  3. 無料診断レポートの活用:見込み客への勝手診断でアプローチ
  4. 業界別SEO研究会の開催:不動産業界など、インダストリーカットでの訴求
  5. ミエルカアンバサダーの活性化:ユーザーコミュニティの構築

古澤社長はこれらの提案に対して「全部やりたい。手伝ってほしい」と前向きな反応を示し、StockSunとの協業に意欲を見せました。

まとめ:Faber Companyの価値と今後の展望

株式会社Faber Companyは、アフィリエイターとしてスタートした古澤社長の情熱と、1,700社以上の顧客との濃密な関係性を武器に、SEOツール業界で独自のポジションを築いています。

3つの強みと2つの課題

【強み】

  • 現場主義に基づく製品開発力
  • 業界トップクラスの人材による情報発信力
  • 99%直販による顧客との強い関係性

【課題】

  • 営業手法に対する一部のネガティブな評価
  • AI時代に向けたビジネスモデルの転換

アクションプラン

Faber Companyに興味を持たれた方は、以下のアクションをご検討ください:

古澤社長の「人々の記憶に残る作品にFaber Companyをしたい」という熱い想いと、StockSunとの今後の協業にも注目が集まります。

本記事は、StockSun株式会社のYouTubeチャンネルで公開された動画を基に作成しました。より詳しい内容は、ぜひ動画本編をご覧ください。

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株式会社Faber Company 会社概要

会社名株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)
設立2005年10月24日
代表者代表取締役 古澤暢央、代表取締役 稲次正樹
資本金1億円
従業員数65名(2024年9月末)
所在地東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー23F
上場市場東京証券取引所スタンダード市場(証券コード:220A)
主要サービスミエルカSEO、ミエルカヒートマップ、ミエルカコネクト等
公式サイトhttps://www.fabercompany.co.jp/

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