「FTPサーバーってそもそも何だろう」
「FTPサーバーのメリット・デメリットが知りたい」
FTPサーバーは、インターネット上でファイルを送受信するためのサーバーです。
Webサイトの運営や大容量のファイルを共有する際に欠かせない存在ですが、スムーズに活用するには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
本記事では、FTPサーバーの概要やメリット・デメリットを詳しく解説します。おすすめの無料FTPソフトも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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FTPサーバーの概要を以下の項目に沿って解説します。
基本的な情報を正しく把握しておけば、FTPサーバーの使用方法を理解しやすくなります。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
FTPサーバーとは、「File Transfer Protocolサーバー」の略称です。ネットワークを通じて、コンピューター間でファイルを送受信する役割を担います。
FTPサーバーは、Webサイトのデータを構成するファイルをコンピューターからWebサーバーへアップロードしたり、Webサーバーからダウンロードしたりする際に利用されます。
また、WebサイトやWebサービスを編集・更新するためには、FTPサーバーへのアクセスが必要不可欠です。
FTPによるファイル転送は、主に「FTPサーバー」と「FTPクライアント」の2つの要素により成り立っています。
FTPサーバーは、ファイルが保管されているコンピューターで、FTPクライアントからの接続要求を受け取ります。
一方、FTPクライアントは、ユーザーが操作するコンピューター側のソフトウェアや機能で、FTPサーバーへ接続してファイルの送受信を指示するのが役割です。
一般的にはファイルの送受信を簡単かつ効率的に行うために、専用のFTPソフトウェアを利用します。
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【無料】システム開発の相談をするFTPサーバーを使用する4つのメリットは、以下のとおりです。
FTPサーバーの利用にはいくつかのメリットが存在します。メリットの内容を詳しく確認しておきましょう。
FTPサーバーを利用するメリットは、大きなサイズのファイルを扱える点です。動画や設計データなど、ギガバイト単位のファイルでも転送可能です。
FTPサーバーは、メールソフトのような数MB～数十MBの容量制限が存在しません。
また、転送途中で通信が切断されても、中断箇所から再開できる「レジューム機能」を持つソフトが多いのも特徴です。
サイズの大きなデータをスムーズにやり取りしたい場合は、FTPサーバーを利用するのがおすすめです。
FTPサーバーは、ユーザーごとにID・パスワードを設定する「ユーザー認証機能」を利用できるため、セキュリティを確保しながらファイルの共有や管理を行えます。
特定のユーザーだけにファイルへのアクセス権限を与えたり、読み取り専用の権限を設定したりするなど、柔軟なアクセス管理が可能です。
アクセス管理を徹底すれば、不正アクセスを防止しつつ、必要なメンバー間で安全にファイルを共有できます。
また、FTPサーバーは、サーバーからクライアントに接続要求を行う「アクティブモード」とクライアントからサーバーに接続要求を行う「パッシブモード」から接続方式を選択できます。
FTPサーバーがインターネットに接続されていれば、どこからでもファイルにアクセス可能です。
IPアドレスやドメイン名などの接続情報を知っているユーザーであれば、自身のID・パスワードを使用して必要なファイルにアクセスできます。
また、FTPサーバーで転送するファイルは容量制限を受けないため、リモートワークで活用される機会が増えています。
FTPサーバーは特定のOSやデバイスに依存せず、幅広い環境で利用できる点もメリットです。
FTPはインターネット上で標準的に使われている通信プロトコルのため、OSやデバイスを選びません。
例えば、チームメンバーがそれぞれ異なるOSやデバイスを使用していても、大容量ファイルやプロジェクトフォルダなどをスムーズに共有できるでしょう。
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FTPサーバーを使用する2つのデメリットは、以下のとおりです。
FTPサーバーを安全で快適に活用するためには、デメリットも理解しておくのが大切です。デメリットの内容を詳しく解説するので参考にしてください。
FTPサーバーのデメリットは、セキュリティ面でのリスクが高い点です。FTPの基本的な通信では、データが暗号化されずに送受信されます。
そのため、ユーザー名やパスワードなどが盗まれた場合、サーバーに不正アクセスされるリスクが存在します。
また、送受信されるファイル内容も暗号化されないため、不正アクセスやデータ漏洩が発生しないよう注意が必要です。
FTPサーバーを利用して大容量ファイルを頻繁に転送する場合、ネットワークの帯域幅を消費して、他のデバイスの通信を圧迫してしまう可能性があります。
帯域幅とは通信速度の上限を示すもので、帯域幅が広いほど一度に送信できるデータ量が多くなるのが一般的です。
FTPサーバーは大容量データの転送には適していますが、転送中はネットワーク帯域の多くを占有してしまいます。
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【無料】システム開発の相談をするFTPサーバーの利用方法を以下の2ステップに分けて解説します。
FTPサーバーを使って実際にファイルを送受信するには、いくつかの準備が必要です。スムーズに利用を開始したい方は、それぞれのステップを確認しておきましょう。
まずはFTPソフトをダウンロードしましょう。FTPソフトとは、FTPサーバーにアクセスしてファイルを送受信するためのソフトウェアです。
無料で利用できる高機能なFTPソフトも多数存在してます。特別な理由がない限りはフリーソフトを利用するのがよいでしょう。
ただし、FTPソフトをダウンロードする際は、あらかじめ動作環境を確認しておかなければなりません。
FTPソフトが準備できたら初期設定を行います。FTPサーバーに接続するためには、以下の情報が必要です。
接続情報はWebサーバーのレンタル契約時に提供されます。FTPソフトを起動して接続情報を正確に入力しましょう。
また、接続情報が漏出すると不正アクセスのリスクが高まるので注意が必要です。
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【無料】システム開発の相談をするFTPサーバー設定時の2つの注意点は、以下のとおりです。
FTPサーバーの設定を行う際は、いくつかの注意点が存在します。注意点を正しく理解しておけば、予期せぬトラブルを未然に防げます。
FTPは通信内容が暗号化されないため、セキュリティリスクをともないます。そのため、FTPサーバーを利用する際は、可能な限りのセキュリティ対策を施すのが大切です。
具体的な対策例は以下のとおりです。
上記の対策を実施すると、不正アクセスや情報漏洩のリスクを軽減できます。
FTPサーバーにアクセスして、ファイル名の変更やファイルの削除を行う際は注意が必要です。
ファイル名を変更しただけでも、ファイルへのリンクが切れて画像やページが表示されなくなる可能性があります。
また、誤ってファイルを削除してしまった場合、サーバーの設定やバックアップの状況によっては、復元できないケースも存在します。
そのため、ファイルを操作する前にバックアップを取る習慣をつけ、ファイル名の変更や削除は慎重に行いましょう。
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【無料】システム開発の相談をする無料で利用できるおすすめのFTPソフトは、以下のとおりです。
FTPソフトを選ぶべきかで迷ってしまうこともあるでしょう。多くのユーザーに支持されている定番の無料ソフトを3つ紹介します。
FFFTPは日本国内で開発されたFTPソフトの中でも特に知名度が高く、長年にわたり多くのユーザーに指示されている定番ソフトの1つです。
複数のファイルをまとめて転送する「一括転送機能」やファイル内の特定の文字を一括で置換できる機能など、Webサイト制作やファイル管理に役立つ便利な機能が充実しています。
また、ファイルの編集を簡単に行える機能も備わっており、初心者から経験豊富なユーザーまで幅広い層から利用されています。
参考: FFFTP
FileZillaはWindowsはもちろん、macOSやLinuxなどさまざまなOSで動作する人気の高いFTPソフトです。多言語に対応しており、日本語での操作も可能です。
FileZillaには、ファイルの高速転送機能やファイルを絞り込むフィルター機能など、ハイレベルな機能が備わっています。
WindowsとMacの両方の環境で作業する方や海外のサーバーを利用する方には、FileZillaがおすすめです。
参考: FileZilla
WinSCPはWindows環境で動作するFTPソフトで、多くのユーザーに利用されています。
FTP接続だけでなく、SFTP接続やSCP接続など、セキュリティ性の高い暗号化されたファイル転送プロトコルに対応している点が特徴です。
また、ファイルのダウンロードやアップロードは、ドラッグ＆ドロップ操作で簡単に行えるため、初心者でも直感的に利用できます。
参考: WinSCP
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【無料】システム開発の相談をするFTPサーバーとWebサーバーは、どちらもインターネット上でファイルを扱うサーバーですが、それぞれ役割は異なります。
WebサーバーはWebサイトのコンテンツを保管し、ユーザーからのリクエストに応じて、ブラウザ上に表示させる役割を担います。
一方、FTPサーバーは、Webサーバーにファイルを送受信する際に利用されるサーバーです。
Webサイトを作成・更新する際は、まず自身のパソコンで作成したファイルをFTPサーバー経由でWebサーバーにアップロードする必要があります。
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